塩洗顔とは?
塩洗顔とは塩を使った洗顔方法です。ハリウッドの有名女優が実践しているということもあり、セレブの間で注目されている洗顔方法。用意するものが塩だけでシンプルなので、手軽に始められるのもメリットでしょう。塩洗顔についてもう少し詳しく説明しましょう。
天然塩を使って顔を洗うこと
塩洗顔は天然塩を使って洗顔をします。塩の粒子を手に残した状態で、マッサージをするように洗顔をすることで、ピーリング効果や毛穴の引き締め効果など、さまざまな美容効果が期待できると人気です。ただし、肌の弱い人は刺激によって肌トラブルを起こしやすいので、正しい方法で注意をしながら行うことが必要です。
さまざまな美容効果がある
塩洗顔にはさまざまな美容効果が期待できます。余分な角質を落とすピーリング効果やニキビケア、血行をよくして新陳代謝を促しシミやくすみを予防・改善する効果もあると言われています。毛穴の汚れをしっかり落とすほか、むくみ対策もあり小顔効果も期待できるでしょう。
塩洗顔の効果
塩洗顔には肌がすべすべになる、新陳代謝がよくなる、小顔になるなど、さまざまな効果が期待できます。塩洗顔でなぜそのような効果が得られるのでしょうか?塩洗顔の美肌効果についてお伝えします。
お肌がすべすべになる
塩で顔を洗うと、肌がすべすべになります。それは、塩には余分な角質を落とすピーリング効果が期待できるからです。古くなった角質が溜まると、肌は硬くなり、ざらざらした肌に。塩洗顔で溜まった角質を除去することができるので、肌がすべすべになるのです。
角質が落とせる
ピーリング効果が期待できる塩洗顔は、古い角質がなくなることで、新陳代謝が促され肌荒れをしにくい肌になります。塩洗顔で角質が落とせるのは、塩に含まれるナトリウムイオンのおかげ。タンパク質でできている角質細胞をナトリウムが分解してくれるのです。通常の洗顔フォームではほとんど古い角質を落とすことができません。
くすみやシミの予防
塩洗顔は新陳代謝を促す作用があります。新陳代謝が正常であれば、肌にメラニン色素が蓄積されずにすむのです。くすみやシミの原因となるメラニン色素を排出できれば、シミやくすみになるのを防ぎ、透明感のある肌になれるでしょう。ただし、塩洗顔をしていてもシミを解消するまではいかないので、できるだけシミを作らないよう紫外線対策をすることが大切です。
血行促進
ミネラルが豊富に含まれている塩で洗顔することで、血行をよくする効果が期待できます。血行促進効果があれば、栄養を肌にしっかりと行き渡らせることができ、老廃物や余分な水分をスムーズに排出できるので、むくみの予防・改善につながります。ニキビ肌の改善にもつながるでしょう。
余計な皮脂を落とさないで洗顔できる
塩だけで洗顔をするため、必要な皮脂を取り除くことなく洗顔をすることができます。血行がよくなり、古い角質を除去し、新陳代謝を正常にできる塩洗顔を続けることで、乾燥肌対策ができます。化粧水や美容液の浸透性もよくなり、肌に充分な栄養を届けられるようになることも、乾燥肌の改善につながるでしょう。
塩洗顔の基本のやり方
塩洗顔を始めたら、肌が乾燥するようになった、刺激があって無理、という場合は、正しい方法で行われていない可能性があります。塩洗顔の基本的な方法をしっかりマスターしましょう。
顔をぬるま湯で洗う
顔をぬるま湯で洗い、余分な汚れを取り除きます。お湯は32℃程度のぬるま湯がおすすめ。温度が高いと肌を乾燥させてしまうので注意しましょう。シャワーのお湯を顔にかけるのも、肌への刺激となり乾燥やシワを招きます。洗面器にぬるま湯を入れ、汚れを洗い流すようにしましょう。
手のひらの上に塩を取って溶かす
手のひらに小さじ1/2程度の天然塩を取り、塩を溶かします。天然塩には殺菌作用があると言われ、ニキビケアにもおすすめです。血液循環をよくしてくれるのも天然塩。洗顔には天然塩を使うといいでしょう。
