頭のツボで心身に好影響!11種類のツボを紹介します

世界保健機関(WHO)の定めるところによると、人体には361個のツボがあるとされています。なかでも頭にはたくさんのツボが集中しており、その数はなんと52個。

  • 頭のツボで期待できる効果
  • 安眠のツボ
  • 気持ちを落ち着けるツボ
  • 体の不調を改善するツボ
  • 頭にあるツボを押すときの注意点
  • 頭のツボ押しに便利なグッズ

を紹介します。

頭のツボで期待できる効果


頭にあるたくさんのツボは、刺激する部位によって期待できる効果もいろいろです。頭のツボ押しをすることでどんな効果が得られるのか、主なメリットを見ていきましょう。

安眠効果が期待できる

頭のツボをマッサージすることで、血行を促進してリラックスし、寝つきがよくなるといわれています。後ほど詳しく紹介しますが、頭にはその名も「安眠」というツボがあるほどです。

睡眠は私たちの健康に深く関わっています。それは、睡眠中には体内で成長ホルモンの分泌が起こるため。

成長ホルモンの分泌が活発になる夜間は細胞分裂も盛んになり、私たちの体は、筋肉や骨を作ったり、損傷部位を修復したり、記憶を定着させたりしています。ところが、何らかの原因で睡眠時間が短くなったり睡眠の質が低下したりすると、成長ホルモンの分泌が滞り、健康状態に悪影響を与えてしまうのです。

頭のツボ押しによって安眠を得られれば、成長ホルモンの分泌も正常化。不調に陥るのを未然に防ぐ効果が期待できるでしょう。

イライラや不安を解消できる


頭のツボ押しにはイライラや不安を解消できる効果も期待されています。東洋医学において、脳は精神の宿るところであり、脳への気血が滞ると精神状態に悪影響を及ぼすと考えられているのです。

そのため、頭のツボ押しで脳への気血を正常化させれば、精神の安定も期待できるでしょう。また、マッサージで血行が促進されることで自律神経のバランスが整い、ストレスの改善にも役立つとされています。

目の疲れなどの体調不良を改善できる

頭のツボ押しには、精神を安定させるだけではなくさまざまな体調不良を改善する効果も期待できます。頭には、特に目の疲れや頭痛を改善すると言われるツボが集中しているのです。

目が疲れると、目のかすみや目の充血、目の奥に感じる痛みのほか、慢性的な肩こりや首こり、頭痛といったほかの部位の症状も現れます。パソコンやスマホで目を酷使しがちな生活をしている人は、頭のツボ押しで体調不良が改善されるかもしれません。

安眠のツボ

頭のツボ押しには大きく分けて、「安眠」「気持ちを落ち着ける」「体調不良の改善」という3つの効果が期待できます。まずは安眠効果が期待できるツボから詳しく見ていきましょう。

天柱

天柱(てんちゅう)は安眠以外にも頭痛、首こり・肩こりの改善などが期待でき、比較的有名なツボです。情報のインプットやアウトプットをスムーズにするともいわれているので、試験前などにツボ押しするのもおすすめです。ちなみに、天柱の「天」には頭という意味があり、「天柱」は頭を支えるための柱といった意味になります。

ツボの場所は、後頭部と首の境目あたり。首の後ろ側には2本の太い筋肉(僧帽筋)がありますが、2本の筋肉の外側と、髪の毛の生え際との境目が天柱です。両手で頭をつかむようにし、両方の親指で目の方向に押しましょう。

率谷

率谷(そっこく)も安眠効果があるとしてよく知られているツボです。安眠以外に、肩こりや疲れ目を解消したり、ストレスを緩和したりする効果が期待できるでしょう。

場所は耳の一番とがった場所と頭頂部のちょうど真ん中あたりです。ピンポイントにツボをとらえられなくても、人差し指から薬指の3本の指腹でクルクルとマッサージするだけでも問題ありません。

太陽

 

太陽(たいよう)のツボは、眉尻と目じりの間からこめかみに向かった場所にあります。中指で探ってみると少しくぼんでいる場所がありますが、そこが太陽です。率谷と同様に、ツボの正確な場所がわからなくても問題ありません。周辺を3本指でクルクルとマッサージしましょう。

太陽のツボを押すときは、初めはゆっくりと、次第に少しずつ力を強めていくと効果が高められるといわれています。

 

寝つきやすくなるほか、疲れ目の回復、頭痛の緩和も期待できるツボです。

安眠

安眠(あんみん)は読んで字のごとく、安眠効果が得られるツボとして知られています。

耳の後ろに出っ張った骨がありますが、そこから親指の幅1本分下がった場所が安眠のツボです。両手で頭をつかみ、親指の腹で押すようにしましょう。また、親指で押しながら頭をゆっくりと左右に傾けてもOKです。

安眠のツボがある場所には、顔と体をつなぐ首横の筋肉(胸鎖乳突筋)があります。安眠のツボを押すことで、首こりや肩こりの改善も期待できるでしょう。

気持ちを落ち着けるツボ

よくイライラや不安を感じてしまう人は、気持ちを落ち着けるツボを刺激してみましょう。頭にある感情を鎮めるためのツボを2つ紹介します。特に百会のツボには、ほかのさまざまな効果も期待できるのでぜひ覚えておいてください。

