仏さまやご先祖様との時間を優しく包む、毎日使えるおすすめの線香15選

お線香と言えば、亡くなった方への供養の想いを込めた大切なアイテムですね。仏教を信仰する日本では欠かせないお線香。おばあちゃんの家や実家を思い出すような独特の香りで、懐かしい気分になる人も。とくに大人になり結婚をすると、冠婚葬祭のお付き合いも増えお墓参りをする機会もありますね。昔ながらのものから、最近では香りにこだわったものまで様々なお線香が作られています。お線香と言っても本当に様々なものがあり、実際何を選んでいいのかわからなくなってしまう事も。普段使うものから贈答用におすすめのものまで、おすすめのお線香15選をご紹介します。

日本に欠かせない線香

昔から亡くなった方を浄土へ送る時、日頃の感謝を伝える時、毎日のお勤めに欠かせないお線香。
とくにおばあちゃんの家に行くとあの香りがして、どことなく気持ちが落ち着く人もいるようですね。
家にご仏壇がある人はお線香の香りで1日が始まる人も多いですね。
そんなお線香にはいろんな想いが込められ、日本の仏具として現在でも使われ続けています。

今更聞けない、お線香を焚く意味

そもそもなぜお線香を焚くのか、その意味を考えた事がありますか?お線香を焚く事で仏さまの成仏を想う事はもちろん、大切な役割があるんですよ。

今では嫌われがちになってしまったお線香の煙。
この煙は亡くなった方が無事に浄土へ行けるようにという想いの込められた「道しるべ」になります。
途中で道に迷ってしまわないように、お通夜では枕元に1本だけ立てられます。
ロウソクは暗い足元を照らす明かりとして、寝ずの番では煙と明かりを絶やさないようにと聞いた事のある方も多いようですね。

更にお線香のあの独特の香りは、亡くなった方にとって食べ物の役割を果たします。
亡くなった方が浄土へたどり着くまでの四十九日の間はお線香を絶やさないという習慣が残っている地域や宗派あるように、香りでおなかと心を満たしてもらうという意味合いが。
これを「食香」と言い、仏教経典のひとつである「倶舎論(くしゃろん)」では「死後の人間が食べるは匂いだけで善行を行った死者は良い香りを食べる」と記されています。

お線香の煙にはあの世とこの世を橋渡しする役割も。
煙にのせて日頃の感謝の気持ちを伝えたり、思い出を募らせたりと、亡くなった方を想う事で気持ちも落ち着いてきます。

そう考えると、お線香を手向けるという事がとても大切だと感じますね。

寝ずの番で使われるお線香

お線香と言えば長細いスティックタイプのものがポピュラーですね。
最近では渦巻き型のお線香も出番が増えているよう。

寝ずの番はお通夜からお線香の煙とロウソクの火を絶やさないように、親族などの内で寝ないで亡くなった方の傍で番をします。
この方法は古くから日本の習慣になっていますね。
そんな寝ずの番ですが、最近は様々なニーズから燃焼時間の長い渦巻き型がよく使われるようになってきました。

ゆっくり休めるように、という意味や、自宅よりも斎場にそのまま安置する事が増え、途中で自宅に帰ったり夜は自宅で過ごしたいという事から渦巻き型が使われるようになってきた様です。
私も実際3年前にお義父さんが亡くなり、葬儀の準備をする機会がありましたが、子供が小さかったため夜は家に帰りました。

命あるもの必ずいつか終わりがきます。
ですがお葬式を執り行うのと、参列するのでは全然違うと痛感しました。
冠婚葬祭とは言っても、結婚式のように何カ月も前から準備できませんね。
やらなければいけない事が山積み。
親族や知人への連絡はもちろん葬儀場の手配やお寺・火葬場との日程調整、香典返しや食事の注文。
喪主ともなるとあいさつを考え、棺や骨壺、枕飾りなどを選んで見積もりを出して…。
とにかくめちゃくちゃ忙しい!その合間に子供にミルクを飲ませてオムツを替えてと。
不謹慎だと思われるかもしれませんがしんどかったです。
お義父さんごめんねと思いながら、渦巻き線香さまさまでした。

線香とお香の違い

仏具として使われるお線香と、香りを楽しむためによく使われるお香があります。
この2つの違いってなんだろう?とふと思いましたが、違いは用途で区別されているとのこと。
作り方は全く同じ、香木や香料に松からとった「ヤニ」や染料などを練り合わせて作られます。

