肩こり

肩こりにはツボ押し!11のツボと肩こり解消グッズ4選

パソコンやスマホが必需品となった現代社会では、肩こりに悩まされている人も多いことでしょう。とはいえ、原因となるパソコンやスマホを今すぐやめる訳にも行きません。そんなときにおすすめなのがツボ押しです。

身体には361個のツボがあるとされており、肩以外にも肩こり解消効果が期待できるツボがあります。今回は

  • 肩こりの解消法にツボ押しが選ばれる理由
  • 解消効果が期待できるツボ11個
  • 肩こり解消に役立つグッズ4つ
  • 肩こりの原因

を紹介します。

肩こりの解消法にツボ押しが選ばれる理由

肩こりの解消法は数多くありますが、なかでもツボ押しは手軽にできることでおすすめ。ツボ押しが選ばれる理由について詳しく紹介します。

ひとつのツボ押しに時間がかからない


肩こりの解消法としてツボ押しが便利な理由は、まず時間がかからないこと。肩こり解消が期待できるツボは比較的押しやすい場所にあるので、一人でも容易にツボを刺激できます。マッサージや整体に通うよりも手軽なので、思いついたときに取り組めるでしょう。

仕事中でも押しやすい

肩や手にあるツボを押さえるのは、仕事中デスクに座った状態でも可能です。ちょっと手が空いたときやリラックスしたいときにツボ押しに挑戦してみましょう。

お金がかからない

自分でできるのでお金がかからないのもツボ押しの良いところ。マッサージ店などで施術を受ける場合は別ですが、基本的には指か安価なツボ押しグッズだけ用意すればこと足ります

肩こりの原因は、運動不足や長時間の同一姿勢、ストレスや慢性的な冷え性など、生活習慣に深く関わるものばかりです。時間をかけてこれらを根本から改善しない限り、肩こりは再発を繰り返してしまうでしょう。

治るまでに時間が必要なため、頻繁にマッサージ店などに行っていては、いくらお金があっても足りません。ツボ押しであれば、お金がかからないので継続も容易でしょう。

即効性がある

マッサージ 肩こり

肩こり改善が期待されるツボを正確に刺激すると、その場で肩こりが緩和する人もいるとか。それも肩こりの解消にツボ押しが選ばれる理由のひとつです。

ツボというと難しく考えてしまいがちですが、要するに筋肉の緊張を緩和して血行を促進すればほとんどの場合がOK。力の弱い女性や素人でも、ある程度の効果が期待できます。

肩こりを簡単に改善することができるおすすめのツボ

では、いよいよ肩こりを簡単に改善できるおすすめのツボを紹介します。実際に試してみながら、押しやすいものや気持ちが良いものを探してみてください。

肩井

肩井(けんせい)は東洋医学ではよく知られたツボで、鍼灸治療の際にもよく利用されます。

 

 

ツボの位置は、乳頭からまっすぐ上に移動した肩の頂点付近です。

肩井を刺激するときは、右側は左手の中指を、左側は右手の中指を用いると良いでしょう。

また、右の肩井を圧迫しながら顔を左に倒すようにすると、肩だけでなく首のこりを改善する効果も期待できます。反対側も同様に行ってみてください。

 

 

肩井には冷え性改善も期待されています。ただし、難産のツボでもあるため、妊婦さんはあまり刺激しないほうが安心です。

肩中兪

 

肩中兪(けんちゅうゆ)のツボは、首の骨と第一肋骨が交差するあたりに位置しています。首の付け根の左右にあるツボだと覚えておきましょう。

肩中兪のツボも肩井と同様、刺激したいツボとは逆側の手の中指を用いると押しやすいです。場所がわかりづらい場合は、肩中兪と思われる場所あたりを広く圧迫してみましょう。少し痛みがあったり気持ちよく感じたりする場所で問題ありません。

 

肩外兪

肩外兪(けんがいゆ)も肩中兪と並んで、肩こりを簡単に改善できるとして知られているツボです。

 

肩外兪は、肩甲骨の内上方縁(肩甲骨上角の内側)にあります。左手で肩甲骨を触ろうとしたときに最初に当たる部分が肩甲骨上角なので、その内側を刺激すると良いでしょう。

やはり反対側の中指で押すと効果的です。

 

