霊視とは?
「霊視」とは、分かりやすく言えば、人が一般的に身体の感覚器官で感じにくい領域のものを感じて、それらを言葉にしたり、イメージすることです。そんな霊視について詳しくまとめてみました。
一般的に人が感じにくい領域のものを感じて表現すること
霊感があるといわれている人たちは、一般的に人が感じにくい領域のものを感じとり、その微妙なエネルギーを脳が映像や音として変換しています。この変換方法は人によってさまざまで、頭にイメージとして浮かび上がる人もいれば、音や匂い、体感といったもので感じる人もいます。中でも、霊視ができるという人たちに多いのが、頭のスクリーンで視る人。
しかし、中には肉眼で視えないことはないですが、視える情報量が、脳のスクリーンで視る方が多いといわれています。なぜならば、それは肉眼ではとらえられる領域が少ないためなのだそう。そんな霊的なエネルギーについては、まだまだ科学的な実証が難しいものといえそうです。
目には見えない想いなどがエネルギーとなっている
霊視ができる人にとっては、霊的なエネルギーとは、電磁波と似たようなものだといわれています。電磁波は目に見えませんが、確かに存在しているのと同じように、霊的なエネルギーも感じ取れる人はいるのです。よく赤ちゃんや動物には霊が視えているといわれますが、これにも理由がありました。
人間の脳は目には見えないエネルギーを感知していても、今まで見てきたものの概念から外れたものは、感じにくくなっていくように作られています。そのため、まだその概念がない赤ちゃんの場合だと、目には見えないエネルギーを素直に感じやすいからなのだそう。また、動物の場合も人間より感覚が鋭く、私たちの目や耳では感じ取れないレベルのエネルギーも感知できているからといわれています。
オーラや守護霊、前世などから情報を受け取り伝える
霊感がある人が霊視する時には、その人が放つエネルギーなどを感じ取って、受け取った感覚を伝えるのだそうです。そのエネルギーというものが、オーラや守護霊、前世など。それらから、人の無意識な気持ちや忘れていた記憶などについての情報を感じ取り、その人に伝えるのが霊視といわれています。
それだけでなく、今の心や身体の状態であったり、問題に対して自分が無意識に考えている解決策や考え方なども感じ取れるのだそう。さらには、過去のトラウマなどの情報までも受け取ることができる人は、それを伝えて悩みを解決することのヒントとして伝えることができるのです。他にもまれに、幽霊に取り憑かれている人の相談や、いわく付きの場所についても、想いなどのエネルギーをさぐり伝えることができる人もいるようです。
霊感を備えているのはどんな人?
霊感を備えているのは、以下のような人たちだといわれています。もしかして自分も霊感があるのかも?と思われている方は、当てはまるものがあるかどうかチェックしてみてはいかがでしょうか。
人よりも感覚が鋭い人
霊感が強い人からすれば、そもそも人は多かれ少なかれ霊感を持っていると考えられていて、ちょっとしたことがきっかけで霊感を感じやすくなったりもするのだそう。
そのため、普段霊感を感じないという人でも、寝不足やストレスなどの影響によって、部分的に感覚が鋭くなり、霊を感じたりすることもあるのかもしれません。しかし、この方法で霊視できる場合は、アンテナのようにほんの一部分しか視えていないことが多いです。
信じていない人は基本的に霊的なエネルギーを感じることができない
まずは、霊的なエネルギーを信じているかどうかが大きく関わってきます。私たち人間の脳は、目には見えないものに対しては、基本的にありえないものとして処理するもの。そのため、霊的なエネルギーを感じていても、それが霊的なものだと信じていなければ、感じることができません。
霊視占いや霊能力者とは?
霊視占いや霊能力は、霊的なエネルギーをただ感じ取るだけではうまくいきません。そのため、これらのことが備わっている人が本当の霊視占いや霊能力者といえるでしょう。
霊感をきちんと理解し、調節する力を持つ人
霊感を備えている人はたくさんいますが、それをきちんと理解して、調節する力を持つ人が霊視占いや霊能力者といえるでしょう。しかし、中には精神的に不安定な状態のため、たまたま敏感になっているだけなのに、優れた霊能力があると思い込んでいる人もいます。
霊視占いは、人の悩みを解決するヒントとして伝えることが重要です。それなのに、精神的に不安定になって部分的に霊感を鋭くする方法では、正確な情報を冷静に受け取ることはできません。きちんと自分の精神と向き合い、瞑想などで身体の感覚を鋭くしていくことができる人が、自分自身のエゴなども影響せず、受け取り伝えることができるのでしょう。
霊感を持った人が見える世界とは?
