今日は何を読む?3歳児の読み聞かせにおすすめの絵本10選

3歳は最も言葉を覚える時期と言われています。これまでは動物や乗り物、キャラクターの名前を覚えるのがメインでしたが、3歳を過ぎると過去や未来の時系列が理解できるようになり、ストーリー性の高い絵本も楽しく読めるようになります。今回は3歳児におすすめの絵本をご紹介します。

3歳児の心をつかむ絵本とは?

2歳頃までの絵本のストーリーは繰り返しのものが多く、登場するキャラクターも少ない傾向にありました。
3歳頃になると過去や未来の時系列を理解できるようになり、絵本のシチュエーションや登場人物の心理状況を少しずつ理解できるようになっていきます。

しかしあまり複雑なストーリーは上手く理解できません。
読んでいて親しみが持てるような題材やイメージしやすいものを選ぶように心がけましょう。

理解できることが広がったぶん、絵本の選択肢もどんどん広がっていきます。
私たちが幼い頃に読んでいた思い出深いものから、最近人気の絵本までたくさんの絵本があります。
お子さんがその絵本の世界観に入りやすいものを選ぶことが大切です。

おすすめ1:くれよんのくろくん

価格・情報の取得:2018-03-28

「くれよんのくろくん」は日頃のお絵かきでも使っているクレヨンを主人公にした絵本です。
身近な題材なので子どもたちにも親しみやすく、楽しく読めます。

物語の主人公はクレヨンの黒色の「くろくん」。
さまざまな色のクレヨンを使って楽しい絵を描いていくけれど、くろくんは出番がなくてがっかりしてします。
しかし思いがけないところでくろくんが活躍するという物語です。

ページをめくるごとにカラフルなイラストが表れ、子どもの興味を引き付けてくれます。
カラフルなイラストを目で追って楽しむだけではなく、仲間外れになってしまったくろくんの悲しさや仲間と助け合うことの大切さ、お互いを認め合う喜びなどを学ぶことができます。

「くれよんのくろくん」はシリーズ化されており、他にも「くろくんとふしぎなともだち」や「くろくんとなぞかけおばけ」などの絵本があります。
キャラクターが気に入れば他のシリーズを読み聞かせてあげても良いでしょう。

おすすめ2:そらまめくんのベッド

価格・情報の取得:2018-03-28

「そらまめくんのベッド」は「くれよんのくろくん」と同じなかやみわさんの絵本です。

物語の主人公はそらまめくん。
白くてふかふかのベッドが大のお気に入りです。
ほかのお友だちがちょっとだけ寝かせてほしいと頼んでもそらまめくんはダメと言って貸してくれません。
しかしある日、そらまめくんの大事なベッドがなくなってしまいます。

そらまめくんは無事にベッドを見つけられるのか、お友だちにベッドを貸してあげるのか絵本の世界観に入り込み、子どもも夢中で楽しめる作品です。

集団生活を経験するようになると、そらまめくんのように自分のお気に入りのおもちゃを貸してとお願いされることもあれば、貸したくないこともあります。
そのような部分も子どもたちにとっては非常に身近なものであり、そらまめくんとともに優しい気持ちを育める内容になっています。

おすすめ3:ばばばあちゃん すいかのたね

価格・情報の取得:2018-03-28

「すいかのたね」はばばばあちゃんシリーズのひとつ。
ばばばあちゃんの側にはいつも楽しい動物の仲間たちがいて、ストーリーを楽しませてくれます。

「すいかのたね」はばばばあちゃんがすいかの種を土に埋めるところからはじまります。
ばばばあちゃんが土に何かを埋めたのを見た子ねこは何か大切なものを隠したのだと勘違いをし、土を掘り返します。
しかし土から出てきたのはすいかの種。
子ねこは「なんだ、つまらない」とがっかりして土に埋め戻します。

その後も他の動物たちが土を掘り返し、すいかの種だったと知っては「つまらない」とがっかりしながら埋め戻します。
最後にばばばあちゃんがすいかの種を掘り返すととうとう種が「いいかげんにしろ!」と怒りだします。

