【炊飯器×さつまいも】絶品焼き芋を作る!簡単な作り方を解説

どこの家庭にもある炊飯器で、美味しく本格的な焼き芋ができるのをご存知でしょうか。今回は調理師免許、食育インストラクターの資格を持ち、精力的に食の分野で活動しているm.gさん提供の情報を基に、炊飯器で焼き芋を作る方法についてまとめました。さらにさつまいもの選び方や保存方法、含まれる栄養素や効能、アレンジレシピなども記載していますので、ぜひご覧ください。

炊飯器で焼き芋を作る方法

炊飯器を使って簡単にできる、焼き芋の作り方をご紹介しましょう。モードを使い分けることによって、ホクホクにもねっとりにも仕上げられるおすすめのレシピです。

【材料】
さつまいも2~3本

【手順】
①よく洗ってから半分または3センチ幅で輪切りにし、皮付きのまま釜に入れる。
②ホクホクに仕上げるには水を1カップ入れ、普通炊きでスイッチを、ねっとりに仕上げたければ水を3合ぐらいまで入れ、玄米炊きでスイッチを押す。
③炊き上がったらザルに取り、表面が乾けばできあがり。

甘さを増したい場合には、水に塩を少量入れると良いでしょう。かたさをチェックしたい場合には、竹串を刺してみるとわかりやすいです。すんなり刺さらなければ、再びスイッチを押して5分経過するたびにチェックしてみると良いでしょう。

炊飯器以外で作る焼き芋との違い

焼き芋は、炊飯器のほかにも電子レンジや鍋を使って作ることも可能です。ただ、どれを選んで作るのかによって、仕上がり具合に差が出てしまうのは否めません。炊飯器とは別のもので作る焼き芋となにが異なるのか、チェックしておきましょう。

電子レンジや鍋を使った加熱

炊飯器を使って作る焼き芋と比較してみると、電子レンジや鍋で茹でる方法は、パサパサ・ボソボソ感のある仕上がりにどうしてもなってしまいます。さつまいもの水分が飛んでしまうのが理由です。また、さつまいもの甘さについても、十分に引き出すことができません

炊飯器で作るのがおすすめな理由

石焼き芋は、時間をかけてゆっくり火を入れて仕上げます。そうすることで糖の成分が徐々に増し、甘さが引き出されて美味しく完成します。その味と、しっとりねっとりした食感に近づけられるのが、炊飯器で加熱して作る焼き芋です。

炊飯器の玄米モードは、白米モードと比べて低い電力でゆっくりと火を入れていきます。これによりさつまいもの水分が飛びにくく、甘さが引き出されるため、しっとりねっとり感のある、美味しい焼き芋ができるのです。

炊飯器で美味しい焼き芋を作るコツやポイント

炊飯器を使っての焼き芋作りにチャレンジしてみたけれど、しっとりねっとり美味しく完成しなかったという方もいるでしょう。そのような方は、以下のコツやポイントを実践しなかったのが原因かもしれません。確認してみましょう。

カットする

さつまいもの大きさに関係なく、必ずカットするのが炊飯器でしっとりねっとり美味しく仕上げるためのテクニックです。半分にカットするだけでも全然違います。カットしたほうが全体に均等に火が通ってくれるのが理由です。カットせず丸ごと入れて炊くと芯がボソボソしがちです。どうしても丸ごと炊きたいのであれば、細い芋を使用することをおすすめします。

芋の量の目安

炊くときの芋の量は、全部の芋が炊飯器の底についている状態が理想的です。芋同士が重なり合っていると、火が上手く入ってくれず、失敗する原因になってしまいます。大量に作りたいときは2回に分けたほうが上手に仕上がるでしょう。

美味しいさつまいもの選び方

スーパーなどで売っているさつまいもを購入するとき、なんとなく手に取ったものをそのままカゴに入れていないでしょうか。重量や見た目に注目して選べば、美味しいさつまいもが手に入ります。どんなものが買いで、避けたほうが良いのか解説します。

買いのさつまいも

サイズ感については適度に太く、ずしりと重みのあるものが良いです。太さ以外の見た目については、皮に所々色の違いが見られず、濃くツヤのあるものが良いですし、傷がなくくぼみが少ないもののほうが品質が良いでしょう。甘さについては切り口にアメ色の蜜が出ていたり、蜜が乾いて黒い跡がついていたりするのがおすすめです。糖度が高く美味しく仕上がります。

避けたほうが良いさつまいも

深いくぼみのあるものや、ひげ根が多く残っているもの、ひげがかたいもの、密の後ではない部分的な黒い変色があるもの、やせ細っているものは避けたほうが良いでしょう。繊維質が多く筋っぽかったり、劣化して苦みを感じたりするためです。

さつまいもの正しい保存方法

炊飯器とさつまいもを使った料理をするときには、使うぶんだけ買ってきてすぐに使いきってしまうのが良いのですが、残ってしまうこともあるでしょう。その場合の適切な保存方法は知っておいて損はありません。

常温保存

さつまいもは寒さに弱く、冷蔵保存では傷みやすく、甘みが失われてしまうため、常温保存がおすすめです。1本ずつキッチンペーパーでくるんだ上から新聞紙で覆い、ビニール袋に入れましょう。その上で風通しの良い冷暗所に置いておくのが、おすすめのさつまいもの保存方法です。

冷凍保存

寒さに弱いために冷凍保存は適さないと思うかもしれませんが、生の状態で冷凍保存しても、案外美味しく食べられます。使いきれずに困ったときなどは冷凍しましょう。やり方は簡単で、皮付きのまま適当な大きさにカットして水にさらし、水気をしっかり取ったあとジッパー付きの冷凍用保存袋に入れて、冷凍庫内に置くだけです。その際、袋内の空気はできるだけ抜いてジッパーを閉めましょう。

