有酸素運動をするオススメの頻度や時間
有酸素運動は毎日やらず、一度に30分程度の時間で行うとよいとされています。有酸素運動のおすすめの頻度や時間を詳しく見ていきましょう。
2~3日に一度が良い
筋肉は運動をして疲れてしまうと、そこから疲労が回復するまでに48時間から72時間必要とされています。
しっかりと疲労を回復してから運動をしないとケガをするリスクが高くなるだけでなく、運動の効率も悪くなってしまいます。
そのため、有酸素運動をするならば、2日から3日に1回程度のペースが良いとされているのです。
1回の運動時間は30分程度
有酸素運動は20分程度から脂肪燃焼の効果が高まっていくとされています。
とはいえ、運動をしすぎてしまうと乳酸がどんどん溜まってしまい、筋肉がとても疲れてしまうので、1回の運動は30分程度が望ましいです。
1回10分を3回などに分けてもOK
有酸素運動は細切れにして行うこともできます。連続して行わなくても、その日にした運動の効果は持続するため、1日に10分の運動を3回に分けて行っても、脂肪燃焼の効果は十分期待できるのです。
有酸素運動のコツはこちらの記事でも紹介しています。
>>>有酸素運動でダイエット!代表的な有酸素運動とそのコツとは
有酸素運動を毎日しない方がいい理由
有酸素運動は毎日すると逆に太りやすくなり、筋肉も疲れてしまうと言われています。ここからは、有酸素運動を毎日しない方がいい理由について詳しく説明します。
体が有酸素運動に慣れるためさらなる運動が必要になる
人間は運動をするとだんだんその負荷に慣れていきます。毎日有酸素運動をすると、その負荷に体が耐えられるようになるため、脂肪燃焼の効果は薄くなります。
この場合、さらに運動強度を高めなければ脂肪燃焼ができなくなってしまうでしょう。そうなると、痩せるためによりきつい運動が必要となり、体の負担も大きくなります。
始めはダイエット効果があるが徐々に痩せにくくなる
毎日運動をしていると、その運動に耐えられるような体になっていきます。そうなると、その運動によって落とせる分の脂肪を燃焼させたら、そこからもう痩せにくくなってしまうことがあるのです。
つまり、毎日有酸素運動をすることが、逆にダイエットを妨げてしまう可能性があるのです。
運動をやめるとリバウンドしやすくなる
毎日運動をして体を酷使していると、たくさんエネルギーが消費されるため、それを補うために脂肪を貯めようとします。
その状態で運動をやめてしまうと、脂肪の吸収が効率よく進められるようになり、あっという間に太ってしまいます。
このようなリバウンドを避けるためには毎日運動しなければいけなくなり辛い状態になってしまうので、毎日運動するのは避けたほうがいいでしょう。
脂肪だけでなく筋肉も分解してしまう
毎日有酸素運動をしていると、脂肪燃焼だけではエネルギー源が不足してしまいます。
そうなると体はエネルギーを得るために筋肉まで分解するようになるでしょう。筋肉が分解されてしまうと、基礎代謝が落ちて太りやすくなってしまいます。これもリバウンドの原因となってしまうのです。
筋肉はダイエットのためにとても重要。筋肉が落ちてしまうと有酸素運動にも耐えられなくなってしまうため、筋肉を落とさないためにも毎日の有酸素運動は避けましょう。
身体の回復期も必要
筋肉は使えば使うほどダメージが蓄積されていきます。そこから回復するためには2日から3日程度の時間が必要となるのです。
完全に回復する前に運動を再開してしまうと、筋肉のダメージがどんどん大きくなるでしょう。その結果、怪我をしてしまう可能性もあるのです。
健康を維持するためにも、体を回復させる時間をきちんと確保しておくべきでしょう。
有酸素運動をしている方は、ついオーバーワークしてしまうことがあります。運動をしていると、どんどん運動を続けたくなるのです。
そのため、しっかりと自分で運動の頻度をコントロールしなければいけません。過剰な運動の繰り返しは慢性疲労の原因となり、たとえば仕事にも影響するかもしれません。
有酸素運動を毎日したい場合の注意点
有酸素運動を毎日したいならば、ゆるめの運動を選択しましょう。こちらでは毎日有酸素運動する場合に運動面で気を付けるべきことを説明します。
ゆるめの有酸素運動にする
体に負担をかけず、筋肉を鍛えすぎない程度のゆるめの運動であれば、毎日行っても問題ありません。
毎日有酸素運動をすると脂肪燃焼の効率は悪くなります。それでも、ゆるめの運動であれば、少しずつ脂肪を燃焼させることは可能です。
つらい運動をしたくないという方は、毎日軽めの有酸素運動を続けるという方法を検討してみましょう。
痩せるまでには時間がかかってしまうかもしれませんが、毎日することによるデメリットを解決できます。
無酸素運動と併用する
毎日ゆるめの有酸素運動をして、なおかつ無酸素運動を併用するという方法があります。無酸素運動にはたとえば筋トレがあります。
筋肉をしっかりと鍛えることで、筋肉が分解される影響を軽減できるでしょう。
また、筋肉をつけることによって、基礎代謝が上がり痩せやすくなります。有酸素運動と無酸素運動は異なる運動のため、お互いに影響しないでしょう。
有酸素運動と無酸素運動の効果の違い
有酸素運動と無酸素運動はエネルギーの生み出し方や運動の強度が異なっています。それぞれの運動の効果の違いについて説明しましょう。
有酸素運動:脂肪の燃焼効果
有酸素運動の目的は酸素を取り込んで脂肪を燃焼させることです。運動をすると筋肉を動かすためにエネルギーが必要となります。
脂肪はエネルギー源として蓄えられているため、脂肪を燃焼すればエネルギーが発生します。この効果を狙ってダイエットに役立てることができるのが有酸素運動なのです。
運動を始めて20分ぐらい経過すると、体がより多くのエネルギーを必要とし、脂肪燃焼の効率がどんどん高くなっていきます。
無酸素運動:筋肉量アップ効果
主に糖分がエネルギーとして用いられ、酸素を使わないのが無酸素運動の特徴。そのため、脂肪燃焼の効果は期待できないでしょう。
ただし、無酸素運動をすることで筋肉量をアップさせられます。短時間で大きな力を発揮させるような無酸素運動は、強度が高く、筋肉にダメージが加わりますが、それが回復される際に筋肉の量が増えるでしょう。
何もしなくても消費されるエネルギー量は筋肉量に比例して上がります。筋肉がほどほどにある方は、それだけで痩せやすいと言えるです。
まとめ
有酸素運動は基本的に毎日するべきではありません。ただし、ゆるめの有酸素運動であれば、毎日してもデメリットは低いでしょう。
さらに無酸素運動を組み合わせるという方法もあります。上手く有酸素運動や無酸素運動を実践して、どんどん脂肪を燃焼させましょう。