固形ファンデーションを使用していると、最後まで使い切らないうちに割れてしまうことがあります。割れたファンデーションは使いにくいもの。しかし買ったばかりだったり、まだ量が多いうちは捨てるのは惜しいものです。
しかし、ファンデーションが割れても捨てる必要はありません。復活または再利用する方法があるのです!
- ファンデーションが割れてしまった時の対処法
- 割れたファンデーションをルースパウダーやクリームファンデとして使う方法
- ヒビの入ったファンデーションを復活させる方法
- ファンデーションが割れないための予防法
の使い方について紹介します。
ショック!ファンデーションが割れてしまったときは
いつものようにメイクをしようとファンデーションのケースを開けたら、見事に割れていた、という経験がある人は少なくないでしょう。きれいなままで使いたいのに、割れてしまうとショックです。使いにくいし、どうすればいいか悩んでしまうもの。
そんな時は、砕いて固めて復活させればいいのです。ファンデーションが割れてしまったときの対処法を紹介します。
固め直して使うことができる
ファンデーションが割れてしまっても大丈夫。固形ファンデーションは、固め直して使うことができます。一度粉々にしてから冷蔵庫で固め直せばOK。詳しい方法を紹介します。
2. サランラップにくるんだファンデーションを粉々につぶします
3. 元のケースに戻し、押し固めます
4. 冷蔵庫で2~3時間冷やします
空気が入ると後で割れやすくなるので、しっかりおさえて、固めるようにしましょう。
別のカタチで再利用できる
ファンデーションを粉にした形で再利用する方法もおすすめです。割れたファンデーションをビニール袋などに入れてスプーンで粉々にし、パウダー用の容器に入れ替えます。細かく砕いたファンデーションは、パフやブラシなどで使うと、ナチュラルな仕上がりに。
床にバラバラに落ちてしまった場合はあきらめよう……
ケースを空けた途端に、床にバラバラと落ちてしまった、ということも。もったいないからとケースに戻して使うのはやめましょう。落ちたファンデーションは雑菌が付いているため再利用はおすすめできません。
また、ファンデーションと一緒に床に落ちていたゴミなどが混ざってしまう場合もあります。肌へのダメージにもなるので、床に落ちてしまった場合はあきらめましょう。
割れたファンデーションをルースパウダーとして活用!
冷蔵庫で固めるなどの手間が面倒、という場合や、ファンデーションがうまく固まらない場合は、割れたファンデーションをルースパウダーとして使うのもおすすめです。割れたファンデーションをルースパウダーにする方法を紹介しましょう。
割れたファンデーションを粉々にする
割れたファンデーションをケースから取り出し、ビニール袋などに入れて細かく粉砕します。チャック付きなら、粉がこぼれるのを防ぐことができて便利です。
手で簡単に粉々にできることが多いですが、スプーンやスパチュラなどを使い綺麗に砕くといいでしょう。できるだけ細かく砕くと、使いやすいルースファンデーションになります。
パウダーケースに入れ替えれば完成
粉々に砕いたファンデーションをパウダーケースに入れ替えます。パウダーケースは100円ショップなどにも売っています。
パフやブラシを使って肌にのせて使いましょう。ルースパウダーはナチュラルメイクをしたいときに便利。下地クリームを塗り、その上からルースパウダーを乗せてなじませるだけです。元がファンデーションなので、カバー力も期待できるでしょう。
クリームファンデとして活用することもできる!
