口下手な人の特徴や原因とは?克服方法5選

口下手の人は、しゃべり上手な人と比べて何かと不利になってしまうことが多いです。特に商談やプレゼンなど、言葉による表現こそが仕事に直結する場合、話が苦手というのは困りものです。そんな口下手を改善する方法は、あるのでしょうか。口下手の特徴や改善の方法について、詳しくご紹介します。

今回は

  • 口下手の意味
  • 口下手な人の特徴
  • 口下手になってしまう原因
  • 口下手の克服方法:初級・上級編

についてご紹介します。口下手な人が職場にいて困っている、自分は口下手なのでそれを克服したい…そう思っている方はぜひチェックしてみてください。

口下手ってどういうこと?

口下手という言葉の意味は、読んで字のごとくでしょう。話すことが下手であり、少々不器用な印象を感じさせるタイプです。ですが、明確な定義についてまで知っている人はあまりいないかもしれません。まずは、口下手の詳しい意味について、掘り下げていきましょう。

話すことがそもそも不得意


口下手と聞くと、活舌が悪いような印象も覚えるかもしれません。ですが、かならずしも口の状態を表す言葉ではないのが実際のところです。口を使っておこなう会話そのものが不得意であるため、活舌から発声、言葉選びなど広い意味合いを指しています。

思っていることをうまく伝えられない

必要なときに適切な言葉を発するのが苦手。となると生じてくるのが、意思疎通がうまくいかないという問題です。思っていることの伝達が苦手なので、通常のコミュニケーションはもちろん、仕事や恋愛など、幅広いシーンで困らされることでしょう。

コミュ障の可能性も…

人間のコミュニケーションにおいて、会話は欠かせません。そのため口下手な人は、いわゆるコミュ障などと表現されるタイプであることも考えられます。器用な話を得意とする組織においては、なかなかなじめないことでしょう。場合によっては、差別のような扱いすら受けてしまうかもしれません。早い段階での改善が求められます。

日本人は口下手が多い?!

口下手でコミュニケーションが苦手な人は、そのことについて悩んでいるかもしれません。ですが、実際はそこまで重く考える必要もないでしょう。日本人は、世界的にみても口下手が多い民族であるためです。

日本人の約70%の人が話すことを苦手としている


日本人は、シャイで控えめな民族として知られています。日本人の自己主張の小ささに外国人が驚く、そんなシチュエーションが取り上げられることは少なくありません。そんな理由もあり、日本人は大半が口下手であるといわれています。その割合は、総務省の発表データによると約70%にも達するほどだそうです。

「出来ない人」と思われてしまうことも…

仕事の多くでは、伝えることが重要となってきます。商品やサービスを売り込む営業職ともなれば、それこそ成績に直結してくることでしょう。そのため、口下手=できない人という印象にも繋がりやすいです。会話の重要視される職に就くのであれば、口下手という特徴がみられるだけで死活問題ともなりかねません。

口下手な人の特徴

話すことを苦手とする口下手な人には、どのような傾向がみられるのでしょうか。口下手であることが影響して、さらなる短所や不得意に繋がる可能性がでてきます。口下手であることのデメリットについて、理解していきましょう。

会話に慣れていない

そもそも、口下手の人は会話というコミュニケーションに慣れていません。口下手がゆえに会話をした経験が少ない分、どこかぎこちない印象となるのです。また言葉の引き出しが少ないため、複雑な会話になるとあまり話が続きません。活舌が良くても、なめらかな会話が苦手である、これもまた口下手の特徴です。

余計なことは話さない

会話が苦手とはいえ、最低限は話さなければ社会で生きていけないでしょう。ですが、口下手なだけにできる限りの会話は控えたいのが本音です。そのため、余計なことはあまり話さないようにする人が多くみられます。

会話による失敗もまた最小限に抑えられるので、ある意味効率的な手法ともいえるでしょう。ただ、無口や寡黙、冷たいといった印象にも繋がるかもしれません。

話を盛り上げられない

普通の人は、仲の良い人や好意的に感じている相手に対し、楽しい話ができるよう心がけるでしょう。起承転結や、ネタふり、落ちなどを意識した、引き込むような会話です。それにより、お互いの距離が縮められ、信頼も深まります。ですが口下手な人は、そういった話を構成することが得意でありません。会話の機会を得ても、何かと盛り上がりに欠けてしまいます。

