一人っ子の特徴
一人っ子には、いったいどのような特徴があるのでしょうか。自分の欲求に素直、独占欲とこだわりが強い、意外と努力家など、さまざまな特徴があります。ここではまず、一人っ子の特徴についてピックアップしました。
自分の欲求に素直
一人っ子だと、親が甘やかして育てたことも多く、自分の言うことを何でも聞いてもらえたケースが多いです。そのため、自分の欲求に対して素直という特徴があります。自分のやりたいことを我慢することも少なく、すぐに行動に移そうとすることも少なくありません。ダメだと言われたことでも、やりたいと思ったことはやろうとしてしまいます。
独占欲が強い
独占欲が強いのも一人っ子の特徴と言えるでしょう。両親を独り占めしてきたわけですし、買い与えられたおもちゃなども自分だけで使ってきたため、独占欲が強くなっています。自分のものだと認識したものに対しては、執着する傾向がありますね。その分、ものや人を大切にするのも特徴と言えるでしょう。
こだわりがある
自由奔放なイメージがある一人っ子ですが、実はこだわりが強いケースも多いです。普通はあまりこだわらないようなところに、強いこだわりをもっているようなケースも少なくありません。また、ちょっとしたことに捉われてしまったり、済んだことをいつまでも気にしてしまうような一面もあります。
物欲は少ない
物欲がそこまで強くないこともあります。一人っ子でも、親から何でも与えられてきたわけではありません。どうしても欲しいおもちゃでも、買ってもらえなかったということもあるでしょう。そのような家庭で育った一人っ子だと、物欲もあまりありません。必要以上に欲しがることをしないため、浪費も少ないです。
我慢するのが苦手
甘やかされて育った一人っ子だと、我慢ができないこともあります。何でも親が言うことを聞いてくれた、願いを叶えてくれたというケースだと、こうしたことが多いです。我慢を強いられるようなシーンを苦手としていますし、なるべく我慢をしたいと思いません。あまりにも我慢させられると、それがストレスになることもあります。
意外と努力家
両親の期待を一身に背負って生きてきた部分があるので、陰で努力していることが多いです。自由奔放でワガママなイメージがあるかもしれませんが、人が見ていないところでこっそり努力しています。そのため、学生時代は勉強ができたり、スポーツで優秀な成績を収めることもあります。仕事がデキる人も多いですね。
空気を読むのは苦手
兄弟や姉妹がいない環境で育ったため、空気を読むことを苦手としています。何でも一人で判断してきましたし、自分の主張が受け入れられることが多かったため、空気を読めないのです。そのため、場の空気にそぐわない発言をして周りを驚かせることもあるでしょう。時には、人に不快な思いをさせるかもしれません。
穏やかな性格
気性が激しいイメージがありますが、実際には穏やかな性格の人が多いです。人当たりがよく、誰に対しても丁寧に接することができます。そのため、職場でも上司から好かれますし、同僚や後輩からも信頼されているでしょう。ただ、八方美人な一面があったりするので、そこは注意したほうがいいですね。
ルールは守る
一人っ子ということで、厳しくしつけられているケースもあります。ルールを守ることの大切さを小さなころから教え込まれていますし、社会に出てからもその癖が染みついています。きちんとルールを守った行動ができますし、決まりを守らないことはありません。その分、少し頑固で融通が利かない部分があったりもします。
一人っ子と付き合う方法
一人っ子と付き合うには、ほどよく褒めたり相手の意志を尊重することが大切です。また、しっかりと話を聞いてあげること、こちらから提案してあげることも大切ですね。ここでは、一人っ子と付き合う方法をお伝えします。
自己肯定感が強いのでほどよく褒める
一人っ子は自己肯定が強い傾向にあるため、ほどよく褒めてあげることです。あまり褒めすぎてしまうと逆効果になりますし、調子に乗らせるだけなのでダメです。あくまで、ほどよく褒めるということが大切です。何かをしてくれたとき、うまくいったときなどは、ほどほどに褒めて気分をよくしてあげましょう。
相手の意思を尊重して任せるときは任せる
相手の意志を尊重してあげましょう。こちらから一方的に押し付けるのはNGですし、相手の言うことを何でも聞いてあげるのもダメです。意志を尊重した上で、こちらから提案してあげるといいですね。また、任せるときは完全に任せてしまいましょう。途中で手を貸したり、口を出したりせず、完全に任せることで相手も満足します。
しっかり話を聞く
自分の話をとにかく聞いてほしい、という一人っ子が多いので、きちんと話を聞いてあげるようにしましょう。面倒くさそうにしたり、聞き流していると一人っ子は怒り出すこともあります。拗ねてしまうかもしれないので、真剣に話を聞いているという姿勢を見せてあげることです。聞き上手に徹したほうがいいかもしれませんね。
時間を約束するときはハッキリさせる
一人っ子はきちんとルールを守る人が多いので、時間を約束するときは曖昧にせず、きちんと決めておきましょう。曖昧にしてしまうと、一人っ子はどうすればいいのか分からなくなることもあります。また、決めた時間には必ず遅れないようにいくことです。時間にルーズな人を嫌う傾向にあるので、時間厳守が基本です。
決断力が弱い面もあるので提案する
最終的な決断を両親に任せてきたことが多いため、自分では決断ができないこともあります。そのため、こちらから提案してあげると喜びます。相手の話を聞き、自分の意見もきちんと伝えたうえで、提案してあげてください。そのほうが選択しやすくなりますし、決断もできるようになります。
一人っ子と付き合うときの注意点
一人っ子と付き合うのなら、いくつかの注意点を覚えておきましょう。注意点を覚えておかないと、いざ付き合い始めてもうまくいかなくなるかもしれません。ここでは、一人っ子と付き合うときの注意点をまとめました。
金銭感覚のズレはすり合わせる
一人っ子は、両親から可愛がられて育っていますし、欲しいものを何でも与えられてきた可能性があります。お小遣いもたくさんもらっていた、という方もいるので、金銭感覚がずれていることも多々あります。金銭感覚がズレすぎていると、付き合うのも大変なので、少しずつ擦り合わせていくようにしましょう。
見返りを求めるので上手にいなす
見返りを求めるタイプも多いです。どんなことにも見返りを求めてくるので、こういうときはうまくいなしてしまいましょう。「それはまた今度ね」「今日はムリだから、また次の機会にね」など、上手にいなしてください。求められた見返りを毎回渡していると、どんどんエスカレートしてしまう可能性もあるので注意が必要です。
独りの時間を作ってあげる
一人っ子は、自分だけの時間を大切にしてきた部分もあります。そのため、いつも恋人と一緒だと息苦しく感じてしまいますし、嫌になってしまうかもしれません。それを回避するには、一人の時間を作ってあげるのが一番です。休日にいつもデートに誘うのではなく、たまには一人で過ごすことを提案してみましょう。
まとめ
自己効力感の強い一人っ子は、ほどほどに褒めながらお付き合いしましょう。また、しっかり話を聞いてあげる、時間のルールをきちんと守るといったことも覚えておいてください。金銭感覚のズレや見返りを求めてくるなど、注意点もありますが、きちんと覚えておけば大した問題ではないでしょう。ここでご紹介した内容を、ぜひ今後に活かしてくださいね。