1歳10ヶ月赤ちゃんの成長目安になる10のポイント

1歳10ヶ月頃になると全身の筋肉が発達し、行動範囲も広がっていきます。ママやパパにとっては目が離せず、思わずヒヤヒヤしてしまうこともあるでしょう。一方、自我が芽生えはじめ子どもの癇癪に悩む方も増える時期です。今回は1歳10ヶ月赤ちゃんの成長目安になるポイントをご紹介します。

1歳10ヶ月までの発達特徴

1歳を過ぎた頃から赤ちゃんの成長はより顕著になります。

運動面においては生後11ヶ月~1歳2ヶ月頃にかけてひとりで立てるようになり、1歳半頃には多くの赤ちゃんが歩けるようになります。

この頃から赤ちゃんの行動範囲はどんどん広がっていき、興味のあるものに手を伸ばしたり、掴んで遊んでみたりする姿が見られるようになります。

また食事の面においては1歳頃から離乳食完了期に入り、ある程度の硬さや大きさのものが食べられるようになります。
まだ子ども用に薄味、柔らかめに調理してあげる必要がありますが、ほとんど大人と同じメニューでも問題ありません。

自分でできることが増えていくと、これまでにない刺激を受けより一層好奇心が高くなります。
1歳10ヶ月は体も心も子どもらしく成長していく大切な時期といえるでしょう。

Point1:身長体重

男の子の場合、身長は78.9cm~89.8cm、体重は9.36kg~13.45kgほどです。

女の子の場合、身長は77.5cm~88.4cm、体重は8.64kg~12.67kgと男の子と比較するとやや小さめになります。

これまではお腹がぽっこりと出た赤ちゃん体型だったのが、1歳10ヶ月頃になると全体的にスリムになり、幼児体型へと変わっていきます。

1歳10ヶ月頃になると多くの赤ちゃんがひとりで歩けるようになり、なかには走れる子もいます。
運動量が増えることで筋肉が発達し、体がスリムになっていくのです。

しかし食が細い赤ちゃんなどは平均身長や体重を下回ることもありますが、検診の際に指摘を受けていなければそれほど心配する必要はありません。
他の子と比較し、神経質にならないようにしましょう。

Point2:食事

1歳10ヶ月頃になるとひとりで歩いたり走ったりできるようになり、行動範囲がどんどん広がっていきます。
運動量の増加に伴い、食欲もぐんぐん増加していくでしょう。

運動量が多い赤ちゃんの場合、1日3食では足りないことがあります。
食事までの間にお腹を空かせているようであればおやつなどで食事を補ってあげるようにしましょう。

おやつは小さなおにぎり、パン、果物、蒸かしイモなどが好ましいです。

赤ちゃんにとっての「おやつ」はお腹を満たすだけでなく、栄養を補う目的もあります。
大人にとってのおやつ感覚で甘いものばかりを与えないよう注意しましょう。

またおやつを与える時間やタイミングにも注意が必要です。
1日3食のリズムを守るために食事に支障をきたさないよう気をつけましょう。

Point3:トイレ

1歳10ヶ月頃になるとトイレトレーニングを開始してみても良いかもしれません。

トイレトレーニングは単純に何歳から開始するべきという目安があるわけではありませんが、「歩いてトイレに行ける」「コミュニケーションが取れる」ようになると開始しやすくなります。

最初はトイレをテーマにした絵本などを活用し、トイレやおしっこ、うんちなどに興味を持つことからはじめてみましょう。
「おしっこがしたくなったらトイレに行く」という基本を知ることが大切です。

とはいえ最初から上手くできる子はいません。
漏らしてしまい、濡れて気持ち悪い思いをすることもたくさんあります。
しかしこの「気持ち悪い」という経験がトイレトレーニングを進めてくれます。

失敗しても叱らず、ゆっくりと根気よく教えてあげることが大切です。

Point4:手指の発達

1歳10ヶ月頃になると手指が発達し、細かい動作ができるようになります。

赤ちゃんは1歳頃からスプーンやフォークを持ったり、クレヨンでなぐり書きをしたりするようになり、1歳10ヶ月頃になれば多くの赤ちゃんができるようになります。

しかしまだまだ不安定な部分もあるため、スプーンにのせたご飯やおかずをこぼしてしまったり、上手く口に運べなかったりすることもあります。

汚れたテーブルや床を掃除するのは大変ですが、失敗したからといって悪意のない子どもを叱ってはいけません。
根気よくつきあってあげることが良い経験に繋がるのです。

手指の発達をうながすために知育玩具を活用するのも良いでしょう。
ハンマーで叩いたり、ループを通ったビーズを行き来させたりするような知育玩具を活用することで手指が鍛えられます。

Point5:脚力の発達

多くの赤ちゃんは生後11ヶ月~1歳6ヶ月にかけてひとりで歩けるようになります。
1歳3ヶ月頃からは小走りでダッシュができるようになったり、階段をのぼったり、ボールを蹴ったりできるようになります。

足の筋肉が発達しただけでなく、腹筋や背筋など体全体の筋肉が発達しているので、全身を使った運動ができるようになります。

早い子だとその場でジャンプができるようにもなる頃です。

自分でできることが増えると楽しくなり、意味もなく歩いたり走ったりすることが多くなります。
ママやパパにとっては目が離せなくなり、ヒヤヒヤすることもあるでしょう。

家から出る際は、道路に飛び出さない、迷子にならないように細心の注意が必要です。
危険な行動を抑止するためにも危険行為を見つけたらきちんと叱るように心がけましょう。

