中性脂肪の数値が気になる!高い場合・低い場合に分かること

中性脂肪の数値が気になる方は多いでしょう。
  • 中性脂肪とはそもそもなんなのか
  • 中性脂肪の数値の目安
  • 中性脂肪の数値が高いときの原因や問題点
  • 中性脂肪の数値が低いときの原因や問題点
  • 中性脂肪の数値を基準値に戻したいときの対処法

について紹介します。

中性脂肪とは

中性脂肪はエネルギー源であり、肥満の原因にもなります。そんな中性脂肪について詳しく紹介します。

身体のエネルギー源となる

中性脂肪は、通常エネルギーとして消費される糖質が不足したときに、糖質の代わりとなるものです。中性脂肪を燃焼させることによって、エネルギーを生み出すことができるのです。

1日くらい何も食べなくても活動できるのは、中性脂肪という万が一のエネルギー源を持っているためです。

LDLコレステロール増加の原因となる

中性脂肪が増えるとLDLコレステロールも増加する傾向にあります。両者の関係については分かっていないことがたくさん。それでも統計的なデータとして、中性脂肪の増加とLDLコレステロールの増加は相関が見られます。

LDLコレステロールは悪玉コレステロールのことです。増えすぎてしまうと、血液がドロドロになってしまうなど、健康に悪影響を与えることがあります。中性脂肪とLDLコレステロールは、ともに病気の危険因子となっているため、基準値を維持するべきです。

エネルギーが余ると体内に溜まり肥満の原因になる

食事によって人間はどんどんエネルギーを生み出すことができます。しかし、食事の量が多かったり、消費カロリーが少ない場合は、エネルギーが余るでしょう。そうなると人間の身体は、肝臓で脂肪を生み出すことでエネルギーを蓄えるのです。

蓄えられる中性脂肪の量が過剰になってしまうと、それが肥満の原因となってしまいます。基本的に現代社会では飢餓に陥るケースは稀であり、肥満になりやすいです。

中性脂肪の数値

健康診断の中性脂肪の数値には基準があります。数値の目安について解説します。

低:30mg以下

無理なダイエットや体質によって、中性脂肪が低くなりやすい方もいますが、血液中の中性脂肪の値が低いのも問題があります。一般的に、30mg以下であれば低いと言われています。

中性脂肪が低いと免疫力が低下したり、髪の毛や肌にトラブルが生じることがあります。エネルギーが不足する状態となり、元気がなくなってしまうなど、さまざまな健康被害が生じてしまう可能性があります。

基準値:30~149mg

中性脂肪の基準値は30~149mgと幅広いです。これは、中性脂肪の適切な量には個人差があるからです。

また、中性脂肪の基準値というのは時代によって異なります。研究が進むことで、健康診断の判定区分が改定されることもあるため、将来的には基準値が変わる可能性があることを念頭に置きましょう。今のところは、この数値であれば健康のリスクが低いものであると考えられています。

高(軽度):150~300mg

この数値になると、医師から中性脂肪が高いことが指摘されるでしょう。ただし、この範囲の場合はまだ軽度であり、自覚症状のない方が多く、生活習慣の改善によって、中性脂肪を減らしていくことになります。

少し太っているくらいが一番健康に良いという説を聞いたことのある方も多いでしょう。しかし、中性脂肪がこれくらい高い値となると、病気のリスクは増えてしまうので、やはり限度を超えていることを自覚するべきでしょう。

高(中度):300~600mg


こうなると中性脂肪の値が基準値を大幅に上回っています。そのため、生活習慣の改善だけでは間に合わないと判断されることもあります。

中性脂肪が血液中に溜まっていると、血行がそれだけ悪くなるなど、危険性も大きくなります。

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高(高度):600mg以上

こうなるとかなり重症であり、生活習慣の改善だけでは効果がなく、入院をして緊急治療を受けなければいけないケースもあるでしょう。

中性脂肪の数値が高い場合の特徴

中性脂肪が高い方は肥満となっていて、運動不足の方が多いです。中性脂肪の数値の高い方の特徴について見てみましょう。

肥満になる可能性が高い

中性脂肪の数値は、血液中に存在している中性脂肪の濃度のことです。血液中にたくさん中性脂肪があるならば、肥満となっている可能性が高いでしょう。

また、見た目が痩せていたとしても内臓脂肪が溜まっているというケースもあります。太っているように見えなくても中性脂肪の数値が高い場合は、隠れ肥満かもしれません。

慢性的な運動不足が原因となっている

運動をしている方は、糖質だけではなく脂肪を燃焼してエネルギーを使います。そのため、中性脂肪は溜まりにくく、中性脂肪の数値も低くなるでしょう。運動不足の状態が続いている方は、エネルギーの消費量がかなり低いです。

