肩甲骨

肩胛骨にあるツボ6つ!自分で押せるグッズも紹介します

デスクワークが主流となってきた昨今、肩こりに悩まされている人も多いことでしょう。ただ肩こりは肩だけでなく、肩胛骨が原因で起こることもあります。また、肩胛骨周囲の筋肉が緊張すると、肩こり以外の不調も出やすくなります。
  • 肩胛骨にある6つのツボ
  • おすすめつぼ押しグッズ
  • 肩胛骨がこるデメリット

を紹介します。

肩胛骨にある6つのツボ

肩胛骨周囲の筋肉が緊張すると、肩こりなど身体の不調を招くのリスクが上昇するだけでなく、姿勢など見た目にも悪影響を与えます。肩胛骨のこりを解消するために、周囲の筋緊張を緩和するツボを6つ紹介します。

肩外兪:慢性的な肩こりに有効

肩外兪(げんがいゆ)は、次に紹介する肩井(けんせい)と並ぶ代表的な肩こり改善のツボです。

肩胛骨の内側のもっとも高い場所のことを肩胛骨上角(じょうかく)と言いますが、肩外兪はその肩胛骨上角の内側に位置しています。

右側の肩外兪を刺激するには左手の中指を、左側の肩外兪を刺激するには右手の中指を用いると良いでしょう。ツボ押しは強く押しすぎず、気持ち良い程度の力にするのが基本です。

 

肩外兪のツボ押しは、肩胛骨周囲の筋緊張を緩和させ、慢性的な肩こりを改善する効果が期待されています。

肩井:慢性的な肩こりに有効

肩井(けんせい)のツボは、乳頭をまっすぐ上に上がっていって、ちょうど肩にぶつかる場所にあります。肩外兪のときと同様に、右側の肩井を刺激するには左手の中指を、左側の井を刺激するには右手の中指を用いると押しやすいでしょう。

東洋医学の世界では、肩外兪と並ぶ肩こり改善効果の期待できるツボとして有名です。

肩井のツボは慢性的な肩こりだけでなく、冷え性の改善も期待できます。

天宗:腰痛や肩こりの緩和

天宗(てんそう)のツボは、肩胛骨のちょうど真ん中にあるツボです。左側の天宗は右手の中指で、右側の天宗は左手の中指で刺激しましょう。正確に押すと、鋭い痛みを伴います。

解剖学的に見た場合、天宗のツボのあたりに棘下筋(きょくかきん)があります。棘下筋の緊張は肩の可動域を低下させるので、肩の痛みに悩まされている方にもおすすめです。また、天宗には腰痛を緩和する効果も期待できます。

神堂:肩こりの緩和・ストレス軽減

神堂(しんどう)は、肩胛骨内縁の中央から少し下に移動した場所にあるツボです。神堂のツボを刺激するときも、右側の神堂は左手の中指で、左側の神堂は右手の中指で行いましょう。ツボを押さえながら、腕をぐるぐる回すとさらに効果的と言われています。

肩こりを緩和するほか、精神を安定させストレスを軽減する効果を期待できます。

膏肓:肩こりの解消

膏肓(こうこう)の「膏」は心臓の下の部分を、「肓」は横隔膜の上の部分を意味します。古くから「病、膏肓に入る」と言われているのは、そこに病気が入ると治りにくいと考えられてきたのが由来です。

膏肓のツボの位置は、肩胛骨の内縁ほぼ中央。右側の膏肓は左手の中指で、左側の膏肓は右手の中指でじんわりと刺激しましょう。

外膏肓:背中や肩のハリを解消

外膏肓(そとこうこう)はWHO(世界保健機関)の定めるところのツボではなく、リタジネン株式会社の鍼灸マッサージ師が独自に開発したツボです。

解剖学的には腸肋筋(ちょうろくきん)の場所に位置しており、背中や肩のハリを解消する効果が期待されています。

自分でしっかり押せる肩胛骨のツボ押しグッズ

肩胛骨の周りには、肩こり解消や腰痛の改善などの効果が期待できるツボがたくさんあります。ただ、背中側なので自分で押すのはなかなか難しいもの。そこで、肩胛骨のツボ押しに便利なグッズを3つ紹介します。

