公立・私立幼稚園や認可・無認可保育園でかかる費用の目安などを解説

子供を育てていく中で頭を悩ませるのが、学費の問題です。幼稚園や保育園に入れる場合にも、当然かかる費用です。今回はお金にまつわる資格を複数持ち、証券会社で働いているSDさん提供による情報を基に、幼稚園や保育園でかかる費用の目安についてまとめました。また、公立・私立の幼稚園や認可・無認可保育園に入園するメリット・デメリットも解説していますので、あわせてご覧ください。

公立幼稚園でかかる費用の目安や入園のメリット・デメリット

国立幼稚園は国によって運営されているのに対し、公立幼稚園は地方自治体によって運営されています。どの程度の費用が発生しそうなのか、入園にどういったメリットやデメリットがあるのか、さっそくチェックしていきましょう。

かかる費用の目安

平均で1年間に230,000円程度の学費がかかるでしょう。私立の半分程度の金額で、費用面だけ見るのであれば非常にオススメできます。内訳としては、教育費120,000円、給食費20,000円、学校外活動費90,000円です。

これは文部科学省による平成28年度子供の学習費調査のデータであり、統計調査は6年度に1回実施されています。かかる費用の目安は前回調査と比較して5%程度増加しているのですが、これには学校外費用の影響が大きく出ています。

なお、幼稚園の料金については、所得に応じて変わるところがある点に気をつけなければいけません。したがって、詳細は市町村のホームページで確認してみると良いでしょう。

入園のメリット

運営が自治体ということもあり、費用負担が比較的軽い点が公立幼稚園の魅力的な要素のひとつです。入園料が発生しない園も珍しくありません。また、お絵かきや音楽などの授業時間を短めに、遊ぶ時間を長く確保している園が多く、のびのび育てたい方には良いでしょう。ほかにも、頼りになるベテラン先生も多く、教育研修などが実施されているため、全体的に先生のレベルは高い水準にあります。

入園のデメリット

地域によっては公立幼稚園自体が存在しません。また、これは私立幼稚園にもいえることですが、幼稚園には給食が義務化されておらず、有無は要確認です。それから、私立は通園バスのある園も少なくないのに対し、公立には通園バスがほぼありません。ほかにも、園児の定員が比較的少ない点、イベント事が少ない園が多い点、預かり保育や延長保育に非対応の園が多いのもデメリットといえるでしょう。

私立幼稚園でかかる費用の目安や入園のメリット・デメリット

全国に10,000以上存在する幼稚園の中でも、最も高い割合を占めているのが私立幼稚園です。学校法人や宗教法人、財団など民間で運営されています。公立幼稚園との費用や入園のメリット・デメリットの違いに注目してみましょう。

かかる費用の目安

平均で1年間に480,000円程度の学費がかかるでしょう。公立の約2倍の金額で、随分と割高感があると思うかもしれません。しかし、英語・体操の教育やイベント事などをよく開催する園が多いため、充実感は大きくなりやすいといえるでしょう。内訳は教育費320,000円、給食費30,000円、学校外活動費130,000円です。

私立幼稚園でかかる費用の目安も文部科学省による平成28年度子供の学習費調査のデータであり、これまで統計をとった中では最安値の結果が出ています。教育費がじわじわ低下しているのが見て取れ、今後もわずかではあるものの、減少していく可能性があると考えることができるでしょう。

入園のメリット

私立幼稚園は、先述したように英語・体操など教育内容が充実しているのが特徴のひとつです。中には保育時間外に園内で習い事ができる園もあるなど、各園が特色を打ち出しているのが魅力的な要素といえるでしょう。そのほか、夕方までの延長保育に対応している園や、夏休みなど長期休み中の預かり保育に対応している園も珍しくなく、就労と無関係な私用での利用も可としている園も多いです。

