虚栄心とはどういう意味?虚栄心の強い人は自尊心を保てない人のこと?

虚栄心は人間誰しもが持っている見栄とも言えるものです。人前で虚勢を張ってしまう人も多いのではないでしょうか。それはもしかしたら自分を守るための虚栄心かもしれません。

ここでは

  • 虚栄心とは何か
  • 虚栄心が強い人の特徴
  • 虚栄心が強い人が嫌われてしまう理由
  • 上手に付き合う方法

をご紹介します。周りにそうかな?と思われる人がいる方はチェックしてみてください。

虚栄心とは?

虚栄心というのは、自分を大きく見せようとしたり、見栄を張ったりする心理的状況のことです。認められたいからこその行動とも言えるのですが、虚栄心が強い人は他人からも嫌われやすいです。ここからはそんな虚栄心の特徴について解説します。

一般的には見栄を張ることを言う

一般的に見栄を張らないと自分の自尊心を保てない人のことを指します。そのため、嘘を塗り固め、自分を理想という鎧で武装してしまいます。見栄を張ることで相手から「すごい」「羨ましい」と言われる経験をすると、さらにそこから加速してしまいます

自分を過大に見せようとする

人間というのは他人から認められることによって自己肯定感を強めていきます。それが自尊心につながり、自信というものが芽生えるのです。しかし、虚栄心がある人は、自分をより大きく見せたい傾向が強く、結果的に虚勢を張ってしまいます。

見栄を張っても本当の自分とは違うので、さらに虚栄心だけが大きくなってしまいます。一度虚栄心が身に付くと、さらに言動や行動も過激になる傾向があるので気をつけたいものです。

虚栄心が強い人の特徴とは

虚栄心が強い人は、自己顕示欲や自己承認欲求が強かったり、他人を見下しているわりには自分に自信がなかったりします。その他にも色々な特徴があるので、ここから詳しく解説していきます。当てはまっていないかチェックしてみましょう。

自分に対する願望が多い

自分に対する願望が強い人は、理想と現実の違いに四苦八苦しています。そのため、より理想に近づけるべく、現実よりも見栄を張ってしまうのです。

「あれがしたい」「これがしたい」と願望が多ければ多いほど、当然その願望を叶えることは難しくなっていきます。しかし、自分に対する願望は止まりません。だから理想の自分に近づけないのに近づくための嘘を繰り返すようになってしまいます。

自己顕示欲が強い

自己顕示欲というのは、自分を周囲に提示することで注目を浴びようとする欲求です。自己承認欲求にも似ています。

これが強いと、他人に対して猛烈なアピールをしてしまうようになります。相手の評価以上に自分の評判を高めようと、嘘をついてまで大きく見せようとするのです。幼い時から否定され続け、自尊心が上手く育たなかった人にこの傾向が多いです。

人を見下している

虚栄心というのは相手の写し鏡でもあります。相手が自分よりも優れていると思うと、それに勝ろうとして虚勢を張るのです。しかし、現実は敵わないわけですから、人を見下して自尊心を保つしかありません。

自分を高めることができないので、他人を貶すことで自分が優位に立ったと思いたいのです。この負のスパイラルに陥ると成功した人、特に芸能人や有名人に対しても誹謗中傷・暴言などが多くなる傾向があります。

自分に自信がない

自分のバックボーンがないがために、虚栄心が強くなる人も多いです。成功体験が少ない人ほど、自分を支える土台が脆いため、偽物の自分を作り上げようとしてしまいます。そのため、虚栄心が強い人は自分に自信がない傾向が強いです。自信のなさを虚勢で塗り固めることで、自尊心を守っているということです。

傷つきたくない

虚栄心が強い人は、過去に心無い言葉を向けられた経験を持つ人が多いです。相手から否定された結果、自尊心を失い、極度の恐怖症になっている人もいます。

自分が傷つきたくないから「他人に舐められないように」と行動してしまうのです。ただ、自分にその実力がないので、結局は嘘などで塗り固めることしかできません。そして、孤立し、嫌われてしまうことにもなりかねません。

負けず嫌い

他人と競争することで自分というものを確立してきたため、虚栄心が強い人は負けず嫌いなことも多いです。他人と比べられることに異様な嫌悪感を抱き、それを避ける傾向が強いのも特徴となっています。

負けず嫌いだけれど、自分の方が能力が低いから、結局は自己嫌悪を繰り返してしまうのです。ただ、この手の人は自分で努力するということも嫌うため、なかなか他人に勝つこともできません。それがさらに自分の価値を下げてしまうわけです。

他人に厳しい

他人の行動や言動が気になるのも、虚栄心が強い人の特徴です。他人に厳しくすることで、自分のステータスを高めようとしているのです。ただ、他人には厳しいものの自分には甘いということが多く、結果的に自分を甘やかしてしまいます。その間に相手は成長し、自分は成長しないので、結局は敵わないからこそ虚栄を張るしかありません。

ステータスに執着をしている

ステータスに対して異様な執着を見せるのも特徴です。年収や仕事がどうとか、容姿や性格がどうとか、常に周囲からの目が気になるわけです。他人からどう見られているのか気になり過ぎて、結果的に大きく見せようと現実の自分よりも理想の自分を表現してしまいます。承認欲求が強いので、よりステータスも高い方が良いという勘違いに陥りやすいです。