自分と合わない人とは極力話さない

口下手であっても、話しやすいと感じる相手もいるでしょう。同じく口下手な人や、ゆっくり丁寧に話す人などは、自分のペースで会話ができるためあまり抵抗を感じません。そのため、自分と合わないタイプとそもそもあまり話さないようにする傾向がみられます。

嘘をつけない


嘘をつくというのは、決して簡単なことではありません。罪悪感と戦いつつ、真実を相手に悟られないように表情をコントロールし、さらには言葉巧みに嘘を信じさせる必要があります。口下手なタイプは、巧みな言い回しを得意としない上、性格も不器用であることが多いです。そのため、話だけでなく嘘も苦手なケースが少なくありません。

人を急かすことができない

口下手な人は、機敏な思考を苦手としています。もし頭の回転が早ければ、それこそ会話をしながら話の構成を練ることもできるでしょう。そのため、急かされると困らされてしまいがちです。そうした理由から、他人を急かすこともまた、あまり得意としていません。他人より早く頭を回転させて、急かすという作業ができないのです。

とにかく人見知り

会話とは、つまりコミュニケーションのメインとなる作業です。そのため会話を最低限しか行わないということは、コミュニケーションの経験が乏しいとも言い換えられるでしょう。そんな理由から、口下手には人見知りの人が少なくありません。会話をした経験の少なさや、自分の苦手なタイプだったらどうしようといった恐れから、積極的なコミュニケーションを好まないのです。

無愛想に見えてしまう


淡々と最低限のことしか話さない性格は、好意的に捉えられないこともあります。こちらが積極的に話しているのに反応が薄い、楽しくなさそう、怒っているように見える、そんな印象から不愛想と感じられてしまうためです。落ち着きがある、知的に見える、クールといったポジティブな雰囲気に繋がれば良いですが、そうでないことの方が多いでしょう。

口下手になってしまう原因

上記の通り、口下手な人は周囲から印象悪く捉えられてしまうことの方が多いです。できれば、すぐにでも解消すべきでしょう。まずは、口下手になってしまう原因について紹介します。自分の口下手がどういった理由から起こっているのかを知った上で、適切な改善をおこないましょう。

人と話すことへの苦手意識

過去に会話がきっかけで大きな失敗をした、文脈の間違いや噛んだことによりバカにされた、そんな経験はないでしょうか。そうした理由から、人と話すことへの苦手意識が生じたことにより口下手になった可能性があります。自分は会話が苦手である、その自覚から話すことへの自信をなくしているのです。

人と意見が違うことへの恐怖心


会話においては、自分の意思や意見を伝える作業になることも多いです。そのぶつかり合いこそが、会話でもあるでしょう。ですが相手が受け入れられないような意見を言うと、否定されてしまう可能性もでてきます。

強く否定された経験があると、もしかするとそこに恐怖心すら覚えているかもしれません。間違った意見を言いたくない、否定されたくない、そんな恐怖心から、おのずと積極的な会話を避けていることが考えられます。

性格が優しすぎる

相手と違う意見を押し付ける場合、ある意味その人を圧倒しているとも言い換えられます。違う意見の押し付けに恐怖を覚えるような口下手な人なら、なおのことです。性格が優しい人は、そんな関係性に申し訳なさを覚えることもあるでしょう。それにより、相手を傷つけたくない一心から会話を控えている、そんな理由で口下手になっているのかもしれません。

ボキャブラリーが不足している

話は、単語や知識の繋ぎ合わせによって構成されています。ボキャブラリーが豊富であれば、繋ぎ合わせのパターンも多岐に渡るため、豊かな会話ができるでしょう。一方ボキャブラリーが少ないと、口にする文章も限られてきます。ボキャブラリーの不足が口下手の原因になっているケースも、十分あり得るでしょう。

