豚の角煮を炊飯器で!調理師がおすすめする作り方をご紹介

高級な肉を使用しなくても美味しく作れて、おかずとしてだけでなくおつまみとしても楽しめる豚の角煮。子どもから大人まで楽しめる料理ですが、手間がかかるのが難点です。しかし、その手間は炊飯器で作ればかからなくなります。今回は調理師免許を持つINAさん提供の情報を基に、炊飯器で豚の角煮を作る方法をメインに内容をまとめました。

炊飯器で豚の角煮を作るメリット

圧力鍋や普通の鍋、IHクッキングヒーターやガスコンロを使って作る豚の角煮にはない魅力が、炊飯器を使って作る場合にはいくつもあります。具体的になにが良いのか、さっそく見ていきましょう。

料理が苦手な方や初心者でも失敗しにくい

材料を用意し、下処理さえしてしまえば、加熱調理は炊飯器がしてくれます。炊飯スイッチをONにしてしまえば、その後に火加減を自分で調整する必要がありません。そのため、料理が不得意な方や経験が浅い方でも、美味しく仕上がりやすいのです。

IHクッキングヒーターやガスコンロが空く

豚の角煮を鍋で作ろうとすると、IHクッキングヒーターやガスコンロを長時間占領してしまいます。炊飯器を使って作る場合はそれがないため、炊き上がりを待つあいだに同時進行で別の料理に取り掛かることができるでしょう。調理時間の短縮に貢献してくれるのは大きな魅力です。

手が空く

炊き上がりを待つあいだは手が空きます。別の料理をする以外にも、時間を有効に使うことが可能です。たとえば、ほかの家事をしたり、本を読んだり、運動をしたりできます。火を使っていないため、炊飯が終わるまで買い出しに行ったり、子どもの保育園に迎えに行ったりすることも可能です。

暑い思いをせずに済む

夏場のキッチンは冷房がきいていないと非常に暑く、コンロの火をつけてフライパンや鍋を使ってする調理がしんどくなりがちです。炊飯器を使って作る豚の角煮は繰り返しになりますが、加熱調理は炊飯器がやってくれるため、暑さ対策としても効果的といえるでしょう。

炊飯器で豚の角煮を作る方法

炊飯器で豚の角煮を作る魅力がわかったところで、今度は作り方を見ていきましょう。炊飯器を使った調理ということで、圧力鍋などで作る場合と違ってなにか特別な材料を用意する必要はありませんトロトロに美味しく仕上がるおすすめのレシピです。

材料
豚バラかたまり肉:500グラムA
長ねぎ(青い部分):1本分
スライス生姜:1片(約50グラム)
水:400ccB
酒:100cc
しょうゆ:大さじ4
砂糖:大さじ4

以上の材料のほかには、お好みで大根やゆで卵を追加しても良いでしょう。なお、その際には大根は2分の1本、ゆで卵は4個プラスすれば、量的に多すぎず少なすぎない仕上がりになります。

手順
1.豚バラかたまり肉を4、5等分にカットする。
2.カットした豚バラかたまり肉とAを炊飯釜に入れ、炊飯スイッチをONにする。
3.炊飯が終わったら長ねぎと生姜を取り出す。
4.Bを炊飯釜に入れ、材料がヒタヒタになるぐらいの水を注いで炊飯スイッチをONにする。
5.炊飯が終わったら完成。

豚バラかたまり肉をカットしたとき、軽くフライパンで焦げ目をつけてもGoodです。また、大根やゆで卵を追加する場合には、ゆで卵は殻をむき、大根は皮をむいて3~4cmの厚さにカットしておきます。そして、手順4でBと一緒に炊飯釜に入れましょう。

炊飯器で豚の角煮を作る際の注意点

まだ試していないけれど失敗したくない方や、炊飯器での豚の角煮作りに挑戦してみたけれどイマイチ上手くできなかった方は、以下の内容をチェックしてみてください。調理するときに気をつけたい点について解説します。

失敗しないために押さえておきたいポイント

炊飯器は複数のモードから選べるようになっている製品が多いです。炊飯器を使った豚の角煮は、早炊きモードではなく、通常モードで炊くのが上手く仕上げるためのポイントです。また、炊飯については、1回目が終わった時点で完成したつもりになってしまう可能性があります。食べるときに炊飯器を開けてみたらまだ途中だったという失敗がないよう、2回目があるのを忘れずに

それから、Bの調味料に関しては、最初から入れるのは失敗のもとです。カットした豚バラかたまり肉の赤身がかたく仕上がってしまいます。1回目の炊飯でカットした豚バラかたまり肉とAだけで煮込むのはこのためです。また、調味料は入れるだけで良く、あらかじめ混ぜなくてもかまいません。

ほかにも、豚バラかたまり肉については、カットせずに丸ごと炊くと、大きさによっては中までしっかりと火が通らない場合があります。そのため、レシピに記載したように4、5等分の大きさに切った上で炊きましょう。

どうしても大きい豚バラかたまり肉のまま作りたい!