お香の方が香りを楽しむものとして、様々な香りのものがありますよ。
それでも最近ではお線香も様々な香りのものが出ていますね。

選ぶ時のポイント

お線香にも他のものと同様、選ぶ時のポイントがあります。
現在ではスティックタイプのものが主に仏具として使われます。
他にも円錐型のものや蚊取り線香のようなうずまき型があります。

燃焼時間で選ぶ

燃焼時間はお線香の長さに比例します。

一般的に使われるお線香は25分~30分の短寸が多いですね。
その他には、長時間の供養に使われる約40分の長寸、仕事などで忙しい人にオススメの15分のミニというタイプもあります。

香りで選ぶ

普段使いするのなら香りが重要。
香りが強すぎると最近ではラベンダーやバラなどのアロマ感覚で使えるお線香も増えていますね。
お線香は主に2種類。

杉線香は、杉の葉を原料に作られます。
煙が多いものが主流になるので屋外でのお墓参りで使わる事が多いですね。
杉花粉などのアレルギーや花粉症に悩む人は、くしゃみや涙が止まらない人もいるようで注意が必要ですよ。

匂い線香は、お花などの香りが良いものが多いです。
タブの木の皮と香木や香料を原料にして作られ、気分や好みに合わせて使い分ける事も出来ますよ。

一般的な香りは「白檀(びゃくだん)」で、発売されているお線香も多いです。
インドや東南アジア地域の常緑樹で、インド産がとくに良質。
爽やかでほんのりと甘い香りが特徴。

そのままの香りでは弱く、熱によってより良い香りを強く放つ「沈香(じんこう)」は沈丁花の樹木の傷に沈積した樹脂分を原料に作られます。

その中でもとくに香りの良いものを「伽羅(きゃら)」と呼び、木の部位で異なる香りが特徴。
強壮や鎮静に効果があり生薬としても使われます。

煙の量で選ぶ

昔からお線香は煙の出るもので、その煙を大切に使われてきました。
最近では、その煙が少々嫌われ者に。
アパートなどの賃貸事情であったり、アレルギーなどの体質や家の中でペットを飼う家が増えた事、煙で衣類にニオイが移る事を避ける為など様々。
そんなニーズから、今では微煙タイプが売られていますね。
通常のお線香よりも煙が少なく、家の中でも安心して使う事が出来ますよ。
合わせて微香タイプも多く売られています。

おすすめのお線香10選

#1 日本人が好む香り「カメヤマ 花ふぜい 桜 煙少香 約100g」

価格・情報の取得:2017-12-23

日本人の好む香りといえばやっぱり桜の香りですね。
甘いフローラルな桜の香りがお部屋を満たしてくれますよ。
多くのお線香を製造するカメヤマは、品質が良く値段がリーズナブルなのも人気ですね。
燃焼時間は約25分。
煙や香りも抑えられているので、お線香のニオイや煙が苦手な方にもオススメです。

#2 甘い匂い袋のような香り「大発 明星(みょうじょう)」

価格・情報の取得:2017-12-29

昭和11年創業の大発は、日本のお線香やお香の70%が作られている日本一の生産量を誇る兵庫県淡路島。
そこにある数多くのメーカーの中の1つが大発です。
そんな大発の「雅シリーズ」から。
明星は甘い香りの中にも漢薬の香りが混じっているのが特徴。
天然香料に和花の香りをブレンドしてありますがフローラル系というよりはバニラに近い、甘さが強い香りですね。
燃焼時間は約30分。
匂い袋のような甘い香りが好きな人におすすめですね。

#3 そのまま置いてオシャレに「和遊 しゃぼんの香り 約90g」

価格・情報の取得:2017-12-27

和柄のパッケージがオシャレな筒形に入ったミニ寸のお線香。
燃焼時間約19分。
パッケージにもこだわった「和遊」シリーズはパリと京都のデザイナーがコラボレーションした和モダンが基調。
使い終わったあとも。
ほのかに残る香りを楽しみながら他の用途に使えるようにという心配りから生まれました。
煙も少な目で普段使いにぴったりですよ。
香りによってパッケージが違うので、季節や気分で使い分けてもいいですね。

#4 上品な白檀の香り「玉初堂のお線香 香樹林」

価格・情報の取得:2018-11-07

インド、カルナタカ州で産出される最上級の白檀「老山白檀」をふんだんに使って作られたお線香。
その主成分のサンタロールは雑菌を抑えたり、気分を清涼にする効果も。
秘伝の調香法を駆使して作り上げられたお線香は、甘くて爽やかな香りで、残り香までも清浄したかのような清潔感ある印象を与えてくれますよ。
少々高級な品になりますが、香りにこだわりたい人や贈答品として人気があります。