パウダータイプのファンデーションよりも保湿効果が期待できるクリームファンデーション。乾燥しやすい季節や、乾燥肌の人はクリームファンデーションがおすすめです。
割れてしまったファンデーションから、クリームファンデーションに作り替えすることも可能です。
割れたファンデを粉々にする
割れたファンデーションをビニール袋などに入れて粉々に砕きます。指でていねいに砕くのもいいのですが、硬いものを使って砕くと楽に砕けます。
ワセリンと混ぜて使うので、それほど細かくなくてもOK。一度に砕こうとするとうまくいかないので、ていねいに行うといいでしょう。
粉々のファンデにワセリンを入れてかき混ぜれば完成
砕いたファンデーションに、ワセリンなど油分の多い化粧品を加えてかき混ぜればクリームフファンデーションのできあがりです。
ワセリンは肌から水分が蒸発するのを防ぐとともに、膜を張って外部からの刺激から肌を守ってくれる働きをするので、乾燥肌にはおすすめ。医療現場でも使用されているワセリンは、肌の弱い人でも安心して使えるスキンケアアイテムです。リーズナブルな価格で購入できるのもメリットでしょう。
成功するポイントは少しずつワセリンを足しながら作ること
失敗を避けるためには、ワセリンは少しずつ足しながら作ることです。テクスチャーや、使いやすさなどを考慮し、調整しながら足していきましょう。
ファンデーションの成分によっては変性する可能性もあるので、大量に作らず少量ずつ作ることをおすすめします。
割れてはいないがヒビが入ってしまったら
粉々に割れてしまったわけではないが、ヒビが入ってしまった場合、そのままにしておくと、そう時間が経たないうちに粉々に割れてしまう可能性が高いです。ヒビが入っていた場合の対処症を紹介しましょう。
化粧水か乳液を垂らして固める
ヒビが入った場合は、化粧水もしくは乳液をファンデーションの上に1~2滴垂らします。一度に多くの量を入れると、変性してしまう場合があるので、垂らす量は少量で。その状態で、化粧水が乾くまで放置し、乾いたラップをかけて表面を整え、冷蔵庫に入れて固めます。
雑菌が繁殖しないように注意
ファンデーションを整える時は指先にラップを付けて行うようにしましょう。指で直接触ると、雑菌が入り繁殖してしまうことに。肌へのダメージとなり肌荒れをしてしまいます。ファンデーションを触る際には手を洗ってから行うことも必要です。
ファンデーションが割れないようにする対策
ファンデーションが割れてしまっても対処法はありますが、できれば割らずに、綺麗なまま使い切りたいものです。しかし、バッグの中に入れて持ち歩くと、どうしても衝撃が伝わり割れてしまうことも多いものです。また、偏った使い方も割れてしまう原因。
ファンデーションが割れないようにするにはどういった方法があるでしょうか?対策を紹介します。
ファンデーションの周りをコットンで囲んで衝撃を弱める
ファンデーションが割れる原因の一つは、衝撃が加わることです。バッグや化粧ポーチの中に入れて移動していると衝撃を受けやすく、割れてしまうのです。特に、ポーチの中でファンデーションが動くのが問題。ポーチの中の化粧道具とぶつかり合えば、ケースの中のファンデーションに影響が及びます。さらに、ケースも傷つきやすくなるでしょう。
それを避けるには、余白をなくすことですが、ポーチの中に余裕なくいろいろな化粧品や化粧道具を詰め込みたくないもの。その変わりに、コットンを入れることで隙間をなくします。特にファンデーションの周りにコットンを入れ、衝撃を減らせばいいのです。コットンは化粧直しなどにも使える便利なもの。ポーチに入れておいて損はないでしょう。
モバイルケースなどクッション性の高い入れ物に入れて保護する
外部からの衝撃をなくすには、クッション性の高い入れ物に入れるのも一つの方法です。モバイルケースなどがおすすめ。ファンデーションのケースごと保護してくれます。
ファンデーションを使う時に端から端まで偏りなく付ける
ファンデーションの使い方も見直してみましょう。ファンデーションの減り方はどうでしょうか?中央部分ばかり、もしくは左右のどちらか端だけを使っていないでしょうか?偏った使い方をしていると、一部分だけ減ってしまい、そこから割れ始めます。
それを防ぐためにも、ファンデーションを取るときには、端から端までつけるようにしましょう。均等につけることで、ファンデーションが割れにくくなります。スポンジやパフにつけるときは、毎日すべらせる方向を変えるといいでしょう。
まとめ
固形タイプのファンデーションは、持ち歩いていると衝撃によって割れてしまうことがあります。
割れてしまうと捨ててしまうという人もいるようですが、再利用する方法があります。砕いてルースファンデーションにしたり、ワセリンを入れてクリームファンデーションにするのもおすすめ。ファンデーションをスポンジに取る際には、均等につけるようにして割れを防ぎましょう。