火が通りにくいのはわかっているけれど、どうしても大きいかたまりの豚の角煮が食べたいと思う方もいるでしょう。その場合には、2回目の炊飯が終わった時点で竹串を使い、肉の真ん中に刺してみてください。透明の肉汁が出れば、それは中まで火が通っている証拠です。赤い肉汁が出れば加熱不十分なため、保温80度で5分ごとに透明な肉汁が出るかチェックすると良いでしょう。

炊飯器で豚の角煮を作る際におすすめのワンポイントアドバイス

少しの手間、工夫によって、炊飯器で作る豚の角煮の味や見た目のクオリティを高めることができます。材料が足りない場合に代替え可能なものについても触れていますので、チェックしておくと良いでしょう。

味や見た目に違いを出す方法

1回目に炊くときには潰したニンニクを入れると、食欲がわく香りが出ます。それから、2回目に炊くときにはっかくを入れると、アジアンテイストに仕上がるため、試してみるのも良いでしょう。そのほか、できあがったときに肉をバーナーで炙ると、香ばしさが出るためコチラもおすすめです。

また、炊く前に肉に軽く焦げ目をつけるのも良いと述べましたが、それは見た目を良くする狙いもあります。完成後については、別の鍋で煮汁を煮詰めたものを、盛り付け時に上からかけると、お店レベルの見た目に仕上がります。

材料が足りない!代替可能なものがないか冷蔵庫をチェック

すべての材料が揃っていなくても、炊飯器を使って豚の角煮を作ることは可能です。たとえば、長ねぎがなくても、セロリがあればそれを入れれば作れます。また、生姜に関しても、絶対に生でなければいけないわけではありません。生姜チューブを使ったとしても、美味しくできあがります。

炊飯器で作る豚の角煮のアレンジレシピ

今回ご紹介した作り方は変えず、メインの材料である豚バラかたまり肉を別の食材を使用するだけで、違った料理が作れます。また、炊飯器で作った豚の角煮を活かして、別の料理を作ることも可能です。アレンジレシピをここではいくつかピックアップしました。

てびち

てびちというのは沖縄の郷土料理であり、コラーゲンやエラスチンなどが豊富な豚足を煮付けにしたものを指します。うま味がたっぷりで、軟骨のコリコリとした食感を楽しめるのもGoodな料理です。豚バラかたまり肉ではなく豚足を入れると、炊飯器で作るてびちができあがります。

角煮チャーハン

炊飯器で作った豚の角煮をすべて食べきれなかった場合には、チャーハンの具材として再利用するのも良いでしょう。角煮チャーハンの作り方については、以下のとおりです。

手順
1.適当に細かくカットした豚の角煮をご飯とともに炒めて、煮汁をかけながらさらに炒める。
2.塩コショウで味を調えたら、角煮チャーハンのできあがり。

なんちゃってパオ

なんちゃってパオも、炊飯器で作った豚の角煮が余ってしまった場合にできるメニューです。作り方を確認していきましょう。

手順
1.食パンの耳をカットし、白い部分だけにする。
2.白い部分のパンを2、3枚重ねて、麺棒で伸ばす。
3.パンの半分程度に薄くカラシを塗る。
4.余った角煮を薄く切り、パンに挟めばできあがり。

なお、パンに挟む豚の角煮の量はお好みでかまいません。

まとめ

料理が苦手、初心者の方でも美味しく仕上げやすく、時間や手間を省いてくれる炊飯器で作る豚の角煮。魅力に感じた方は、今回ご紹介した内容を参考に、実際に作ってみてはいかがでしょうか。はじめは上手くできない方もいるかもしれませんが、何度か作っているうちに安定して美味しく仕上げられるようになるでしょう。アレンジレシピについても、ぜひ試してみてください。

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