中性脂肪は低いのも心配!中性脂肪が低い時に気にしたいこと

中性脂肪が高くならないように心配している方は多いでしょう。しかし、実は中性脂肪は低すぎても問題があるのです。
  • 中性脂肪の役割
  • 中性脂肪の基準値
  • 中性脂肪が低い場合のデメリット
  • 中性脂肪が低い原因
  • 中性脂肪が増えるメカニズム
  • 中性脂肪の基準値を維持するコツ

について紹介します。

中性脂肪の役割

中性脂肪はエネルギー源として役立っています。中性脂肪の役割について詳しく紹介します。

中性脂肪は体内のエネルギー源

人間が食事で摂取した糖分は、使われない分については中性脂肪として蓄えられます。これは緊急時に、中性脂肪を燃焼することによってエネルギーを生み出すためです。つまり、非常時のエネルギー源として中性脂肪は役立っているのです。

人間は活動していくためにエネルギーが必要。激しい運動をしたときに脂肪が燃焼するのは、それによってエネルギーが生み出されるからです。

中性脂肪は糖質の不足を補填する

人間のエネルギー源として主なものは糖質です。たとえば炭水化物の中には糖質がたくさん含まれているため、こちらがエネルギー源となるのです。しかし、糖質をすべて使い切ってしまうこともあるでしょう。糖質が不足したときに中性脂肪によって補填できるのです。

食事の量が少なかったり、激しい運動をしているときなどは糖質が不足しやすいでしょう。そんなときには体内の中性脂肪をどんどん燃やすことによって、糖質不足を補うことができます。

中性脂肪の基準値

中性脂肪は高すぎても低すぎてもいけません。中性脂肪の基準値について紹介します。

基準値は50-149ml

中性脂肪の量には個人差があり、どのくらいが最適な量なのかも個人差が生じるため、一概にどの程度の中性脂肪の量が望ましいのか決定することは難しいです。そのため、中性脂肪の基準値は50-149mlと幅が広く設定されています。

低い場合:30ml以下

中性脂肪が30mlよりも下回ると異常値であると診断されるでしょう。中性脂肪が低すぎると、実はさまざまな問題があります。たとえば中性脂肪が低い方は病気のリスクが高まることが統計的にも証明されています。

高い場合:150ml以上

中性脂肪が150mlを超えている場合は、高すぎるので医師からの指導を受けることになります。中性脂肪が高すぎると、単に見た目が太って見えるというだけではなく、いろいろな病気のリスクを高めるなどの問題が発生します。

中性脂肪が低いと気になること

中性脂肪が低ければ免疫力が低下したり、肌荒れを起こす可能性もあります。中性脂肪が低いと起きてしまうことを紹介します。

免疫力の低下


たとえば中性脂肪に溶け込むタイプのビタミンがあります。これは脂溶性ビタミンと呼ばれるものです。中性脂肪が低いと脂溶性ビタミンが不足し、結果として、免疫力が低下してしまうことがあります。ビタミンの中には免疫力の維持向上に関わるものがたくさんあるのです。

また、中性脂肪が低いと体温が下がりやすくなるでしょう。ウイルスや細菌を退けるためには体温が高くなければいけないので、体温が低いと免疫力が低下してしまいます。

乾燥などで肌荒れを起こす

脂溶性ビタミンの中には肌に関係するものが多く含まれています。中性脂肪が低いと、細胞まで脂溶性ビタミンが届けられなくなり、肌が乾燥しやすくなったり、肌荒れを引き起こしてしまったりする可能性が高くなります。

抜け毛が気になる

中性脂肪は性ホルモンの材料となっています。性ホルモンが減少してしまうと、それによって抜け毛が生じてしまうことがあるのです。

また、無理なダイエットをして中性脂肪だけではなく動物性蛋白質や糖質なども不足すると、髪の毛に大きな影響が出てしまうのです。

エネルギーの蓄えが少ないので元気がなくなる

中性脂肪はエネルギー源です。したがって、これが少なくなると、いざというときのエネルギー源がなくなります。たとえば激しい運動をしたときには疲れやすくなるでしょう。糖質をきちんと摂っていたとしても、どんどん消費されてしまうので、中性脂肪がなければ、肝心なときに力を出せなくなることもあるのです。

血行不良による冷え性


実は中性脂肪というのは血液の材料となっています。したがって、中性脂肪が少ないと血液に異常が生じてしまい、血行が悪くなってしまうこともあるのです。体温というのは血液によって調整されているため、血行不良となれば冷え性になってしまいます。

頭痛などの体調不良

中性脂肪が低いと血液やホルモン、ビタミンなどあらゆるものが不足するようになります。そうなると頭痛をはじめとして体調不良に陥ってしまう可能性があるのです。たとえば脳にまで影響を与える可能性もあるでしょう。そうなると頭痛が続くこともあるのです。中性脂肪が低いことで栄養が不足してしまいます。

中性脂肪の低い原因

食事制限や運動のしすぎで中性脂肪が低くなることがあります。中性脂肪の低くなる原因について紹介します。

いき過ぎた食事制限

ダイエットのために食事制限をする方がいます。しかし、食事制限というのは正しい知識で行わなければ栄養不足となるでしょう。脂質をあまり摂らなくなれば、中性脂肪が不足してしまいます。

食事制限の正しい方法は、摂取カロリーや摂取する糖質の量を減らしながらも、生きていくために必要な栄養は摂取します。しかし、知識のない人がしてしまうと、とにかく食事を減らしてしまうため、栄養のバランスが悪くなってしまうのです。

