怒鳴る子育ては思わぬ影響を及ぼす?イライラして怒鳴らない子育て方法10選

我が子はとても可愛いものですが言うことを聞いてくれなかったり、わがままが過ぎたりするとついついイライラしてしまうこともありますよね。親だからといって何にでも心広くいられるわけではありません。しかし怒鳴ってばかりいると子どもに思わぬ影響を及ぼすこともあります。今回はイライラして怒鳴らない子育て方法をご紹介します。

怒鳴り叱ると子どもは萎縮してしまう

子どもを叱る際、つい怒鳴ってしまったことはありませんか?

子どもをしつけるために時には叱ることも大切ですが、自分の感情のままに怒鳴りつけてしまうと子どもは萎縮してしまいます。

特に子どもの失敗に対して過度に叱りつけてしまうと、子どもは自分の行動に自信が持てなくなってしまいます。
「失敗したら怒られる」「自分はダメな奴だ」と自分の価値を下げ、新しいことに挑戦するのを躊躇ってしまいます。

子どもには立派に育ってほしいという親心ゆえの厳しさなのですが、子どもにとってはショックの方が大きくなってしまうこともあります。
過度に叱りつけられることで「自分は愛されていない」と心を閉ざしてしまう可能性も考えられます。

叱ることは決して悪いことではありませんが、叱る方法に注意することが大切です。

つい怒鳴ってしまうことに悩んでいる方は是非、参考にしてみてください。

その1:自分の感情に素直になり、心のSOSを見逃さない

子どもを怒鳴ってしまうお母さんのほとんどは怒鳴りたくて怒鳴っているわけではありません。
日頃から育児や家事のストレスが蓄積されてゆき、ちょっとした子どもの行動が引き金となって爆発してしまうのです。

そのため多くのお母さんは感情が爆発した後にハッと我に返り、子どもを怒鳴りつけてしまったことを反省しています。
悪いことをしたと自覚しているからこそ、愛する我が子に怒鳴ってしまう自分を責めてしまうのです。

まずは自分の心のバロメーターを意識するようにしましょう。

日頃から「大丈夫」「もっと頑張れる」と自分の本当の気持ちにふたをし、頑張り続けてしまうと心のバロメーターが悲鳴を上げていることに気付いてあげられなくなってしまいます。
自分では大丈夫だと思っていても、心は爆発寸前かもしれません。

自分の気持ちを上手にコントロールするためには、今の自分の気持ちを素直に理解してあげることが重要です。
「あ、今とてもイライラしている」と気づくことができれば、次の対策が取りやすくなります。

その2:怒りを我慢できないときは子どもから離れる

子どもが言うことを聞かなかったり、やってほしくないことばかりをしたりすることがありますよね。
すぐに家を出なければいけないのに着替えを頑なに拒否する子もいれば、せっかくつくった離乳食を床に投げる子もいます。

思わず「何で言うことを聞かないの!」「何で大人しくご飯を食べられないの!」ときつく怒鳴ってしまいたくなるときもあるでしょう。

そのような時は一時的に子どもとの距離を取ってみましょう。
イライラの原因が子どもにある場合、わがままを言い続ける子どもを相手にしながら気持ちを落ち着かせるのは難しいことです。

自分の感情が昂り、コントロールできない状態になってしまうと必要以上に厳しく怒ってしまったり、普段なら思ってもいないことを子どもに言ってしまったりすることもあります。
あなた自身だけではなく、子どもの気持ちを落ち着かせるためにも一時的に距離を取ることは非常に効果的な方法といえるでしょう。

その3:叱る基準を明確にし、一時的な感情で怒らない

子どもを叱る際は「叱る基準」を明確にすることが非常に重要です。

そもそも子どもと大人とでは能力が異なるため、大人が当たり前にできることでも子どもにとっては難しいことがたくさんあります。

たとえば上手にスプーンやフォークが使えず、食べ物をこぼしてしまうことがあります。
忙しい朝に子どもがポロポロとご飯をこぼす様子を見て「ちゃんと食べなさい!」とイライラしてしまうこともあるでしょう。

