洗顔料を泡立てる理由
洗顔料を泡立てる理由は、肌の汚れをとるだけでなく肌トラブルを防ぐためにも大切です。今まで泡立てていなかった人は、しっかり泡立てて洗顔をするようにしましょう。理由について詳しくみていきましょう。
泡が肌の奥の汚れまでしっかり洗い流してくれるため
洗顔料がしっかり泡立っていないと、肌の奥の汚れを落としきれません。洗顔料はどんなに低刺激なものであっても、顔に負担をかけてしまいます。
また洗顔料は、クリーム状のままでは肌の奥にある汚れをしっかり洗い流すことができません。顔の汚れは、汚れに泡が吸着することで落とします。肌の汚れをきれいに落とすためには、洗顔料を泡立たせることが大切なのです。
肌を直接手で擦ると刺激によって肌トラブルを招く恐れがあるため
洗顔料をしっかり泡立てることで、手と肌の間にクッションを置くことができます。汚れが気になっていても、肌を直接手で触るのはおすすめしません。直接肌をゴシゴシと擦ることによって摩擦が起き、肌トラブルを引き起こしてしまいます。
特に乾燥肌の人にとって、摩擦は最大の敵といっても過言ではありません。なるべく肌の負担にならないように丁寧に洗いましょう。
洗顔料の正しい泡立て方と注意点
正しく泡を立てることによって、肌への負担も軽減させることができます。しかし、どのように泡立てたら良いか分からない方も多いでしょう。こちらでは、洗顔料の正しい泡立たせ方とその注意点について説明します。
手だけを使った正しい泡立て方
最初に手を洗います。その後1cm~2cmウォッシングクリームを手にとり、35度くらいのぬるま湯を数回に分けて加えながら、空気を巻き込むように泡立てます。このとき泡が流れ落ちないように両手を丸め、すくいながら泡立ててください。
手に汚れが付いたままだと十分に泡立たないため事前に必ず手を洗うこと
手に油分が残っていると泡立ちにくいのでしっかり洗っておきましょう。事前に手を洗って汚れや油分を落とすことで、上質な泡を作ることができます。必ず洗うようにしてください。
適度に水と空気を含ませながら行うこと
泡立てるとき、適度に水と空気を含ませながら行いましょう。水と空気を含まないと、しっかりとした泡になりません。肌に負担をかけない上質な泡を作ることを意識して行いましょう。
泡立ちやすい洗顔料を使うこと
たっぷりと泡だてたい人には、泡立ちやすい洗顔料を使うことをおすすめします。洗顔料コーナーには、泡立ちやすい洗顔料も販売されています。こういった泡立てやすいものを使うことで、肌に負担のかからない泡を作ることができるのです。
片手に乗りきらないほどの泡ができるまで続けること
泡の量はどの程度まで作ればいいか悩む人もいるでしょう。基本的には片手に乗りきらないほどの泡が必要です。少ない量では肌と手の間のクッションにならないため、摩擦を軽減させることができません。作りすぎたと思うほどの泡を作って、肌と手の摩擦をなくすようにしましょう。
簡単に泡立てる!マストな泡立てネット
洗顔料の特徴などから、上手く泡立てられない場合も少なくありません。そんなときに活用したいのが泡立てネットです。泡立てネットを上手く使うことによって、泡立ちにくい洗顔料も質の良い泡を作ることができます。
泡立てネット
泡の強さと濃さを重視した泡立てネットがこちらのアイテムです。この泡立てネットを使うことで、簡単に濃密な泡を作ることができるでしょう。洗顔によって皮脂をしっかり落とさなければ、肌トラブルが起きてしまうかもしれません。
泡立てネット・シュシュ型
こちらの泡立てネットはシュシュ型になっていて、オーガンジーとネットの二重構造が特徴です。泡立てネットとして洗顔をしたあとはお風呂で髪をまとめる髪留めとしても活用できます。見た目も可愛いので、主に女性の愛用者が多いです。
泡立てスポンジ
泡立てアイテムは一般的にネットが有名ですが、スポンジタイプのものもあります。手のひらに乗るサイズで丸くてボールのような形になっています。ピンクとグリーンの2個入りで、軽く水をつけたあとに洗顔料を含ませるだけで簡単に上質な泡が作れるのです。