霊感を持った人は、霊的なエネルギーが肉眼で視える人もいれば、脳のスクリーンで視るといった人もいます。霊感を持った人が見える世界とは、これらのように視えているのだそうです。
色のオーラに包まれている
霊感を使うときは、人は色のオーラに包まれている感じに視えるのだそう。それは肉眼でも視ることができ、その時の感情や身体の状態が層になって視えていて、脳のスクリーンで視るときは、その人の本質の層まで視えてくるといわれています。
また、時にはその人の感情や感覚が体感で伝わってくることもあるようです。特に守護霊などの場合は、肉眼よりも脳のスクリーンや体感で感じることが多いとのことでした。
霊感を使う時と使わない時は切り替えている
霊感を備えている人は、精神的に落ち着いている人であれば、霊感を使わないと切り替えているときは、普通の人とほとんど変わりません。まれに、強いエネルギーを感じ取ってしまうという方は、相手の気持ちやその場に溜まっている気持ちが入ってくるときもあるのだそう。
そのため、イメージが伝わってきたり、身体の感覚で感じたりする時もあるようですが、日常生活に必要でないと思うときは、基本的に無視しているといわれています。
背後霊を視る時は肉眼ではうっすら見える程度
背後霊などを視る時は、肉眼で視るよりも、脳のスクリーンの方がはっきり視えていて、霊の意志を聞くときは体感で感じているのだそう。
また、背後霊には恨みを持っている悪霊といわれるものと、そうでないものとがあります。憎しみや妬みをもった悪霊の場合は、顔の一部分が崩れた表情であったり、ゆがんだ表情となって視えます。
霊視で占えることとは?
霊感を備わった人が霊視で占えるのは、これらのことがあります。また、人によっては占えることが異なる場合もあるので、霊視占いに興味がある方は、あらかじめ知っておくと良いでしょう。
本質や感情の傾向など人の無意識の部分
一般的に霊視で分かることは、オーラや守護霊、前世、現在の悩みに対する原因やトラウマについてなど。さらに、その人の本質や身体の不調、感情の傾向などの人の無意識の部分について知りたいという場合は霊視占いで分かります。
例えば、気になる人の気持ちを知りたい場合や、恋人や仕事仲間との相性であったり、相手のいることについてもそう。この他にも、転職が上手くいくかや身体の不調などの悩みに対するアドバイスなどを占いで伝えてもらうことができます。
これから起こることなどの未来予知
幽霊などに対してアクセスしやすい人もいれば、人の心についてアクセスしやすい人もいます。また、部屋の様子を言い当てたりする透視能力を持つ占い師もいます。
霊視占いを希望するのであれば、事前に占って欲しい分野かどうか、プロフィールを読んでおくといいかもしれません。人によって得意不得意の分野があるということ知っておくと良いでしょう。
大まかな運気の流れ
霊視占いで大まかな運気の流れを知りたいという方は、霊視だけでなく、他の占術を合わせて占う場合がほとんど。大まかな運気の流れを知ることができれば、これからどのように動けば、いい方向にいくか悪い方向にいくかということも分かります。
肉眼では見えないものを霊視で占ってもらい、それを伝えてもらうことで運気をコントロールすることもできるでしょう。
本格的なお祓いなどは本業の方にまかせた方が良い
霊視占いをされている方の中には、本格的なお祓いなどの相談も多いのだそう。悪い霊が近寄って来ているとかが分かる場合には、軽いお祓いやアドバイス程度はされる占い師も中にはいます。しかし、本格的なお祓いとなると霊視占いとはまた別ということを知っておくと良いでしょう。
霊視占いをしてもらう時の注意点
霊視占いをしてもらう時は、霊視占いといっても占い師は同じ人間であって、神の様な特別な存在ではないことをしっかりと意識しておいてください。
また、相談者が自分自身で判断して進めるように後押ししたり、本当の気持ちに気付いてもらえるように情報を伝えてくれる占い師かどうかも知っておくと良いでしょう。
不安を煽るような言い方の占い師は要注意
占い師の中には、人が不安になるようなことを言って、霊視占いに依存させる人もいるのが事実です。例えば、悪い霊が付いていると言ったり、呪われていると言って不安を煽ることがあります。
さらに、前世の行ないが悪かったから、今世では幸せになれないなどと言ってくるようなら要注意。もしも、そのような占い師と出会ってしまったら、すべてを鵜呑みにしないようにしましょう。
金品やただ祈れば良いと言われたら無視する
悩みに対して、根拠がないと思われることを伝えてくるような占い師であれば、言うとおりにするのではなく、現実的な解決策をきちんと教えてくれる占い師に相談しましょう。
霊視占いとは、悩みを解決するヒントを伝えてもらうのが目的なので、現実を生きることを大切にしてください。
今世の主役は自分自身だというアドバイスをしてくれるか
霊視占いで、前世や守護霊がすごい人だったとしても、まずは今世の主役は自分自身だということを忘れないでください。そのことをきちんとアドバイスをしてくれるかどうかも注意しておきましょう。
占い師は本当のことを当てるのはとても大切ですが、相談者が自分自身で未来を選択していく力を身に付けることの方が重要なのです。ただ言い当たるだけだったら、いつまで経っても相談者自信が自力で前へ進むことができません。
そのため、今の状況や気持ちなどを言い当てられたからと言って、この人は凄い人だと盲信するのではなく、霊視占いで、自分の素直な気持ちと向き合う機会と思うのがよいでしょう。
まとめ
霊視占いは、上手に利用すれば人生をより良く進めることができます。これからの自分にとっての、プラスになる道具の1つとして使っていくのが良いでしょう。悩みがあるという方や、今のままの自分で良いのかと考えることがあれば、霊視占いでアドバイスをしてもらってみてはいかがでしょうか。