しかし子どもにとっては上手にスプーンやフォークを使うことが難しく、決してママを困らせようとしてやっているわけではないのです。

一方、食事中に椅子の上で立ち上がったり、食べ物で遊びはじめてしまったりするのはどうでしょうか。
これは食事のマナーとして良くないことなので、きちんと注意しなければなりません。

このように同じような結果だったとしても、子どもの発達段階や意図によって叱るべきときと寛大に受け入れてあげなければならないことがあります。
闇雲に叱りつけるのではなく、きちんと叱る基準を定めてみましょう。

その4:気持ちと時間に余裕を持って怒らない環境をつくる

気持ちに余裕がないときほど、人はイライラしやすくなります。

特に子育てや家事に追われているお母さんにとって「時間」はとても貴重なものです。
貴重な時間を無駄にしないように慌ただしく家事をこなしているときに限って、子どもがママのイライラの原因をつくってしまうこともありますよね。

気持ちに余裕を持つためには、時間に余裕を持つことも大切です。
しかし1日は24時間と決まっており、いくら忙しくてもその時間を延ばすことはできません。

そのようなときは便利なものに頼ったり、家事を減らしたりするようにしましょう。

たとえば晩ご飯のおかずを1品だけお惣菜に変えてみたり、毎日していた掃除を2日に1回に減らしてみたりすることで時間に余裕を持つことができます。

楽をすることは決して悪いことではありません。
便利なものを積極的に活用し、自分に楽をさせてあげることで時間に余裕がうまれ、平穏な心を維持することができるのです。

その5:ひとりで抱え込まず、旦那さんの協力を得るようにする

一般的に子どもと一番多く接しているのは母親です。
特に専業主婦の場合は一日中子どもと一緒に生活しているため、子どものことでイライラしてしまうことが多くなってしまいます。

日頃のイライラやストレスを一生懸命に溜め込んでいても、いつかは爆発してしまいます。
気持ちが爆発してしまう前に誰かに助けを求めることもとても大切なことです。

最も適任なのはパートナーである旦那さん。
日中は仕事で家を留守にしていることが多いかもしれませんが、帰宅後に自分の気持ちを旦那さんに打ち明けるようにしましょう。

第三者に気持ちを打ち明け、相手の意見や考えを聞くことで気持ちを整理しやすくなりますし、問題を解決するヒントを得られるかもしれません。
ひとりで思い悩んでしまうと知らないうちに思考がネガティブになり、負のスパイラルに陥ってしまうことがあります。

日中の子どもの様子を共有する意味でも夫婦でコミュニケーションを取ることは非常に重要です。

その6:怒鳴る自分を責めるのではなく、怒鳴らなかった自分を褒める

母親というのは非常にストイックなものです。
毎日育児や家事をこなし、泣きわめく子どもも寛容に受け入れ、理不尽に拒否をされても見放すことなく甲斐甲斐しく子どもの世話をし続けます。

母親として当たり前のことと思うかもしれませんが、それを毎日繰り返し続けることはとても簡単なことではありません。
しかし多くの母親は「母親として当たり前」と捉え、自分のことを労わってあげるのを忘れてしまいます。

それどころか少し感情的に怒鳴ってしまったことに深い罪悪感を覚え、「自分はダメな母親だ」と自分を責めてしまいます。
日頃の努力は褒めず、少しの失敗を責めていては心が疲弊してしまいます。

できなかったこと、失敗したことを反省することも大切ではありますが、まずは自分ができてこと、成功したことを褒めてあげるようにしましょう。
怒鳴ってしまった回数よりも、怒鳴るのを我慢できた回数の方が圧倒的に多いはずですよ。

その7:同じ境遇の人と悩みを共有し、孤独から抜け出す

専業主婦の方のなかには社会から隔離され、自分が孤独になったと感じている方も多くいらっしゃいます。
特にこれまでバリバリ働いてきた方はこれまでのライフスタイルとのギャップに悩むことも多いようです。
そのため、孤独感を誰にも相談できず、ストレスとして心に溜めてしまう方がいらっしゃいます。

そのようなときは自分と同じ境遇の方と気持ちを共有することも良いストレス発散に繋がります。
子育てが思うように進まないのはどの家庭においても起こっていること。
悩んでいるのは自分ひとりではないと気づくことができれば、気持ちが軽くなります。

