手 ハンドマッサージ ツボ

指や手のひらにあるツボ10選!心身を整えるツボ特集

東洋医学の世界ではおなじみのツボですが、実は世界保健機関(WHO)によって私たちの身体には361個のツボがあると認定されています。

日本では西洋医学に基づいた化学的治療が中心となっていますが、最近では予防医学の観点から、ツボ押しが注目されることに。

そこで今回は、

  • 指のツボ押しの特徴
  • 定番の指ツボ10選

と、指や手のひらにある心身を整えるためのツボを10個紹介します。

指のツボ押しの特徴

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指や手のひらにあるツボを紹介する前に、そもそもツボ押しにはどのような効果が期待できるのか、その特徴について知っておきましょう。

ツボ押しにはその底流に、西洋医学にはない「未病」という重要な考え方があります。

自律神経の働きを活発にする

指のツボ押しの最大の特徴は、自律神経の働きを整えてくれることです。自律神経は交感神経と副交感神経から成っており、それぞれ車のアクセルとブレーキの関係に例えられます。

活動的になる日中は交感神経が優位になり(アクセルを踏み)、身体を休めるときには副交感神経が優位になる(ブレーキを踏む)訳です。

私たちの生命活動のほぼすべてに自律神経が関わっているため、自律神経のバランスが乱れると、心身にさまざまな悪影響をもたらすことになります。

指のツボ押しによって自律神経のバランスが整えられれば、身体を回復させる効果が期待できます

血流を改善する


指のツボ押しには、血流を改善する効果も期待できます。血液は全身に酸素と栄養、白血球などを送り届けているため、血行が悪くなった場所には、栄養状態の低下や免疫機能の低下がみられることとなるのです。

指のツボ押しによって血行を促進することで、全身の栄養状態や免疫機能を回復させ、体の調子を整える効果が期待できます

脳に作用するため思考がクリアになる

薬剤師であり、日本ホリスティックセラピストアカデミーの校長でもある加藤雅俊氏によると、ツボには感情や心を整えるスイッチとしての働きがあるとされています

気持ちが落ち着かなかったり、イライラしたりするのは脳の働きによりますが、ツボ押しによって脳にスイッチを入れることで、ネガティブな気分を抑えることができると言われています。

すると、脳が「快」の状態になり、思考もクリアになるのです。

定番の指ツボ10選

指のツボ押しにどのような効果が期待できるのかを知ってもらったところで、次に指や手にある代表的なツボを10個紹介します。

自分で簡単に押圧できるポイントばかりなので、ぜひ覚えてくださいね。

少商:ストレス解消

少商(しょうしょう)のツボは、ストレス解消効果や、咳やのどの痛みを抑える効果、声を美しくする効果などが期待できるツボとして知られています。

少商のツボは、親指の爪の付け根の外側にあるので、とても分かりやすいです。親指の爪の生え際を、反対側の手の親指と人差し指で、少し痛みを感じるくらいの力で挟みましょう。

少商には精神的なストレスを緩和するだけでなく、身体的なストレスを緩和する効果も期待されています。

合谷:自律神経の働きを調整

合谷(ごうこく)は、手の万能穴(穴→けつ、ツボのことです)として知られています。自律神経の働きを調整することで、不安やイライラを解消してくれると考えられています。

また、合谷には頭痛や肩こり、胃痛などを改善する効果も期待されています。なぜなら、合谷を刺激することによって、モルヒネの6倍もの鎮静効果があるホルモンが分泌するとされているからです。

手の甲側から親指と人差し指の骨が接する部分を、人差し指側に向かって押してみましょう。明らかに痛みのある部分が合谷のツボです。

井穴:冷え性の緩和

井穴(せいけつ)には、自律神経のバランスを整えて血行を促進し、冷え性を緩和する効果が期待されています。井穴は、指の爪の生え際にあります。人差し指と親指で挟むように刺激しましょう。

ただし、薬指の井穴は刺激しないようにしましょう。なぜなら、薬指の井穴だけ、ほかの指と違って、交感神経を優位にする働きがあるからです。

交感神経が優位になると、血管が縮小して血液の循環が悪くなってしまいます。薬指以外の指の付け根を刺激するようにしてくださいね。

液門:イライラの解消

液門(えきもん)は、薬指と小指の付け根にある「みずかき」部分の凹んだ場所にあり、イライラを解消するほか、頭痛や耳痛ドライアイにも有効だと言われています。

人差し指から薬指までを反対側の手で包み込むようにしっかりと握り、人差し指の先で液門を刺激するとよいでしょう。

中衝:眠気覚まし

中衝(ちゅうしょう)は、眠気覚ましのツボとして知られています。中衝のツボは中指の爪の付け根、人差し指側にあります。

眠気覚ましだけでなく、不眠症の改善効果もあると言われています。

神門:不安感の解消

神門(しんもん)には、高ぶった感情を抑える効果があるとされています。特に不安が昂じたとき、神門を刺激すると良いですよ。

神門は、手のひらをこちら側に向けたときに見える、手首にあるシワの小指側にあります。触ってみて、少くぼんでいる場所が神門に当たります。

指間穴:冷え性の緩和・疲労回復

指間穴(しかんけつ)はその名の通り、指と指の間にある穴(つぼ)です。手の甲をこちら側に向けたときに、人差し指と中指、中指と薬指、薬指と小指の間の「みずかき」部分から、手の中央部に向かった位置にあります。

指間穴のツボには疲労回復効果が期待できることでよく知られているほか、冷え性を緩和したり心身をリラックスさせたりする効果も期待できます。

少府:イライラの解消

少府(しょうふ)は、イライラの解消効果があるとして知られているツボです。位置は、手のひら側の薬指と小指の付け根から、2cmほど手首側に下がった辺り。イライラを解消する以外にも、まぶたのけいれんを鎮めたり集中力を増したりする効果が期待されています。

大陵:胃痛・嘔吐の緩和

大陵(だいりょう)は、胃痛やおう吐を緩和すると言われているツボです。手のひらをこちら側に向けたときにできる、手首のシワの中央に位置しています。

手首のシワの部分はちょうど腱に当たるため、腱鞘炎の緩和のほか、不眠症の緩和やストレス解消、みぞおちやわき腹の痛みを緩和する効果も期待できるそうです。

労宮:集中力の回復・血行改善

労宮(ろうきゅう)には、集中力を回復させたり、血行を改善させたりする効果があると言われています。手のひらを握ったときに、薬指と中指が当たる位置にあります。

労宮は精神を安定させるための万能穴としても知られており、労宮のツボ押しによって、イライラを緩和したり、ストレスを解消したり、リラックスしたりすることも可能と言われています。

まとめ

指や手のひらのツボを刺激すると、自律神経のバランスを整えて血行を促進し、免疫力を高めてくれると言われています。

自分でも簡単に押圧することができるツボばかりなので、身体が疲れているときはもちろん、精神的に落ち着かないときや不安なときにもツボ押しをするとよいでしょう。