エゴマ油がダイエットに良い理由
油を摂ることで痩せられるといわれても、少しイメージしにくいかもしれません。主には、エゴマ油に含まれる成分が関係しています。エゴマ油で摂れる成分について、ご紹介します。
αリノレン酸が脂肪燃焼を補助してくれる
エゴマ油がダイエットに良いと言われる理由、それはαリノレン酸が含まれているためです。これは、エゴマという植物の種子から抽出できる油分であり、脂肪燃焼を補助する作用が期待できます。
通常のダイエットは、運動や食事制限をおこなって理想の体型や健康状態を目指す方法でしょう。ですがエゴマ油を使ったやり方は、食事をあまり減らすことなくただ油を摂取するだけで効果に期待できます。楽にダイエットをしたい人に、おすすめの健康食材といえます。
αリノレン酸は腹持ちが良く空腹を抑制する
食事を減らさなくてもαリノレン酸の効果によりダイエット作用が期待できるとはいえ、スムーズに痩せたいのであれば、やはり量を抑えるに越したことがありません。ですが、通常の食事より量を減らすというのは、決して簡単でもないでしょう。
その点エゴマ油のαリノレン酸は、腹持ちが良いです。少量の油を摂取するだけでも空腹感を和らげることに繋げられます。これもまた、ダイエットを気軽にしたい人に魅力的な特徴として挙げられます。
エゴマ油を使ったダイエットのやり方
健康的な油であるエゴマ油とはいえ、油分であるに違いません。肥満の元になる、刺激が強いというのは一般的な油と同様であるため、正しい使い方で役立てるべきです。エゴマ油によるおすすめのダイエット法を、ご紹介します。
1日摂取量目安は2.4g程度
エゴマ油は、植物由来の健康的な油ですが、量は1日2.4グラムほどを摂取目安としましょう。グラム数で表すと分かりにくいかもしれませんが、だいたい小さじ1~大さじ1杯ぐらいと考えておくと準備しやすいです。
健康的な食材であるにもかかわらず、なぜ少量が目安かというと、体調を崩しかねないためです。大量摂取は、下痢や吐き気に繋がります。また純粋に、摂取カロリーが高くなる点も懸念されます。摂取目安量は、守るようにしましょう。
製造年月が新しい鮮度の高いエゴマ油を用意する
エゴマ油を購入したり用意したりするとき、かならず製造年月を意識してください。通常の油以上に、酸化しやすいためです。賞味期限がまだ先であったとしても、製造年月が古ければ、健康に理想的なエゴマ油といえないかもしれません。できるだけ、新鮮なものを選ぶようにしてください。
朝食時にとるのがベスト
エゴマ油ダイエットをするなら、摂取のタイミングにこだわりましょう。エゴマ油の脂肪燃焼効果を、一層期待できるためです。おすすめは朝食時です。朝摂取することで、日中の活動における脂肪燃焼が後押しされるため、ダイエット効果が高まりやすくなるでしょう。
生のまま飲んでもドレッシングやソースにしてとるのもOK
油の使用するのは焼き物や揚げ物のときが一般的でしょう。ですがエゴマ油に関しては、こうした使い方をおすすめできません。なぜなら、熱に弱い油であるためです。せっかくの栄養成分を壊してしまいかねないので、生で摂るよう心がけてください。サラダにかけるドレッシングやソース、また直接飲むといった摂り方でも問題ありません。
3~6ヶ月以上は継続する
エゴマ油ダイエットは、即効性のある方法ではありません。多くのダイエットや健康法と同様で、継続することが大切です。だいたい、3~6ヶ月続けることをおすすめします。
とはいえ、ただ摂取するだけでも効果に期待できる方法なので、続けやすく感じられるでしょう。
エゴマ油を使ったダイエットレシピ
ダイエットに適した成分を含むエゴマ油ですが、一点摂りにくさを感じる特徴も伴います。それは、香りにクセがあるということです。苦手な人は、そのまま摂るとなると少し抵抗を覚えるかもしれません。気兼ねなくエゴマ油が摂れる、以下のようなレシピを役立ててみてください。