常に危機感を持っている

「いつか誰かに見捨てられる」というような強迫観念を抱いているのも、虚栄心が強い人の特徴です。常に危機感を持っているので、より良い自分を演出してしまいたくなるのです。そして、自分の気持ちとは裏腹に危機感だけが独り歩きし、嘘を嘘で塗り固めてしまうようになってしまうのです。他人からどう思われているかどうかがわからなくて怖い状態となってしまうのです。

等身大の自分の認識ができない

ありのままの自分で良いはずなのに、過去に否定された経験などから等身大の自分だとダメだと思い込んでしまっています。そのままの自分を受け入れることができれば楽なのですが、本人たちはそれをしようとしません。

なぜなら、等身大の自分を認めてしまうと虚栄が崩れてしまうからです。見栄などによって成り立っている自分を守るために、自分自身にも嘘をつき続けなくてはならなくなるのです。

誰かが助けてくれると思っている

虚栄心が強い人は、自分が困ったときは誰かが助けてくれると思う傾向があるといわれます。自分を過大に評価してしまうからこそ、周りには自分を助けてくれる人がたくさんいるはずだと思っています。しかし、実際にはその見栄も見破られていることが多く、相手から敬遠されていることもあります。そのため、本当に困った時には誰も周りにいないということもあります。

皆同じようなものだと思っている

人の個性を否定する傾向にあるため、皆同じようなものだと思っている人も多いでしょう。同列にすることで、自分を高い位置に置いておきたいのです。そうしないと誰も見てくれないからです。

だから、虚栄心が強い人は自分よりも優れた人を見つけると、誹謗中傷してしまいます。これも自分が認められなくなるという恐怖心によるもので、常に人を下に見ておきたい王様気質なのです。

虚栄心の強い人は嫌われる

虚栄心の強い人は、その大半が嫌われます。他人への配慮ができず、常に現実逃避していて、細かなことも気にするので、関わる人が疲れてしまうのです。ここからは、その手の人がなぜ嫌われるのかについて解説します。

人間的な配慮ができていないため

普通の人は他人に対して、思いやりの気持ちを持っています。しかし、虚栄心が強いと自分が一番だと思い込んでしまうので、思いやりを持った配慮もできない傾向にあるようです。

行動ではもちろん、言動でもそうなってしまいます。他人の不幸が好きだったり、蹴落とすのが好きだったりするので、当然のように周囲の人は蜘蛛の子のように散っていきます。誰もそのような人とは付き合いたくないですからね。

自分と他人から逃げているため

正論を言われると傷つくので、この手の人は常に他人から逃げています。しかし、それだけではなく能力やスペックが低い自分からも逃げているのです。つまり、改善するための努力をしないということになります。

常に逃げていると、自分を受け止めて見直すということもありません。むしろ周囲のせいにして「わかってくれない相手が悪い」という思考回路に陥っています。これでは当然、嫌われてしまいますよね。

勝敗を気にしすぎているため

人よりも優れていると思いたいからこそ、負けず嫌いで勝敗に異様な執着を見せるのも虚栄心によるものです。人との関係は勝ち負けではないのですが、常に勝ったか負けたかというフィルターで見てしまうのです。

虚栄心が強い人との付き合い方

虚栄心が強い人とは、周囲が合わせて上手に付き合うこともできます。プライドや劣等感を刺激しないようにし、虚栄心というものについて理解することが重要です。ここからは、そういう人との付き合い方について解説します。

プライドを刺激しない

プライドというのは、いわば虚栄心の支柱です。これを傷つけられると、この手の人は深く傷つきます。そして、次は傷つかないようにもっと見栄を張るようになってしまいます。

本人にもプライドがあるのは悪いことではないので、それを貶すようなことはしないようにしましょう。適度に相手を褒めて自尊心を保たせてあげることが重要です。認められることが虚栄心を弱くする特効薬でもあります。

劣等感を味わわせることをしない

仕事の出来が悪かったり、年収が低かったり、目に見えるステータスが人よりも劣っていると、この手の人は劣等感に苛まれてしまいます。それを味わわせるのは逆効果で、より虚栄心を大きくしてしまうのです。

「そのままでも良い」と思わせるためには、その人のありのままの状態を認めてあげることが重要です。また、人から必要とされると承認欲求が満たされて人と比べることも少なくなっていきます。上手に付き合うためには何か役割を持たせてあげるのも手です。

相手の虚栄心を理解する

虚栄心が強い人は、子供の頃から親や先生に認められてこなかった過去を持つことが多いです。そのため、自分でも制御できないほど、その傾向が行動や言動に強く出てしまうのです。

周囲の人は大変かもしれませんが、そこを理解してあげることが重要となります。虚栄心が強い人も決して好きで人と比べたり、見栄を張ったりしているわけではないということです。そこを理解できるかどうかが重要です。

トラブルの際には距離を置く

万が一トラブルが発生した場合は、距離を置くことが重要です。そこで周囲が責めると逆効果で、こういう問題に関しては自分から向き合わせることが必要です。自分の過ちに自分で気づくことこそ、解決への重要な足がかりとなります。どうしても許せないところもあると思いますが、周囲から人がいなくなれば自分と向き合う時間も増えるでしょう。

まとめ

虚栄心が強い人は、他人から嫌われてしまいます。しかし、本人も好きで虚勢を張ったり嘘をついたりしているわけではありません。まずは虚栄心について理解を深めて、本人はもちろん、周囲が見捨てずに向き合ってみてください。