気になる部分を中心にマッサージしながら洗う
塩をスクラブのようにして洗います。ただし、ピーリングをしているわけではないので、こすりすぎには注意しましょう。摩擦で肌を傷めてしまいます。クルクルと円を描くようにやさしくマッサージをするように洗います。
塩が残らないように丁寧に洗い流す
肌が温かくなってきたと感じたら、ぬるま湯でていねいに洗い流します。顔に塩が残っていると肌トラブルの原因になりますので、しっかり落としましょう。髪の毛の生え際やフェイスラインなど、塩が残りやすいので注意しながら洗い流します。
塩洗顔の注意
塩洗顔は間違った方法で行うと、肌荒れなどの肌トラブルを引き起こします。塩洗顔で湿疹ができたなどということが起こさないためにも、塩洗顔の注意点を知っておきましょう。塩洗顔の注意点についてお伝えします。
目の周りは避ける
目の周りは皮膚が薄いため、塩が刺激となりダメージを与える危険性があります。また塩が目に入ると痛みを伴います。目の周りは避けるようにしましょう。塩洗顔でアイメイクは落とせないので、洗顔の前にアイメイクは落としてから行うことが必要です。
ニキビや吹出物がある時にはやらない
ニキビや吹き出物は炎症を起こしている状態です。そこに塩をつけると、症状が悪化してしまう可能性があります。ニキビや吹き出物があるときには、塩洗顔はしない方がいいでしょう。また、毎日行うと必要な角質まで取り除かれてしまうことがあるので、週に1~2回程度がおすすめです。
カミソリで産毛処理した時にはやらない
カミソリなどで産毛処理をした後も、皮膚は敏感になっている状態です。普段は何でもないのに、ちょっとした刺激もダメージにつながることも。そういった状態のときは、塩洗顔は避けた方がいいでしょう。
肌に直接塩を塗らない
肌に直接塩を塗ると、肌への刺激が強すぎて肌荒れの原因になります。塩は必ずぬるま湯に溶かしてから使うようにしましょう。
肌に違和感を感じたら
肌がヒリヒリしたり違和感を感じたりした場合は、すぎに使用を注意してよく洗い流します。よく洗い流したら、保湿をして様子をみましょう。ヒリヒリや違和感が続くようであれば、皮膚科に行くようにしてください。
アレンジを加えて効果をアップ
塩洗顔だけで行うのもいいのですが、より洗顔の効果を高める方法もあります。乾燥がひどいときや、塩だけでは物足りないと感じたら、塩に少しだけプラスしてみましょう。塩洗顔のアレンジ方法を紹介します。
普段の洗顔フォームに塩をプラス
最初から塩だけで洗顔をすることに抵抗がある場合は、普段の洗顔フォームに塩を混ぜるといいでしょう。洗顔料に塩を混ぜ、泡立てて洗顔をします。洗顔後はしっかり洗い流しましょう。
卵白と合わせてパック
皮脂汚れをしっかり落としてくれるのが卵白です。保湿成分も含まれているので、塩洗顔にプラスするのもおすすめ。卵白と塩をよく混ぜ、冷蔵庫で1時間程度寝かせたものを、気になる部分に塗布し、30秒程度放置。時間が経ったらきれいに洗い流します。
マッサージするならオリーブオイルも
オリーブオイルは保湿に優れている点がメリット。血流をよくしてくれる効果も期待できるので、乾燥がひどい場合におすすめです。塩とオリーブオイルを混ぜ、少しずつ肌に乗せてマッサージをします。顔全体のマッサージが終わったら、オリーブオイルが肌に残らないようにしっかりと洗い流しましょう。
まとめ
塩洗顔はシンプルな成分で洗顔ができる方法です。肌の乾燥が改善されない、毛穴の黒ずみが気になる、などといった場合は試してみるといいでしょう。塩は扱い方次第では肌への刺激となることもあるので、正しい方法で行うことが大切です。特に顔に塩が残っていると肌荒れの原因になるので、しっかり洗い流すようにしましょう。