寛大な心とは?
そもそも、寛大な心とはどのようなことを言うのでしょうか。寛大な心とは、心が広く他人のことを許せる心のことで、情けや人情、慈悲深さと呼ばれることもあります。ここでは、寛大な心について詳しく見てみましょう。
心が広くて他人のことを許せること
何かしらの被害を受けたときには、その相手に対して腹を立ててしまうのが普通です。怒りの感情も湧いてしまいますし、しばらく許せないこともありますよね。
寛大な心を持っている人は、心が広いので被害を受けたときも怒らないことが多いです。明らかにその人に非があったとしても、最終的には許せる心の持ち主ということですね。
情けや人情、慈悲深さと呼ぶこともある
情けがある人、人情味に溢れる人、といった表現をすることがあります。寛大な心とは、情けや人情のある心でもあり、慈悲深い心も同じような意味で用いられています。
つまり、人情味のある人というのは寛大な心を持つ人、と言い換えることができるわけです。
寛大な心を持つ人のメリット
寛大な心を持つ人には、いったいどのようなメリットがあるのでしょうか。
異性から人気になる、人間関係のストレスを感じにくい、重要な仕事を任されやすいなどが挙げられます。もっと詳しくご説明しましょう。
異性から人気で婚期が早まる
寛大な心を持っていると、異性からの人気が高まります。ちょっとやそっとのことで怒ることはありませんし、すぐ許してくれるので、優しい人とも思われるのです。
交際を申し込んでくる人も増えるでしょうし、お付き合いをすると良好な関係も長く続けられるでしょう。そのため、結果的に婚期が早まるメリットがあります。
人間関係のストレスを感じにくい
ちょっとしたことですぐにイライラしてしまう、ということはありませんか?ストレスを感じると集中力も乱れてしまいますし、冷静な判断もしにくくなります。
寛大な心を持つ人は、人から何かされたり、言われたりしてもそれに怒りを覚えることがほとんどありません。そのため、ストレスを溜めにくいのです。
職場で重要な仕事を任されやすい
寛大な心を持つということは、感情的にならないということです。そのため、職場でも重要な仕事を任されやすくなりますし、出世コースに乗るのも夢ではありません。
感情的にならずいつも冷静に仕事ができるため、上司からも信頼されるでしょう。努力が報われて、やがて重要なポストに就くことも考えられます。
寛大な心の持ち主の性格
ここでは、寛大な心を持つ人の性格についてまとめてみました。感情的に怒ったりしない、相手によって態度を変えることがない、人の意見を素直に聞く、などが挙げられます。
それぞれ詳しくお話していきましょう。
感情的に怒らない
人間には感情があります。そのため腹の立つことがあれば怒りますし、悲しいことがあったら涙を流すでしょう。
すぐ感情的になる人だと思い通りにならなかったときなどにすぐ怒りますが、寛大な心を持つ人はそれがありません。感情的にならず、自分の中で怒りを解消しようとします。
怒ったときは本当に怖い
心が広く、たいていのことは許してくれますが、本気で怒ったときは誰よりも怖いです。寛大な心を持つ人は大人しい人も多いので、怒らないだろうとタカを括って調子に乗ってしまう人がいます。
しかし、寛大な心の持ち主であっても、怒りの感情がいっさいないわけではありません。許容範囲を超えると、とんでもない怒りを招きます。
相手によって態度を変えない
誰に対しても平等に接することができます。職場の上司であろうと、同僚や部下であろうと同じように接するため、誰からも好かれる傾向にあります。
目上の人には媚を売り、下の者には高圧的に出るような人もいますが、そのようなタイプとは正反対でしょう。相手によって態度を変えないため、上司からの信頼も高いです。
相手の意見を素直に受け入れる
たとえそれが間違ったことだとしても、人からの意見を聞こうとします。頭ごなしに否定するようなことはなく、一度きちんと聞き取り、それからやんわりと反論していきます。
また、自分の意見が正しいと思っているときでも、人からの意見は大切にしたいと考えるタイプです。素直に受け入れ、うまく意見をまとめます。
見返りを求めない
見返りを求めるようなことはありません。何かをしてあげたときも、あくまで自発的な行動です。見返りを求めたうえでの打算的な行動ということではないのです。
困っている人がいればすぐに手を差し伸べますし、問題が解決すればすぐにその場を立ち去ってしまいます。このような性格のため、周りからも慕われます。
寛大な心を持つために心がけること
寛大な心を持てるようになれば、職場でもうまくやっていけますし、異性からの評価も高くなります。では、どうすれば寛大な心を持つことができるのでしょうか。
ここでは、寛大な心を持つために心がけることをまとめてみました。
他人の悪口を言わない
人の悪口を言っていると、どんどん心も荒んできます。言葉にしてしまうことで、本当に心の中でそのように思うようになりますし、心も狭くなっていきます。
悪口を言いたくなるときもありますが、そのようなときはぐっと飲みこむようにしましょう。悪口や陰口を言っていると、いつか自分にも返ってきますよ。
主観的に物事を判断しない
人によって考え方や価値観は異なるので、何でも自分の主観で物事を判断してしまうのは誤りです。
主観で判断する必要があることもありますが、できるだけ客観的に物事を捉えるようにしてみましょう。客観的に考えることができるようになると、今自分が何をするべきか分かるようになります。
他人の失敗を「努力した結果」と捉えて不必要に叱らない
職場の部下が失敗したときなどは、つい叱ってしまいます。期待値が高ければ高いほど、強めに叱ってしまうこともありますが、これをやめましょう。
努力した結果そうなったと考えるようにすると、不必要に叱ることもなくなります。
悩みを抱えたら運動してストレス解消
体を動かすことでストレスの解消ができます。寛大な心を持つためと、努力しているときにもストレスが溜まることはあります。
そのままだといつか爆発してしまうので、そうならないように定期的に解消することをおススメします。筋トレやランニング、水泳をしてみるのもいいですね。
他人の短所も人間的魅力と理解する
世の中に長所ばかりの人間などいません。必ず長所と短所があります。寛大な心を持ちたいのなら、他人の短所も人間的な魅力であると考えるようにしましょう。
そう考えると、他人の短所に対してイライラすることも減ってくるはずです。短所を見つけたときには、別の角度から見てみると、意外とよい部分も見えてくるかもしれません。
落ち着いて話す
落ち着いて話すようにすると、寛大な心を持てるようになります。
人と話すときは、1つ1つの言葉をかみしめながら、しっかりと話すようにしてください。
特に、普段から早口になることが多いという方はこれを意識するだけでも周りからの印象が変わってきます。
他人に期待しすぎない
腹が立ってしまう、許せないと思ってしまう、というのは人に対して期待しすぎているからです。ということは、最初からあまり期待しなかったら腹が立つこともありませんよね。
寛大な心を持ちたいのなら、あまり人に対して期待をしないことです。そうすれば、「思っていたよりいい結果になった」と喜べるようになるでしょう。
まとめ
寛大な心を持つことで異性からも好かれ、職場でも重要な仕事を任されるようになります。ここでは、寛大な心を持つ人の性格についてもまとめたので、自分もそのような性格になれるよう努めてみましょう。
人の悪口を言わない、短所も魅力と捉える、落ち着いて話すなど、今日からでも簡単に取り組むことができますよ。