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障子を張り替えるタイミング
障子が破けたり、汚れてしまったときが、張り替えるタイミングですね。
季節では、梅雨の時期が一番適しているそうです。
理由は、障子紙などの和紙は、湿気があると伸びるので、梅雨の時期は張りやすいからだとか。
そして、乾くとピンと張るので、きれいに張れます。
梅雨でなくても、雨の日やなど湿気の多い日が、おすすめです。
障子の張り替え方法
張り替えに必要なアイテムは、張り替え用の和紙と、でんぷんのり、カッターです。
まずカッターで、張り替えたい部分を切り取ります。
すべての障子を張り替えるのは大変なので、写真のように部分的に切り取るのがおススメです。
木枠の桟に残った紙は、スポンジや雑巾で水を染み込ませて、拭き取ります。
その後、桟はかげ干しして、水分を蒸発させておきます。
続いて、のりで和紙を張っていきます。
桟にのりを塗り、そこに和紙を合わせます。
のりは、でんぷんのりで大丈夫ですが、障子専用ののりもありますので、そちらを使っても良いと思います。
一番大切なのは、和紙の配置のデザインですので、事前に決めて、間違えないように張りましょう。
張り終わって、余計な部分があれば、カットします。
模様替えアイデアその1:和紙をランダムに配置する
和紙をランダムに配置することで、リズムのある飽きのこないデザインになります。
白い障子紙と、色のある和紙のコントラストが、お互いを引き立てます。
和紙の色によって、印象もまったく異なりますが、写真のような少し渋い落ち着いた色を選べば、昭和レトロな雰囲気を出すことができます。
パステルカラーを選べば、女子の気分をアップさせてくれる障子になりそうです。
模様替えアイデアその2:色と並べ方を規則的にする
ランダムとは逆に、色を絞って、規則的に配置する方法もあります。
写真のように、寒色系の和紙を使えば、とてもスタイリッシュな印象になります。
暖色系だと温かい雰囲気になりますが、赤や黄色などはっきりしすぎる色は、視覚的に疲れるかもしれません。
模様替えアイデアその3:障子ごとにデザインを変える
もし何枚か障子がありましたら、1枚ずつデザインを変えてみる方法もあります。
和紙そのものの素材感を生かした和紙や、模様のある和紙も、取り入れてみると面白いですね。
ネットにも、アイデアを紹介する色々な記事がアップされていますので、参考になるかもしれません。
模様替えアイデアその4:印刷できる和紙を使う
最近の和紙は、印刷できるものも販売されています。
お気に入りの写真や、絵画、テキスタイルをプリントして障子に張れば、自分だけのオリジナルデザインの障子が完成します。
アイデア次第で、とても素敵な障子ができそうですね。
自分のイメージにピッタリの障子にするため、印刷できる和紙、ぜひチェックしてみてください。
模様替えアイデアその5:切り絵を張る
陰影に美しさを感じる日本人ならでは、もうひと手間かけて、切り絵を張り付ける方法もあります。
外から差し込む光が、幻想的なお部屋の雰囲気を演出してくれそうです。
カラフルな障子でモダンな部屋に模様替え
全部の障子を張り替えるのは大変ですが、一部だけでも、和紙を使って張り替えることで、ガラッと印象を変えることができます。
ダイソーなど100円ショップでも、豊富な種類の和紙がそろっています。
お金をかけず、そしてアイデア次第で、モダンな感じ、レトロな感じ、スタイリッシュな感じ、あなた好みの障子にセンスアップすることができます。
100円ショップ以外では、文房具店、鎌倉や京都などのおみやげもの屋さんでも、おしゃれな和紙を入手できます。
障子の特徴は、カーテンなどに比べて、通気性、吸湿性、保温性に優れている点です。
高温多湿の日本でのライフスタイルには、よく合っています。
直射日光を遮りながら、日光の温かさは感じられるなど、メリットもたくさん。
その機能性とデザイン性が見直されて、最近では、和室に限らず洋室にも使われるほど人気があるそうです。
破けたりして、張り替える手間があることがデメリットでもありますが、それはカラフル障子への模様替えのチャンスでもあります。
古くて新しい、障子のある生活、楽しんでみるのはいかがでしょうか。
きっと、日本文化の魅力も、再発見できると思います。