皮下脂肪・内臓脂肪の特徴と今日からできる対策

皮下脂肪や内臓脂肪に困っている方は多いのではないでしょうか。ついていてもデメリットしかなさそうな脂肪ですが、実は体にとって大切な役割を果たしています。

今回は

  • 皮下脂肪・内臓脂肪の特徴
  • 皮下脂肪・内臓脂肪の落とし方

を解説します。

皮下脂肪の特徴

皮下脂肪には、クッションの役割や、内臓を衝撃から守る役割があるとされています。

また、ウエスト・ヒップ・太ももなど、下腹から下半身にかけてつきやすいのが特徴です。皮下脂肪にどんな役割があり、どんな特徴があるのか詳しく見ていきましょう。

ウエスト・ヒップ・太ももなど皮膚の下に溜まる

皮下脂肪がつきやすい部分としてウエストやヒップ、太ももが挙げられます。女性は特にこれらの部分に皮下脂肪がつきやすくなっているとされています。それは、女性が子供を身ごもるからと言われています。

子宮の周辺であるウエスト、ヒップ、太ももに脂肪を付けることで、衝撃から身を守れるようになっているとされています。

体温保持・外部から衝撃を緩和するクッションの役割がある

「そもそも皮下脂肪なんて必要ないんじゃない?」と思う人も多いと思いますが、実は皮下脂肪は人間の身体を守るための重要な役割を果たしています

まず皮下脂肪がついていると体温を保持できます。外気温が低くても、皮下脂肪があることで体温が下がらないと言われています。わかりやすい例としてシロクマは、北極圏の過酷な環境を生きるために体脂肪率が50%以上あると言われています。

また、皮下脂肪はクッションとしての役割も果たしているとされています。内臓はとても弱く、強い衝撃を受けると機能に支障が出ます。そこで、外部からの衝撃に耐えるため、皮下脂肪がお腹周りに溜まりやすいと言われています。

皮下脂肪型肥満は女性が陥りやすい

肥満には皮下脂肪型と内臓脂肪型の二種類があります。このうち女性は皮下脂肪型の肥満になりやすい傾向があります。女性ホルモンに皮下脂肪がつきやすい体にする作用があるとされているためです。

もちろん、個人差はあるので、すべての女性が皮下脂肪型肥満になりやすいというわけではありません。また、普段の生活習慣に気をつけていれば肥満の多くは避けられるとされています。

皮下脂肪は使用されるのが遅く落ちにくい

ダイエットをして、「消費カロリー>摂取カロリー」になったとき、体は筋肉や脂肪を分解してエネルギーを作り出します。ただ、皮下脂肪は身体を守るという明確な役割があるので、体はできるだけ皮下脂肪を消費せずに残そうという働きをすると言われています。

そのためダイエットをしても、皮下脂肪はなかなか落ちないとされています。本来は重要な機能なのですが、現代人は太りやすい環境にあるので、デメリットのが大きくなってしまっています。

肉をつまみやすくやわらかい感じがすれば皮下脂肪が多い疑い

自分の皮下脂肪は多いのか少ないのか気になりますよね?そんなときは気になる部分を少しつまんでみてください。

皮下脂肪は文字通り皮膚のすぐ下についているため、簡単に指でつまめます

つまみやすくてやわらかいと感じるようであれば、皮下脂肪が多い証拠です。

内臓脂肪の特徴

ダイエット

内臓のまわりに溜まる脂肪のことを内臓脂肪といいます。内臓脂肪も皮下脂肪と同じくクッションの役割を果たしていますが、溜まりすぎは体に悪影響を及ぼします。

内臓脂肪の特徴について詳しく見ていきましょう。

内臓まわりの腸間膜に溜まる

お腹の中には腸間膜と呼ばれる腸を固定するための器官が存在しています。内臓脂肪は腸間膜に蓄積しやすいのが特徴です。

蓄積されているのが適量ならば問題ありませんが、過剰に蓄積していると、その脂肪によってお腹がぽっこりと出っ張ってしまいます。

内臓を適切な位置に保つ・衝撃を緩和するクッションの役割がある

皮下脂肪が外部からの衝撃から内臓を守るクッションになっていたように、内臓脂肪もクッションの役割を果たしているとされています。また、内臓脂肪があるおかげで、内臓が適切な位置に留まることができています。