運動不足でも摂取カロリーが低いならば、脂肪は溜まりません。しかし、運動不足でもカロリーの摂取が多いと、どんどん中性脂肪が蓄えられていくでしょう。

LDLコレステロールも一緒に高い場合が多い

中性脂肪とLDLコレステロールは、お互いを増やす作用があります。そのため、どちらかの数値が高いならば、もう一方も高いことが多いのです。どちらも数値が高いと健康リスクが高まるので、注意が必要です。

健康診断では、中性脂肪とLDLコレステロールは重要な項目となっています。基準値を上回っているならば、その点は指摘されて、指導も受けるでしょう。その場合は、医師の指示にしたがって生活習慣を改善することなどによって、数値を下げていきましょう。

中性脂肪の数値が低いときの特徴

激しい運動や食事制限、病気により中性脂肪が低くなることがあります。中性脂肪の低いときの特徴を見てみましょう。

激しい運動をやりすぎている

過度な運動をしている方は消費カロリーが摂取カロリーを超えることもよくあります。そうなるとエネルギーが余ってしまうことはありません。逆に中性脂肪をどんどん燃焼させるため、脂肪の量が減ってしまうでしょう。この状態が長く続くと、身体の中性脂肪を使い切ってしまい、中性脂肪の値はかなり低下します。

たとえばスポーツ選手というのは、激しい運動をするときには、しっかりと食べます。食べないと脂肪がどんどん落ちていき、筋肉まで落ちることもあるからです。このように激しい運動をやりすぎるのはデメリットも多いのです。

炭水化物をほとんど食べない食事制限ダイエットをしている

炭水化物には糖質がたくさん含まれていて、エネルギー源となっています。糖質が不足すると、身体の中性脂肪をどんどん燃やしていきます。これは確かに大きなダイエット効果を期待できるでしょう。しかし、本来必要な分まで中性脂肪を燃焼させていくこともあります。そうなると中性脂肪が低すぎて問題が出てくるのです。

糖質制限ダイエットが流行っていますが、やりすぎると過度に炭水化物を制限してしまい、健康被害が生じることもあります。ダイエットは正しい方法で行い、無理な食事制限をしすぎないように気をつけましょう。

中性脂肪の数値を基準値に戻したいとき

食生活や運動を見直すことで中性脂肪を適切な数値に維持できます。中性脂肪を基準値に戻すためのポイントを紹介します。

栄養バランスの良い食事をする

糖質を摂りすぎてしまうと中性脂肪は過剰となり、逆に糖質や脂質を摂らなさすぎると、中性脂肪は減りすぎてしまいます。

そのため、タンパク質や脂質、炭水化物、ビタミンなどの栄養素をバランスよく摂取しましょう。そうすれば、適切な量のエネルギーを摂取できるため、脂肪は増減しづらくなります。

また、食物繊維をしっかりと摂れば中性脂肪が吸収されすぎるのを防げます。ビタミンも同様の効果を期待できるでしょう。さまざまな栄養素が相互に作用することで、中性脂肪を正常値に保つのを助けてくれます。

ウォーキングなどの運動を適度にする

階段 運動
運動はやりすぎても、まったくしなくても問題があります。適度な運動をすると、適度に中性脂肪が燃焼されていき、中性脂肪を基準値に収めることができるでしょう。

中性脂肪を燃やしたいならば、有酸素運動が効果的です。これは、酸素を消費して脂肪を燃焼させる運動のことです。ウォーキングやジョギング、サイクリングなどを30分程度やると効果的です。

ただし、有酸素運動は毎日しないようにしましょう。筋肉を休める時間も必要となるため、週に3度程度の運動を推奨します。このペースであれば、筋肉に負担をかけずに運動を継続しやすいです。

まとめ

中性脂肪には大事な役割があるため、高すぎても低すぎてもいけません。運動や食生活、体質などが原因となって、中性脂肪は増減してしまうでしょう。こちらで紹介したポイントを意識した生活をして、中性脂肪を基準値に戻しましょう。