日本でも北欧風のクリスマスツリーが大流行中
北欧のクリスマスは、家で家族とのんびり過ごすのが定番といわれています。それだけに、北欧風クリスマスツリーは凝った仕上がりになっている印象です。家の中が、普段以上に賑やかに感じられるかもしれません。まずは、北欧風クリスマスツリーの基本を押さえましょう。
欧米風とは違い素朴で温かみがある
とにかくカラフルでハッピーな印象が特徴的な欧米風クリスマスツリーと比べ、北欧風は素朴な雰囲気です。モミの木を使うのは同じですが、飾りつけに伝統的なデザインや色合いを使うのがポイントとなっています。それこそ家でゆっくり過ごす人が多い北欧風クリスマスの雰囲気が再現できるのではないでしょうか。
定番的な欧米風と異なるとはいえ、そこまで準備が大変なわけでもありません。飾りつけをアレンジするだけなので、特に費用や手間が付加されりわけでもないのです。ちょっとしたアイデアで、雰囲気をがらりと変えられます。
自然素材の色調や質感を活かしたデザイン
北欧風クリスマスツリーが素朴であたたかみ感じられる理由、それは素材や質感にこだわっているからこそです。特に雰囲気が出るおすすめのデザインとしては、ヒンメリによる飾りつけです。北欧の伝統工芸であり、素朴でかわいらしい質感が印象的です。
また、原色をあまり使わない点も特徴的です。欧米風クリスマスツリーであれば、赤や青、緑、黄色といった際立った色味の色調が好んで使われます。まさに欧米風といった、華やかさです。その点北欧風では、シルバーやゴールド、深みのある赤など、きらびやかでありながらインパクトは抑えられた印象です。
シンプルでセンスが良い
とにかく飾りを詰め込んで豪華にする欧米風クリスマスツリーが多い一方、北欧風はシンプルさを重視しています。モミの木を飾りで彩りながらも、木の緑が見える部分も多く残して、自然の風合いをなくしません。その分飾りのバランスが重要になってくるので、センス良く配置しましょう。
シンプルだからこその難しさが感じられるので、飾る人のセンスが試されます。全体にまんべんなく散りばめて、すっきりまとめるべきです。
温度ではなく色彩で温かさを感じる事ができる
クリスマス時期は冬真っただ中ですから、できるだけ温かい雰囲気に仕上げたいところです。家でゆっくり過ごすことの多い北欧のクリスマスで使われるツリーだけに、やはりそんな温かみが大事です。そしてこのときも、色彩がポイントとなってきます。
バランスよく並べた飾りつけや、暖色の電飾、伝統的なオーナメントなどで、温かい感じに仕上げましょう。それこそ、暖房に頼らなくても温かく感じられるようなクリスマスツリーが作れるでしょう。
北欧風クリスマスツリーのポイント
具体的に、北欧風クリスマスツリーを作るにはどうすれば良いのでしょうか。素朴、あたたかみといわれても、ピンときにくいかもしれません。以下のポイントを、意識してみてください。
より北欧感を出すならシルバー+1色の2色使いがおすすめ
前述の通り、北欧の雰囲気を出す上では色彩が欠かせません。中でも押さえておくべきなのが、シルバーの役立て方です。効果的にシルバーが加わることで、北欧風の雰囲気は一層増します。
シルバーをメインに、プラス1、2色程度の配色を意識しましょう。これだけでも、見慣れた欧米風クリスマスツリーとは雰囲気の異なる、素朴であたたかい印象に近づけます。
あまり派手にならないようにシンプルに作るのが北欧風
とにかく、シンプルさの重視を忘れてはなりません。むしろ、派手なのが欧米風、シンプルは北欧風といいきっても過言ではないほどです。飾りつけを控えめに、それでいてセンスよくまとめたクリスマスツリーこそが、北欧の味わいをかもします。
年に1回の一大行事だけに、こだわって作りたいと考える人も多いことでしょう。ですが北欧風クリスマスツリーに関しては、肩の力を抜いて作ることが大切です。
北欧系のおすすめクリスマスツリー
北欧系のクリスマスツリーを作るには、ちょっとしたセンスが必要です。ですが、セットや専用商品を購入することで、北欧の雰囲気は手軽に再現しやすくなります。おすすめの北欧風クリスマスツリー商品を、ご紹介します。
北欧風 おしゃれ スリムツリー
いかにもシンプル志向の北欧風クリスマスツリーといった、スリムタイプです。スリムなモミの木は、決して物足りないような雰囲気でもありません。
むしろ、スタイリッシュで高級感すら感じさせます。付属のオーナメントや雪の花LEDライトでアレンジすれば、インテリアとしても映える北欧風クリスマスツリーが完成します。
HIMOE クリスマスツリー 松かさスノータイプ
北欧風クリスマスツリーの中でも、シンプル路線を強調したタイプでしょう。枝先にはオーナメントでなく松ぼっくりが飾られており、ナチュラルな風合いです。
そしてまんべんなく雪の演出を散りばめて、まるで実際に映えているモミの木のように仕上げます。