グイ押し バックストレッチャー

h

「グイ押し バックストレッチャー」は、その名のとおり、背中をストレッチングするための健康グッズです。

本体上部に独特の突起がついており、その上に仰向けに寝ることで肩胛骨周囲の筋肉をゆるめられます。

左右の肩胛骨の間に置いて使用することで肩胛骨を両側に開き、筋緊張を効率よく緩和してくれるでしょう。使っていて首が疲れるという人は、頭の下にタオルやクッションなどを引いて使いましょう。

 

アテックス(ATEX) 指圧器 ルルド グリグリ

この商品は、実に半世紀以上にわたって多くの肩こりの人に愛用されている指圧グッズです。先端には指の形を模した指圧器がついており、ピンポイントで肩や腰、腕のツボを刺激できます。またグリップエンドには指圧玉がついているので、手のひらを刺激することも可能です。

IRONMAN CLUB(鉄人倶楽部) 指圧 トリガー

先端にイボイボの突起がついており、突起部分をツボに押し当てることで気持ち良くこりを取り除けます。胴体部分はしなりにくいスチール製のため、力を分散させることなくツボを刺激できるでしょう。持ち方を変えることで、肩胛骨だけでなく腰や手などいろいろな場所のツボを刺激することが可能です。

肩胛骨がこるデメリット

肩甲骨
肩胛骨にはいろいろな筋肉が複雑に入り組んでいます。これらの筋肉が硬くなると、こりが生じるだけでなくさまざまなデメリットが生じます。最後に、肩胛骨がこることで起きる影響を見ていきましょう。

猫背になりやすい

肩胛骨周囲の筋肉が緊張すると、猫背になりやすいことが分かっています。肩胛骨には、首や肩、背骨などにつながる筋肉が多いです。なかでも二の腕につながる「大円筋」や「小円筋」が緊張すると、肩胛骨が前方へスライドして猫背気味になると言われています。ずっとパソコンに向かっていて前かがみの姿勢が続く方は注意してください。

また、肩胛骨にはローテーターカフ(回旋筋腱板)と呼ばれる4つの筋肉があります。1つは先に紹介した小円筋で、あとの3つが棘上筋(きょくじょうきん)と棘下筋(きょくかきん)、そして肩甲下筋(けんこうかきん)です。

ローテーターカフの緊張状態が続くと、肩関節や肩胛骨の可動域が減少し、肩回りの痛みを引き起こすリスクも高くなります。年齢を重ねてから腕を上げると痛むようになった、という方は、肩胛骨のこりが原因かもしれません。

むくみやすい

むくみ 足
心臓には全身に酸素と栄養を送る働きがありますが、全身へと送られた血液を心臓へと戻すのは、全身各部の筋肉の仕事です。

筋肉が収縮すると、そのポンプ作用によって血液が心臓へと送り返されます。このことを「筋ポンプ」と呼んでいますが、筋肉がこって固くなってしまうと、筋ポンプの働きも弱くなります

筋ポンプの働きが弱くなると血液の流れが滞り、老廃物や疲労物質がうまく排出できません。むくみは、こうした老廃物が溜まった場所に現れやすい症状です。

バストが垂れやすくなる

女性にとって見過ごせないデメリットに、バストが垂れやすくなることがあります。肩胛骨周囲の筋緊張によって猫背気味になり、それがバスト下垂を招いてしまうのです。

猫背とは、顔が前に出て背中の曲がった状態のこと。背中が曲がると、必然的にバストのトップは斜め下を向くことになります。胸を張って良い姿勢をとるだけでも、バストの見栄えはぐっと変わるはずです。さらに、猫背の姿勢は、血流が滞って胸のハリがなくなってしまうことや、胸の筋肉(大胸筋)が使われずに衰え、胸を支えられなくなってしまうのを招きます

また、肩胛骨の烏口突起についている小胸筋が緊張すると、肩胛骨が斜め下に引っ張られます。やはりバストが垂れるリスクを高めてしまうでしょう。

まとめ

肩胛骨周囲の筋肉が緊張すると、肩こりになりやすいだけでなく、バストが垂れ下がる、むくみが出るなど見た目にも悪影響が出る恐れがあります。肩胛骨の周囲には、肩こりを改善したり冷え性を改善したりするツボが集まっています。お風呂で身体を温めたら、手や指圧グッズで優しく刺激してみましょう。