妊婦が肥満だとこんなリスクが!適正体重を知りダイエットしよう

妊婦は太るものだと思っている人は多いのではないでしょうか?確かに妊娠中は太りやすくなりますが、過度な肥満はさまざまなリスクをはらんでいるとされています。

今回は

  • 概要
  • 妊娠時の適正体重
  • 妊娠中のダイエット方法

と、妊婦さんが肥満になるリスクなどをご紹介します。

妊婦が肥満になると高まってしまうリスク

妊婦さんが肥満になってしまうことにより、様々なリスクが高まる恐れがあります。

ここでは妊婦さんが肥満になると生じるリスクを詳しく解説します。

妊娠線ができる

妊娠線とは、妊娠中にお腹が引っ張られてできる黒ずんだ線のことです。原理は肉割れと同じです。妊娠線はすべての妊婦さんにできるわけではありません。肥満の妊婦さんや筋肉量の少ない妊婦さんにできやすい傾向があります。

妊娠線は、お腹が正常な状態からかけ離れているためにできてしまうようです。もし妊娠線ができているのであれば、それは太りすぎの証拠といえるかもしれません。

ひどい腰痛に悩まされる

妊娠すると10キロ程度は体重が増えます。これだけでもかなり身体に負担がかかりますが、もともと肥満の方はさらに負担が大きくなるでしょう。足腰への影響が大きくなり、ひどい腰痛に悩まされる方もいるようです

また妊娠中に腰痛を患うと、出産しても痛みが残る場合があります。その場合、元の状態に回復するまでには、かなりの時間がかかる恐れがあります。

微弱陣痛を招く

微弱陣痛とは、陣痛自体が短く次の陣痛までの時間も長いなどで、出産が進まない状態のことを言います。本来であれば陣痛が起きてそのまま出産という流れになりますが、肥満の場合微弱陣痛になってしまうケースが多いようです。

微弱陣痛の場合は、通常の陣痛と違ってしばらくは様子を見ることになります。もしくは、帝王切開や吸引分娩といった対処を提案されることもあるでしょう。

自分は肥満?妊娠時の適正体重をチェック

妊婦の方は自分の適正体重をチェックしておきましょう。適正体重のチェックにはBMIを使うのがおすすめです。

ここではBMIの使い方と計算方法、妊娠による理想の体重増加量について解説します。

BMIを計算しよう

BMIは肥満指数のことで、値が22前後だと統計的に病気になりにくいとされています。計算式は「体重kg ÷ (身長m)2」です。18.5未満だと痩せ型、25.0以上だと肥満になります。

妊娠する前のBMIを計算して、そこから妊婦になったときの理想体重増加量を求めます。妊娠前でもBMIが適正な数値になっていることが望ましいです。

痩せ(BMI18.5未満)の方

もともと痩せている方は、妊婦になったときにある程度脂肪がないと、赤ちゃんにとってリスクがある恐れがあります。そのため、痩せている方は体重増加が多少多くても問題ありません。

BMIが18.5未満だと痩せていると判断されます。この数値の方は、妊娠中の体重増加は9kgから12kg程度が理想です。ただし、体重増加によって腰に負担が生じやすくなるので、あらかじめ運動習慣をつけて、腰回りの筋肉を鍛えておくことがおすすめです。

普通(BMI18.5以上25未満)の方

BMIの値が18.5以上~25.0未満の方は、7~12キロ程度の体重増加が理想です。ただし、上記のとおり標準とされるBMIの幅はかなり広いです。

標準の中でも痩せ型と肥満型では、理想の増加体重が変わる点に注意してください。痩せ型なら体重増加は多くても問題ありませんが、太り気味の方は体重増加が少なめのほうが安心です。心配な場合は、一度医師にも相談してみると良いでしょう。

肥満(BMI25以上)の方

BMIが25.0以上の方は肥満の可能性が高いです。妊娠前にBMIが25.0以上の場合、体重増加は最小限に抑えるべきでしょう。増加目安は5kg~7kgとなっています。

なお、肥満の方は元から太りやすい体質の可能性があります。妊娠中は体重が増えやすくなるので、体重管理はきちんと取り組みましょう。

妊娠中のダイエット

妊娠中のダイエットは、普通のダイエットとは異なる方法を意識しましょう。ここでは妊娠中のダイエット方法について紹介します。

毎日体重測定し体重の記録を付ける

妊娠中のダイエットは、目標体重と期間を設定して、そこを目標に無理なく取り組みましょう。急激なダイエットは身体にも子どもにも悪いと言われていますので、なるべく長期的なスパンで少しずつ体重を落とすことを心がけてください。

また、妊娠中のダイエットは、自分の体重を正確に把握することが特に大切です。基本的に体重計には毎日乗るようにすると良いでしょう。毎日体重を測定すれば、体重の増減の原因が把握しやすくなります。

適度な運動に取り組む

ダイエットのためには、運動をしてカロリーを消費することが大切です。運動は脂肪を燃焼する効果が高い有酸素運動がおすすめ。負担の少ないウォーキングや水中ウォーキングをするといいでしょう。運動をすれば腰回りの筋肉の強化、維持もできるので腰痛になる可能性も抑えられます。

また、マタニティヨガもおすすめです。マタニティヨガは妊婦さんのためのヨガで、身体に負担をかけずに脂肪燃焼を促進してくれるとされています。ヨガは精神を整えてリラックスする効果もあるとされていいるため、気になった方はぜひチャレンジしてみましょう。妊娠中はストレスが溜まることが多いので、運動で上手にストレスを解消してください。

食生活を見直す

運動と併せて、普段の食事を見直すことも大切です。食べ過ぎれば肥満になる可能性は高くなります。食生活の見直しでは、主に摂取カロリーに注目しましょう。一日あたりの適正な摂取カロリーは、普段の生活・仕事などによっても異なります。一日の大半を座って過ごす人は1,650kcal、立ち仕事の人は1,950kcal、肉体労働の人や運動習慣がある人は2,200kcalが目安になります。

また妊娠の時期によっても変わります。妊娠初期は+50kcal、妊娠中期は+250kcal妊娠後期は+450kcal多めに摂るのが適正とされています。ダイエットする場合は、上記の摂取カロリー目安を大幅に超えないように気を付けてください。

ただし、あまり細かな数字にこだわりすぎるのもストレスになるので、その点にも注意が必要です。大まかに計算をして、推奨カロリー内に収まるように心がけましょう。

まとめ

妊婦さんが肥満になると、さまざまなリスクが上がってしまう恐れがあります。

適正な体重をBMIで算出し、肥満・痩せすぎに注意しながら体重をコントロールしましょう。妊娠中にダイエットする場合は、長期的な目標を立てて、それに向けた運動や食生活の見直しをしてください。