泡立てネット・スポンジ合体型
外見的な可愛さが特徴的な泡立てネットです。ネット内部にいくつものスポンジが入っていて、ポップな雰囲気で可愛らしさがあります。泡立てネットとしても、なめらかな泡が作れると評判です。
泡立て器
普通の泡立てネットでは上手く作れない人は、ぜひこの泡立て器を使ってみましょう。モデルも愛用している泡立て器のため、口コミで広がってきたアイテムです。完成した泡も肌と手の間で崩れず、ホイップクリームのような力強さを持っているので、汚れをしっかり落としてくれます。
泡立てブラシ
キメ細かい濃密な泡を作りたい場合は、ぜひ泡立てブラシを活用しましょう。泡立てブラシはやや費用が高いのですが、その費用分以上の効果は実感できるはずです。特に肌が弱い人は泡立てネットはなく、ブラシを使ったほうが肌への負担も軽減できるでしょう。
泡立てアイテムを使う際の注意点
泡立てアイテムは便利ですが、いくつか注意すべき点があります。泡立てネットを使っている人も、これから使おうと考えている人も確認しておきましょう。
細菌が繁殖しないように使用後はよく乾かす
濡れたままの泡立てアイテムは細菌が繁殖しやすいので、使用後は必ず乾かしてください。細菌が繁殖した状態で乾くと、次回の洗顔時に細菌が含まれた泡を作ってしまうことになります。泡立てアイテムを使って肌への負担を軽減していても、肌トラブルが起きる可能性が高くなるので注意が必要です。
洗顔料の濃度が高いと肌に負担がかかるため必ず水分を足しながら泡立てる
しっかり汚れを落とす洗顔料ほど濃度が高く、肌に負担がかかりやすくなっています。そのため、泡立てるときはしっかり水分を足しましょう。洗顔後はしっかりと肌を保湿することで、洗顔による乾燥を防ぐことができます。
泡立てしたあとの正しい洗顔方法と注意点
いくら上質な泡を作れたとしても、洗顔方法が間違っていると意味がありません。どうするのが良いのかを覚えておき、肌に負担のない洗顔を心がけましょう。泡立てたあとの正しい洗顔方法と注意点を紹介します。
皮脂の多いおでこと鼻筋から先に洗顔する
洗う順番は皮脂の多い部分から洗うと覚えておきましょう。顔のなかではおでこと鼻筋がもっとも皮脂が多く、かつ溜まりやすい場所です。泡の密度が高いうちに皮脂の多い場所をしっかり洗うことで、皮脂汚れが残ってしまうのを防げるのです。
皮膚の薄い目元や口元は力を入れすぎないように最後に洗う
顔は皮膚が薄い場所が多いです。特に目元や口元は皮膚がもっとも薄い場所なので、力を入れすぎないようにしましょう。皮膚が薄いことは、それだけ摩擦による影響を受けやすい場所といえます。摩擦の負担を考えて洗顔をしましょう。
熱いお湯ですすぐのは乾燥のもとになるため水かぬるま湯を用いる
泡をすすぐとき、熱いお湯だと乾燥の原因になるので避けてください。できれば水、もしくはぬるま湯で泡を落とすようにしましょう。特に肌が弱い人は、水を使ってしまうと突っ張る感覚があるかもしれません。そのため、ぬるま湯ですすぎを行うようにしてください。
すすぎ残しは肌トラブルの原因となるため念入りに洗い流す
洗顔のとき、一番怖いのはすすぎ残しです。すすぎ残しは、肌トラブルの原因で上位にランクインするほど起こりやすいものです。過剰にすすぐ必要はありませんが、すすぎ残しがないか確認の意味を込めて、普段より数回多くすすぐようにしましょう。
洗顔後なるべく早いタイミングで保湿を行う
洗顔は汚れをしっかり落としてくれますが、顔の水分を奪ってしまいます。そのため、洗顔後はなるべく早く保湿をするようにしましょう。そのため、お風呂のなかで終盤あたりに洗顔を行うことをおすすめします。
まとめ
洗顔は汚れを落としますが、きちんと洗えていないと肌トラブルの原因になりかねません。洗顔をするにしても、泡立てアイテムなど便利なグッズが多く販売されるようになりました。手で泡立てるのが上手くいかないときは、今回紹介した便利グッズを使うことをおすすめします。洗顔だけではなく、洗顔後のスキンケアもしっかり行いましょう。