#5 香りが苦手な人に「奥野晴明堂 極 ZERO 香料」

価格・情報の取得:2017-12-27

線香臭いと表現されるように、お線香はとても独特な香りがありますね。
中にはそんな香りが苦手な人も。
そんな香りと煙を最小限に抑えたのがこのお線香。
アレルギーや小さいお子さんがいるご家庭なんかにも良さそうですよ。
香料類を一切配合せずに自然の素材だけで作られた優しいお線香です。
口コミも、本当に臭くない!煙が出ない!と好評でした。

#6 上質な香りが残る「みのり苑 家庭用線香 風韻 伽羅」

価格・情報の取得:2017-12-29

お値段が少し高めなのがネックですが、それくらいの価値のある最高級の伽羅の香りが楽しめるお線香。
1本備えたら3日くらい香りが残るとも。
少量ずつ使っても十分に香りが感じられます。
お坊さん直々のオススメのお線香でもあり、檀家さんのところへお参りに行く際持参していくと、家の方が気に入って購入される率が1番高いそうですよ。
普段使いは…という方は、お客さんがみえた時にだけ出すのもアリです。
自然の香木、伽羅をふんだんに使った優しい上品な香りですよ。
ご住職おすすめの一品です。

#7 小さな仏壇にもオススメ「日本香堂 やさしい時間 清らかなしゃぼんの香り」

価格・情報の取得:2017-12-27

この「やさしい時間」シリーズは、このお線香を使っているひとときが、心かよわす優しい時間でありますように、という願いが込められて作られています。
煙の量が少なく、香りもひかえめ仕様。
さらに灰の量が少なく済むので仏壇の汚れもあまり気にする必要なし。
更にお線香の真ん中には、半分に折りやすいように「くぼみ」がついています。
昔のように大きい仏壇を使わない現代に合わせた作り。
こちらは清潔感のあるしゃぼんの香り。
アロマを思わせるような「ベルガモット」「レモン」「ローズ」の精油を配合。

もう1つの森の香りには「カモミール」「クラリセージ」「ラベンダー」が配合され、リラックスできる森の香りがすがすがしい清らかな気分にさせてくれますよ。

#8 備長炭を練り込んで消臭効果も「カメヤマ 線香 葵の舞 備長炭 」

価格・情報の取得:2017-12-27

煙も香りも微量に抑え、さらに備長炭を練り込む事で消臭効果もあり。
リビングで食事をする事の増えた現在、そんな時でも香りや煙で食事の邪魔をしません。
煙の苦手なペットがいるご家庭でも気にする事なく使えますね。

#9 小さなお子さんにも安心「淡路梅薫堂の煙の少ないお線香 なごみ 」

価格・情報の取得:2017-12-23

無添加・天然素材で作られた優しいお線香。
無臭で衣類へのニオイ移りはもちろん、使用する糊にも合成成分を使っていないんですよ。
厳選された炭を使って無煙、無臭にこだわりました。

#10 様々な香りを楽しむちょっと変わったお線香「カメヤマ 異業種コラボ線香 ミニ寸線香 5種おまとめセット」

価格・情報の取得:2017-12-23

あのお菓子がお線香になった!サクマドロップスやミルキー、ボンタンアメなどの香りが楽しめるお線香。
なんとなくちゃんとしなきゃと気負いしてしまう事もある仏壇。
楽しかった思い出と一緒に、好きだったお菓子の香りを届けるのもいいですね。
ミニ寸で燃焼時間約19分。
お菓子の他にもカレーやコーヒー、すいかなどユーモア溢れる製品が。
「故人の好物シリーズ」としてキャンドルも発売されています。
亡くなった方の好きな物を供える…そんな真面目な気持ちで作られた製品ですよ。
チェックです。

進物用におすすめのお線香

法事や新盆、お彼岸やお盆と1年を通して仏事の多い仏教ですが、そんな時に進物としてお線香を持参すると喜ばれます。
自宅に仏壇があるおうちでは毎日使うお線香。
実用品だからこそ、そして進物としてお供えする物だからこそしっかり選びましょう。

進物と贈答はどう違う?