神庭

神庭(しんてい)のツボは顔の真ん中、鼻筋のライン上にあります。生え際から1cmほどのところを探ってみて、手ごたえを感じたところが神庭です。押すときは指先を使うか、ピンポイントにツボをとれる人は綿棒の先などで優しく刺激するのもおすすめです。

「神」という字は精神、「庭」は前庭を指します。神庭は精神の入り口にあたるツボといえるでしょう。ツボ押しによって、気持ちを落ち着けたり感情をコントロールしやすくなったりする効果が期待できます。

百会

百会(ひゃくえ)のツボの「百」はたくさん、「会」は交差するという意味です。百会のツボは、多くの経絡が交わる点であり、その分さまざまな効果があるとされています。気持ちを落ち着けてくれるほか、頭痛や耳鳴り、めまいや鼻づまりを改善したり、不眠を改善したりする効果も期待できるでしょう。

体の不調を改善するツボ

頭のツボはめまい、こりなどにも役立つものがあります。そのなかから、厳選して5つの体の不調を改善するツボを紹介します。

顖会:急なめまいに

顖会(しんえ)のツボは、頭頂部にある百会から親指の幅3本後ろにあります。

「顖」は大泉門という骨のすき間を、「会」は百会と同様交わり集まることを表す字。多くの骨が集まる部位に位置しているため、この名前で呼ばれています。急なめまいや立ちくらみ、のぼせなどに効果が期待できるでしょう。

完骨:偏頭痛や眼精疲労に

完骨(かんこつ)は、偏頭痛、目の疲れ、耳鳴り、不眠症の改善が期待されているツボ。解剖学的には胸鎖乳突筋のスタート地点でもあるため、肩こりや首こりにもよいとされています。

ツボの場所は、耳の下にある乳様突起という出っ張った骨の直下です。両手で頭をつかみ、両方の親指の腹で押しましょう。

玉枕:頚部のこりに

後頭部には外後頭隆起と呼ばれる骨の出っ張った部分があります。玉枕(ぎょくちん)のツボは、この外後頭隆起の左右、指の幅2本分のところです。

玉枕のツボ押しは、頚部のこりや鼻づまりに効くといわれています。

瘂門:目の奥の痛みに

瘂門(あもん)のツボは、目の奥の痛みを緩和するのに役立つとされるツボです。ここを押すと脳へ送られる血液の循環がスムーズになるといわれ、頭をスッキリさせたいときや目が疲れているときにも効果を発揮すると考えられています。

場所は後頭部のど真ん中、髪の毛の生え際から指の幅半分ほど上にあります。刺激するときは左右いずれかの中指の腹を使うとよいでしょう。

風池:頭痛の緩和

風池(ふうち)のツボは、既出の安眠のツボ「天柱」とセットで知られるツボです。頭痛り、目の疲れを改善できるといわれています。

場所は耳と首の骨の間、少しくぼんだところです。両手で頭をつかむようにして、そのまま両方の親指の腹で刺激を加えましょう。

頭にあるツボを押すときの注意点

心身への好影響が期待できるツボ押しに実際に挑戦する前に、注意点とコツを押さえてより効果アップをめざしましょう。

ゆっくりと力を入れる


頭にあるツボを押すときは、ゆっくりと力を入れるようにしましょう。指圧のようにグイグイ押す必要はありません。硬くなってしまった筋肉をほぐすような気持ちで、じっくりと刺激してください。

頭皮に対して垂直に押す

頭皮に対して垂直に押すことを意識しましょう。その方がダイレクトにツボを刺激できます。中心がぶれると指の力が逃げてしまったり、表面の筋肉しか動かなかったりして、奥まで力が伝わりません

長時間ツボを押さないこと

長時間ツボを押さないことも、頭にあるツボを押すときのポイントです。長く押したからと言って効果が高くなるわけではありません。1~2分程度にしておきましょう。

頭のツボ押しに効果的な便利グッズ

頭のツボ押しは、手軽にできていろいろな効果が期待できます。自分の手でツボ押しをしていると疲れてしまうという人は、ツボ押し用の便利グッズを利用しましょう。おすすめの商品を紹介します。

REAQER ヘッドマッサージャー

頭にかぶるタイプのヘッドマッサージャーです。エアープレッシャーとバイブレーションで気持ちよくツボ押しができます。心地よい音楽も流れるため、自宅でぜいたくなリラックスタイムをすごせるでしょう。

MTG Dreamin HEAD

こちらも頭にかぶるタイプのヘッドマッサージャー。コードレスで使い勝手がよく、1回の充電で1時間の使用が可能です。後頭部まですっぽりと覆う上ヒーターもついているので、首こりの緩和にも効果が期待できるでしょう。

AKAISHI ヘッドリフレッシャー

突起でツボ押しするタイプのヘッドリフレッシャーです。234本もの突起が同時にいろいろなツボを刺激。電動のヘッドマッサージャーとくらべると安価なので、気軽に試せるのもうれしいですね。

まとめ

頭には心身への好影響を期待できるツボがたくさんあります。なかには無意識に押している場所もあったのではないでしょうか。今回紹介したツボは誰でも簡単にできるものばかりですし、ピンポイントにツボをとれなくても、その周囲をマッサージするだけで効果が期待できます。リラックスタイムにツボ押しに挑戦してみてはいかがでしょう。