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美味しい焼きそばを作るコツ
焼きそばを美味しく仕上げるためのコツは複数あります。野菜の切り方や麺と具材をわけて炒める、麺と具材を混ぜる前に別々に味つけをするの3つです。ではさっそく、順番に見ていきましょう。
野菜の切り方
普段、野菜を切るときにはざく切りや小口切りにするでしょう。焼きそばを美味しく作るためのコツとして、野菜は細切りにします。そうすることによって、火の通りが早くなるのです。結果、麺と絡みやすく、食べやすく仕上がります。
麺と具材をわけて炒める
焼きそばを作るときに、麺と具材を一緒に炒めていないでしょうか。いつもベチャベチャな仕上がりになってしまって困っている方は、これが要因のひとつです。麺と具材を一緒に炒めると、具材から出る水分を麺が吸ってしまって、ベチャベチャになってしまいます。
麺と具材を混ぜる前に別々に味つけする
味は麺と具材を混ぜたあとにつけず、混ざる前に別々につけるのが美味しく焼きそばを作るためのコツのひとつです。麺を炒める前に粉末スープの袋の6割を混ぜ合わせてから炒めはじめましょう。具材を炒めているときに、残りの4割を使って味をつけます。仕上げに麺と具材をサッと炒めて絡めるだけにとどめると、パリッとした美味しい焼きそばが完成するでしょう。
焼きそばを作るときに一味変えるのにおすすめな調味料など
焼きそばを食べる機会が多めの方には、毎回同じ味つけで飽きてしまう方もいるでしょう。薬味や調味料を上手く使うことによって、いつもと違った美味しい焼きそばを作れます。ここでは、中華風やエスニック風の焼きそばに変身させる方法を解説します。
中華風焼きそば
普通のソース味の焼きそばにゴマ油とネギ、ショウガをプラスすることによって、簡単に中華風に近づけられます。具材を炒める前にネギ、ショウガのみじん切りをゴマ油で炒め、香りを出しましょう。ネギとショウガは中華料理の基本的な薬味であり、少し手間をかけてあげるだけで、焼きそば全体が中華風に仕上がるのです。
エスニック風焼きそば
塩味の焼きそばにチリペッパーとオイスターソースをプラスします。具材を炒めるときにチリペッパーとオイスターソースを加え、仕上げにもチリペッパーを使いましょう。たったのこれだけで、エスニック風焼きそばができあがります。
麺と具材を別々に炒めたほうがいい理由
焼きそばを作るときに、美味しく仕上げるためのコツとして麺と具材は一緒に炒めないほうが良いです。その理由は2つあります。イマイチ上手くいかないと困っている方は、以下の内容をチェックしてみてください。
麺と具材の火の通りを均等にするため
焼きそばを作っているときに、ところどころ生焼けになっていたり、炒め過ぎていたりしないでしょうか。この失敗は、麺と具材を一緒に炒めているために起こりがちなことです。別々に炒めることによって、全体にまんべんなく、過不足なく火を通すことができます。
具材から出る水分を麺に吸わせないため
具材の中でも野菜はとくに、炒めたときに出る水分量が多いです。麺が具材の水分を吸うことによって、ベチャベチャになってもっさりとした食感に仕上がってしまいます。さらに、フライパンにくっつく原因にもなって、後片付けで苦労することにもなりかねません。
焼きそばを作るときの最適な火加減
上手く焼きそばを作れない場合、火加減に問題があるのかもしれません。具材と麺とでは、炒めるときのベストな火加減が違います。美味しく焼きそばを作るためにも、炒め方のポイントを押さえておきましょう。
具材を炒めるとき
具材を炒めるときには、まず肉を中火で炒めます。次に野菜を投入して強火にし、なるべく野菜がしなしなにならないように高温で炒め、手早く仕上げましょう。
麺を炒めるとき