エゴマ油で!カプレーゼ
手軽ながらおいしく食べられる、豆腐を使ったカプレーゼです。
1.冷えたトマトと豆腐をカットして、カプレーゼらしくお皿に並べましょう。
2.そこに、塩・レモン汁・ブラックペッパー・エゴマ油をかけます。
3.最後に彩りよく小ねぎやかいわれを乗せて完成です。
通常はチーズですが、豆腐でもさっぱりしていておいしく食べられます。
エゴマ油で作るりんごと玉ねぎのサラダ
さっぱり感としゃきしゃきとした歯ごたえが魅力のサラダレシピです。
1.玉ねぎ薄くスライスしたものをビニール袋に入れて、少量の塩とレモン汁、エゴマ油を加えて半日冷蔵庫におきます。
2.半日後、いちょう切りにしたリンゴもさらに加えてまぜ合わせます。
3.袋の空気を抜いて適度になじませたら、お皿に盛って完成です。
エゴマ油と味噌のドレッシング
あらゆる料理に重宝する、ドレッシングを作り置きしておいても良いでしょう。毎食のエゴマ油レシピを考える必要もなくなるので、手軽にダイエットができます。
保存瓶に入れて、いつでも使えるようストックしておきましょう。
実践するうえで気をつけたいコト
エゴマ油を使ったダイエットには、注意も欠かせません。特徴的な性質により、少々扱いにくくもあるためです。ですが、以下の注意点を押さえれば、安全かつ効果的に活用できるでしょう。
下痢・吐き気を招く可能性があるため過剰摂取は避ける
前述とも重複しますが、エゴマ油は過剰摂取しないよう気を付けてください。胃腸への刺激により、体調不良に繋がるためです。ダイエットどころではなくなってしまうので、気を付けましょう。
エゴマ油は熱への耐性がなく酸化しやすい
おすすめレシピの紹介からも分かる通り、エゴマ油は加熱に適しません。熱への耐性がなく、早い段階で酸化してしまうためです。
調理において熱を加えないよう気を付けること、また室温の高くなる場所で保管しないよう注意してください。
しっかりフタを閉める
これも、酸化を防ぐための注意点となります。熱が加わらなくても、空気中の酸素に晒されるだけでも酸化は進みます。
味や香り、ダイエットへの可能性も落ちてしまうので、しっかりフタを閉めて保管してください。
高温の場所で保管せず冷蔵庫に入れる
エゴマ油の理想の保管場所は、冷蔵庫です。前述でも触れている通り、室温の上がり過ぎない場所での保管も良いですが、冷蔵庫ならそれがより徹底されるでしょう。
ドレッシングに使うときは冷えていた方が料理に合いやすいので、ちょうど良いでしょう。
直射日光は避ける
直射日光もまた、エゴマ油を劣化させる要因となります。この場合も温度上昇によって酸化が進むように考えられるかもしれませんが、そうでもありません。
光そのものが、酸化を起こします。そのため、蛍光灯であっても光が直接当たるのは理想的といえません。密閉された暗い場所で保管するようにしましょう。この点においても、冷蔵庫は理想的といえます。
早めに使いきる
賞味期限に限らず、エゴマ油は製造年月に近い期間で使い切ることを忘れてはなりません。直射日光を避け、冷蔵庫に置いていたとしても、酸化のしやすさは変わらないためです。
使用のたび光や空気に触れるだけでも、酸化は進みます。早めに使い切ることが大切です。買い換えが頻繁になり面倒かもしれませんが、少量ボトルを選ぶと短期間で使い切りやすいです。
まとめ
エゴマ油を使ったダイエットは、運動が苦手な人や食べるのを我慢したくない人でも、気軽に実践できる方法です。食事量をほとんど変えることなく、エゴマ油を摂取し続ければ効果に期待できるためです。
ただ、香りにクセがあるため、使用するレシピにこだわることも欠かせません。続けやすい方法で、自分なりに役立ててみてください。