バジルってどんなもの?バジルを使ったレシピ10選

ジェノベーゼソースなどに使われるバジルは、知名度も高いハーブの一つです。鮮やかな緑色で料理に彩を添えてくれるのはもちろんのこと、実は栄養価も豊富なハーブなのです。バジルはまた比較的育てやすいハーブですので家庭でも簡単に育てられますし、料理にもしやすいです。バジルを知って、バジルを生活にぜひ取り入れてみましょう。

今回は

  • バジルがどんな植物かどうか
  • バジルにある効果
  • バジルに含まれる栄養価
  • バジルを使ったレシピ

についてご紹介します。バジルを家庭で育ててみたい、レシピを知りたいという方は、ぜひ効果や栄養価についての情報をチェックしてみてください。

バジルとは

調理などにも良く使われており、身近な存在であるバジル。しかし、原産地や品種、どんな栄養価があるのかといった基本的な部分を知らない方も多いのではないでしょうか。

インド原産のハーブ


バジルとは、シソ科のハーブの一種です。イギリス名ではバジル、イタリア名ではバジリコといい、料理などに多用されます。バジルはもともと熱帯アジアのハーブであり、原産地はインドです。Basil、Basilicoといった名称はギリシア語で王を意味するバジレウスに由来します。バジルの歴史は古く、太古の昔から香料として利用されていました。インドではヒンドゥー教の神様に捧げる植物として重宝されていましたし、イタリアでは求婚の際にバジルの葉を髪にさしてプロポーズするという習わしがあります。

品種が豊富

バジルは栽培しやすいハーブです。古くから栽培されてきており新しい品種を生み出してきたことから、種類が豊富であることも特徴です。スパイスとして使うスイートバジルは、緑の葉に白い花を咲かせます。一方で、ピンクの花を赤紫の葉に咲かせるダークオパールやブッシュバジル、レモンのような香りのするレモンバジル、同様にシナモンのような香りのするシナモンバジルなどといったたくさんの種類があります。

高い栄養価を誇る

バジルは添え物扱いされる場合も多いのですが、実はそれ単体でも高い栄養価を誇るハーブです。バジルの成分は90パーセントが水分ではありますが、そのほかに、ビタミン、ミネラル、食物繊維や鉄分など多くの栄養素を含みます。ニンジンに含まれ、体内でビタミンAに変換するベータカロチンや、日本人に不足しがちなカルシウム、高血圧や高コレステロール、またダイエットにまで効果のあるシネオール、そして殺菌作用のあるオイゲノールなどです。

バジルの効果

料理のおまけのような存在のバジルですが、実は体にあらゆる良い効果をもたらしてくれると言われています。どんな健康効果が期待できるのかご紹介しましょう。

中枢神経の強壮作用


バジルには、身体の中枢神経に作用し、さまざまな機能を高めてくれる強壮作用があります。そのため、疲れがなかなか取れない時などにも助けてくれるハーブです。抗酸化作用もありますので、血行促進や代謝機能の向上にもつながるとされています。それだけでなく、気分もよくしてくれるハーブですのでなんとなく疲れたな、という人は積極的に取り入れるとよいでしょう。

鎮静作用によるイライラ解消

バジルには、鎮静作用もあると言われています。イライラした気持ちを抑えてくれるだけでなく、腹痛や吐き気、胃けいれんといった症状を鎮める効果も期待できます。バジルが日本に入ってきたのが江戸時代のことですが、日本ではまず薬として使われたほどです。カルシウムも豊富に含んでおり、イライラを鎮める、片頭痛を抑えるといった鎮静作用もあるとされています。眠れない時などにもおすすめです。加えて、多くのエッセンシャルオイルに含まれているストレス軽減効果のある成分、エストラゴールやリナロールを含んでいますので、バジルの香りをかぐだけでイライラが落ち着くとも言われています。

身体を温めてくれるため冷え性改善

バジルは身体を温めてくれるハーブです。そのため、手足の冷えやすい冷え性の改善にも役立ちます。それだけでなく、代謝を良くしてくれる働きもあり、むくみの解消やダイエット目的で取り入れたいハーブです。特に、バジルのハーブティーとして取り入れるのがおすすめです。

便秘の解消


バジルには、豊富な食物繊維も含まれています。バジルには、腸のぜん動運動を促進し、慢性的な便秘も解消へとつなげてくれるとされています。便を柔らかくしてくれる良質なオリーブオイルなどとともにサラダにして食べるとよいでしょう。バジルには、胃腸の働きを良くしてくれる成分もありますので、心身ともに健康になり、老廃物を効率的に排出できます。

