見習いたい!話が面白い人の特徴とは?
人に「面白い」と思ってもらうには、いくつかの条件があります。たとえば、人を傷つけないということは大前提。人の失敗を笑いのネタにするのは「面白い人」ではありません。こちらでは、話が面白い人の特徴を集めました。
話に無駄がなく簡潔
話が面白い人の特徴のひとつが、「頭の回転が速い」こと。だからこそ、無駄がなく簡潔な話をすることができるのでしょう。いくら面白いからと言って、だらだらと聞かされていると飽きてしまいますよね。会話の組み立てがうまい人は、聞いている人が飽きないように適度なところで切り替えができる臨機応変さを持っています。
語彙が豊富
お笑い芸人のトークを見ていて、言葉選びに感心したことはありませんか?同じ意味でも、別の言葉で表現することによって話の幅が広がっていきます。文語的な言葉、今は滅多に使われない古めかしい言葉、それらで表現することによって話の面白さが増していくのです。
リラックスして聞ける
人の話を聞いて「面白い」と思っているとき、ガチガチに固まって緊張している人はいないはずです。人間は、緊張状態ではどんなに面白い話をされても心から楽しいと思えません。楽の感情が緊張状態に負けているからです。他人の話を面白いと思うためには、適度なリラックス状態が必要。聞いていて楽しいと感じる話をする人は、相手がリラックスできるようにうまく話の流れを誘導しています。
緊張感をうまく使える
終始緊張した状態では、話が面白くてもその効果が発揮されませんが、適度な緊張感は面白さをアップさせてくれます。リラックスばかりしていると、人はその状態に慣れてしまうもの。より不思議で刺激的なものを求めてしまうのです。
話が面白い人は、相手の表情などから心理状態を読み取るのがうまいです。適切なタイミングでハラハラする展開を持ってきたり、気が抜けるようなオチをつけたりと、緩急をつけて話を盛り上げてくれます。
サービス精神旺盛
話が面白い人は、基本的にサービス精神にあふれています。普段から人を楽しませるために、どうすれば面白くなるかと思考をフル回転させているのです。相手が「話を面白い」と感じるために、どうすればいいか駆け引きのように考えているのでしょう。自分が「話したい」ことよりも相手の「聞きたい」を優先できる人と言えます。
話題の引き出しが多い
話の面白い人は、話題の引き出しが多いです。それができるのは、常に新しいものに対するアンテナを張り巡らせているから。自分と関係のないテーマにも興味を持って情報を収集しているため、世代に関係なく通じる話題を引き出せます。
友達が多い
話が面白い人は、どちらかと言うと友達が多い傾向があります。友達が多いということは、それだけ人と会話をする機会が多いので、いろいろな話題にも臨機応変に対応することができるのです。友達が多いことで会話の練習にもなり、話の流れなども自然と学べるようになります。
聞き上手
話が面白い人は「話し上手」というイメージの方が強いのですが「聞き上手」という面もあります。周囲の様子を見て、何を求めているかを察する力が高いからでしょう。テレビでお笑い芸人を見ても、自分だけの話をしている人はあまりいないはずです。周囲の言葉を上手に聞きだすことで、周りとの会話がスムーズに成り立つのです。
目の付け所が独特
話が面白い人は、目の付け所が周囲と違って独特です。今まで知っていることでも、違う切り口から見ることで面白味が感じられるということはたくさんあります。話が面白い人は、それに気づく優れた着眼点を持っているのです。
着眼点というと、その人独自の才能のように思えるかもしれません。しかし、面白いものに注目する、自分が興味のないものにも視点を向けることを意識していると、自然と視野が広がり、面白いものを見つける力もついてきます。
ユーモアセンスがある
話が面白い人は、基本的にユーモアセンスにあふれています。発想力や表現力に長けているので、内容だけで見ると何気ないことでも、とても楽しく聞こえてしまうのです。上品なおかしみを持っているのも、面白い人と言われる条件でしょう。
反面教師!話がつまらない人の特徴
誰だって話がつまらない人にはなりたくないはずです。しかし、もしかしたら自分が気づいていないだけで「話がつまらない人」と思われているかもしれません。こちらでは、反面教師にしたい話がつまらない人の特徴を集めました。
同じ話を何度もする
同じ話を何度もされるとうんざりしてしまいますよね。たとえそれが面白い内容だったとしても、何度も聞かされることで飽きてしまい、楽しく感じることはできません。面白い話は新鮮な驚きがあるからこそ、余計に楽しさを与えてくれるのです。
知らない身内ネタばかり
身内ネタばかりして、他の人が話に入ってこられない雰囲気を作ってしまうのは意外とありがちなミスです。たとえば、3人で話しているときに2人が身内ネタを話していたら、1人は疎外感を覚えてしまい、けして「面白い」とは思えないでしょう。
軽く「知り合いでこういうことがあったんだって」と話す程度であれば問題ないのですが、身内ネタばかり話すのは控えてください。
悪口やイジリばかり
悪口は良くないことですが、共感する人がいると話が弾んでしまいがちなのも事実。しかし、悪口やイジリばかりの話題しかない人は基本的に「話がつまらない人」です。悪口ばかり聞かされるのは、相手にとってもストレスになります。「自分も悪く言われているのでは」という不安も抱かせてしまうので、話が盛り上がったとしても「面白い」というポジティブな印象は抱きづらいでしょう。
オチがない
どれだけ面白い話でも、オチがないと「面白い話」にはなりません。話を聞いていて「え、オチがないの?」と拍子抜けをした経験があるのではないでしょうか。話を聞いている側としては話の盛り上がりどころになるオチに期待をします。オチのない説明的な話だとがっかりしてしまうのです。逆にオチがあっても、そこに至るまでが長いと間延びした話に聞こえてしまうので注意してください。
面白く話ができるようになるには?