運動のしすぎ


運動をたくさんしている方は、エネルギーを得るためにしっかりと食事をするべきです。運動をたくさんしていて食事の量が変わらないと、エネルギーがどんどん消費され、中性脂肪を燃焼し過ぎてしまいます。

このような状態でまだ運動を続けてしまうと、今度は筋肉が燃焼されてしまうので注意が必要です。

もともとの体質

体質的に中性脂肪がたまりにくいという方がいます。痩せやすい方がこれに当てはまるでしょう。たとえば遺伝的に脂肪を合成する能力が劣っていたり、腸内細菌が原因で脂肪がどんどん分解されていたりする可能性もあります。

もともと中性脂肪が増えやすいという方は、食事制限をすれば脂肪を減らすことは容易ですが、体質的に中性脂肪が増えない場合は、単純に食事の量を増やせば解決されるわけではないので、気になる場合は医師に相談をしてみましょう。

中性脂肪が低いときの対応

中性脂肪が低いときは、食事を見直したり、過度な運動をしすぎないことが大切です。中性脂肪が低すぎるときの対処法について紹介します。

3食きちんと食べる


3食の中で1日に必要な栄養をバランスよく摂取していくことが大切です。健康的な食事を摂るために、肉や脂分といったものを敬遠する方が多いですが、これらは過度に摂取するのがいけないのであり、適量を摂取することは大切です。

また、食事を1食抜いてしまうと、他の2食で1日に必要な栄養を摂取しなければいけません。これはなかなか大変なことで、栄養が不足しやすくなります。1日の中で、トータルでバランスよく栄養を摂取するには、食事の回数は3回が望ましいです。

食事で適切な量の炭水化物や脂質を摂る

毎日の食事で炭水化物や脂質を適切な量摂っておけば、中性脂肪はある程度蓄えられるようになります。ダイエットや美容のために炭水化物や脂質が悪者扱いされがちです。糖質ダイエットも流行っていますが、これをやりすぎると中性脂肪が不足するので、本当に必要な分の炭水化物や脂質はしっかりと摂取しましょう。

炭水化物や脂質を減らしてしまうとエネルギーを生み出せなくなってしまい、貧血になったり、元気がなくなってしまったりするため、注意が必要です。

過度な運動はしない


運動をすることは健康や美容を維持するために大切なことです。しかし、過度な運動は筋肉にダメージを与えて、中性脂肪も燃焼しすぎてしまいます。過度な運動のメリットは何もないため、適度な運動を意識するべきでしょう。

体をよく休める・睡眠時間を確保する

体が疲れていると脂肪を合成したり、脂肪を蓄えるための機能が衰えてしまいます。毎日しっかりと睡眠時間を確保して、体をよく休めることで、適切な量の中性脂肪を維持できます。

中性脂肪は身体の中で肝臓によって合成されるものです。疲れていると肝機能も低下してしまい、中性脂肪の合成も上手くいかなくなるでしょう。

中性脂肪はどうやって増えていくのか

そもそも中性脂肪はどのように増えていくのでしょうか。その仕組みを紹介します。

食事による糖質・脂質がエネルギーに変わる


食事の際に摂取した糖質や脂質が中性脂肪の材料となります。ただし、すぐに中性脂肪が作られるのではなく、まず糖質や脂質はエネルギーとして消費されます。人間が活動していくためには大きなエネルギーが必要となるので、そのエネルギー源として糖質や脂質が使われているのです。

余ったエネルギーが中性脂肪として蓄えられる

摂取した糖質や脂質をエネルギーとして用いても、余ってしまったものは、エネルギー源として後で利用できるように中性脂肪として蓄えられます。エネルギーが不足すると、中性脂肪が燃焼されるのです。人間が1日や2日程度食べなくても平気なのは中性脂肪があるおかげです。

増えすぎると肥満が気になるようになる

現代社会は飽食の時代。このような時代では摂取した糖質や脂質は消費されずに、どんどん中性脂肪として蓄えられます。そのため、中性脂肪が増えすぎて、肥満に悩んでいる方が多いのです。

摂取カロリーよりも消費カロリーの方が低ければ、余ったカロリーだけ中性脂肪が増えます。運動不足で食べる量の多い方は肥満になりやすく、そういう現代人は多いでしょう。

中性脂肪を基準値内で維持するために気をつけること

食事や睡眠、運動が中性脂肪にとって重要です。中性脂肪が基準値内であるために大切なことを紹介します。

バランスの良い食事

食事
普段からバランスの良い食事を心がけると、糖質や脂質を過不足なく摂取できます。糖質や脂質は摂りすぎても不足しすぎても問題があります。肉や野菜、果物などをバランスよく取り入れた食事を心がけてください。

週3回程度の適度な運動

適度に運動をすることは中性脂肪を適度に消費できるためおすすめです。運動をまったくしないと筋肉が衰えてしまい、基礎代謝が低下します。そうなると、消費カロリーが減ってしまうため中性脂肪が増えやすくなるでしょう。

バランスの良い食事を摂るようになっても、運動をしないと中性脂肪は増えやすくなります。中性脂肪が高くなりすぎないようにするためには週3回程度の有酸素運動がおすすめです。酸素を使ってどんどん中性脂肪を燃やせるでしょう。

十分な休養や睡眠


しっかりと身体を休めるための睡眠を取ることは大切です。筋肉を回復させることで適度な運動を継続できるようになるでしょう。また、睡眠の間に成長ホルモンが分泌されて脂肪を燃焼してくれます。適度な睡眠は中性脂肪を増やさないために効果的なのです。

まとめ

中性脂肪は高すぎても低すぎても問題が生じます。低すぎると肌荒れや頭痛、元気がなくなるなどの症状が出るでしょう。普段の食事や運動、睡眠などを見直してください。

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