さつまいもの栄養素と効能

さつまいもには実にさまざまな栄養素が含まれています。美味しいだけでなく、健康や美容にも貢献してくれるのは嬉しいポイントです。ここではさつまいもに含まれる主な栄養素と効能を見ていきましょう。

ビタミンB6

水溶性ビタミンの一種であり、主に食品中に含まれるタンパク質からエネルギーを生み出したり、筋肉や血液がつくられたりするときに貢献しています。不足すれば皮膚炎や口内炎、貧血といった症状が起こるリスクがある栄養素です。

ビタミンC

水溶性ビタミンの一種であり、病気や老化を助長する活性酸素に対抗する力に優れています。免疫力アップやストレス解消に効果的です。また、コラーゲンの合成に関与し、シミやソバカスを防ぎ、ハリのある肌をつくるためにも貢献してくれます。なお、さつまいものビタミンCは野菜の中でも熱に耐性があり、リンゴの4倍以上の含有量があります。

ビタミンE

脂に溶ける性質を持つ脂溶性ビタミンの一種です。強力な抗酸化作用をもたらしてくれる存在として知られています。体内の脂質の酸化を防ぎ、細胞の健康を保つことに貢献してくれる栄養素です。ビタミンCと一緒に摂ると効果的ですが、さつまいもはそれができる食材です。

ヤラピン

さつまいもをカットしたときに出てくる白い汁がヤラピンです。便をやわらかくし、下剤のような働きをしてくれることで知られています。食物繊維とのシナジー効果によって、便秘のお悩み解決に期待が持てる食品成分です。

食物繊維

食物繊維は水に溶ける性質を持つ水溶性のものと、溶けない不溶性のものがあります。イモ類は両方をあわせ持っており、さつまいもはとくに不溶性の含有量が多いのが特徴のひとつです。不溶性の食物繊維はデトックスに効果的です。一方、水溶性の食物繊維はコレステロールの吸収や血糖値の高まりを抑え、生活習慣病の予防に役立ちます。

葉酸

妊娠計画段階から十分な量を摂取することが推奨されているのが葉酸で、ビタミンB群の一種です。胎児の健全な成長を助け、流産や早産のリスクを低くしてくれます。また、ビタミンB12とともに赤血球をつくる役割も担っていて、貧血を防ぐ栄養素としても効果的です。

カリウム

ミネラル類の一種であり、余計な塩分を排出する働きをしてくれます。そのため、血圧が下がるために高血圧の対策で貢献してくれるほか、女性で悩まされる方が多い、脚や顔などのむくみを解消するためにも効果的な栄養素です。

炊飯器とさつまいもを使ったアレンジレシピ

焼き芋以外にも、なにかレシピがあれば試してみたいと思う方もいるでしょう。そのような方のため、ここでは大学芋とサラダの作り方をご紹介します。どちらも簡単に、家庭でできる美味しい料理です。

大学芋

甘口のタレがさつまいもと絡み、ひとつ食べたらやめられなくなる、くせになるレシピです。子どもから大人まで美味しく食べられるため、デザートやおやつとしても良いですし、お弁当の一品としてもおすすめできます。

【材料】
さつまいも:500グラム程度
砂糖:大さじ3
しょうゆ:大さじ1
ハチミツ:大さじ2
みりん:大さじ1
サラダ油:大さじ1
黒ゴマ:好みの量で加減

【手順】
①さつまいもを乱切りにしたあと、水にさらしてあく抜きをする。
②さつまいもの水気を切って材料を釜に入れ、軽く揺すって混ぜる。
③早炊きモードで炊きはじめる。
④炊き上がり後、やさしく混ぜればできあがり。

炊き上がってすぐは力任せに混ぜると崩れやすいため、注意しましょう。温かい状態ではホクホク感が楽しめて、冷めた状態ではねっとり感が楽しめます。

サラダ

炊き上がったさつまいもに以下の内容でできる豆乳マヨネーズをあわせるだけの、簡単さつまいもサラダです。さつまいもの甘さと豆乳のさっぱりさがマッチして、ポテトサラダに比べて食べやすく、美味しくいただけるでしょう。

【材料】
十分に冷えた豆乳:150グラム
油(ナタネ油、こめ油などくせのないもの):200グラム
砂糖(てんさい糖、メープル):小さじ1
塩:小さじ2
酢(りんご酢、バルサミコ酢、こめ酢):大さじ2.5

【手順】
①ブレンダーとブレンダーがちょうどで入る容器を準備する。
②最初に油、次に豆乳、最後に残りの材料を容器に入れる。
③ブレンダーの弱で上下させつつ入れた材料を混ぜ合わせればできあがり。

さつまいもにかける豆乳マヨネーズは、豆乳が酸で凝固する仕組みを活かしてできるものです。作っているときにかたまらない、乳化しないようであれば、少量ずつ豆乳を加えていってみると上手く仕上がるでしょう。

まとめ

電子レンジでチンや鍋で茹でる場合に比べ、しっとりねっとり感のある、本格的な美味しい焼き芋ができるのが炊飯器を使った調理法の良さです。また、大学芋やサラダなど、さまざまな料理が楽しめます。栄養価も高く、健康や美容に良いのもさつまいもの魅力です。今回ご紹介したさつまいもの選び方や保存方法も実践すれば、より美味しく、日持ちもさせられるでしょう。