クリスマス用の部屋に飾り付けをする際のコツ
まずは、大前提となる基礎のコツから把握していきましょう。基礎がしっかりできていれば、オリジナリティを盛り込んでもしっくりくる部屋に仕上がりやすいです。以下4点、覚えておきましょう。
色味を合わせる
部屋の統一感に大きく影響するものとして、色味は外せません。もし色味のバランスが悪ければ、見渡す限り不快な印象となり、居心地は悪いでしょう。赤や緑、白を多用するクリスマス飾りですが、部屋の元の色味も考えながら配置することが大切です。
最初にテーマを決める
大枠のテーマはクリスマスですが、さらに細かいテーマも考えることができます。にぎやかかシンプルか、スタイリッシュか、またクリスマスツリーメインか壁飾りメインかなども、こだわり甲斐のあるところです。
最初にテーマを決めておいて、あとあとイメージがブレてしまわないようにしておきましょう。
部屋の大きさに合わせて飾り付けを考える
部屋と飾りの相性がマッチしていても、サイズ感でミスマッチを生んでしまう可能性もあります。小さ過ぎればただゴミが散らかっているだけのようになってしまうかもしれませんし、逆に大き過ぎると、レイアウトが乱れてしまいます。部屋やインテリアの大きさを考えて、バランス良く飾れるものを選ぶべきです。
最初にテーマと部屋の広さに合わせたツリーを選ぶ
クリスマスの飾り付けの中でも、特に主張が大きいものにクリスマスツリーが挙げられます。他の飾りが合っていても、ツリーの大きさやデザインが適していなければ、部屋全体のバランスが悪く感じられるでしょう。
そのため、飾り付けを考える最初の段階で、テーマと部屋の広さに合ったクリスマスツリーを選んでください。
クリスマス用の飾り付けを購入するポイント
前述にも触れていますが、クリスマス用の飾り付けは、とにかく種類が多いです。百貨店の専門コーナーなどでは、ありとあらゆる商品が並べられています。いったい、何を基準に購入すれば良いのでしょうか。
どこに何を置くかを最初に決める
どの商品が魅力的かではなく、まずどこに何を置くか部屋の中で決めましょう。部屋のデザインや広さと合わせなければいけないため、先に部屋の完成形をイメージしておくのです。イメージに浮かんだものを紙に書いて、実際の商品選びに役立てましょう。
置く場所のサイズと購入アイテムのサイズをしっかりと計測する
クリスマスツリーやキャンドル、リースなどは、結構大きいものも少なくありません。そのため、サイズが合わないと部屋のレイアウトを乱してしまいます。置く場所のサイズを量っておき、それに見合った商品を選ぶべきです。
色味やデザインが統一されているかをしっかりと確認する
前述の通り、テーマの統一感はとても大切です。魅力的な飾りでも、テーマに合わないものであれば浮いてしまうでしょう。色味やデザインのテーマに合うものをしっかり選んで、部屋に統一感を出しましょう。
クリスマスの雰囲気を盛り上げてくれる飾り付け
クリスマスの雰囲気を盛り上げるのであれば、クリスマスらしさが感じられる飾り付けが効果的です。主には、以下のものが代表的でしょう。おすすめを覚えておくと、飾り選びで失敗しにくいです。
クリスマスツリー
クリスマスの象徴ともいえるのが、このクリスマスツリーでしょう。他の時期にはまずみられない、クリスマスならではの飾りです。
歴史は古く、かつて北欧に住んでいたユールという古代ゲルマン民族が、冬至に使用していた樫の木を原型にしているといわれています。
以後、キリスト教の行事に取り入れる際木をモミの木に変えて現在の風習に至っているそうです。オーナメントや照明を飾り付けて、独特の雰囲気を楽しみます。
ツリータペストリー
伝統に倣うのであれば、やはり実際の木や木のモチーフを使ったツリーが理想的でしょう。ですが、サイズが大きく十分なスペースがなければ置きにくいのも実際のところです。部屋のデザインにこだわるなら、なおさらでしょう。
その点ツリータペストリーは、クリスマスツリーの絵を壁にかけて使います。絵とはいえ、それこそクリスマスの象徴ですから、十分に雰囲気を楽しめます。シンプル志向な部屋や小さめの部屋で役立つでしょう。
クリスマスリース
花や葉で作った、輪状の装飾です。クリスマス以外に、結婚式や贈り物を用意するシーンでも活用されています。クリスマスのリースであれば、赤や緑、白、金といったクリスマスカラーの植物や飾りを使って雰囲気を出します。
始まりは、ローマ帝国時代のローマ人の祭事であったといわれています。主に女性の冠として使われており、威信の象徴として役立てられていました。そのため、健康の女神ストレニアにちなみストレナエと名付けられ、これが変化してクリスマス・リースという名称になったそうです。
ミニキャンドル
その名の通り、小さなろうそくです。明るい部屋で楽しくクリスマスパーティーをするのも良いですが、時間帯を決めて明かりを消して、幻想的なミニキャンドルの光を楽しむのはいかがでしょう。
もともと、クリスマスはイエス・キリストにまつわる神聖な行事です。現代的な盛り上がり方も良いですが、おごそかに伝統を振り返るのも味わいがありおすすめです。
スノーマン