途中までは繰り返しのストーリーですが、予想外の展開に子どもたちも思わず笑ってしまうでしょう。
純粋に物語の展開を楽しみたい方におすすめです。

おすすめ4:どろんこハリー

価格・情報の取得:2018-03-28

主人公のハリーは黒いぶちのある白い犬です。
遊ぶことは大好きですが、大のお風呂嫌い。

ある日、お風呂から逃げて街を遊び回ります。
次第に白い体は真っ黒に汚れてしまい、自分がハリーだということをわかってもらえません。
ハリーは無事におうちへ帰れるのでしょうか。

お風呂嫌いという設定は子どもたちにも共通するところがあるかもしれません。
お風呂に入るよりももっと遊んでいたいというハリーの気持ちにも共感しやすいでしょう。

ハリーが街中を冒険しながら遊び回る姿はとても無邪気で、思わず物語の世界に入り込んでしまいます。
楽しかった時間は一転、今度は自分がハリーだとわかってもらえないシーンではハリーと同じようにドキドキするでしょう。

ハリーが無事におうちに帰れるのか、お風呂嫌いを克服することができるのかという部分に着目し、ハリーと一緒にドキドキ感を味わえる作品です。

おすすめ5:三びきのやぎのがらがらどん

価格・情報の取得:2018-03-28

「三びきのやぎのがらがらどん」は北欧の民話をベースにした絵本です。

あるところに大きさの違う三匹のやぎがいました。
名前はみんな「がらがらどん」と言います。
ある日、三匹は草を食べに山へ行こうとしますが、途中で渡る橋の下には恐ろしい「トロル」という大きな妖精が住んでいます。
三匹は無事に橋を渡り切り、草を食べにいけるのか、というスリル満点のストーリーです。

絵本に出てくる「トロル」に驚き泣き出してしまう子もいますが、「かたこと」、「がたごと」、「がたんごとん」、「チョキン、パチン、ストン」などの擬音語が多く出てくるため、楽しみながらストーリーを読み進めていくことができます。

3歳頃になると善悪の区別がつくようになるため、がらがらどんたちが橋を渡れるように応援しながら物語を楽しむこともできるようになります。

おすすめ6:もったいないばあさん

価格・情報の取得:2018-03-28

「もったいないばあさん」は2004年に発行された比較的新しい絵本です。

タイトルからも想像できるように、もったいないばあさんは「もったいない」ことをするところに現れます。

食べ残しやお皿や口についたご飯粒を見つけては「もったいない」と綺麗に食べ、水を出しっぱなしにしていると「もったいない」と水を止めにきます。

可愛らしいおばあちゃんのイラストですが、その立ち位置は鬼やおばけに似ており、子どもたちには「もったいないことをするともったいないばあちゃんが来るよ!」と叱るお母さんも多いようです。

物語に出てくる「もったいない」ことは子どもたちが日常的についついやってしまうことも多く、思わずドキッとしてしまうことも多いのではないでしょうか。
物語を読み進めながら自分の行動を振り返り、物を大切にする心を育んでいきます。

おすすめ7:ねえだっこして

価格・情報の取得:2018-03-28

「ねえだっこして」は猫目線で物語が進んでいきます。

ある日、猫の家に赤ちゃんが生まれます。
これまでたくさんかまってくれたママは赤ちゃんのお世話で忙しく、猫のことをかまってくれません。
赤ちゃんにママのことを取られてしまったような寂しい気持ちを抱きつつも、決してママのことを邪魔しない猫の優しさが描かれています。

兄弟が生まれ、お兄ちゃんやお姉ちゃんになった子も一度は猫のような寂しい気持ちを味わったことがあるのではないでしょうか。
ママに甘えたいばかりにわがままを言ってみたり、気を引こうと困らせてしまったりした経験がある方も多いはずです。

