ゆとり世代の年齢は何歳から?ゆとり世代の特徴と強み

「これだからゆとり世代は…」という言葉を聞いたことがある人もいるのではないでしょうか。主にプライベートを重視し、マイペースに自分を持っている人に使われがちというイメージですが、実際は教育方針の見直しによってゆとり教育を受けた世代を指しています。

しかし、今の年齢ではだいたいいくつくらいの人を指すのか、またゆとりと呼ばれてしまう原因はどんなことにあるのかを詳しく知らない人もいるかもしれません。

そこで、ここでは

  • ゆとり世代とは
  • ゆとり世代と呼ばれる人の傾向
  • ゆとり世代に対するネガティブなイメージ
  • ゆとり世代の強み

をご紹介したいと思います。

ゆとり世代とは?


ゆとり教育を受けた世代のことをゆとり世代と呼んでいます。1987年から2004年生まれの人が対象となります。ここでは、ゆとり世代の概要についてご紹介しましょう。ゆとり世代の方も、そうでない方もぜひご覧ください。

学生時代にゆとり教育を受けた世代のこと

1980年代から2010年代の初期まで行われていたのが、ゆとり教育です。それまでの詰込み型の教育を是正し、ゆとりある学校教育を実施していました。なお、バブル崩壊後の1990年代生まれの人は、バブル崩壊の圧と不景気を耐え忍んださとり世代と呼ばれています。つまり、ゆとり教育とさとり教育は、同時期に存在していたことになりますね。

年齢は1987~2004年生まれが対象

年齢だと、2018年現在で14歳から31歳となります。中学生から中高年までが該当しているので、幅広い年齢層の方がゆとり教育世代ということになりますね。ただ、1984年からだという説もあるため、実際にはもう少し幅広い年齢層の方がゆとり教育を受けたとも考えられます。

ゆとり世代と呼ばれる人の傾向

ストレス耐性が低く、会社よりもプライベートを優先するような傾向があります。また、生活に高望みせず、基本的に指示待ち人間であることも特徴と言えるでしょう。ここでは、ゆとり世代の傾向について見てみましょう。

ストレス耐性が低い

ストレスを極力与えないゆとりある教育を受けてきたためか、ストレスへの耐性が低い傾向にあります。上手にストレスを発散できている方もいるでしょうが、できない方はストレスを内に溜め込んでしまうことも。職場で上司に叱られる、恋人とケンカをするなど、ちょっとしたことでストレスを感じることもあるようです。

会社よりプライベート優先

かつては、企業戦士と言われ会社のために尽くす、仕事が第一という考えをする方が少なくありませんでした。しかし、ゆとり世代の方は仕事よりもプライベートを優先したいと考えます。仕事はあくまでお金を稼ぐ手段であり、もっと人生を楽しみたいと考えるのです。そのため、プライベートが充実した方が多いです。

LINEで遅刻や欠勤の連絡をする

現在では、連絡手段としてLINEを使用する方が増えています。友人や家族との連絡だけでなく、会社に遅刻するとき、休むときにもLINEを利用するのはゆとり世代の傾向と言えるでしょう。

しかし、LINEは今や主要な連絡ツールなので「休むときは連絡」というマナーを抑えてあるという認識なのです。電話は相手の時間を取ってしまったり、メールはメールを起動させなければいけない手煩わしさから、LINEは効率的な連絡手段といえます。

電話を利用するのが当たり前だった世代にとって、LINEやメールで遅刻、欠勤の連絡をしてくるのはさぞ衝撃的だったと思います。

クルマを持たない

かつてはクルマを持つことがステータスのような時代もありました。仕事でたくさん稼ぎ、いい車に乗るというのが一種のステータスだったのです。しかし、ゆとり世代にとって車は移動手段の一つですし、ただいたずらに維持費のかかるものという認識です。車ではなく、自分が本当に欲しいものにお金をかける方が多いですね。

生活に高望みしない

たくさんお金を稼いで、いい家に住んでイイ暮らしをする、という考えをする方が少ないです。もらったお給料の中で、うまくやりくりすればいい、と考える方が多いようですね。また、年金や税金、消費税などで様々な問題が起こったのもこのゆとり世代なので、お金に対する考えはかなりシビアです。

特別贅沢をしたいという方も少なく、どちらかというと堅実な方が多い傾向にあると言えるでしょう

仕事が指示待ち

仕事はお金を稼ぐための手段であるので、能動的に自分で考えて行動するというのはあまり積極的でない傾向がある人もいます。ただ、逆に考えると、きちんと指示さえしてあげればその通りに動いてもらえるということです。

