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2017年11月21日 更新

3歳の娘がトイレの便座に立つ理由、母は言葉を失った

2016年6月12日にアメリカ合衆国フロリダ州オーランドで発生した銃乱射事件は容疑者を含めて50人死亡、負傷者53人というアメリカ史上最悪の事件となりました。

このオーランド事件については様々な角度から検証されていますが、アメリカが銃社会であることがこの事件が起きた大きな要因であることは間違いないでしょう。

今回の事件の凶器は「AR-15」という自動小銃。

Ar15

出典:flickr.com

これはアメリカ軍が使っている銃と基本的には同じもので、高い殺傷力を持っています。

この銃をアメリカ社会で所有することは合法で、州によってはスーパーマーケットで購入できます。

日本からすれば信じられない話ですが、アメリカでは武装する権利が憲法によって認められており、銃規制は憲法違反だという議論が存在します。しかし、アメリカでは年間3万人以上が銃により殺害されています。

中には2012年のサンディフック小学校銃乱射事件(児童20人を含む26人が死亡、1人が負傷、20歳の犯人も自殺)のように子どもを狙った乱射事件も発生しています。

子どもも大人もいつ銃を持った暴漢に襲われるかわからない。そんなギスギスしさがアメリカに充満しています。

そんな中、Facebookにある女の子の写真が投稿され話題を呼んでいます。

一見すると可愛らしい女の子がふざけているような写真

しかし、撮影者は女の子からこの意味を聞き、ショックを受けました。

Stacey Wehrman Feeley

出典:Facebook

このトイレで便座の上に乗る動作は銃を持った犯罪者から身を守る方法(ロックダウンドリル)。

トイレに隠れていたところ、下側から足が見えてしまったため撃ち殺された被害者もいたのです。

この女の子は幼稚園で乱射事件から身を守るための訓練を受け、自宅で復習していました。

「ロックダウンドリル」の写真が世界に拡散されている

写真を撮影したのはミシガン州に住む「フィーリー」さん。

たった3歳の女の子が銃から命を守るための訓練「ロックダウンドリル」をしなくてはいけないのか。

その恐ろしさを感じた母親は、悲痛な叫びと共にこの写真を投稿しました。

私は銃規制について全てを知らない。

しかし、自分の娘をトイレの上に立たせないために、なにかをしなくてはならない!

銃から身を守るのは銃

「銃を持った犯罪者を止めるには、善良な市民が銃を持つのが一番だ」

オバマ大統領も何度か銃の規制強化に取り組んできましたが、オーランド事件のような悲劇を止めるには至っていません。

むしろ、アメリカでは自衛のために販売される銃は増加する一方。犠牲者を減らすためにどのような道筋が考えられるのか。

少なくとも、大人達はこの一枚の写真を通じて「子ども達が危機感を持ち始めている」ことを知りました。

すくなくとも3歳児が銃で殺されないための訓練を受ける社会はおかしいのではないでしょうか。

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