物語は猫目線で描かれていますが、兄弟ができた子たちにも同じことが言えるでしょう。
兄弟ができたことへの喜びとママにかまってもらえない寂しさが絶妙に混じり、切ない気持ちを猫が代弁してくれています。

おすすめ8:だるまちゃんとてんぐちゃん

価格・情報の取得:2018-03-28

「だるまちゃんとてんぐちゃん」はだるまちゃんシリーズのひとつです。
1967年に発行された絵本のため、幼い頃に読んだことのある親御さんも多いのではないでしょうか。

だるまちゃんはお友だちのてんぐちゃんが持っているものが羨ましくてしかたありません。

自分も同じものが持ちたいと、自分で工夫をしながらてんぐちゃんの持ち物に似せたものをどんどん作っていきます。
そして最後にはてんぐちゃんの長い鼻を欲しくなってしまい…。

仲の良い友だちの持ち物を羨ましく思うことはよくあることです。
特に保育園や幼稚園に通い始めるとこれまで見たことのないものを目にする機会が増えます。
同じものが欲しいと駄々をこねることもあるでしょう。

だるまちゃんが納得のいくものをつくれるよに応援してくれるお父さんも優しく、読み手も思わず応援したくなります。
非常にコミカルに描かれているため、3歳くらいのお子さんでも読みやすいでしょう。

おすすめ9:おばけのバーバパパ

価格・情報の取得:2018-03-28

バーバパパの絵本は世界中で愛されている名作のひとつです。

キャラクターグッズも多く販売されているため、馴染みのある方も多いのではないでしょうか。

土から生まれたバーバパパはフランソワと出会い、仲良しになります。
しかし大きなバーバパパを家においておくわけにはいかず、バーバパパは動物園に行くことになりました。

姿を自由自在に変えられるバーバパパはほかの動物と遊ぶために檻を抜け出し、動物の真似をします。
しかし誰もわかってくれず、園長さんに怒られて動物園を追い出されてしまいます。

ひとりぼっちになったバーバパパは悲しみに暮れていました。
そのとき近くで火事が発生。
現場にかけつけたバーバパパはビルに取り残された人たちを助けようとします…。

物語では自由自在に姿を変えるバーバパパがユーモアたっぷりに描かれており、子どもたちの創造力をかき立ててくれます。
また、物語はどんどん場面展開していくのでとても刺激的で物語の全体を楽しむことができます。

おすすめ10:どうぞのいす

価格・情報の取得:2018-03-28

「どうぞのいす」の主人公は優しいウサギさん。

ウサギさんは小さな椅子をつくり、「どうぞのいす」という立て札と一緒に木の下に置きました。
はじめに来たロバさんは持っていたどんぐりを椅子に置き、木の下で眠ってしまいました。

次に来たのははちみつを持ったクマさん。
立て札を見て「どうぞならば」とどんぐりを全部食べてしまいます。
クマさんはあとに来た人が気の毒だと思い、持っていたはちみつを椅子の上に置いていきます。
その後もつぎつぎと動物たちがやってきては、椅子においてあるものを食べてしまっては、自分が持っていたものを椅子においていきます。

みんなの優しさが繋がっていく様子がとても温かく、読んでいる人たちを優しい気持ちにしてくれる作品です。
また、作品を通して子どもに「思いやり」の大切さを教えてくれるところもこの絵本の魅力のひとつでもあります。

物語の楽しさを知り、読書の魅力に触れよう

読書の魅力は新しい世界観に触れられるところにあります。

それは絵本だけでなく、小説やエッセイなどにも同じことが言えます。

物語のストーリー性を理解できるようになった3歳児は、まさに物語の楽しさを知る絶好の時期でもあります。
繰り返しの絵本だけではなく、起承転結のはっきりした絵本を取り入れ、物語を読み進める楽しさを実感してもらうことも大切です。

絵本を読む楽しさを知ることができれば、自然と読書に興味を持てるようになり、読書を習慣づけたり、文字を覚えるきっかけにもなります。