自分と向き合うべき人
一般的に何か困難にぶつかった時、自分と向き合うことが大切だと言われることがあります。では、どんな人が自分と向き合うべきなのか具体的に紹介します。
毎日がつまらないと感じる人
何をしても楽しくない、面白くないと思ってしまう原因は、自分が自分のことをわかっていないからです。自分で考えるよりも先に、周囲の人の意見に耳を傾けてしまい、他人の意見が自分の意見であるかのように思ってしまいます。
これで自分の意見を持つことなく、毎日をやり過ごすことができるのですが、自分で考えて行動しないようになると刺激もなく、つまらなくなるのは当然です。
毎日がつまらないと感じている人は、一度自分と向き合うことで、より充実した毎日を送ることができるようになるのではないでしょうか。
自分のことが好きになれない人
自分自身が好きになれないという人は意外と存在します。
自分のことが一番嫌いだと思う人もいます。嫌いな原因は外見的なこと、内面的なことなど様々ですが、自分を好きになるためには自分を受け入れなければなりません。そして自分を受け入れるには、まず自分と向き合うことが大切です。
自分のしたいことがわからない人
自分のしたいことがわからない人は、自分自身を見失っている状態です。自分が何をしたいかわからないという時、大抵はモヤモヤした気持ちを抱えています。
自分は何が好きなのか、何を目標にしているのか、何をしている時が輝いているのか、自分と向き合うことで、やりたいことやすべきことをはっきりとさせることができます。
人間関係に悩まされている人
学校や職場など様々なコミュニティーの中で毎日を過ごしている以上、人間関係というものに悩まされるのは仕方のないことかもしれません。
ですが、自分を知らない人が、他人を理解するというのは難しく、自分を知らなければ他人に自分の価値観を伝えることもできません。人間関係が上手くいかないと感じた時は、まずは自分と向き合って、自分自身を知ることから始めてみましょう。
将来に漠然とした不安がある人
具体的ではないけれども、なんとなく自分の将来や未来に漠然とした不安を感じているという人は、一度立ち止まって自分と向き合ってみましょう。
将来については明確ではないため、アバウトなことを考えれば考えるほど、不安や心配は大きくなってしまいます。ですが、自分と向き合って自分を知ることで、自信を持つことができ、自分は大丈夫だと思うことができるのではないでしょうか。
自分と向き合うメリット
毎日がつまらない、将来に不安を感じている、人間関係が上手くいかないなど、自分と向き合うことで、それは非常に意味のあるものになります。そして自分と向き合うことで、たくさんのメリットを得ることができます。
では、自分と向き合うことで得られるメリットとは、どんなものがあるのでしょうか。
等身大の自分を理解できる
等身大の自分を理解するというのは、背伸びをしない、過小評価しない、つまり自分の強さだけでなく、弱さもしっかりと受け止めている状態です。あるがままの自分と言われることがありますが、漠然としすぎていてわからないという人も多いのではないでしょうか。
他人から非難されても、自分はこうだからと自信を持って言える、自分はこれでいいのだと思えるのは、自分の成長にとっても非常に大きな糧となるのではないでしょうか。
現在の悩みを客観視できる
今現在、悩んでいることの原因がわかっていても主観的になってしまうことで、なかなか上手く解決することができない、原因や解決策を受け入れることができないということがあります。
そんな時に自分と向き合うことで、悩みや物事を客観的に見ることができます。そして、視野を広げて解決することができるようになるのです。
大人になっても成長できる
成長は子供だけのものだけではありません。子供の頃は身体的な成長、脳の成長などが中心ですが、大人の成長は心が中心になっていきます。
自分では実感しにくいものですが、昨日の自分と今日の自分が違うのであれば、それは変化という成長を遂げているのではないでしょうか。自分と向き合うことで、年齢を重ねても成長していくことができます。
前向きになれる
ネガティブな思考は人生にも影響します。否定的だったり悲観的だったりすることで、人生が暗いものになる可能性が高くなるでしょう。
何をしたいのか、どう考えているのか、自分と向き合うことで、自分の人生は自分のものであり、自らが切り開いていかなければならないということに気づくはずです。
様々な困難にぶつかっても乗り越えて、幸せな未来を掴もうと前向きになることができるのではないでしょうか。
自分と向き合う方法
自分と向き合うべき人、向き合うことで得られるメリットはわかったけれど、実際にどうすればいいのか、イマイチわからないという人も多いのではないでしょうか。そこで自分と向き合う方法を具体的に4つ紹介します。
意図的に一人の時間を作る
自分と向き合うためには一人の時間を作るようにしましょう。家族がいる、付き合いが多いなどの理由から、なかなか一人になる時間がないという人もいるかもしれません。
しかし、一日10分程度でいいので一人になる時間を意図的に作って、自分の思っていることや考えていることなどを振り返ってみましょう。
静かな場所で自分のことを考える
雑音は、自分と向き合う際にとても邪魔になるものです。一人になる時間は静かな場所を選ぶようにしましょう。雑音が消えることで、自分のことだけを考えることができるようになります。
静かな場所でリラックスして、楽しいことや悲しいことを思い返すことで自分と向き合うことができるでしょう。
自分の感じたことをノートやブログに書き出す
自分が感じたことや思ったことは、頭の中で思い返してもなかなかまとまりません。そんな時は箇条書きでもいいので、ノートやブログなどに書き出してみましょう。
ありのままを書き出すので、他人に見られないようにすることが大切です。他人に見られることを前提としてしまうと、他人の反応を気にしてしまい本音を書くことができなくなってしまいます。
ノートやブログに書いたことは保管しておいて、定期的に見返しましょう。あの時自分がどう思ったのか、どう考えていたのかなどを知ることで、自分自身を客観的に見ることができ、向き合うことができます。
自分と向き合うための習慣
自分と向き合う方法を実践していく中で、日常生活の中でも、自分と向き合うための習慣を取り入れてみましょう。自然とできるものから、少し意識しないと難しいものまであるので、一つでも多く取り入れて、その習慣を身に付けましょう。
スマホの電源をオフにする時間を作る
仕事やお付き合いなどで中には難しいという人もいるかもしれませんが、一日の中でスマホの電源をオフにする時間を作るようにしてみましょう。
スマホは非常に便利なツールですが、スマホに依存してしまうと意欲や思考なども依存してしまうことになり、自分を見失ってしまう可能性もあります。
会社のデスク回りや自宅を掃除する
自分と向き合うためには、環境作りも大切です。会社のデスク周りや自宅の掃除をしましょう。掃除して綺麗になるということは、心も綺麗になるということで自分の内面と向き合うことができるようになります。
お風呂にゆっくり入浴する時間を作る
お風呂に入ると副交感神経が優位になり、リラックスすることができます。これは身体的にリラックスできるだけなく、精神的にもリラックスすることができ、のんびりと湯船に浸かって自分のことを考えてみましょう。
お風呂なら一人で静かな時間を作りやすく、毎日の習慣にすることができるので、お風呂はシャワーで済ませているという人は、まずは湯船に浸かる習慣から始めてみましょう。
まとめ
自分と向き合うというのは、自分に都合の悪い部分も見なくてはならないことから、なんとなく避けているという人も多いのではないでしょうか。
ですが自分と向き合うことで得られるメリットはたくさんあります。さらに自分の人生をより豊かなものにすることもできるので、自分と向き合う方法や習慣をぜひ取り入れて、自分を見つめ直してみましょう。