このように重要な役割を果たしているので、ある程度の内臓脂肪は必要と言われていますy。

内臓脂肪型肥満は男性が陥りやすい

一般的に、女性よりも男性の方が内臓脂肪型肥満になりやすいとされています。男性は女性ホルモンが少ないため、皮下脂肪があまりつきません。

特に中高年の男性は、内臓脂肪型肥満になりやすい傾向があります。これは普段の生活習慣とも深く関わっています。

運動不足や食べ過ぎ、過度な飲酒といった生活習慣は、男性の内臓脂肪型肥満の主な原因です。

内臓脂肪は使用されるのが早く落ちやすい

内臓脂肪は比較的消費されやすい脂肪です。皮下脂肪に比べて血中に溶け出しやすく、運動によって燃えやすいという特徴があります。

ただし油断は禁物。内臓脂肪が蓄積されているということは、現時点で食べ過ぎ、飲み過ぎ、運動不足の可能性があります。

「落ちやすい脂肪だから」と放置していればどんどん積み重なっていくので、早めの生活習慣の見直しが必要です。

肉がつまみにくくかたい感じがすれば内臓脂肪が多い疑い

お腹にハートマークをつくる女性

自分の肉をつまんでみて、それがかたい感じるのであれば内臓脂肪が溜まっている証拠です。また、女性だから内臓脂肪がないわけではありません。

女性でもホルモンバランスが崩れていたり、生活習慣が乱れていたりすれば内臓脂肪が溜まると言われています。

皮下脂肪の落とし方は?

皮下脂肪を落とすためには、有酸素運動や筋トレ、マッサージなどを取り入れてみましょう。ここでは皮下脂肪の効果的な落とし方について詳しく紹介します。

有酸素運動や筋トレを取り入れる

運動をして消費カロリーが増えれば、脂肪も燃焼されやすくなります。脂肪を燃焼させるのに最適なのは、ジョギングやウォーキングなどの有酸素運動と言われています

通常体を動かすためのエネルギーとして脂肪は使われにくいのですが、有酸素運動を20分以上続けると体脂肪が分解されてエネルギーになると言われています。

また体脂肪を落とすためには筋トレも大切です。筋トレで筋肉量が増えれば基礎代謝が上がり、消費カロリーも高くなります。基礎代謝が上がれば、全く運動していない状態でもカロリーの消費量が増えるので、痩せやすく太りにくい体質になれる効果が期待できます。

特に女性はもともと筋肉の量が少ないので、筋トレで筋肉量を増やせればダイエット効果も出やすくなるはずです。

マッサージでむくみ解消して痩せやすくする

直接的に脂肪を落とす効果はありませんが、マッサージをすると痩せやすくなると言われています。マッサージをすると血行やリンパの流れがよくなり、老廃物の排出が促されます。

老廃物が排出されると血液の流れを妨げるものがなくなり、むくみが解消され、見た目が痩せて見えるようになるというわけです。

また、むくみが解消された結果、同時に余分な脂肪も排出できるようになります。血液やリンパの流れがよくなることで、脂肪の代謝も促進されるのです。

内臓脂肪の落とし方は?

内臓脂肪は毎日の運動を習慣化して、アルコール摂取を控えることが大切です。ここでは内臓脂肪を落とすための方法について紹介します。

毎日続けられる適度な運動を習慣化する

運動が大切なのは皮下脂肪でも内臓脂肪でも変わりません。運動で消費カロリーが高い状態を維持できれば、それだけ内臓脂肪も溜まりにくくなる効果が期待できます。特に内臓脂肪は、運動で比較的簡単に落ちるとされていますので、毎日適度な運動を心がけましょう。

たとえば通勤の際にはひと駅手前で降りて、そこから歩くようにします。毎日30分でも歩く時間をつくるだけで、長い目で見ればかなりの効果が期待できます。

アルコール摂取はほどほどにする

アルコールが太る原因になるということは多くの人が知っていると思います。アルコールは内臓脂肪の増加にも影響するので注意しましょう。また、お酒の中には多量の糖質を含んでいるものがあるので、この点にも注意が必要です。

加えて、お酒を飲む際におつまみを食べる方は多いですが、おつまみも太る原因のひとつです。お酒もおつまみもほどほどに嗜むようにしてください。

まとめ

皮下脂肪と内臓脂肪は、どちらも内臓や体を守る役割があります。適度であれば体にとって有益ですが、溜まりすぎは悪影響が大きいです。

脂肪を落とすなら、糖質やアルコールを控えること、定期的に運動することが大切です。生活習慣を見直して、少しずつ脂肪を落としていきましょう。