ハーブティーとして飲むことで胃の調子を整えられる

バジルには、胃腸の調子を整える働きもあります。特に食べ過ぎてしまったり、脂っこい料理を食べてしまった後にハーブティーとして飲むと、消化吸収が促進され胃腸がすっきりすることが期待されます。それだけでなく、ハーブティーとして飲むことでバジルの力によって身体も温められます。そのため、血行が良くなり消化吸収が促進されるということもあります。秋や冬に朝起きたときに寒い、というときにもバジルのハーブティーはおすすめです。

バジルに含まれる栄養価

バジルにはどういった栄養があるのかご存知でしょうか。含まれている成分と、その成分がもたらす体への良い影響をご紹介します。

骨を丈夫にするカルシウム

実は、バジルには骨を丈夫にするカルシウムが豊富に含まれています。カルシウムの含有量が多いというだけでなく、カルシウムを吸収しやすくなるというビタミンKも含まれています。そのため、バジルを取り入れることで骨が丈夫になるのはもちろんのこと、カルシウムの力でイライラの予防にもなるとされています。

抗酸化作用を持っているベータカロチン


ベータカロチンは、ニンジンなどに多く含まれていることで知られています。ベータカロチンは体内で吸収されるとビタミンAに変化します。ビタミンAは、皮膚や粘膜を健康に保つ役割があるとされています。それだけでなく、目にもよいビタミンとして知られています。また、抗酸化作用がありますので、アンチエイジングの観点からもバジルは注目されています。

便秘を解消する食物繊維

バジルには、食物繊維も豊富に含まれています。特にバジルの種であるバジルシードは50パーセントが不溶性食物繊維です。もちろん、バジルの葉っぱにも食物繊維が豊富に含まれています。バジルを取り入れることで腸内環境が整い、しつこい便秘を解消するといった効果も期待できます。さらに、腸内環境を整えますので、肌の調子の改善にもつながるでしょう。

貧血を予防する鉄分

バジルには鉄分も豊富に含まれています。バジルに含まれてるミネラルは、カルシウム、鉄分、マグネシウムなどです。多くの女性は鉄分不足などが原因で貧血になりやすいですが、バジルにはそういった貧血を予防する働きがあるとされていますので、積極的に摂取しやすいです。ビタミンCがあれば鉄分の吸収を促進してくれますので、ビタミンCを多く含む柑橘系のハーブなどと組み合わせてみるとよいかもしれません。

バジルを使ったレシピ

さまざまな料理に使われているバジル。調理方法は非常にたくさんありますが、ここではその一部をご紹介します。

バジルペースト


やはりバジルをたくさん消費するのであれば、バジルペーストを作っておくと便利です。バジルの葉を収穫し、一つ一つ茎から葉っぱを外します。葉をしっかりと水洗いしたら、よく水を切ります。皮をむいたニンニク、松の実とともにオリーブオイルを回しかけ、フードプロセッサーで攪拌します。オリーブオイルをつぎ足しながら、様子を見ながらミキサーするのがポイントです。仕上げには、パルメザンチーズや塩コショウで味を調え、もう一度攪拌します。

バジルたっぷりのジェノベーゼ

バジル料理の代表的なものといえば、やはりジェノベーゼです。ニンニク、バジル、松の実をオーブンでローストします。ミキサーを冷やしておくことで、バジルの鮮やかな緑色を生かしたソースになります。バジルは葉の部分だけを取り出してミキサーに入れます。松の実、パルメザンチーズ、ニンニクもいれ、その上からオリーブオイルと塩をかけます。そしてミキサーに入れるとジェノベーゼソースが出来上がります。あとは、沸騰したお湯でパスタを茹で、フライパンにバージンオイルとパスタのゆで汁を入れてパスタとソースをあえるだけです。このジェノベーゼソースは表面が空気に触れないようにエクストラバージンオイルを入れて保存すれば、1か月程度は持ちます

乾燥バジル


バジルに限らずハーブは何でも保存をしていると香りが飛んでしまいますので、すぐに使うことが大切です。すぐに使えない場合は乾燥バジルにしておくとよいでしょう。バジルは葉の部分だけを取り出し優しく洗います。水をしっかり切りクッキングペーパーでも残りの水分をふき取ります。レンジで1分40秒加熱し、またキッチンペーパーで挟んで水分を切ります。もういちどレンジで1分30秒加熱し、パラパラになったら袋に入れて細かく砕きます。これで、乾燥バジルの出来上がりです。乾燥材とともにボトルに入れて保管します。

トマトとバジルのパスタ


トマトとバジルは相性も良く、夏に食べたいパスタです。オリーブオイルを入れた鍋にニンニクひとかけをすりおろし入れます。皮をむいたトマトを細かく切り、加熱します。砂糖と塩、胡椒、そして好きなだけバジルを振りかけます。そこに3分でゆであがるパスタ1人前を半分に折って入れ、コンソメ6グラムとバター一切れを載せます。水150ミリリットルを入れ、蓋をして中火で加熱します。沸騰するまで待ち、沸騰したら3分間混ぜましょう。パスタが適度に茹で上がったら出来上がりです。ワンポットでできますので手軽です。仕上げにパセリをかけると色合いがよいでしょう。