Point6:言葉の発達

1歳~1歳6ヶ月頃にかけて「ワンワン」「ブーブー」など意味のある言葉を話せるようになります。
「ママ」や「パパ」が話せるようになるのもこれくらいの頃からです。

1歳6ヶ月~2歳頃にかけて話せる単語が増え、「マンマ、食べる」「ママ、抱っこ」などの二語文が話せるようになります。

しかし言葉の発達のスピードは子どもによって大きく異なります。
たくさんお話ししてくれる子もいれば、2歳頃になってもあまり喋らず、簡単な単語しか出ない子どももいます。

言葉の発達が遅れると発達障害や知的障害の有無が心配になってしまいますが、現段階ではあまり心配する必要もないでしょう。

なかには話せるけれど、気分が乗らないのであえて話さないという子もいます。

日頃から語り掛けたり、絵本の読み聞かせをしたりしながら気が向くのをじっくり待ってみましょう。

Point7:しつけ

1歳10ヶ月頃のしつけでは、挨拶やお片付けなどの基本的なことからはじめましょう。

挨拶に関しては「おはよう」「おやすみなさい」「いただきます」「ごちそうさま」など基本からはじめます。
まだ上手に話せないかもしれませんが、挨拶をするという習慣を身につけてあげることが大切です。

挨拶をしながらお辞儀をしたり、手を合わせたりと動作でも構いませんので、挨拶の大切さを教えてあげましょう。

手指が発達し、ものを上手につかめるようになったらお片付けも教えてあげましょう。
きちんと並べる、重ねることは難しいかもしれませんがおもちゃ箱に入れるくらいであればできるようになります。

こちらも上手に片付けができるかどうかよりも、遊んだら自分で片づけるという根本的なルールを学ばせることが重要なのです。

Point8:かんしゃく

1歳10ヶ月頃になると自我が芽生え、好き嫌いがはっきりしてきます。
お気に入りのおもちゃを取られれば「イヤ!」とはっきり拒否できるようにもなるため、度々お友だちと衝突してしまうこともあるでしょう。

自分の欲求をはっきりと伝えることはできますが、相手の立場になって物事を考え、自分が我慢して譲ってあげることはまだ難しいかもしれません。

言葉が話せるようになってきたとはいえ、自分の気持ちを的確に表現することは難しい時期です。
上手く気持ちを伝えられないことにモヤモヤし、癇癪を起してしまうことも多々あります。

ママやパパからしてみれば「いいかげんにしなさい!」と子どものわがままを叱りたくなってしまいますが、子どももママやパパを困らせたくて癇癪を起しているわけではありません。

なるべく穏やかな気持ちを保ちつつ、子どもの気持ちに耳を傾けてあげましょう。

Point9:遊び

遊びにも変化が見られる時期です。
1歳10ヶ月頃になると「鏡遊び」をする子どもが増えてきます。
鏡に映っている子が自分だと認識できるようになり、鏡の前でポーズを決めたり、服装をチェックしたりしながら遊ぶようになります。

「可愛い服着ているね」「オシャレだね」と褒めてあげれば喜び、得意げにポーズを決めることもあります。
鏡遊びはひとり遊びのひとつではありますが、時々声をかけてあげるようにしましょう。

これくらいの時期になると良くないことを言われていることにも気づくようになります。
「ぽっちゃりしているね」「あまり似合ってないんじゃない」といじわるを言うと雰囲気を察し、怒ることもあります。

子どもにもプライドがありますから、無闇に悪くいわないように気をつけましょう。

Point10:イヤイヤ期

好奇心が高まる一方、自由に欲求を満たせないというジレンマに悩まされる時期です。

「もっと遊びたいのに遊べない」「自分でやってみたいのにやらせてもらえない」など自分の希望が叶わないこともたくさんあります。

1歳10ヶ月頃になると自立心が芽生えはじめ、大人からすれば無謀とも思えるようなことにも積極的に挑戦しようとする姿勢を見せるようになります。

「危ないからダメよ」と制止しても、ダメな理由を上手く理解できずに癇癪を起すことがあります。
早い子では2歳前にイヤイヤ期に突入する子もいます。

イヤイヤ行動が見られたら頭ごなしに叱らず、まずは子どもの欲求に耳を傾けましょう。
危険なことでなければ極力やらせてあげ、上手くできないようであれば手伝ってあげましょう。

体も心も発達していくけれど、まだまだ不安定な時期

1歳10ヶ月は体も心も大きく発達し、さまざまなことができるようになる時期です。

いろいろなことに興味を示し、やりたいことがどんどん増えていきます。

その一方で上手くできないこと、やってはいけないこともたくさんあります。
自分の感情を上手くコントロールできず、泣いたり喚いたりしてしまうことも多々あるでしょう。

子どもの癇癪に付き合わされるママやパパも大変ですが、お子さんも「何でわかってくれないの?」と歯がゆい気持ちでいるのです。

うんざりしてしまうこともあるかもしれませんが、きちんと成長している証として優しく受け止めてあげましょう。