入園のデメリット

イベント事が多く開催されているのが私立幼稚園の特徴のひとつですが、保護者に協力の声がかかる園が少なくありません。お遊戯会の衣装、バザーへの出品、卒園アルバムの作成など、時間や手間、費用がかかってしまうために、保護者にかかる負担が大きくなりがちです。また、園によっては子育ての悩みを話す上で頼りになる、ベテランの先生が少ないこともあるかもしれません。

認可保育園でかかる費用の目安や入園のメリット・デメリット

施設の広さや保育士数など国の定めた設置基準をクリアし、都道府県知事による認可を受けた児童福祉施設が認可保育園です。家計への負担が比較的軽いものの、必ず入れるわけではない点などには気をつけなければいけません。

かかる費用の目安

保育園でかかる費用を計算する上で、以下の4つの大事な要素が存在します。

世帯収入
保育時間
子供の年齢
自治体

これらの要素が影響するため、一概にいくらということはできません。ただひとつの例として、東京都では3歳未満の子供の保育料で、月額20,000円程度と見ておくのが良いでしょう。なお、年収が非常に高い方の場合、3歳未満の子供の保育料が月額60,000円程度と、大きく違ってくる点に注意しなければいけません。

入園のメリット

各家庭の所得によって保育料が決まるため、保護者の金銭的負担が軽いほか、同時に兄弟姉妹を入れるときは保育料の減免が受けられるケースもあります。給食や園庭、設備の有無、面積の広さや保育士数といった国の基準を満たしている安心感も、認可保育園のメリットです。経験豊富な保育士が多く、子育てについてなにかと相談しやすいのも、認可保育園の魅力のひとつといえるでしょう。

入園のデメリット

受け入れ人数に上限があるため、定員オーバーになる場合は入園できません。待機児童になるリスクがあるということです。また、募集人数に対し応募人数が多い場合、休職中の方より就労中の方が優先されがちな点も、認可保育園のデメリットといえるでしょう。そのほか、深夜保育に対応している園が充実していない点も、深夜から朝まで預けるのを希望する方は注意が必要です。

無認可保育園でかかる費用の目安や入園のメリット・デメリット

無認可保育園はまたの名を認可外保育園といい、国の定める基準をクリアしていない児童福祉施設のことをさします。費用や入園のメリット・デメリットについて、認可保育園とはどのような違いがあるのでしょうか。

かかる費用の目安

無認可保育園の料金は、認可保育園の2倍程度かかると思っておけば大きくハズレることはないでしょう。たとえば認可保育園が月30,000円程度であれば、無認可保育園は60,000円程度かかると考えられます。なお、料金設定については保育園側が設定し、固定になるケースが多いです。各保育園でいくらかかるのかは異なるため、近くの無認可保育園を探し、調べてみることをオススメします。

入園のメリット

空きがあれば入れるほか、比較的保育時間が長く、仕事が休みでも預けられるなど、融通がきく点で無認可保育園の魅力です。また、園によっては英語や体操、料理や水泳などが組み込まれていて、習い事に行かせる手間が省けるところもあります。さらに、無認可保育園は認可保育園と比較して割高になるケースが多いですが、所得によっては認可保育園より割安になるのは注目したいポイントです。

入園のデメリット

認可保育園に比べて割高感のある園が多く、高い無認可保育園は驚くほど高額な費用がかかります。ほかには、面積や設備、保育士数が園によってバラバラで、自分で確認する必要がある点がデメリットといえるでしょう。自園調理でない園も多く、給食があっても仕出し弁当であることが珍しくありません。給食なしの園は毎日弁当持参になるため、作る働く保護者にかかる負担が大きくなります。

まとめ

学費だけに注目すると、幼稚園は私立より公立が、保育園は無認可より認可のほうが安く抑えられるため、良いように思えます。しかし、教育・保育内容や給食の有無、預ける上での融通のききやすさなどにまで目を向けてみると、私立や無認可のほうが魅力的に映る方もいるでしょう。それぞれの家庭にとって、ベストと思える幼稚園や保育園を選択してください