年配の方だと「言われる前に動け」と言われて育ってきたと思いますが、その感覚のまま接してしまうのは注意が必要ですね。

目的はお金であることが多いので、ノルマではなくプラスになる成果報酬や評価制度によるボーナス・昇給チャンスがあれば、積極的に思考して行動することもあるでしょう。

ゆとり世代に対するネガティブなイメージ

ゆとり世代に対して、世間はネガティブなイメージを持っていることがあります。「これだからゆとり世代は…」ということばを聞いたこともある人がいるかもしれません。仕事を中心にしていた世代が上司に当たるため、ゆとりでプラベートなど個人を重視とした意識にギャップを生むことがあります。

ここでは、ゆとり世代にもたれるネガティブなイメージと、なぜそう思われてしまうのかをご紹介したいと思います。

従来の社員教育が通用しない

従来のような厳しい社員研修を実施してしまうと、ゆとり世代の人はそれだけでストレスを感じることがあります。「ついてこれなければクビ」といった体育会系な指導などは以ての外、人手不足が叫ばれている世の中でせっかくの人材を失ってしまうことにもつながりかねません。

そのため、企業は今の時代にマッチした、ゆとり世代の人に対応できる研修を行うべきでしょう。会社にとっては手間かもしれませんが、これも時代の流れです。

仕事や会社に情熱的ではない

仕事が第一と考える世代にとって、ゆとり世代の仕事に対する情熱の少なさは、不思議に思えるかもしれません。ただ、正直これは個人差もあるので、人によっては仕事や会社に情熱を傾ける方もいます。かつての世代に比べると、情熱が少ないように見える、ということかもしれませんね

怒ると会社に来なくなる

ストレス耐性が低いため、強く叱られることがあると会社に来なくなることもあります。ただ、これもゆとり世代の人みんなに言えるというわけではありません。また、怒られたら会社に行きたくない、と感じることは誰にでもありますし、「明日から来るな!」「クビだ!」を真に受けてそのまま退職する人もいます。冗談では済まされないのが今の世間と言えるのです

積極性に欠けると思われる

競争意識があまり高くなく、ガツガツしていないことが多いです。仕事でも、マイペースにじっくりとこなしていくような人が多い傾向にあります。ただ、積極性がないように思える、というのはあくまで周りがそう捉えているだけです。本人は、積極的に行動していても、周りにはそう映らないだけ、ということもあるのかもしれません。

残業や休日出勤を頼むとイヤな顔をする

プライベートを大切にしたい人が多いため、残業や休出を頼むと顔に出てしまう人がいるかもしれません。そもそも、残業などはこなすべき仕事をこなせていないときなので、業務に対する時間配分などを見直す必要があります。効率の悪さゆえの残業は嫌がりますが、仕事の繁忙期や突然のアクシデントを放っておいてまで残業を嫌がるというのは少ないでしょう。上司は、当たり前のように残業や休出を言い渡すことのないようにしたいですね。

飲み会に参加しない

職場の人は、あくまで職場だけのお付き合い、という考えを持っている方が多いかもしれません。そのため、会社の忘年会や新年会、日ごろの飲み会などへの出席率はやや低いことが多いです。社員同士の関係性がとても良く、和気あいあいとしている職場なら、ゆとり世代の人も参加しやすいかもしれませんね。

ゆとり世代の強み


ネガティブな印象のあるゆとり世代ですが、実は強みもあります。心に余裕がある、仕事以外に価値を見出せる、個性的な性格をしている、といったところでしょうか。ここで詳しく見てみましょう。

心が豊かで余裕がある

仕事ばかりしているわけではなく、プライベートを充実させたいと考えているので、心がとても豊かです。精神的に余裕もあるので、ストレスフリーな生活を送れる方が多いと考えられます。一緒にいても疲れないタイプの人が多いのも強みかもしれません。

仕事以外に価値観を見いだせる

仕事にそこまで重きを置いていません。あくまで、生活費を稼ぐ場所くらいの考えなので、仕事以外に価値観を見出すことができます。そのため、中高年になっても、趣味に一生懸命打ち込んだり、家族を優先したりできるのです。これもゆとり世代ならではの強みですね。

個性的な性格

のびのびと育った人が多いため、個性的な性格をしている人が多いです。今の時代、個性のある人が少ないとも言われているので、そんな中にあってゆとり世代は貴重な存在ともいえるでしょう。個性的な性格を活かした仕事もできるかもしれません。

安定した生活を心がける


贅沢な暮らしをしたい、といった考えもほとんどなく、どちらかというと堅実です。少ないお給料の中でも、きちんと貯金をしていますし、早い段階から老後のことも考えています。そのため、結婚相手としてもゆとり世代は最適かもしれませんね。無駄遣いをすることも少ないので、お金も貯まりやすいです。

まとめ

ゆとり教育を受けたゆとり世代は、仕事に情熱的でなかったり、指示待ち人間だったりと、確かに印象はあまりよくないかもしれません。

しかし、仕事以外に価値観を見出せたり、余裕がある、堅実な生活ができるという強みがあるのも事実です。お付き合いの相手、結婚相手としても優れているので、検討してみる価値は十分ありそうですね。