ずるい人に共通する特徴とは
自分の手を汚すことなく、裏でこそこそ画策するのが「ずるい人」です。ここではずるい人に共通する特徴をまとめました。あなたの近くにもいないか、チェックしてみてください。
計算高い
ずるい人は、自分が不利益を被りたくないと思っているので計算高いです。何をするにも計算で動くことがほとんどで、感情的に行動することは極めて少ないと言えるでしょう。緻密に計算したうえでそつなく行動するのがずるい人の特徴です。
損得勘定で動いている
ずるい人は、損することを非常に嫌います。考えているのは自分にとって得になるかどうかです。得することなら積極的に行動を起こしますが、損してしまうと分かっていて行動することはありません。自分にとって損か、得かで行動を決めています。
他人を利用しようと画策する
ずるい人と言うと自分の手を汚さない印象がありますが、自分の利益のために他人を利用しようとするのは、ずるい人の大きな特徴です。自分の代わりに何かをやらせたり、他人の手柄を横取りしたりすることもあります。自分の身に火の粉が降りかからないよう、リスクマネジメントも得意です。
自分のことは棚上げする
自分のことは棚に上げて、周りの人を批判することがあります。また、仕事で自分がミスをしたときに知らんふりをしてしまうことも少なくありません。批判を自分に向けたくない気持ちが強いので、自分の怠慢を棚に上げて他人を攻撃したり、ほかの人の手柄を横取りしたりといった感心しない行動に出ることもあります。
場の空気を読むのが得意
風向きや空気を読むことに長けているのも、ずるい人の特徴です。自分にとってプラスになる話には積極的に乗っかろうとしますし、そうでないならスルーしようとします。それ自体は悪いことではありませんが、他人のよりも自分の事情を優先して押し通そうとするため、「ずるい」と思われてしまうのです。うまくその場の空気を読みとり、自分にとってもっとも良い流れにもっていきます。
他人に手助けはしない
人の手を借りることがあっても、自分から他人を助けるようなことをしないのもずるい人です。基本的に「自分以外の人はどうなってもかまわない」と思っている傾向が強いため、手を差し伸べるまでのハードルが高いです。助けることで自分にプラスになると判断すれば、親切に手助けをすることもあります。
責任逃れをする
責任逃れをするのはずるい人の典型です。明らかに自分のミスなのに、それをほかの人に押し付けてしまうケースも。問題の解決ではなく責任を逃れるために手を尽くすため、そのせいで後始末をする周囲に迷惑がかかってしまうことも少なくありません。
他人の足を引っ張る
自分以外の人がうまくいっていると、足を引っ張ることがあります。たとえば職場の同僚や後輩が進めているプロジェクトがうまくいきそうなときにわざと手を抜いたり、問題を起こしたりすることも。ただし責任を問われるのは嫌うため、故意だとバレないよう巧みに足を引っ張ります。
人当たりは良い
ずるいと言われる人は、人の弱点を常に探していることが多い反面、人当たりが良いという特徴もあります。つい心を許してしまいますが、その優しさは打算であったり、八方美人なだけであったりするかもしれません。人当たりの良さから、職場の上司からは目をかけられることも多いです。
平気で嘘をつく
嘘をつくときには後ろめたい気持ちになるものですが、ずるい人は平気で嘘をつけます。特に、自分にとって利益になると思ったときには普通に嘘をつきますし、それで他人が不利益を被っても仕方ないと考えていることがほとんどです。嘘がバレないように嘘を重ねることもあるため、さらに嘘が増えてしまいます。
必ず見返りを求める
何かをしてあげたときには必ず見返りを求めます。善意でボランティアを行うことはなく、何かした分にはその見返りを求めるのは当然の権利だと考えている傾向が強いでしょう。決してただ働きはしないタイプの人なので、強かでたくましいという側面もあります。
ケチ
お金にはうるさく、一緒に食事や飲みに行っても奢ってくれることはほとんどありません。基本的に割り勘で支払うことになるでしょう。「それくらいいいんじゃないの?」と思えることでも節約したり、新しいものに買い替えなかったりと、とにかくお金を出し惜しみします。お金が貯まりやすいのはこういう人ですね。
プライドが高い
プライドが高いせいで自分の評価が下がることが許せないタイプのずるい人は、他人からバカにされたり下に見られたりするのが我慢できません。プライドを傷つけるようなことを言ってしまうとトラブルになってしまうため、注意が必要です。自分なりのルールを持っており、それを曲げることは嫌う傾向があります。
立場が下の人には高圧的な態度を取る
自分よりも立場が上の人に対しては媚を売るようなことをしますが、下の人には高圧的に接します。そのため、職場では後輩から嫌われてしまうことがほとんどです。ただ、上司には腰が低く媚も売るため覚えが良く、出世することも少なくありません。
実は打たれ弱い
ケチでプライドが高く、下の者には高圧的となると図太い性格をしているようですが、実は打たれ弱い一面もあります。自分の実力を信じきれないから、なんとかずるい手を使って周囲と対等以上に渡り合おうとするのがずるい人の特徴です。そのため実際には陰口を言われたり、嫌われていることが発覚したりすると落ち込むでしょう。
ずるい人は嫌われる傾向!?その理由は?
