トルコ伝統の美しいレース手芸「オヤ」をアクセサリーやインテリアに取り入れてみよう!

「オヤ」はトルコに昔から伝わるレースの伝統手芸のこと。トルコの女性はひも状のオヤを、アクセサリーとしてうまくファッションに取り入れています。とても繊細で美しいレース模様は身に着けるだけでテンションが上がりますよ。最近は自分で「オヤ」に挑戦する方も増えてきているそう。今回はトルコの伝統手芸「オヤ」と、「オヤ」を取り入れたアクセサリーやインテリアをご紹介します。

トルコの伝統手芸「オヤ」とは?

「オヤ」はもともと、スカーフの周りにあしらわれている飾りのことを指していました。
つまりレースに限らず、ビーズやストーン、スパンコールなども含めて「オヤ」と呼ばれていましたが、現在ではトルコの伝統的なレース編みとして世界に知られています。
スカーフの縁取りだけではなく、イヤリングやネックレスなどのアクセサリー、テーブルクロスの縁取りなどのインテリアとしても楽しまれています。

オヤには種類があり、表情もさまざま

「オヤ」と一口に言ってもいろいろな種類があります。
有名なものを下記にご紹介すると…

まず「イーネオヤ」と呼ばれるものですが、トルコ語でイーネとは“針”のこと。
縫い針を使って編むニードルレースで、オヤの中でも最も古いレース編みの手法と言われています。
続いて「トゥーオヤ」。
これはかぎ針で編みレースのことですが、よく見かけるかぎ針編みと違って細かな技法で繊細さがグッと上がったものです。
あとは、ビーズをスカーフの周りにあしらった「ボンジュックオヤ」、U字型をしたヘアピンのような専用道具を使って編む「ヘアピンオヤ」など、その他にもたくさんの種類・技法が存在しています。

まさに骨董品、オヤのコレクターも…

トルコで作られる本場のオヤは、そのほとんどが家庭で作られる手作り品で編み方や技術もそれぞれ。
おみやげとして大量に生産されているものとは違ってオンリーワンです。
だから同じものは2度と手に入りません。

そのオンリーワンのオヤは希少価値の高さからコレクターが存在していて、高値で取引されることもあるそう…。
まさに骨董品と呼べる伝統手芸なんですね。

挑戦してみたい人にはキットや教室がおすすめ

手芸好きの中には、トライしてみたいという方々も多いようです。
オヤの編み方の書籍も何冊か販売されていますが、オヤは編み方も複数あって高い技術も必要とされています。
初めての挑戦には、初心者向けのスターターキットがおすすめ。
必要な材料がセットになっていてトライしやすいものになっています。

本格的に取り組んでみたい人は、教室に通うことをおすすめします。
中にはオヤの全手法が学べる教室もありますので、体験レッスンに参加してみるのもいいかもしれませんね。
ゆっくり時間をかけて取り組む価値のある手芸といえます。

日常生活にオヤを取り入れてみたい!

自分で作った手作りのオヤを使えればいちばんですが「やっぱり私には作れない…」という人も安心してください。
完成したオヤがネットショップなどでも販売されていますし、100円ショップで手に入るレースや刺繍ヒモなどを代用しても雰囲気は楽しめます。
オヤに習って、レースや刺繍ヒモをアクセサリーを活用してみましょう。

ここからはオヤを使ったアクセサリーやインテリアをご紹介していきます。

#1 首元のおしゃれに

こちらはヒモ状のオヤをネックレス風に首に巻いただけのアレンジ。
二重に巻いたり、結び目を工夫することでよりオシャレになって、ブレスレットとしても活用できますよ。
子どもや金属アレルギーの方も安心して身に着けることができます。
こちらは本格的にネックレスに加工したオヤ。
トゥーオヤとボンジュクオヤを組み合わせたネックレスで、ボリュームがありながら繊細なところにオヤの特徴が出ています。

#2 繊細さが魅力のブローチ

ニードルレースのイーネオヤの特徴、立体の花と色彩がよく出ている繊細なブローチ。
帽子のアクセントにしたり、スカーフ留めにしたり、バッグのチャームとして付けたりといろいろ活躍してくれそうです。

#3 ヘアアクセサリーとして

束ねた髪にクルクル巻いても素敵ですよ。
カチューシャ風や、髪に編みこんでもワンポイントになっておしゃれ。
もちろんバレッタやヘアピンなどに加工するのもおすすめです。

#4 ハンドメイドのピアスやイヤリングに

写真はピアスに加工した作品です。
オヤに専用金具を取り付けるだけなので、金具を変えればイヤリングにもできますよ。
とても簡単であっという間にでき上がり。

#5 本来のオヤとしての使い方で

ハンカチやストールの周りを刺繍とオヤで飾る、本来のオヤの使い方になります。
針が通るようであれば、カバンのふちにほどこしても可愛い。
手持ちの小物がグンとおしゃれになります。

#6 インテリアとしてさり気なく…

オヤをお部屋にたくさん垂らすと、とてもガーリーな雰囲気になります。
これなら本物のオヤではなくても、色々な種類のレースやリボン、刺繍ヒモでも代用できますよ。

未来に残したい伝統手芸「オヤ」を使ってみよう!

とても繊細で丁寧に作られたレース編みの「オヤ」、ぜひ日常生活に取り入れてみたいですね。
作るのは難しくても、市販のオヤを購入すればほぼ加工なしで使うことができますよ。

トルコは日本とも親交の深い国。
どの国でも伝統手芸を未来に伝えていくには努力が必要ですが、ファブリックとして取り入れることで、日本人として応援できるのは嬉しいこと。
手づくりのものが与えてくれる満足感を広めていけたらいいですね。