XO脚って知っていますか?
XO脚というのは一体どのようなものなのでしょうか。X脚やO脚とはどう違うのでしょうか。こちらではXO脚について説明しましょう。
太ももはX脚・ひざ下はO脚の状態
XO脚というのは太ももはくっついていて、膝下は外側に彎曲している状態のことです。XO脚の方は大腿内転筋の力が強くなっているのが特徴となっています。分かりやすく説明すると、膝より上が内股となっており、膝よりも下側が外に反っているのがXO脚なのです。このような状態を放置してしまうとさまざまな症状が出てしまうため、早めに解消することが望ましいとされています。
若い女性に多く見られる
XO脚は日本の若い女性に多く見られる症状とされています。それは日本の若い女性が内股で歩くことが多いからです。このような状態で歩き続けると、XO脚になってしまうリスクが高まってしまうでしょう。膝を内側に入れて歩いていくことによって、脚の外側の筋肉の方が発達してしまいます。内股で歩く癖のついている女性が多いため、若い女性がXO脚になっていることがよくあります。
XO脚の原因はここ!
XO脚にはどうしてなってしまうのでしょうか。これにはさまざまな原因が関わっているとされています。こちらではXO脚の原因について説明しましょう。
脚がねじれた歩き方をしている
XO脚になってしまうのはねじれ歩行をしているからです。ねじれ歩行というのは足先がどんどん外側へと流れていってしまう歩き方のことです。足裏が不安定な状態となっていて、脚の指がしっかりと踏ん張ることができないのです。そのため、脚がねじれたあるき方をしてしまう方がいます。歩き方に問題が生じてしまい、骨や筋肉がどんどんズレていってしまうのです。
骨盤の歪みで筋肉が正しく使えていない
XO脚は骨盤が歪んでいるためになってしまうことが多いです。骨盤が歪んでしまう方は、筋肉のバランスも悪くなってしまい、特定の筋肉ばかり使うようになってしまいます。そのせいで上手くバランスを取ることができなくなる恐れがあります。体全体の筋肉を正しく使うことができないと、骨が特定の方向へどんどん傾いていってしまい、XO脚になっていってしまう可能性があります。
過去に足に怪我を負っている
脚に怪我をしたことのある方はXO脚になってしまうことがあります。これは脚の怪我によって、ダメージを受けている部位をかばうようにして歩いたり、立つようになるのです。それを長期間続けているとくせになってしまい、たとえ怪我が治ったとしても、そのくせが治らないためにどんどん筋肉や骨がずれていき、やがてはXO脚となっていくことがあるのです。
歩きにくいデザインの靴ばかり履いている
靴というのは本来歩きやすさを重視するべきものなのですが、最近は歩きにくい靴もどんどん登場しています。そのようなデザインの靴ばかり履いているという方は注意しましょう。そういう靴は歩いているうちに姿勢がどんどん悪くなってしまいます。そのため、骨盤がずれてしまったり、特定の筋肉ばかり使ってしまうことになり、XO脚になるのです。
外見だけじゃない!XO脚で困ること
XO脚になって困ってしまうのは単に外見だけの問題ではありません。それ以外にもさまざまな弊害があるのです。それではXO脚にはどのようなデメリットがあるのでしょうか。XO脚になって困ってしまうことについて教えましょう。
腰、股関節、膝など関節が痛くなる
XO脚が長く続くと骨同士がこすりあってしまうことが増えてしまいます。また、特定の筋肉ばかり使い、バランスが悪くなり腰や股関節に負担がかかってしまうこともあります。その結果として関節が痛くなってしまうことが多いです。たとえば変形性膝関節症という病気があります。こちらは多くの方が悩まされています。関節の痛みがひどくなると日常生活を普通に送ることが困難になってしまうでしょう。立ったり歩いたりするだけでも痛みを感じてしまうからです。
血行不良からむくみや生理痛が起きやすくなる
XO脚の方というのは脚が歪んでいる状態となります。脚にはさまざまな血管が通っているのですが、脚が歪んでいることによって血行が悪くなってしまうことが多いでしょう。このような状態が続いてしまうと、水分代謝が上手くいかなくてむくんでしまうことがあります。あるいは生理痛が起きてしまう可能性もあるでしょう。冷え性になってしまうこともあるため注意してください。
代謝が悪くなりカラダ全体に脂肪がつきやすくなる
XO脚になっている方は代謝が悪くなっています。骨盤が歪んでしまうことによって基礎代謝が落ちてしまうのです。筋肉の量が落ちてしまったり、血行が悪くなってしまうためです。これによって、どんどん脂肪がつきやすくなってしまうでしょう。特にXO脚の方というのは下半身が太りやすくなってしまうことが多いです。どんどん太ってしまうため注意してください。
外反母趾になりやすい
XO脚の方に共通する点として外反母趾になりやすいです。外反母趾というのは足の親指が小指側に15度以上も曲がっているという状態です。もしこの角度が30度以上になると悪影響が出てしまうとされています。外反母趾になってしまうと苦労してしまうでしょう。これによって痛みが生じてしまったり、炎症を起こしてしまう可能性があるため気をつけましょう。
女性は特に外反母趾になっている方が多いです。これは靴が原因となっていることがよくあります。ヒールのある靴を履くことによって、外反母趾になってしまう方もいるのです。デザイン性を重視して自分の体に合わない靴を履いている方も注意しましょう。
XO脚はストレッチで解消できる!