合谷

合谷(ごうこく)は肩こり改善だけでなく、頭痛や歯痛、生理痛など、さまざまな症状の緩和が期待できる万能のツボとして知られています。

合谷の場所は、手の親指と人差し指の骨の交差するあたりです。逆の手の親指で、人指し指側に向かって押して刺激しましょう。

下肩貞

東洋医学において、肩貞(けんてい)は四十肩や五十肩の改善が期待できるツボとして知られています。下肩貞(しもけんてい)は東洋医学のツボではなく、リタジネン株式会社の鍼灸師が考え出したオリジナルのツボです。

どちらも反対側の中指で刺激しましょう。

肩貞の位置はわきの下の後ろ側から親指の幅1本分ほど上がった場所にありますが、下肩貞はわきの下の後ろ側にあります。

 

解剖学的に見ると、下肩貞があるのは回旋筋腱板(ローテーターカフ)を構成する筋肉である棘下筋(きょくかきん)や小円筋(しょうえんきん)の位置です。

天宗

天宗(てんそう)は、肩甲骨の上下左右の真ん中にあるツボです。

肩の動きに関係が深いことから、肩こり改善のほか、背中のハリや息苦しさを改善する効果も期待できます。

天宗のツボ押しも、反対の手の中指で行いましょう。ゆっくりと10秒ほど押したら、「の」の字を書くようにすると気持ちが良いです。

懸釐

懸釐(けんり)のツボは、こめかみから指の幅2本分上の位置にあります。

首こりや肩こりの改善のほか、偏頭痛や耳鳴りなどの改善も期待できます。作業の前に押しておくと、頭がすっきりして集中がアップするともいわれています。

左右の人差し指から中指でこめかみの上部を挟み込むようにし、指をくるくるとまわして刺激すると良いでしょう。ピンポイントに押さえることができなくても、周囲をもむようにするだけで大丈夫です。

 

率谷

率谷(そっこく)のツボは、耳の頂点から指の幅2本分上にあります。先ほどの懸釐のツボと、次に紹介する浮白のツボとあわせてツボ押ししましょう。

率谷のツボには肩こりの改善のほか、顔のたるみ改善も期待できるといわれています。年齢が気になる方も、ぜひ美容目的で試してみてはいかがでしょうか。

浮白

浮白(ふはく)のツボは、耳の一番高いところから指の幅1本ほど後ろにあります。懸釐、率谷とともに両手の人差し指から薬指でくるくるとマッサージしましょう。

あまり正確な位置にこだわる必要はありません。肩こり改善以外に、片頭痛やめまいなどにも効果が期待できるツボです。

太陽

太陽のツボはこめかみの下の少しくぼんでいる場所にあります。

肩こりの改善に加えて、疲れ目や偏頭痛の改善も期待できるでしょう。

太陽のツボは両手の中指を使って軽く押してください。軽めの力で初めて、徐々に力を込めて「気持ち良い」と感じるところで留めましょう。

百会

百会は頭頂部にあるツボ。

百会の「百」は「たくさん」、「会」は「交わる」という意味です。名前の通り、さまざまな経路が交わっているポイントで、頭痛やめまい、耳鳴り、不眠など全身のさまざまな症状の改善が期待されています。頭をスッキリさせたいときにもおすすめのツボです。

百会のツボ押しをする際には両手で頭を抱えるようにして、左右いずれかの中指で刺激しましょう。

肩こりがラクになるツボ押しグッズ

肩のツボ押しは自分の指でも簡単にできますが、グッズを使うと力を込めなくても済むためよりラクに、効果的にツボ押しが可能になります。肩こりがラクになるツボ押しグッズを紹介しましょう。

マッサージボール

シリコンに似たTPR素材でできたボールが付けられており、まるで指圧をしてもらっているかのような感覚が得られます。ハンドルは人間工学に基づいて作られており、肩こりや目の疲れを解消するのにちょうど良い負荷をかけられるでしょう。購入者からはシンプルさが使いやすい、気分転換にぴったりなどの声があり、評価も高いです。

Naipo マッサージクッション

4つのもみ玉が付けられていて、載せているだけで人間の手でマッサージしてもらっているかのような感覚が得られます。

クッションタイプのマッサージ器なので、仰向けになって使えば肩だけでなく背中や腰、足などどこでも簡単にほぐすことが可能です。さらにヒーターもついているので、血行促進効果にも期待大。椅子に座って使えば、足裏のツボを刺激することもできます。