クリスマス屋 クリスマスツリー
北欧風クリスマスツリー商品の中でも、にぎやかでかわいらしい雰囲気が印象的です。ハートや雪、ステッキのモチーフ、リボン、電飾などをあしらうタイプで、楽しい気分になれそうです。
ですがやはり北欧風だけあって、色味はやや淡く仕上げられています。欧米風と北欧風の、中間のような印象かもしれません。
ホーゲボーニング クリスマスツリー
90年以上の歴史を持つ、老舗クリスマスツリーメーカーの上質な一品です。枝葉のボリュームが抑えられており、一見すると植木植物のようでもあります。
枝の長さにばらつきがある点も特徴的で、一般的なものとは一線を画します。センスにとにかくこだわりたい人に、最適なモミの木でしょう。飾りつけは付属しないので、好みで用意してください。
北欧ブランド be&liv クリスマスツリー型アドベントカレンダー
クリスマスツリーそのものではなく、ツリーのデザインを採用したカレンダーです。付属の金属製オーナメントには数字が書かれており、それをひとつずつ開くことで、クリスマスまでの日数を記録していくことができます。
中にお菓子やおもちゃを入れておけば、お子さんにも喜んでいただけます。フィンランド産バーチ材を使った、上質なインテリアです。
北欧系のおすすめオーナメント
クリスマスツリーの飾りつけにおける定番といえば、オーナメントです。存在感があるため、雰囲気づくりに大きく影響します。北欧系をチョイスして、全体の統一感を出していきましょう。
北欧風 おしゃれ オーナメント LEDライト ホワイトツリー
ドロップ型のガラスの中に、雪の積もるクリスマスの風景を再現した、センス溢れるオーナメントです。クリスマスツリーにクリスマスツリーの風景を飾るという斬新さが、印象的でなりません。内部にはランプもつけられており、ムードづくりにも役立ちます。
Valery Madelyn 北欧風 クリスマス オーナメント
18種類のオーナメントがセットになった、便利な北欧風クリスマスツリー商品です。トップスターからボール、ハート、氷柱など、雰囲気の出るアイテムが詰め込まれています。抑えめのゴールドと赤の配色が、北欧を感じさせます。
北欧風クリスマスツリーの飾り付けアレンジ
飾りつけを購入すれば、前年から使っているツリーを役立てても問題ありません。スリムで高さのあるモミの木が理想ですが、飾りつけが北欧風であれば十分雰囲気は出るでしょう。おすすめ飾りつけアレンジを、ご紹介します。
木製オーナメントで北欧風に
北欧風クリスマスツリーの素朴さを出す上で、木のぬくもりが効果的です。そのため、オーナメントに木製のものをもちいる方法がおすすめです。木目を生かしたオーナメントは、クリスマスツリー=にぎやかという印象をがらりと変えてくれます。
色味を抑えた北欧風キラキラツリー
北欧風だからといって、地味なデザインがマストというわけでもありません。写真のような、キラキラ輝くオーナメントを散りばめても大丈夫です。ただこのときも、北欧風を表現するため色味を抑えることだけは意識してください。にぎやかながら奇抜過ぎない、絶妙なクリスマスツリーに仕上げられるでしょう。
ホワイトで統一したクリスマスツリー
緑色のモミの木は、クリスマスツリーの象徴です。ですが、そんなツリーをあえてホワイトで統一させるアイデアもおもしろいでしょう。冒頭の通り、クリスマスツリーに厳格なルールはないのです。自分のセンスで、クリスマスの雰囲気を演出してみてください。
オールホワイトなシンプルツリー
同じくホワイトを強調したクリスマスツリーでも、こちらは飾りつけが印象的です。モミの木全体を覆うほどの飾りつけですが、すべてホワイトであるため派手過ぎません。雪がかぶったような雰囲気も感じられる、センス溢れるデザインでしょう。
ナチュラルな北欧風クリスマスツリー
オーナメントの配色を工夫して、ナチュラルな雰囲気に仕上げられています。ゴールドやブラック、ブロンズ、シルバーといった抑えめの色味であるため、量を多く使ってもナチュラルさを失わないのがポイントでしょう。ボリュームがありつつも、強調し過ぎない絶妙さが見事に感じられます。
ミニサイズの北欧風ツリー
クリスマスの定番であるクリスマスツリーですが、少々場所をとるのも実際のところではないでしょうか。そんなとき、ミニサイズアイテムは重宝します。空間の邪魔にならず、それでいてクリスマスらしさをかもしてくれるので、さまざまなタイプの家で活用できそうです。
まとめ
近年流行りの北欧風クリスマスツリーは、定番的なものよりシンプルであたたかみ感じられるタイプとなっています。とはいえそこまで厳しいルールがあるわけでもないので、上記のようにアイデア次第でさまざまな楽しみ方ができます。ポイントを押さえて、好みに合った楽しみ方をしてみてください。