スノーマンとは、日本語でいうところの雪だるまです。積もった雪で作るのも良いですし、またスノーマンの人形やオーナメントを部屋に飾っても雰囲気が出ておもしろいでしょう。
地域によっては雪があまり積もらないところも多いので、本物が作れないケースも多いはず。さまざまな表情や個性をしたスノーマンが売られているので、こだわりようがあります。
アドベントカレンダー
クリスマスが近づくと毎年待ち遠しい気持ちになる、大人も子供も、そんな気分を楽しむ人は多いでしょう。アドベントカレンダーは、ただ月日を確かめるのではなく、クリスマスまでのカウントダウンをするためのカレンダーとなります。
紙でできたものから、子供向けのおもちゃ、インテリアタイプもあり、選び甲斐が感じられるでしょう。
参考になる!みんなのクリスマスの飾り付け
センス良くクリスマスの飾り付けをするといっても、何をもってして良いセンスなのか、ピンときにくいでしょう。実際の飾り付けを撮った写真なら、見た目通りに再現するだけで近い雰囲気を作れます。おすすめの飾り付け例を、チェックしてみてください。
トーンを揃えて大人かわいいクリスマス部屋コーデ
クリスマスツリーといえば賑やかな飾り付けという印象を、覆すようなデザインです。トーンもオーナメント数も控えめで、シックな部屋に合わせています。足元から覗く、かわいらしいトナカイがアクセントになっています。
ブルックリンスタイルのクリスマス部屋
レトロテイストの壁掛けやバルーン、オールディーなポスターでブルックリンスタイルに仕上がっています。木でできた味わいあるテーブルとマッチしており、全体の統一感が見事に感じられます。
アンティーク雑貨で揃えた難易度の高いクリスマス部屋
アンティーク雑貨に植物、スノーマンなどを使ったセンス溢れるクリスマス用の部屋です。一見乱雑でありながら、細部まで計算されているところをみるに、難易度の高さが窺えてなりません。インテリア雑誌に紹介されていても、違和感のない出来栄えではないでしょうか。
あえてクリスマスカラーを使わないおしゃれなクリスマス部屋
クリスマスだからクリスマスカラーを使わなければいけない、そんなルールはありません。あえて赤や緑、金色などを排除して、自分のセンスだけで作りこむというのも良いかもしれません。穏やかな表情が描かれたバルーンと手作り感溢れるクリスマスツリー風模様が、気持ちをほっこりさせてくれそうです。
シンプルでカッコいいクリスマス部屋
珍しい渋い質感が印象的ですが、それもそのはず、和の雰囲気漂う玄関土間をクリスマス用にアレンジしているためです。空間が小規模であるだけに、洗練されたシンプルな飾り付けが活きています。部屋そのものの良さを引き出す、絶妙な飾り付けです。
お気に入りのぬいぐるみを飾ったクリスマス部屋
家にぬいぐるみがたくさんあるなら、それらを活用してみては。この部屋では、幻想的なブルーの光を放つクリスマスツリーを複数のぬいぐるみたちが眺めている様子を表現しています。楽しい気分になれそうな、アイデア溢れる部屋です。
スターを基調にしたカントリーなクリスマス部屋
もとの部屋もオシャレであるため、シンプルな飾り付けが映えています。レンガの壁やアンティーク調の窓を中心に、スターの飾り付けを散りばめた仕様です。あれこれ盛り込むのではなく、統一感を出しているところにセンスが感じられます。
モノトーンでシックな大人のクリスマス部屋
部屋の白壁を活かした、モノトーンが際立つインテリアを並べています。それに合わせて、クリスマスの飾り付けもシックで大人な印象にまとめています。数は少ないですが、それぞれ上質でしっかりとした主張が感じられてなりません。
グリーンでスッキリとまとめた大人かわいいクリスマス部屋
程よいサイズのクリスマスツリーに、壁の中心に飾ったリース。スタンダードな統一感が感じられます。木の家具や観葉植物がアクセントになった部屋だけに、ツリーとリースのグリーンが見事マッチしています。
動物をたくさん飾ったクリスマス部屋
動物のぬいぐるみを多用した、個性あふれるクリスマス部屋に仕上がっています。ジャングルのような絵を描いた巨大な壁紙が印象的なので、空間全体から生命力を感じられます。センスがにじみ出る、難易度の高いデザインといえるでしょう。
クリスマスカラーでコーディネートした王道のクリスマス部屋
センスを意識するからといって、かならずしも個性を押す必要はありません。クリスマスカラーをあえて目立たせた、定番的な王道コーディネートもおもしろいです。こだわる家が増えているため、逆に特別感が感じられるかもしれません。
植物をふんだんに取り入れたナチュラルなクリスマス部屋
クリスマスには、ツリーやリースといった植物が多く使われます。ですがこの部屋は、さまざまな観葉植物を組み合わせて自然の味わい豊かな空間に仕上げています。通常であれば主張の大きいクリスマスツリーも、自然に馴染んでいる印象です。
まとめ
クリスマス用の部屋を作るのは、簡単でありません。広さや色、テーマなど、あらゆる点にこだわるべきだからです。ですが基礎さえ押さえておけば、例のようにさまざまなアレンジを楽しめます。一年に一度のクリスマスなので、あなたもとことんこだわってみてはいかがでしょう。