誰だって面白い話ができるようになりたいですよね。しかし、どんな風に話せば「面白い」と思ってもらえるかわからない人もいるはずです。こちらでは、どうすれば面白い話ができるようになるのかを集めてみました。
まずは自己分析をして、自分の強みを知る
話が面白くなるためには、まずは自分を知ることが大切です。グッドポイント診断であなたの5つの強みを明確にしてみましょう。
強みを強化することによって、人間性が豊かになり、面白い話ができるようになりますよ。
以下の記事では、具体的にグッドポイント診断の見方や実際に受けた内容をチェックすることができます。
さらに、ミイダスのパーソナリティ診断であなたの「生まれ持った個性」の強さを知りましょう。

出典:ミイダス
自分の生まれ持った個性の活かし方、クセへの対処法などを知ることができるため、自己分析だけでなく自己改善を図ることもできます。
自分が話が面白くない理由を知り、さらに改善方法も知ることができるため、ぜひチェックしてみてくださいね。
知識・話題を多く持つ
面白い会話をするためには、豊富な知識が必要です。話題は知識によって引き出されるものなので、浅い知識しか持たない人はそれだけ話題の幅が少なくなります。まずは自分の興味のある話題からインプットしていくようにしましょう。その後で興味がなかった話題にも関心持つことで、更に話の幅を広げることができます。
省ける部分は省く訓練をする
長すぎる会話は決して「面白い」とは言えません。会話のなかには必ず無駄な部分が出てきます。適度な長さの会話は意識しないと身につきません。話したいことすべてを伝えようとするのではなく、日ごろから無駄な部分を省く練習や訓練をしましょう。
本を読み語彙を増やす
話を面白くするための勉強には、読書がおすすめです。話のネタになるというメリットもありますが、本に書かれている言葉や言い回しを無意識に覚えることができます。普段読書をしない人も、語彙力を増やすため少しずつ読書をすると話の幅が広がるでしょう。
声のトーン・スピードにメリハリをつける
話が面白いということは、内容だけに留まりません。声のトーンも影響していることは知っていますか?言葉というものは不思議で、同じ言葉であってもトーンやスピード次第で怒っているようにも楽しく話しているようにも聞こえます。逆を言えば、声のトーンやスピードにメリハリをつけることで、話の内容を更に演出して面白くすることができるのです。
話題に合った表情で臨場感をアップ
話をしているとき、身振り手振りだけではなく楽しそうな表情で話す人は輝いて見えますよね。話を面白くしようという一生懸命さも見られるため、比較的好感を得やすいです。
面白さを演出するポイントは、話題に合った表情をオーバーにすること。お笑い芸人を見てもわかるように、多少大げさなアクションの方が笑いをとれます。
イジリの対象になっても本気で怒らない
話の流れによっては、自分がイジリの対象になってしまうこともあるでしょう。誰だってイジられることは嫌だと思いますが、本気で怒らないこと、これは徹底しておきましょう。本気で怒ってしまうと「冗談が通じない人」というレッテルを貼られかねません。度を超えた内容ではない限り、イジられても大人の対応でスルーできる強さを身につけましょう。
バラエティ番組を見て勉強
話を面白くしたい場合、一番勉強になるのはバラエティ番組です。特にトーク系の番組はどういうタイミングでバトンを渡すか、空気を読めるようになるのかなど勉強になるでしょう。他にも漫才系の番組を見ることで、面白い言い回しや話題を学ぶことができます。
人の話の腰を折らない
誰でも話を途中で遮られるのは好みませんよね。話が面白い人は聞き上手でもある人が多いので、話の腰を折るようなことはしません。自分の話を聞いてもらうためには、他の人の話も邪魔をしないようにしましょう。
話が滑っても落ち込まない
話が面白い人も、最初から面白い話ができていたわけではありません。話の巧みさは、自分なりに勉強を続けてきたからこそ培われたものです。話した内容が滑ってしまったこともあるでしょう。そこで落ち込まずに、なぜ滑ったのかを後から自分で振り返ることで、同じ失敗を繰り返さないようにできます。その場の反応で一喜一憂せず、次につなげることを考えましょう。
身近な話が面白い人を観察&研究
身近に話が面白い人がいれば、その人をじっくり観察してみましょう。どういう話し方をすれば面白いと思ってもらえるのかなど、身近なモデルから研究することで自分の会話力などもアップさせることができます。
まとめ
人気者は話が面白い人が多いですよね。どんな人でも、話がつまらない人より面白い人と一緒にいたいと思うのは当然です。しかし、話が面白い人はさまざまな努力を重ねてきた人です。努力次第で誰でも「話が面白い」と言ってもらえる可能性はあるので、ぜひご紹介したポイントを押さえた会話を意識してみてください。