XO脚になってしまったならば、ズレてしまった骨盤を矯正したり、緊張をほぐすということが大切です。そのためにはストレッチはおすすめです。こちらではXO脚を解消するためのストレッチを紹介しましょう。
股関節を柔らかくするストレッチ
こちらは股関節を柔らかくするためのストレッチです。つま先を外側にして、脚を開いて、腰を落として、手で膝を押すようにしながらゆするという方法だけでも股関節を柔らかくできます。そして両肩を入れていきましょう。
片方の膝を曲げて、もう片方の脚を伸ばすという方法もあります。これがきつい場合にはかかとを上げても良いでしょう。膝は外側に開くようにしましょう。膝とつま先は添乗方向へ向けるようにしましょう。きつい場合はあまり無茶なことはしない方が良いでしょう。
膝をつけて曲げ伸ばしストレッチ
こちらは膝を曲げたときに、膝をくっつけてストレッチをするという方法です。両方の手を用いて膝をくっつけるようにしましょう。そして曲げ伸ばしをしていきましょう。このときのポイントとしてかかとは絶対に地面から離してしまわないようにしましょう。これを10回程度繰り返してみましょう。これを一度やるだけでもすぐに効果が出るようになります。こちらを毎日継続して行うことによって、どんどんXO脚を解決していけるでしょう。
ストレッチを毎日繰り返すと症状がどんどん改善されていきます。継続することが重要なのです。
ヨガのポーズをとりいれたストレッチ
まず足の裏を合わせて床に座りましょう。この状態でかかとを自分に引き付けるようにして、背筋をまっすぐ伸ばしましょう。そして体を倒してへそをかかとに近づけていきましょう。もしこれで余裕があるならば、前方へ向かって手を前に伸ばしていきましょう。体を床に近づけるようにして倒れてみましょう。終わったあとはお腹周りや腰回りをゆるめましょう。
こちらはヨガのポーズを取り入れたストレッチとなっています。どこまでできるのかは個人差があります。体が硬い方は無理をしないようにしてください。動画を参考にしてストレッチをしてください。毎日続けていけば、徐々に効果があらわれるようになるでしょう。
普段の生活で気を付けたいこと
XO脚を避けたいならば、普段の生活の中でも注意をするべきことがたくさんあります。どういった点に気をつけるべきなのかを紹介しましょう。
重心を意識して立つ
XO脚の方は重心がずれています。そのためにどんどん脚が歪んでいってしまうのです。そのため、日頃から正しい重心を意識して立ったり歩いたりすることが大切です。重心というのはつま先側へ傾きすぎてはいけません。また、逆にかかと側に偏ってもいけません。ちょうどその中間部分に位置するようにしましょう。正しい重心は足の裏で親指の付け根部分にくるのが良いでしょう。
かばんをもつときは両側で交互にもつ
バッグを持つときに女性の方は片側に偏ってしまうことが多いです。その状態が続いてしまうとバッグのある方へとどんどん骨がずれていってしまいます。そのため、かばんを持つときには両側で交互に持つようにしましょう。毎回同じ側にかばんを持ってしまうのは避けるべきなのです。毎回交互に持つようにすれば、どちらかに偏るということはなくなるでしょう。
脚を組んで座らない
脚を組むというのはとても悪いことです。これによって、どんどん骨盤が歪んでいってしまいます。筋肉も緊張してしまうでしょう。そのため、座るときには正しい姿勢でいましょう。脚を組んではいけません。また、脚を寄せてしまったり、椅子に引っ掛けたりという座り方も避けるべきでしょう。正しい座り方を日頃から意識することによって、脚はどんどん矯正されていくでしょう。
骨盤を意識して正座する
床に座るときには正座をおすすめします。この座り方というのは骨盤がしっかりと安定するのです。骨盤の歪みを矯正する効果を期待できます。あぐらを掻いてしまったり、女の子座りをしてしまうのはやめましょう。それでは骨盤がずれてしまうのです。正座をするときには、骨盤が正しい位置におさまっていることを意識しながら座ると良いでしょう。
脚の筋肉を鍛えて歩く時のねじれを防ぐ
XO脚になっている方は脚の筋肉が衰えていることが多いです。特定の部位だけ発達しているために余計ずれてしまうということがあります。これを防ぐためには脚全体をしっかりと鍛えることが大切でしょう。そうすることによって、歩くときにねじれが生じてしまうのを防ぐことができるのです。たとえばスクワットをすることによって、脚の筋肉をバランス良く鍛えることができます。歩くことも大切でしょう。
まとめ
XO脚になってしまった方は関節を痛めてしまう可能性があります。毎日ストレッチをしたり、重心を意識して立つことによって、少しずつ解消していきましょう。