ツボを押してめまいを改善する!めまいに効くツボとは

天井がグルグル回る、気持ちが悪くなるなど、めまいの症状に悩まされている人も多いものです。すぐに症状がおさまればよいのですが、休んでもよくならなかったり、頻繁に起こったりするのは困るもの。

そんなめまいの症状を改善する方法の一つが、ツボ押しです。

今回は

  • つらいめまいはなぜ起こる?
  • めまいを楽にするツボ
  • ツボの正しい押し方
  • こんな時は注意が必要

二ついて紹介します。めまいの原因とツボ、さらにツボの押し方についてや、注意したいめまいについてまとめました。

つらいめまいはなぜ起こる?

立ちくらみや貧血によるめまい、筋肉のコリによるめまいなど、めまいの原因はさまざまです。めまいが起こるしくみとしては、体のバランスが取りにくくなることと考えられています。急な血圧の変動や、偏頭痛などもその原因。

めまいが起こる原因や理由についてお伝えしましょう。

急激な血圧の変動によって起こる


めまいの原因としては、脳や耳のトラブル、貧血や肩こりなどといったことが考えられますが、血圧の変動によってめまいが起こることもあります。

例えば低血圧。最大血圧が常に90-100mmHg以下を低血圧症と言いますが、低血圧の症状としてめまいが挙げられます。低血圧によるめまいは、主に立ちくらみが多いようです。

また、横になっていたり、座っていたりする状態から急に立ち上がると、血圧が急激に低下し、めまいを起こすこともあります。

急に立ち上がると血液が下半身にたまって、心臓に戻る血液が減少し血圧が低下。めまいが生じます。通常は交感神経が働き、心拍数が増加して血圧の低下を防ぐのですが、起立性低血圧症の場合はそれができなくなってしまうのです。

また高血圧の人も、めまいを起こしやすいので注意が必要。めまいは体の平衡が取りにくくなることで引き起こされます。血圧の変動は、バランスに関わる脳への血流が悪化し、働きが悪くなる原因となり、めまいにつながると考えられるのです。

ストレスが原因になって起こる


めまいは、ストレスが原因で起こることもあります。ストレスは自律神経のバランスを乱し、脳への血流が不足しがちになり、めまいにつながると言われています。

また、三半規管によるトラブルもめまいにつながりやすいのですが、三半規管はストレスの影響を受けやすく、ストレスが溜まってしまうとめまいを起こしやすくなる恐れがあります。

耳の奥の内耳にある三半規管には、耳石と言われる石があります。耳石の囲碁気を感覚毛という毛が感じ取り、地面に対してどういった状態かを把握しています。耳石がずれたり、三半規管に水がたまったりするなど、トラブルが生じることでめまいを感じると言われています。

偏頭痛の症状の一つとして現れることも


頭痛にはさまざまなタイプがあり、主なものには筋肉のコリから生じる緊張性頭痛と、血管の拡張によって起こるとされている偏頭痛があります。

脳の血管が拡張し、その周囲の三叉神経を刺激することで、炎症物質が発生、さらにそれが血管を拡張して起こるとされているのが偏頭痛と言われています。女性ホルモンの影響や寝過ぎ、疲労なども原因となると言われています。

偏頭痛は、頭が痛いという症状のほか、吐き気や下痢、光や音に敏感になるなどといった症状があり、めまいもその一つとされています。偏頭痛持ちの人はめまいを起こしやすく、また、めまいを起こしやすい人は偏頭痛を起こすことも多いと言われています。

めまいを楽にするツボ

めまいを改善するためには、めまいの原因を解消することですが、めまいのつらい症状を楽にする方法として、ツボ押しがあります。めまいを引き起こしていると考えられる、それぞれの原因に合わせたツボを紹介しましょう。

内耳の機能を高めてめまいを改善する翳風(えいふう)