口下手の克服法:初級編

ぎこちない会話しかできない口下手な人は、どうすれば器用に話すことができるのでしょうか。口下手だとあらゆる面でデメリットが生じてしまいます。克服法を知って、理想の会話力を手に入れましょう。まずは、比較的簡単な初級編からご紹介します。

相手の話をしっかり聞く


話すことが苦手である口下手を治す方法としては、少し意外に感じられるかもしれません。ですが、相手の話を聞くことは数ある方法の中でもとても重要といえます。口下手な人は、次何を話そうか、自分はちゃんと話せるのかといった意識から、混乱に陥るケースが多いです。

ですが聞くことに焦点を当てれば、相手の話の中から発言の種を拾うことができます。その種をもとに、話を広げたり質問をしたりすれば、なめらかなコミュニケーションを実現しやすくなります。

話し相手に共感してみる

前述でも触れている通り、口下手は会話をすることへの恐れからきているケースも少なくありません。それは極端にいえば、相手に対しての恐怖心ともいえるでしょう。そこで、相手の発言や考えに、共感する意識をもってみてください。恐れが和らぐと同時に、もっと話してみたいといった意欲へも繋がるでしょう。

話すことに慣れる

苦手意識というのは、解消したいと思ってもなかなか治せないものです。上記のような方法は効果的ですが、結局は地道に改善していく作業が必要となってきます。そのため、実際に会話を重ねて慣れていくという方法がおすすめです。

もちろん、仕事相手や苦手な人を相手にするのは、理想的でありません。まずは当たり障りのない接しやすい人を相手に、練習するよう心がけると良いでしょう。

自分の意見を言えなくても気にしない

口下手な人がいきなりうまく会話をしようと思っても、最初はなかなかうまくいかないはずです。ですが、あまり気にする必要はありません。失敗を重ねながら、徐々に慣れていきましょう。そもそも、口下手を治そうと思う前から会話による失敗を重ねてきたわけですから、今さら、その都度後悔する必要もありません。改善の意識をしっかりもって、反復練習を続けてください。

口下手の克服法:上級編

上級編では、苦手意識の改善がメインであった初級編と比べ、少しテクニカルな要素も追加しています。意識や話すことだけでなく、コミュニケーションや表現面も練習していきます。初級編と上級編が両方できるようになれば、それこそあなたは円滑なコミュニケーションができるようになっていることでしょう。

相手の話に相槌をしてみる

会話で重要なのは、言葉だけでもありません。コミュニケーションの合間におこなうジェスチャーもまた、大切なやりとりです。相槌は、話をしっかり聞いている、共感しているといった意思を伝えることができるジェスチャーです。ただそれだけで会話はスムーズになり、好意的に感じてもらえます。

相手の話について質問してみる


ただ流れに任せて言葉をやりとりするだけでなく、新たな話題を振ってみてはいかがでしょうか。初級編で紹介した相手の話を聞く作業で耳に入った内容に、もっと知りたいという部分を見出し、それに対して質問するのです。より話が膨らみますし、相手もまた、自分に興味をもってくれていると感じるため悪い気はしません。

相手の話の腰を折らずに会話に入ってみる

人が話しているところに割り込んで話すというのは少し失礼です。ですが、話の腰を折ることなく適切なタイミングで入ることができれば、話にリズム感が生まれてさらなる盛り上がりにも繋げられます。難易度は高いですが、慣れてきたらやってみると良いでしょう。

沈黙してしまっても気にしない

口下手な人が会話への苦手意識を抱く理由として、沈黙への恐怖感もそのひとつに挙げられます。沈黙すると、会話が終わってしまうかもしれない、口下手がバレてしまうかもしれない、そんな心配に繋がるためです。ですが実際、多少沈黙したからといって、そこまで不快に感じられることはありません。むしろ落ち着きある会話には欠かせない作業なので、気にすることはないでしょう。

まとめ

仕事からプライベートまで、口下手な性格は多くのデメリットを生じさせるでしょう。ですが、だからといって簡単には治せないのが口下手という状態の特徴です。上記のような知識を頭に入れて、正しい改善の仕方を意識してください。すぐに治すのは難しいですが、地道な努力が会話への苦手意識を和らげてくれるかもしれません。