コミュ障害とは?コミュ障に共通する特徴とコミュ障の治し方

コミュニケーション力は、社会生活を送るにあたって絶対的に必要となるものです。しかし、なかには多くの人と上手にコミュニケーションが取れなくて悩んだり、知人や同僚の中に、うまく会話ができない人がいたりするかもしれません。「コミュ障」という言葉は、コミュニケーションが苦手な人を指しますが、自分がどうか気になる方も多いでしょう。コミュ障にはどういった方が該当するのか、概要や特徴、治し方をご紹介します。

今回は

  • コミュ障とは?
  • コミュ障かどうかをチェックできる7つの項目
  • コミュ障になるキッカケ
  • コミュ障を改善する方法

についてご紹介します。よく耳にするコミュ障についての定義や、自身がコミュ障かどうかをチェックできる項目、改善方法などを網羅していますのでぜひご覧ください。

コミュ障とは?

SNSのコメントなどでもよく目にするコミュ障ですが、具体的にどのような方を指すのかがイマイチわからない方もいるかもしれません。まずはコミュ障についての基本知識を覚えておきましょう。

コミュ障とはコミュニケーション障害の略語

「コミュ障」というのは、「コミュニケーション障害」という言葉を略したものです。略さない場合には、医学的な言葉として使われ、コミュニケーションをとることにおいて障害が生じ、人とのやり取りがスムーズにできない人のことを指します

精神医学におけるコミュニケーション障害は、聴覚器官や発声器官に問題が原因です。また、心因性だと自閉症スペクトラムといった専門的な障害に分類されます。

人との会話や付き合い方にコンプレックスを抱いている人

コミュ障と呼ばれる方は精神医学的な障害ではなく、人との会話や付き合い方に対してコンプレックスを抱いている人を指したスラングの一種です。したがって、障害の略だといっても必ずしも身体機能や脳・精神の機能に障害があるとは限りません。

コンプレックスを持つと、コミュニケーションの機会自体も避けがちになってしまうことから、付き合いが疎遠になってしまうこともしばしばあります。また、たまに会話をしてみたがかみ合わなかったといったことで、コンプレックスに対する意識がより強まってしまうことがあるようです。

本当にコミュ障かどうかは本人しかわからない

友だちがたくさんいる人、誰とでもすぐ仲良くなれるフレンドリーな人でも実はコミュ障と感じている方もいます。気軽に誰とでも接している人が内心では「人と喋るの苦手だなぁ」と思っていることもありますし、それは本人にしかわからないことです。

また、特定の人物へ向けて使う場合でも、指摘している人以外からはそうは思われていなかったり、逆に指摘されている本人は自分のことをコミュ障とは思っていなかったりすることもあります。

コミュ障かどうかをチェック!共通する症状や特徴

自分でも気づきづらく、また本当はコミュ障ではないのに、コンプレックスを持ってしまっていると思い込むと不安になってしまうものです。コミュ障には共通する症状や特徴がありますから、下記のようなことが自分に当てはまらないかどうかチェックしてください。

プライドが高い

コミュ障の人はプライドが高い傾向にあります。人間関係において背伸びしてしまいがちですし、口では大きなことを言いがちです。自分のことを少しでも良く思われたい、何事もうまくやろうと考えるタイプと言えるでしょう。その一方で他人からの評価を求めるために自分自身にプレッシャーをかけてしまいがちな点も特徴です。

失敗や恥をかくのが怖い

コミュ障の方は失敗を恐れている方も少なくありません。ちょっとしたことでも恥をかきたくないと、常に周りの目を意識しています。人から話題を振られたときに沈黙してしまう、うまく返せない人がこのタイプと言えるでしょう。恥をかきたくないため、愛想笑いだけのような当たり障りのないリアクションになることに悩んでしまうケースもあります。

自分を大きく見せようとする虚栄心がある

自分のことを大きく見せたいと考え、ネットでもやたらと自己アピールしてしまうことがあります。人よりも上に立っていないと嫌だと考える方もいますし、そのような方が相手だとコミュニケーションでも常にマウントを取ろうとしてきます。このタイプのコミュ障は意外に少なくありません。

自意識過剰な所がある

誰も見ていないのにやたらと前髪やファッションを気にしたり、鏡や窓に映り込む自分を必要以上にチェックしたりする癖があるのもコミュ障の特徴のひとつです。りが自分の行動を逐一見ていると感じ、恐怖感を抱いているからです。しかし、そこまで気にかける人はいないため、周りからは自意識過剰だと思われてしまいます。

人を必要以上に怖がる

人間不信になって人が怖いと思っているコミュ障も少なくありません。コミュニケーションや人間関係で傷ついた経験があり、人と接するのが怖いと感じるようになっているタイプです。交友関係も親友はおらず、広く浅い付き合いに終始することが多く、常に人を警戒してしまいます。

挙動不審になることが多い

想定外のことが起きたりすると挙動不審になることがあります。頭の中ではうまくシミュレーションできたことでも、いざやってみるとできなかったときなどが該当します。コミュ障は恥をかくことを極端に恐れているので、想定外のことが起きたときに冷静に対処できず、慌てふためいてしまうのです。