出典:instagram.com

特にぐるぐると回転するようなめまいは、耳の中の内耳にトラブルが起こっている可能性があります。内耳は体のバランスを取る働きがあり、内耳に障害が起こり、機能が低下することでめまいが起こることがあります。

そこで、内耳の機能を高めてくれるのが「翳風(えいふう)」というツボ。「翳風」は耳たぶのすぐ後ろにあるくぼみの位置にあります。このツボを人差し指もしくは中指で刺激します。

「翳風」は、顔全体に効果的と言われ、顔の血行をよくしてむくみや肌のくすみの解消にも役立つと言われています。

血液の量を調整してめまいを改善する頭の竅陰(きょういん)

脳に送られる血液の量が不足するなど、血液量が不安定になるとめまいを起こしやすくなります。「竅陰(きょういん)」は血液の量を調整して、めまいを改善してくれると言われています。

「竅陰(きょういん)」のツボは、血液の量を調整する「肝」の働きを高め、血液不足によるめまいを緩和してくれると言われているツボ。耳が聞こえにくい、頭痛がする、目が痛いなどといった症状の緩和にもいいと言われています。

「竅陰(きょういん)」は、外耳の後ろの中央にあります。骨の内側のくぼみ部分で「翳風」のツボの斜め上後方あたりにあるツボです。耳の後ろにあるくぼみを、人差し指から小指の4本を使い、左右同時に刺激してみましょう。

血行不良を整えてめまいを改善する耳門(じもん)

出典:instagram.com

冷えやストレスなど、さまざま理由で血行不良になることがあります。そんな時には「耳門(じもん)」のツボを刺激してみるといいでしょう。耳の穴を隠すように盛り上がっている部分の、少しくぼんだところにあります。

「耳門」は、耳の中でもさまざまな耳のトラブルの緩和につながるとされているツボ。動脈が通っているツボなので、その部分を刺激することで血行不良が改善されると考えられています。

また、平衡感覚をつかさどる耳は、「耳門」を刺激することで、機能低下が改善される可能性があります。

頭痛を和らげてめまいを改善する完骨(かんこつ)

出典:instagram.com

「完骨(かんこつ)」は耳の後ろの出っ張った骨の下の端、後ろのくぼみにあるツボです。頭痛によるめまいに効果的と言われているツボ。このツボを刺激することで、頭痛の症状がやわらぐとともに、めまいも改善されると考えられています。不眠症にもいいそうです。

体の緊張をほぐしてめまいを改善する中渚(ちゅうしょ)

出典:instagram.com

体が緊張していると筋肉が硬くなり、血行が悪くなります。血行不良は、頭痛やめまいにつながってしまいます。「中渚(ちゅうしょ)」というツボは、血行をよくして体の緊張をほぐしてくれる期待ができるツボです

めまいの原因は、必ずしも耳や頭のトラブルだけとは限りません。頭や首、体の血行が悪くなることも要因として考えられます。「中渚」のツボは、頭や首の血行をよくしてくれると言われているツボ。

「中渚」は手の甲側、小指と薬指の間から2cmほど手首に近い位置、少しくぼんだ場所にあります。このツボを押さえながら、首をゆっくりと回します。緊張がほぐれてくるでしょう。

血の巡りを整えてめまいを改善する関元(かんげん)

出典:instagram.com

「関元(かんげん)」はおヘソの下、指4本くらい下の位置にあります。血の巡りを整え、めまいを改善してくれるとされるツボ。脳をスッキリさせたり、元気を与えてくれたりするとも言われています。

「関元」のツボを両手全体に包み込むように、息を吐きながらゆっくり中指で刺激しましょう。

自律神経を整えてめまいを改善する外関(がいかん)

出典:instagram.com

自律神経のバランスが乱れると、血行が悪くなりめまいの原因になります。「外関(がいかん)」は、自律神経を整え、リラックスさせてくれるツボ。めまいのほか、耳鳴りや肩こり、腕の疲労回復にも効果があると言われています。

