その1:まずはアドバイスなどをせずに夫の話を聞く

女性の悩み相談は自身の経験が活かせることもありますし、話を聞いているうちに大まかな予想がつくことが多いです。
しかし男性は、話してスッキリするタイプの方もいれば、客観的な意見を的確に求める方もいます。
筆者の夫は話してスッキリするタイプですが、筆者の価値観だけで話してしまうと喧嘩に発展することもありました。
大切な旦那さんの悩みですから、傷つけることは絶対避けられるよう、どういった悩みを抱えていて、どのような意見が聞きたいのかをしっかり汲み取りましょう。
アドバイスを求めていない場合は、悩みを話して終わりとなることもあります。
その2:アドバイスを求められたら夫の状況を確認しながら話す

「今はこういう状況で悩んでいるんだよね?」と質問して、必ず「私なら」という言葉を付けてどう対処するか話しましょう。
確認や自分の意見であることを伝えないと、旦那さんの性格によっては喧嘩に発展してしまう可能性があります。
この「私なら」というワンクッションは旦那さん以外の相手でも、積極的に使いたいワードです。
最近、特にツイートを読んでいると自分の意見が一般論だというような書き方をよく目にします。
電車の中での会話でもよく耳にするので、あくまで自分の意見であると伝える方法は少しでも多くの方に実践していただきたいと、筆者は日々感じています。
その3:男女で考え方に違いがあることを理解した上で会話する

お互いが会社に勤めていても、役職や男女差でポジションの違いやギャップというものは生じます。
旦那さんが奥さんに弱音を吐き出してしまう状況だと、旦那さん自身に余裕がなく細かな配慮ができなくなっています。
あなたの意見が空振りしてしまっても、男女差があるから仕方ないなと自分で落としどころを作ってクヨクヨしないことも大事です。
その空振りが旦那さんの中でモヤモヤしてしまう場合は、あなた自身も自分の経験則でしか話せないと限度あることを話し、悪意はないことを説明して宥める方が良いでしょう。
ナーバスな時ほど、あなたの言葉すべてをマイナスに捉える可能性もあるので、アドバイスする場合は慎重になりましょう。
その4:自分の言葉で夫を傷つけてしまったらすぐ謝罪する

表情の変化や言葉には十分気を配り、様子がおかしいと思ったら謝罪するようにしましょう。
更に、自分の言葉を勘違いして捉えられてしまった場合は、訂正して旦那さんの誤解が解けるまで根気強く話すようにしましょう。
自分の想像以上に旦那さんが落ち込んでしまった場合は、旦那さんに一人の時間を与えることも大切です。
無理に解決方法を探そうとあなたが躍起になっても、旦那さんが納得する答えを見つけられる可能性はほとんどありません。
筆者夫婦も、お互いが感情的になりやすい時期や傷つきやすい時期は、ある程度話しても好転の兆しが見えない時は違うことをするよう声を掛け合う習慣をつけています。
帰ってきたくなる家を維持することも支えになる

仕事関連の悩みは同じ職場の社員や、同じ苦しみを味わったことのある先輩の方が、旦那さんにとってベストの答えを出せる可能性が高いでしょう。
しかし社内の人には話しにくい内容もあるので、そんな時はあなたを頼ってくれるはず。
そういった時に、悩み事を聞くのとは違ったベクトルで接することができるのも奥さんの特権です。
考え方の違いなどで上手にアドバイスができなくても、仕事が上手く行かない時でも帰れば笑顔が取り戻せる、落ち着いて生活できる家庭環境を整えておくことは主婦の得意分野。
もし言葉で相談に乗ってあげられる自信が無い方は、旦那さんが帰りたくなる家になるよう努力をしてみましょう。
その5:落ち込んでいる時期は好きなものを準備しておく

一定期間落ち込んでしまう方、一日寝たらすぐにケロッとしてしまう方など、旦那さんの性格によっても違うと思います。
繁忙期の時期が読める方、旦那さんの落ち込む理由がわかりやすい場合などは、その期間は旦那さんの好きな食べ物を準備するようにしてみましょう。
もし前触れなく不安に飲まれてしまう旦那さんの場合は、外れてもいいので日ごろから旦那さんの好きなものを出すように心掛けると良いです。
同じメニューばかりにならないよう、ストックを増やしておく必要が出てきますが、旦那さんのためと思えば苦にならないはず。
兼業主婦さんは、調味料のメーカーサイトを参考にされることをオススメします。
非常にわかりやすく、そして美味しいメニューが多数公開されていますよ。
その6:夫が乗り気でなくてもスキンシップをして温もりを与える

特に旦那さんが甘えたがるタイプの方は特におすすめなので、ぜひ試してみてください。
女性も不安な時期ほど人肌が恋しくなりませんか?
少しでも誰かの温もりを感じられれば安心しますし、夫婦仲を深めるためにも大切なことです。
筆者は日曜日の夜や、どんよりした顔をして帰宅してきた日にスキンシップを図るようにしています。
反応がない時や少し不快に思っているなと感じた時は避けるようにしていますが、我が家は大概癒しの手段として効果的です。
その7:出勤時も帰宅時も笑顔で接するようにする

あまり自信の無いプレゼンのある当日、大きなプロジェクトに携わっており制作の追い込みに入っている時期などは、とびっきりの笑顔でお見送りしてあげてください。
子供が居る場合は、一緒にお見送りしてあげると、旦那さんの家族のために頑張ろうとモチベーションがグンッと上がります。
そして疲れて帰ってきた時も、声だけ掛けるのではなく玄関までお出迎えに行ったり顔を見せるようにしてみましょう。
家事の途中や、帰宅時間が異なる場合は難しいと思いますので、タイミングが合わない場合は「お疲れ様」と笑顔で言ってあげるようにすると良いですよ。
旦那さんからエネルギーが感じられない時ほど、幸せを分ける感覚で笑顔を送ってあげてください。
その8:夫を助けようとするのではなく支える姿勢を大切にする

良好な人間関係を継続する上では、自分と他人の線引きが非常に大切になります。
この線引きができず境界線が曖昧になると、共依存することに繋がったり、旦那さんのテリトリーに入りすぎて鬱陶しさを感じられてしまいます。
旦那さんが本当に辛い時は、相手も大人なので必ずあなたに一言かけてくれるはずです。
旦那さんが自分の力で頑張ろうとしている時は、笑顔で見守ってあげることが旦那さんの邪魔にもならず、旦那さんが安心して頑張れる程良い関係。
あなたが力になりたいと思っていることは旦那さんにも伝わっているはずなので、自身の中でけじめはつけましょう。
夫が唯一気を許せる存在でいられるようにする
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また旦那さんが弱音を吐いてくれるというのも、しっかりとした信頼関係で結ばれているからこそ。
心配するあまり、旦那さんが求めていないのに解決策を勝手に押し付けると、お節介となり旦那さんの心は離れていってしまうので十分注意してください。
子育てで忙しい奥さんや、性格によっては、旦那さんの弱音を聞くことを嫌だと感じるかもしれませんが、旦那さんがあなたを頼りたいと思っているので、突き放すことは避けてください。
弱っている時に、愛する人から突き放されると大きな傷となってしまうので、話を聞きたくないと思うなら、良いアドバイスができないと伝える程度に留めておきましょう。
女性にも感情の揺らぎがあるように、男性にもナイーブになる時期があります。
そんな時は、なるべく支えてあげられるよう心の準備をしておくことも必要です。