また同じ境遇の友人をつくることで相談もしやすく、良いアドバイスを受けることもできます。
同世代のママ友だけに限らず、少し先輩の方であればこれまで実践して成功したエピソードを教えてもらうこともできるでしょう。

家のなかで子どもと二人っきりで思い悩んでいるのであれば、少し外に出て新しいお友だちと交流を持つのも良いリフレッシュになります。

その8:子どもの感情に共感し、承認欲求を満たしてあげる

イライラして怒鳴りつけないようにするためには、イライラの原因をなくすことが大切です。

子どもが言うことを聞かないとき「ダメって言ったでしょ!」「何でそんなことするの!」と一方的に怒鳴りつけてはいませんか?子どもは否定をされるとより強く拒否反応を示すことがあります。

そのような場合は子どもの気持ちに寄り添い、理解を示してあげるようにしましょう。

ご飯を拒否するようであれば「食べたくないの?」と子どもの気持ちを代弁してあげるなど、「あなたの気持ちはわかっているよ」という姿勢を見せてあげることも大切です。

子どもの気持ちに寄り添ってあげることで、人間が生まれながらに持っている承認欲求を満たしてあげることができます。
承認欲求を満たしてあげることで自然とイヤイヤが収まることもあり、結果として怒鳴らなくても済むようになります。

一見すると子どもを甘やかしているようにも思えるかもしれませんが、気持ちが昂っていると収拾がつかなくなってしまいますので、気持ちを落ち着かせることも大切です。

その9:自分をめいいっぱい甘やかす「ごほうびタイム」を設ける

イライラを解消するためには自分に「ごほうびタイム」を設けることも大切です。

子どもが生まれてからは自由に外出できなくなったという方は案外多くいらっしゃいます。
いくら可愛い我が子でも365日24時間一緒にいれば気が滅入ってしまうこともあるでしょう。

気分をリフレッシュするためにも定期的に自分へのごほうびタイムを設けましょう。

ごほうびタイムとは日頃の家事や育児から解放されるまさに「ごほうび」です。

この日はひとりで映画を見たり、友だちとランチをしたり自分の好きなように過ごすことができます。

もちろん毎日仕事を頑張ってくれている旦那さんにもごほうびタイムは必要です。
旦那さんに子どもを預けてごほうびタイムを満喫する場合は交互にお互いの休みを取れるように工夫するようにしましょう。

その10:怒鳴ってしまった後はきちんとフォローをしてあげる

もし子どもを怒鳴ってしまったらきちんとフォローをしてあげましょう。

子どもはママに怒鳴られると「ママに嫌われた」「愛されていない」と不安を感じてしまいます。
子どもにとってママはとても大切な存在です。
そのママから嫌われることは子どもにとっては非常にショッキングなことでしょう。

怒鳴ってしまったら「怒ってごめんね」ときちんと謝り、優しく抱きしめて「ママはあなたのことを嫌っていないよ」と安心させてあげましょう。

お互いに気持ちが落ち着いたらなぜ怒鳴ってしまったのか理由を説明してあげることも大切です。
単に怒鳴ったことを謝るだけでは子どもはなぜ怒鳴られたのかを理解することができません。

「食べ物を粗末にするのが嫌で怒ってしまったのよ」と明確な理由を伝えてあげれば、子どももそれを理解することができます。

怒鳴るという方法は決して良い叱り方ではありませんが、親子の仲を修復できないというわけではありません。
きちんとフォローをしてあげればきっとあなたの気持ちはお子さんに伝わるでしょう。

怒鳴りたくなったらまずは深呼吸。後のことは落ち着いてから考えましょう

ママだって人間ですから、感情的になってしまうことがあって当然です。

子どもに対してイライラすることは決して悪いことではありません。

子どもを怒鳴らないためには、自分の感情を理解し、適切な対処法を選択することが大切です。

もしイライラがピークに達し、怒鳴ってしまいそうになったら一度深呼吸をしてみましょう。

片づけなければいけない、ご飯を食べさせなければいけないなどのことは、気持ちが落ち着いてからまた考えれば良いのです。