言葉がうまく出てこない

話したいことはあるのに言葉が出てこないという経験を持つコミュ障の方もいます。恥をかくのが嫌、バカにされるのが嫌という心理が働いているほか、傷つきたくないという心理も働いているのも原因でしょう。タイミングよく言葉を紡げず、何も言えずに聞き手に徹して笑っているだけということが多いです。

あなたにこんな過去はない?コミュ障になるキッカケ

いったいどのような経緯でコミュ障になってしまうのでしょうか。コミュ障は育った環境や経験がきっかけで発症することが多いと言われています。ここではコミュ障になるきっかけについてまとめてみました。

幼少期の家庭環境が複雑だった

幼少期は人間形成をする大切な時期です。この時期に感性も磨かれ、コミュニケーション力も成長していきます。しかし、幼少期の家庭環境が複雑で、親の離婚をはじめとした大きなショックを経験したり、普段から家を空けている親でひとりの時間が長かったりすると、コミュニケーションの取り方が上手に覚えられなくなってしまうかもしれません。

こういった経験を持つと、自分の殻に閉じこもる、自分の言いたいことが言えないということもあります。思春期を迎えてもこの点が解決できないと、コミュ障と呼ばれてしまうことがあるのです。

イジメにあった経験から

学生時代のイジメが原因でコミュ障になるケースもあります。イジメられたことがトラウマになってしまい、人となるべく関わりたくないと考えるようになってしまうためです。特に、身近な友人や頼りにしていた先輩に裏切られてイジメに遭った経験があると心の傷も深くなりやすく、コミュ障の度合いも強くなってしまうと考えられます。

失恋の経験から

人生の中で失恋を経験することは何度かあると思います。失恋したことで異性とのコミュニケーションが苦手となり、コミュ障になってしまうことはよくあります。相手の方に浮気をされた、酷い別れ方をしたといったケースだと異性が怖くなってしまうかもしれません。

勉強などで挫折した

挫折を経験するとコミュ障になってしまうことがあります。目標に向かって努力してきたものの、失敗してしまうと、その努力が水泡に帰した無力感に、「自分はダメな人間だ」とふさぎ込んでしまうのです。自信を失ってしまい、人とのコミュニケーションも苦手になってしまいます。自信家の人ほどこの傾向は強いです。

パワハラやセクハラにあった

パワハラやセクハラをされると人が怖くなってしまいます。人は大きな声で怒鳴られると萎縮するものですし、頻繁にパワハラを受けているとコミュニケーションがおっくうになるのも不思議ではありません。また、セクハラやモラハラは自分の人格を否定されているような気がしてしまい、精神的なストレスも大きくなり、コミュ障を助長してしまいます。

友だちに裏切られた

信頼する人に裏切られてしまうと心に大きな傷を残してしまいます。自分にとって近しい人ほど裏切られたときのショックは大きくなり、消えない傷跡を残してしまうでしょう。人のことが信用できなくなり、誰かと深く関わることをしたくないと思ってしまいます。これもコミュ障になる代表的なきっかけです。

コミュ障を改善する方法

コミュ障だと何でもうまくやろうとするため、それがプラスに作用することもあります。とはいえ、社会生活を送る上ではコミュ力があったほうが得することは多いです。ここではコミュ障を改善する方法をご紹介します。

先入観を捨てて人に接する

人は初対面の人に対し無意識のうちにどんな人か見定めてしまいます。自分に害をなす存在か、敵か味方かといったことを無意識に行っているのです。しかし、先入観が強いと対応の仕方が限られ、コミュニケーションの障壁になってしまいます。相手を色眼鏡で見ずに、真っ白な気持ちで向かい合うことが大切です。

自分だけでなく他人にも興味をもつ

コミュ障だと自分の殻に閉じこもってしまい、自分以外の人に興味を持たなくなることもあります。しかし、このままだとどんどんコミュ障が進んでしまうので、自分以外の人にも興味をもつようにしましょう。コミュニケーションを取るのは怖いと感じるのであれば、会話のなかにいるだけや、人間観察からはじめるのも良い手段です。

自分に完璧を求めない

そもそも完璧な人間などいません。あまり自分自身に完璧を求めてしまうとちょっとした失敗でもクヨクヨしてしまい、コミュ障に拍車がかかってしまいます。周りに憧れの人がいたとしても必ずしもその人が、コンプレックスを持っていないとも限りません。自分に対しても、完璧さを求めないようにしましょう。

まとめ

人との付き合いややり取りに対してコンプレックスを抱いているコミュ障は、治したほうが人間関係の悩みや日頃のストレスを減らすことにもつながります。コミュニケーションが上手にとれれば、友だちや恋人もできやすくなり、今よりもっと楽しい人生も送れるでしょう。もし、特徴に該当している方や、不安に感じるようであれば、これを機にコミュ障を改善してみましょう。