今ではあまり区別なく使われている進物と贈答という言葉、本来は少し意味合いが違いますね。

進物(しんもつ)は本来、宗教的要素のある行事などで「供える、捧げる、渡す」という意味があります。
仏事にあたる行事では基本的に進物となるわけですね。

贈答(ぞうとう)は「贈る、御礼、プレゼント」などという意味合いで普段から日常的に使われています。

品物に表書きする時には使い分けられる事が多いので、覚えておくといいですね。

お店に足を運ぶと尚良し

今ではインターネット通販のおかげでとても便利になった世の中ですが、相手のために選ぶのならやっぱり実際お店に出向いて選びたいところ。
香りははっきりと好みがわかれ、しかも毎日使ってほしいものなら尚更です。
香りを文章から理解するってなかなか難しい。
人によっての感じ方も違ってきますね。
仏具屋さんなどに行けば、実際に香りを試して選べる事もあります。
お店に行けばその道のプロの話を実際聞いて参考にする事も出来ますね。
自分の目で確かめて選ぶ事が大切です。

更にインターネットでの注文では、包装されていると思ったらされていなかった、のしが付いていなかった、金額の明細書が一緒に同封されていたという最悪の事態を招く事も。

進物としての贈り物でこれは大恥をかく事になりかねませんね。
人によっては、仕事や子供が小さくてなかなか買いに行けないという人もいるはず。
どうしても通販での注文になってしまう場合には確認が大事だという事ですね。
確かにインターネットでは、お店に並んでいないような商品も選ぶ事が出来るので助かるんですよね。

#11 3種の香りを詰め合わせた「日本香堂 花づつみ 進物 3種入 ライター付」

価格・情報の取得:2017-12-27

パッケージには春秋紋や牡丹の唐草がデザインされ、とても華やかで上品な印象。

優しいグリーンフローラルの自然感あふれる「ハーブ」、フレッシュフローラルの香りで野ばらをイメージさせる「野ばら」、パウダリックフローラルで落ち着きある優雅な香りの「山桜」の3種を詰め合わせています。
すぐに使えるように、ライターが付いている気配りも嬉しいですね。

#12 宇野千代さんの小説で知られる淡墨桜「日本香堂 宇野千代のお線香 淡墨の桜 桐箱入 60g×6(贈答用 包装品)」

価格・情報の取得:2017-12-23

天然の白檀に桜皮ポリフェノール、孟宗竹炭、植物エキスを配合した桜が香るお線香。
パッケージには淡い桜が施され、上品に仕上げられています。

「淡墨桜」は日本三大巨桜のひとつ。
宇野千代さんの小説で知られる桜でもあり、樹齢1500年以上のエドヒガンサクラの古木で、蕾の時には淡いピンク、満開になると白、散り際には淡い墨色になるのが特徴。
宇野千代さんはこの薄墨桜の保護のため積極的に活動されました。

#13 美しい絵ロウソクのセット「日本香堂 銘香 芝山 桐箱 絵ろうそくセット」

価格・情報の取得:2017-12-23

白檀とフローラルを基調のどこか懐かしい穏やかな香りのお線香。
蓮と桔梗が描かれた絵ロウソクは植物性原料を配合、着色料を使わずに自然な色合いで作られた美しい仕上がりです。
なかなか自分では購入しない絵ロウソクですが、1本あると華やかになりますね。
「思い届ける、心伝える」という慈しむ気持ちの込められたセットです。

#14 6種の香りを贅沢に「奥野晴明堂 和花6種アソート桐箱入り」

価格・情報の取得:2017-12-27

お義父さんの新盆に、実家の母から頂いたのがこのお線香でした。
使ってみての感想は、まず煙がほとんど出ません。
煙の少ないタイプってこんなに出ないの?というくらい。
なのに香りがしっかり広がります。
強すぎずほのかに香る、心地よいものでした。
お線香というより甘い香り。
とくにお気に入りは「一葉」。
竹炭を配合した香りで、お線香の良い香りを残しつつ爽やかな香りです。

#15 白檀を基調とした5種の香り「松栄堂 京線香 こころみ香 5種 」

価格・情報の取得:2017-12-23

爽やかななブルーの箱に、優しいパステルカラーのパッケージのセット。
白檀を基調とした5種の香りには、嵐山の紅葉風景をイメージした「京にしき」、軒の端に咲く梅をイメージした「のきば」、鏡湖池に映し出される金閣寺をイメージした「金閣」、白檀の中に桜が香る「京桜」、最高級のインド産白檀をベースとしたまろやかな香り「五山」と、京都らしい香りが詰まっていますよ。

仏さまと対話する時間を

お線香は法事などの仏事から、お墓参りや毎日の供養に欠かせないアイテムです。
そんなお線香、何気なく習慣や、やらなきゃいけないという想いでお供えしていませんか?お線香の煙と香りは、あなたの想いをご先祖様に届けてくれると同時に、心を穏やかにしてくれますよ。
仏さまと対話する時間を大切にしてくれる方が少しでも増えてくれたら幸いです。