手の甲側、手首の中央から、指3本分程度、肘に近い位置にあります。人差し指でゆっくりと息を吐きながら刺激しましょう。

ツボの正しい押し方

ツボは刺激すると痛みを感じたり、気持ちが良かったりするものです。気持ちがいいからと強く押しすぎると、筋肉や血管を傷めてしまうことも。ツボ押しの注意点や、より効果を高めるツボの押し方について紹介しましょう。

押す回数は3回程度を目安に

ツボや症状の程度などによって、押す回数は異なりますが、目安としては3回程度がおすすめです。あまり回数を増やすと、今度は指や手首が疲れてしまいます。ツボの位置を探し当て、指が垂直になるように当てて刺激しましょう。

押すときの強さは気持ちがいい程度に

手 ハンドマッサージ ツボ
ツボを刺激すると、気持ちがいいものです。的確な位置でなければならない、ということはありません。おおよその位置を触ってみて、気持ちがいいと感じる場所を刺激しましょう。

押すときの強さは「気持ちがいい」程度。強い方が気持ちいいからとむやみに強く押すと、今度は揉み返しがきてしまうことも。ツボ押しは気持ちがいい、といった程度に刺激しましょう。

ツボを押すときは呼吸も意識する

ツボ押しの際に忘れがちなのが呼吸です。ストレッチなどでも同じですが、ツボ押しの効果を高めるためにも、呼吸をしながら刺激しましょう。

特に意識したいのは、息を吐くときに押す、ということです。鼻から息を吸い、口から息を吐くときに、指に力を入れて押します。深い呼吸をしながらツボを刺激することでリラックス効果が高まり、血行もよくなってめまいの改善につながるでしょう。

こんな時は注意が必要

「ちょっと休めばすぐによくなるから」と、めまいを軽く考えてはいけません。血行不良や自律神経の乱れなどが原因で起こることが多いめまいは、病気が原因となっていることもあります。注意したいめまいについて知っておきましょう。

耳の病気や脳の病気が原因でめまいが起こることがある

めまいが起こる原因として、耳や脳の病気が考えられます。主な病気には次のようなものがあります。

「良性発作性頭位めまい症」は、頭や首を動かしたとき、寝て起きたときなどに、天井がグルグル回るようなめまいを起こします。ストレスの影響などで起こる「メニエール病」は、回転性のめまいを繰り返す病気。片耳が突然聞こえなくなる「突発性難聴」、立ちくらみなどを頻繁に起こす「起立性低血圧」などもあります。

また、首を回りたり、反らしたりするとめまいが起こる場合は、動脈硬化が原因で起こる「椎骨脳底動脈循環不全症」の可能性も考えられます。「脳梗塞」や「脳出血」などは、回転性・非回転性のめまいを持続的に起こし、時間が経つと悪化することも。

病気が疑われる場合は、どのような疾患でも受診が必要ですが、特に突発性難聴や脳梗塞、脳出血などは早めの受診が重要です。

めまいの他にも気になる症状がある場合


めまいの他にも何等かの症状がある場合は、病院に行って診察を受けましょう。めまいは耳や脳の病気が隠れている場合もあります。

耳鳴りや難聴、耳の閉塞感などの症状がある場合は、耳の疾患の可能性があり、手足のしびれやうまくしゃべれない、激しい頭痛や嘔吐などの症状があれば、脳の疾患の可能性が考えられます。

このような疾患は時間が経過するほど、治療効果が減っていくことも多いです。耳鼻咽喉科やめまい外来、または脳神経外科や神経内科を早めに受診しましょう。

まとめ

めまいは、体のバランスが取りにくくなることで起こります。多くは耳のトラブルが原因と言われていますが、頭痛やストレス、血行不良などが原因となることも。めまいに効くと言われているツボ押しなどで、症状を緩和させましょう。

病気がめまいを引き起こすこともあるので注意が必要です。気になるようであれば、早めに医療機関を受診することをおすすめします。