バジルチキン


バジルは肉や魚ともとても相性がいいです。鶏むね肉で作るバジルチキンは、材料も少なく簡単にできます。鶏むね肉200グラムを開きます。塩と胡椒で下味をつけ、オリーブオイルとともにフライパンで表面がカリッとするまで焼きます。一口大に切ったらバジルソース35グラムと肉汁をかけ、ラップで密着させて保存します。余熱で中まで火が通ります。これだけでまるで手の込んだ料理のように見えるバジルチキンが出来上がります。ぱさぱさしやすい胸肉もソースの力でしっとりと食べられます。

エビのバジルソース焼き


魚介類もバジルソースとの相性はよいです。エビのバジルソース焼きではエビ7匹を使います。まず、レモン1個を輪切りにしさらに並べます。殻をむいたエビを背開きにして背ワタを取ります。ソースが浸透するように切込みを入れたらお酒につけ臭みを取ります。水洗いして水気をとったらトースターで2分加熱します。バジルソース30グラム、粉チーズ適量、パン粉適量を掛けます。トースターでさらに3分間加熱します。レモンの上に盛り付けると出来上がりです。簡単ですが見た目も良いのでおもてなし料理にピッタリです。

バジルチキンサンドイッチ


バジルソースにはしっかりと味がついていますので、サンドイッチの具にするのもおすすめです。トマトを輪切りにし、レタス、サラダチキン、そしてからしマヨネーズを使います。レタスの上にトマト、チキン、からしソースをのせてジェノベーゼソースをかけると立派なバジルチキンサンドイッチの出来上がりです。忙しい朝もこれならしっかり栄養が取れます。

バジルのピラフ

https://www.youtube.com/watch?v=XnnGmu2rLP0
バジルはお米とも相性が良いです。フライパンに少量のバターを入れ、ニンニクで香りを立たせます。玉ねぎ、パプリカをさっと炒めて香りを出します。ベーコンを入れ脂が少しにじみ出る程度に炒めます。それからご飯を入れ全体に油分と具がまわるように木べらで切りながら回し炒めます。塩コショウで味を調えた再度バターを入れ、炒めます。最後にジェノベーゼソースを入れて混ぜ合わせると、バジルのピラフの出来上がりです。色どりも食感もよく、素材の味をしっかりとバジルソースが引き立てます。

ベーコンとバジルのペペロンチーノ


バジルを使ったパスタは、ジェノベーゼだけではありません。ベーコンとバジル、ニンニクの組み合わせでペペロンチーノソースができます。まず、ニンニク適量、ベーコン半ブロックを切ります。なす2分の1個、玉ねぎ4分の1個、トマト2分の1個を切り、バジルの茎は取っておきます。鍋でパスタ250グラムを茹で、フライパンでソースを作ります。ニンニクと野菜、ベーコンをオリーブオイルで炒めて、最後にバジルの葉を入れると出来上がりです。バジルソースにする必要なくそのままバジルの葉を使えるので手間がかかりません。

鶏肉のバジル炒め


タイ料理のガパオ、すなわち鶏肉のバジルいためも比較的簡単に作ることができます。鶏のもも肉をお酒、ニンニク、ナンプラーに1時間ほどつけます。鶏肉はもも肉1枚を叩いてひき肉にしています。そちらの方が食感がいいからです。トッピングの目玉焼きはあらかじめ準備しておきます。サラダ油で唐辛子やニンニクを炒め、香りを出します。それから、漬けておいた鶏肉を炒めます。それからコショウで味を調えます。玉ねぎのみじん切りを炒め、ナンプラーで味付けをします。辛味ソースを入れ、さらに炒めます。そこでバジルの葉をたっぷりと入れさっと炒めます。バジルのいい香りがしてきたら、出来上がりです。ご飯のうえに目玉焼きとともに盛り付け、最後にレモンを搾ると味が締まります。

まとめ

ジェノベーゼソースなどでおなじみのバジルは、インド原産のハーブです。栽培もしやすくそのため種類も多いのが特徴です。バジルの栄養価は高く、ベータカロチンやカルシウム、食物繊維や鉄分などを豊富に含みます。そのため、バジルには中枢神経の強壮作用や鎮静作用によるイライラの解消、冷え性や便秘の改善といった女性にうれしい効果がたくさんあります。バジルを使った料理としては、乾燥バジルやバジルペーストなど保存のきくものがあります。ジェノベーゼソースやペペロンチーノなどのパスタ、鶏肉のバジル炒めなどいろいろな料理に活用できます。