その1:なんでイライラしてしまうのか整理してみる

イライラが蓄積されていくと感情的になり、冷静な判断がしづらくなってしまいます。
まずはイライラの原因がどこにあるのか、どうすればそのイライラは解消されるのか、旦那さんがどう変わってくれればイライラは解消されるのかを分析してみましょう。
その際、旦那さんへの不満だけを並べていっても問題解決には繋がりません。
「どうすれば解決するか」までを考えることで具体的な解決案を練ることができ、次の行動へ移りやすくなります。
気持ちや考えを整理する際は紙に書き出すとより冷静になれます。
チラシの裏やメモ用紙などなんでも構いませんので、一度自分の思いを紙に書き出し、整理してみましょう。
その2:夫婦できちんと顔を合わせて話し合う時間を設ける

特に育児という大切なテーマについて議論するときは電話やメールではなく、きちんとお互いの顔を見て真剣に話し合える時間を設けることが大切です。
話し合いを行う際は感情的にならず、あなたが前段階でまとめた考えや意見を冷静に伝えましょう。
旦那さんへの不平不満を伝えるだけでなく、自分が旦那さんに対してどうして欲しいと考えているのかまできちんと伝えることが重要です。
もちろん旦那さんにも旦那さんなりの都合や考えがあります。
旦那さんの考えがあなたの考えに反するものだとしてもまずは耳を傾けることが大切です。
きちんと相手の意見を聞き、自分なりに解釈することでより理解を深め合えることができます。
その3:旦那さんの都合も尊重し、お互いに納得できる点をみつける

お互いに自分の意見を主張してばかりいては解決には繋がらないでしょう。
どこかで相手の置かれている環境を理解し、妥協しなければいけないところもあります。
たとえば「もっと早く帰って育児を手伝ってほしい」とあなたが主張しても、旦那さんは同僚や部下に仕事を押し付け、自分だけ定時で帰るわけにはいきませんよね。
しかし「仕事だから仕方ない」と言ってばかりいてはあなたの負担を軽減することはできません。
お互いの都合を考慮して「週1回は早く帰宅し、育児を手伝う」「休日は率先して育児を行い、奥さんを休ませてあげる」などのルールを設けてみてはいかがでしょうか。
二人の意見をすべて叶えることはできませんが、お互いに納得できる点を模索することで現実的な解決策を導くことができます。
その4:育児の大変さを旦那さんと共有し、理解を深める

そのため「育児は大変」と考えていたとしても、それが具体的にどう大変なのかまで理解を深められていないケースも多々あります。
育児と一口に言ってもやるべきことはとても膨大です。
授乳、おむつ替え、お風呂、寝かしつけなどやるべきことを順に並べていくとそれほど多くないように思えますが、その間には「おっぱいを飲んでくれない」「おむつから便が漏れてしまった」などのアクシデントが必ずセットになっています。
しかし多くの旦那さんは育児の項目だけをなぞり、それにつくアクシデントまでは予想できていない可能性もあります。
どうしても母親と同じだけの時間を取ることは難しいですが日頃から育児について情報共有をし、理解を深めていくことが大切です。
その5:育児のやり方や子どもへの接し方をレクチャーしてあげる

残念ながら父親になったからといって何でも上手にこなせるようになるわけではないのです。
女性は妊娠を機に母になりますが、男性は赤ちゃんが生まれてくるまで父になる実感を持ちづらいと言われています。
漠然と「自分も父親になるのかぁ」と思っていても、具体的に何をするべきか、これまでの生活がどう変わるのかまではイメージしづらいのでしょう。
それに加え、平日の多くの時間は仕事に費やしていますから育児を学ぶ機会からどんどん遠退いてしまっているのが現状です。
それを打破するためにも育児の先輩であるあなたが旦那さんにレクチャーしてあげるようにしましょう。
最初は「自分でやった方が早い!」と面倒に感じてしまうかもしれませんが、一度覚えてもらえれば後々大きな味方になってくれるはずです。
その6:夫婦ふたりの生活と子どものいる生活の違いを理解してもらう