Naipo 首マッサージャー

肩かけタイプのマッサージ器です。もみ玉にヒーターが搭載されているのでほど良く温かく、人にマッサージしてもらっているような心地よさが感じられます。

使い方は、もみ玉の部分が肩に当たるようにして首から提げ、両手を袖のような部分に通すだけ。両手で力の加減ができるので、自分にとって心地よい圧力を簡単にかけることが可能です。肩かけタイプなのでどんな人の肩にもジャストフィットし、効率よく肩周りの筋緊張をほぐせます。

アテックス(ATEX) 指圧器 ルルド グリグリ

昭和40年の販売以来、長きにわたって肩こりの人に愛用されている指圧器です。先端が指先のようになっているので、プロの指圧を受けているような感覚でツボ押しできます。

アームが肩や背中に沿うようカーブしているため、手の届きにくい背中や腰もラクラクほぐすことができます。グリップの先にも指圧玉がついていて、疲れてきたら手をほぐすことも可能。 カラーはピンクとブルー、ブラックの3種類のラインナップがあります。

肩こりの原因

肩こり
最後に、肩こりの原因も知っておきましょう。原因を知っておけば未然に予防もできるかもしれません。

運動不足

肩こりの原因のひとつとして運動不足が挙げられます。運動不足で肩こりになる理由は、ズバリ血行不良です。

血液は全身に酸素と栄養を運んでいますが、運動不足によって血液の循環が悪くなると、栄養状態が悪化し回復力も低下します。肩に送られる血液の量が減少することで肩周りの栄養状態が悪くなり、肩がこりやすくなったり肩こりが治りにくくなったりするのです。

学生時代は部活や体育の授業などで身体を動かす機会が多いですが、社会人になると、よほど意識しない限り運動不足に陥りやすくなります。

長時間の同じ姿勢

長時間の同じ姿勢も肩こりの危険因子です。特にデスクワークが多くてパソコンを見ている姿勢を長時間にわたって続けると、首や肩の筋肉が緊張して硬くなってきます。

首や肩の筋肉が緊張し、血管を圧迫することを「筋疎血(きんそけつ)」といいます。東京医科大学の研究によると、この筋疎血によって痛み物質が産生されることがわかりました

痛み物質は通常、寝ている間に無くなります。しかし、繰り返し筋肉が緊張することで、徐々に筋肉痛のような痛みを発するように。筋肉痛のような痛みは、やがて慢性的な肩こりへと移行します。その状態で同じ姿勢を続けることで、さらに痛み物質が産生されるという悪循環に陥ってしまうのです。

ストレス


東京医科大学の研究によると、ストレスの存在も肩こりに関わっていることがわかっています。たとえば、肩周りの筋緊張が強くても、ストレスを抱えていなければ、それほど肩こりを感じないそうです。逆に、肩周りの筋緊張が軽くても、ストレスを抱えていると肩こりを感じやすくなります

これは、ストレス状態が長く続くと自律神経のバランスが乱れるため。自律神経は交感神経と副交感神経の2つがあります。交感神経は車のアクセルのようなはたらき、副交感神経には車のブレーキのようなはたらきと考えるとわかりやすいでしょう。

活発に活動する昼間には交感神経が優位になり、身体を休める夜間には副交感神経が優位になるのが通常ですが、ストレス状態が長く続くと、夜になっても交感神経優位の状態が持続します。交感神経が優位になると、血管が収縮して血行が悪化。肩こりも悪化させてしまいます。さらに、睡眠の質が低下することで疲労も回復しにくくなるでしょう。

慢性的な冷え性

慢性的な冷え性も肩こりの原因。冷え性の人の多くに、肩こりの直接的な原因である血行不良が見られます。

冷えは筋力の低下とも関わりがあります。というのも、筋肉には熱を発するはたらきと、血液を心臓へと送りだすはたらきがあるからです。男性に比べて女性に冷え性が多く見られるのは、男性よりも女性のほうが筋力に劣るからだと考えられています。そのため、肩こりも男性より女性に多く見られるのです。

まとめ

肩こりは単純な痛みのつらさだけでなく、集中力の低下や頭痛の要因となったり、睡眠の質を下げたりして、少しずつ生活に不便を生じさせてしまいます。

今回紹介したツボはどれも簡単に押せるものばかりなので、1日の終わりや仕事中手が空いたときなど、ちょっとした空き時間を使って押してみましょう。

おすすめのツボ押しグッズを併用することで、より効果アップをねらえます。肩こりに効くツボを活用して、肩こりのない快適な日常を手に入れてくださいね。