ずるい人は職場で出世しやすいと言われていますが、人望が厚いタイプではありません。では、ずるい人はどうして嫌われてしまうのでしょうか。ここでは3つの原因をまとめてみたのでぜひ目を通してください。
手柄を横取りされる
ずるい人は自分では努力せず、ほかの人の成功や手柄を横取りしようとします。計算高くずる賢い性格なので、虎視眈々とそのチャンスを狙っているのです。横取りされた側からすれば、何の努力もしていない人にいきなり手柄を横取りされるので、嫌われるのも理解できる話です。
失敗の原因を押し付けられる
ずるい人は、自分が失敗してもそれを認めようとしません。それどころか他人のせいにしてしまいますし、近くにいた人にすべての責任をなすりつけてしまうこともあります。失敗を押し付けられた人は不当に評価が下がってしまうので、これも嫌われてしまう理由です。
仕事をしていない
ずるい人はさぼり上手なので、仕事の割り振りをうまく逃れて、自分は時間を潰しているだけということがあります。「自分たちはみんなマジメに働いてお給料をもらっているのに、あの人は何もせずに同じだけの報酬を得ている」という不満から嫌われてしまうのです。ずるい人の分の仕事を押し付けられて負担が増えてしまえばなおさらでしょう。
ずるい人への効果的な対処方法
ずるい人が周りにいるのなら気をつけなくてはなりません。いつの間にか利用されているかもしれませんし、今後痛い目に遭う可能性もあります。ここでは、ずるい人への効果的な対処法についてまとめてみました。
まずは自分を知り、そこからずるい人から身を守る方法を考える
「ずるい人に罪を着せられる」「ずるい人に意地悪をされる」とお困りの方は、まず「どうしてずるい人のターゲットになりやすいのか?」自己分析をしてみましょう。
グッドポイント診断では、あなたの5つの強みを知ることができます。ですが、その強みが、ずるい人に悪用されてしまっている可能性も。
「受容力」のある人は、人を優しく受け入れることができるばかりに、そういった人に目をつけられてしまっているのかも…「社交性」のある人は、その社交性の高さをうまく利用されてしまっている可能性もあります。利用されてしまっている強みを理解することで、対処法も考えることができます。まずは一度以下から診断をしてみましょう。
口約束はせずメールや書面に残す
口約束だけだと簡単に約束を破られてしまう恐れがあります。「そんなこと言ったっけ?」と何食わぬ顔で言われてしまいますし、言った・言わなかったの水掛け論になってしまうでしょう。これを防ぐため、約束は書面やメールに残すようにしてください。
相手の言葉に対してはハイかイイエをしっかりと主張する
ずるい人に対して曖昧な返事をしてしまうと、相手の良いように解釈されてしまいます。そのため、後から文句を言ったとしても、まるで自分が悪いような言い方をされてしまうこともあります。イエスかノーかをきちんと答えるようにしましょう。
一定の距離を置いて付き合う
ずるい人は身近な人でも利用しようと考えることがあります。仲がいい同僚や友人でも利用できるときには利用しようと思っているので、あまり近しい関係にならないほうが無難です。くっつきすぎず離れすぎず、といった関係がちょうど良いでしょう。
借りは絶対に作らないようにする
ずるい人に借りを作ってしまうと後々面倒です。きちんと借りを返したつもりでもしつこく蒸し返されてしまいますし、いつまでも言われてしまいます。何度も見返りを要求されることも考えられるので、貸しは作っても借りは作らないようにしてください。
まとめ
ずるい人はその性格上、職場で出世しやすいです。ただ、周りにいると付き合いも面倒ですし、不利益を被ってしまうことも少なくありません。自分がずるい人にならないことも大切ですが、ずるい人との付き合い方にも注意してください。賢く付き合って、ずるい人に利用されないよう立ち回りましょう。