子どもが生まれればすべてが子ども最優先になりますし、そのために我慢しなければならないこともたくさん出てきます。
休日だからといって、これまで通りに思う存分趣味を楽しむことは難しいでしょう。
それがなぜ難しいのか、自分たちがどう変わらなければいけないのかを理解することも非常に重要なことです。
日頃から育児をしている女性にとっては当たり前のことかもしれませんが、男性にとってはなかなか気づきにくいこともあります。
そのために「最近、手抜き料理が多いよね」「もう少し片づけてよ」など心無い言葉を吐かれ、それがあなたの大きなストレスになってしまうこともあるでしょう。
そのような理解の差を生まないためにも、自分たちの生活がどのように変わるのかについての理解も深めていく必要があります。
その7:旦那さんの行動をポジティブにとらえる

お互いに分担し合うのが当たり前なのにそれを「手伝う」と言ってくるあたりにイラっとしてしまうのでしょう。
確かに最初からあなた任せの態度に不満を感じる気持ちもわかりますが、そのような小さなことに目くじらを立てていては旦那さんも育児や家事がつまらなくなってしまいます。
そこで「手伝うって何?やって当然でしょう」と言って喧嘩になるよりも「ありがとう、これお願いね」と柔らかく返し、あなたの負担をひとつ減らす方がメリットといえるでしょう。
大切なことは旦那さんの行動をポジティブにとらえてあげることです。
多少自分のやり方と異なっていたとしてもやってくれたことに感謝し、笑顔を見せてあげた方が旦那さんのやる気も高まります。
その8:思い切ってすべての育児を旦那さんに任せてみる

確かに普段育児に慣れていない旦那さんに大切なお子さんを任せるのは心配になってしまいますよね。
しかしあなたが四六時中子どもにつきっきりになっているわけにもいきません。
あなたにも育児から離れて心と体を休める時間が必要ですし、そのためには旦那さんに子どもを任せることも大切です。
丸1日任せるのは不安という場合は、1時間、2時間と短い時間から少しずつ慣れさせ、徐々に任せられる時間を延ばしていきましょう。
旦那さんに育児を任せることであなたの負担を減らせるだけでなく、育児の大変さや思わぬトラブルなどを実際に経験することで子育てへの理解を深めることにも繋がります。
ただし子どもに危険が及ぶようであればただちに中止しましょう。
無理に任せて大変な怪我に繋がってしまったら大変です。
子どもを任せる際は事前に注意事項を共有するのを忘れないようにしましょう。
その9:旦那さんの良いところを見つけ、褒めてあげる

それがモチベーションになり、次の行動への動力になってくれるでしょう。
あなたにとっては「やって当たり前」だと思うことであっても、今までやってくれなかったことをやってくれるようになったのは旦那さんにとって大きな進歩です。
育児の分担はその積み重ねですから、当たり前だと思わず褒めてあげるようにしましょう。
夫婦間で認め、褒めることも大切ですが、義両親や両親、ママ友などに旦那さんの頑張りを伝えてあげることも非常に効果的です。
直接褒められるのも嬉しいものですが、第三者に「頑張っているのね」「良いお父さんね」と褒めてもらえるとまた違った嬉しさを感じることができます。
これは心理学的にも効果的といわれているため、積極的に導入してみましょう。
その10:常に感謝の気持ちを持ち、言葉で伝える

特に相手への感謝や労いの気持ちはきちんと言葉にしないと相手に上手く伝わらないことがたくさんあります。
よく「専業主婦は誰からも評価してもらえない」と言いますが、はたしてそうでしょうか。
本当は旦那さんもあなたの頑張りには感謝しているし、あなたがいないと駄目だと思っているかもしれません。
しかしそれは言葉にしてくれないと伝わりませんよね。
それと同様にあなたが旦那さんに感謝の気持ちを持っていたとしても、それをきちんと言葉にしなければ相手に伝わっていないかもしれません。
お互いに優しい気持ちを持ち、素直に感謝し合うことができれば夫婦として、同じ親として良い関係を築くことができるでしょう。
少し気恥ずかしさがあるかもしれませんが、日頃から感謝の気持ちを言葉にして伝える習慣をつけましょう。
旦那さんは最大の味方であり、大切なパートナー

自分の担当でなくても相手が大変そうであれば手を差し伸べ、助け合うことで自然とお互いの負担を軽減することができます。
それを実現するためには互いのことを十分に理解することが大切です。
理解が薄いと自分の意見や主張ばかりを相手に押し付けてしまうことになりかねませんし、相手に納得してもらうことも難しくなってしまいます。
子育てを大変なこと、苦しいことととらえるのではなく、夫婦でサポートし合いながら楽しいことになるように話し合ってみてはいかがでしょうか。