麺を炒めるときには、中火で焼き上げるのがコツです。強火で炒めると、フライパンと接触している部分からすぐに水分が飛んでしまってパリパリになり、火の通り具合にムラが生じてしまいます。また、焦げの原因にもなるのです。
仕上げるとき
最後に具材と麺を混ぜ合わせて炒めます。そのときにも麺を炒めているときのまま、中火で炒めるのがポイントです。
焼きそばを作るときのお悩みを解決
よくある焼きそばを作るときの困り事として、麺がほぐれにくい問題や、麺がフライパンにくっついたり焦げついたりする問題があります。解決法を以下に記載しましたので、実践してみてはいかがでしょうか。
麺がほぐれにくい
かたまりになった麺がなかなかほぐれず、イライラした経験を持つ方は少なくないでしょう。解決法としては、焼きそばの麺を袋から出す前に手で全体をモミモミするとほぐれやすくなります。強くもむと麺が潰れてしまうため注意しましょう。この方法では、麺に歯ごたえを感じられます。
また、麺の袋に1cmほど切り込みを入れて、レンジで30秒ほど加熱してもほぐれやすくなるためおすすめです。手でもみほぐす方法より味なじみが良く、やわめの麺になります。
そのほか、ボウルとザルを重ねたところに麺を入れて、お湯に浸からせると麺がほぐれやすくなります。ほぐしたあとは、ザルを引き上げればOKです。麺がお湯に浸かっている時間は10秒ほどで問題ありません。
麺がフライパンにくっつく・焦げつく
このトラブルを防ぐには、炒めはじめる前にフライパンを十分に温めておくのがポイントのひとつです。そして油をなじませた状態で炒めます。加えて、麺をあらかじめ洗っておくとフライパンにくっついたり焦げついたりしにくくなるでしょう。
なお、もし焦げついてしまった場合には、酢を使うことで簡単に落とせます。力を入れてゴシゴシこする焦げつきとの格闘をしなくて済むのです。手順は以下の通りです。
- 焦げつきが隠れる程度に水を入れ、大さじ2の酢を加えて煮る
- 焦げのある部分から泡がたってきたら1~2分放置する
- 木ベラなどを使って軽くこする
たったのこれだけで、焦げつきを取ることができます。なお、沸騰したあと冷まして、ひと晩おいておくと、より焦げつきが落としやすくなるでしょう。
焼きそばを皿に盛るときのコツ
人が食事をするときに、まず注目するのが料理の見た目です。盛り方や彩りによって、食欲に違いが出てきます。せっかく食べるのであれば見た目も美味しく、以下に焼きそばを皿に盛るときのポイントについてまとめました。
中心をこんもりさせる
平らに盛った場合には、実際より量が少ない印象になったり、焼きそばが早く冷めたりしてしまいます。そのため。焼きそばを皿に盛るときには、パスタのように中心にボリュームが出るように盛り付けるのが良いでしょう。
麺の上に具材が出るように盛る
焼きそばの麺の中には具材が隠れています。それをそのままにしておくと、色彩に欠ける見た目になってしまいます。それを防ぐためには、全部の具材が麺の上に出す必要はありませんが、ある程度は出ている状態に盛り付けましょう。
紅ショウガを効果的に使う
つけあわせとして、紅ショウガを皿にのせる方は多いでしょう。その際には、そのままただ横や中心に盛るのではなく、紅ショウガをみじん切りにして全体にパラパラと盛り付けるのがおすすめです。より色彩が良くなります。
皿の色選びにも気を遣うとGood
料理そのものだけでなく、盛り付ける皿の色によっても、見た目の印象がガラリと変わります。焼きそばは全体に占める色の割合が茶色なため、暗い色の皿は避けたほうが良いでしょう。見た目を良くするには、明るい色の皿に盛り付けるのがおすすめです。
まとめ
今回ご紹介したテクニックを実践することにより、いつもの焼きそばの味が1ランク上がるはずです。麺が簡単にほぐれ、フライパンの焦げつき問題も解決するために、ストレスなく作り、後片付けができるようになるでしょう。具材や調味料によってアレンジもできますので、オリジナルの焼きそばレシピを考えてみるのも楽しいのではないでしょうか。