たこ焼きを作るときの小麦粉の割合とは?
まずは、たこ焼きを作るときに重要となる小麦粉の割合をご紹介します。焼き上がりに影響してくるので、初めにしっかりと計って美味しいたこ焼きを作ってみましょう。
小麦粉:水の割合は1:5
外側はカリッと、中はふわっとしたたこ焼きを作るのなら、卵1個に対しての小麦粉の量は、「小麦粉:水の割合=1:5」程度がベスト。そのため、小麦粉70g、水350ccで作ってみましょう。
もう少ししっかりとした生地のほうが好みの場合は、1:4~4.5ぐらいの割合で作っていきます。逆に、もっとふわっとしたたこ焼きを作りたい場合は、ベーキングパウダーを入れるとよりフワフワとした仕上がりになります。
そこに味を足したいのであれば、かつおだしや昆布だしなどを少々加えても問題はありません。
美味しいたこ焼きの作り方
小麦粉と水の分量を決めたら、次はいよいよたこ焼きを焼いていきます。そこで、基本的なたこ焼きの作り方をご紹介するので、参考にして作ってみてください。
①たこをカットする
たこは人によって大きめ、小さめなど大きさは異なりますが、たこ焼き器の穴の直径1/3ぐらいの大きさが失敗しにくいです。
また吸盤があれば食べたときの食感が良くなるので、吸盤が入るようにしたほうがおすすめ。
②生地を作る
ボウルに卵をよく溶きほぐして水を加えて混ぜます。そこに、小麦粉を加えるのですが、2~3回に分けて加えてよく混ぜます。全部一気に混ぜるとダマになりやすいため、順序よく混ぜていきましょう。
また、生地は市販のたこ焼きミックスを使う場合、袋の表記の分量の卵や水で作ると失敗しにくいでしょう。
③油をひいたたこ焼き器に生地を流し込む
生地ができたら、たこ焼き器に均等に油をひいて生地を流し込みます。このとき、穴の一つ一つに入れるよりプレートが埋まるように一気に流し込むのがポイントです。
④具材を入れる
次に具材を入れていきますが、火が通りにくいたこを先に入れるのがポイント。その後に、ねぎや天かす、紅しょうがなどの他の具材を入れていきましょう。
定番の具材の他にも、キムチやチーズなどもおすすめです。また、たこ焼きは焼き上がったら、中身が見えないので一風変わった具材を入れて、ロシアンたこ焼きなども作ることができて、たこ焼きパーティーなどでも楽しめます。
⑤ひっくり返す
表面が焼けてきたら、たこ焼き器の穴にそってピックを入れ、少しずつひっくり返しましょう。
このときに、しっかり焼けていなければ、上手くひっくり返すことができないので、焼き加減を見ながらひっくり返すとぐちゃぐちゃになりにくいです。
⑥完成&盛り付け
全体が均等に焼けてきたら完成です。お皿に乗せたら、ソースやマヨネーズ、青のりやかつお節をかけて盛り付けましょう。プロが作る美味しそうなたこ焼きの焼き方の動画はこちら。
たこ焼きを作るときのおすすめひと手間
たこ焼きはひと手間加えるだけで、ぐっと美味しくなります。特にポイントとなる点をご紹介するので、是非挑戦してみてはいかがでしょうか。
自分好みの味にアレンジする
たこ焼きの生地の味は、水や卵、たこ焼きミックスで基本は仕上げることができます。さらに、自分好みの味にアレンジしたい場合は、青のりやエビ粉、和風ダシなどを加えると、より濃厚な味に仕上がります。
いろんなタイプの調味料をプラスして、オリジナルのたこ焼きを作ってみてはいかがでしょうか。
油はやや多めにする
焼くときに、たこ焼き器の穴の中に入れる油の量をやや多めにしたほうが、ひっくり返しやすくなります。また、表面がカリッと仕上がり、形も丸くなって見た目にも美味しそうに。
このとき、高温で熱せられた油はねに注意してたこ焼きを焼きましょう。
具材は「たこ→天かす」の順で入れる
具材を入れる際は、火の通りにくいたこを最初に入れますが、その後に油が入っている天かすを入れると、よりたこが焼けやすくなります。それから、ねぎや紅しょうがなど他の具材を入れていきましょう。
トッピングは「ソース→青のり→かつお節」の中にかける
焼き上がったたこ焼きのトッピングは、ソース→青のり→かつお節の順にかけるのがベスト。ソースは、たこ焼き一つ一つの上に、厚みをつけて乗せるような感覚でかけましょう。
全面に均等にかけてしまうと、生地がべったりしてしまい、表面のカリッとした食感が無くなってしまうので要注意。
その次に、青のりをかけることで、より香りを引き立たせることができます。ちなみに、青のりはかつお節にソースが染み込みにくくする役割があるといわれています。かつお節がソースでベチャベチャになると、風味が失われてしまうのでここがポイント。
たこ焼きをきれいに返すコツ
たこ焼きはひっくり返すときが一番難しいです。そこで、たこ焼きの形を崩さずにきれいにひっくり返すコツをお教えします。
生地はたこ焼き器の穴の半分ぐらい入れる
先ほどご紹介したように、たこ焼き器の穴の中に入れる油はやや多めにすると、焼き上がって回転させる際に回しやすくなります。このとき、穴の半分ぐらいまで生地を入れるのがポイント。
分量は何度か続けて焼いていくうちに、コツは掴んでくると思います。
割りばしを使う
実際、最初はプレート全体に生地があるため、余分な生地は穴の中に入れながら生地を回していくのですが、ピックなどの先が尖ったものでやるよりは、割りばしのほうが押し込みやすくて回しやすいです。
丸いたこ焼きを作るコツ
生地に火が通ったら、形を整えましょう。きれいな丸いたこ焼きを作るコツは以下のようになっています。仕上げとなる工程なので、是非覚えて実践してみてください。
慌てず落ち着いて成形する
ひっくり返す際に、早くやらなければと思い込んで、急いでひっくり返すと、最終的には失敗してしまうことが多いです。重要なのは、慌てずに落ち着きながらもスピーディーにやること。
場所によっては火の通りが悪いところもあるので、一つずつ焼け具合を見て、丁寧にひっくり返しましょう。慣れないと難しいでしょうか、美味しそうな見た目のたこ焼きはここが重要です。
生地が飛び出ているところを押し込む→回転させて焼く
まずはたこ焼き器の穴の所以外の、はみ出た生地を穴の中に収めましょう。このとき、はみ出た部分は焼けていますが、穴の中はまだ生の状態のときにやるのがおすすめ。そして、はみ出た部分をできる限り穴の中に入れてから、底から回転させます。
また、1回で終わらせるのではなく、最初は半分ぐらい回してから、まだ生地が飛び出ている部分を穴に押し込みながらさらに回転さると上手くいきます。
生地が飛び出ているところを押し込む→回転させて焼くという工程を繰り返すことで、たこ焼きを丸く作ることができるでしょう。
まとめ
今回ご紹介したたこ焼きの作り方は、基本となるので是非覚えておくと良いでしょう。お店のたこ焼きが自宅で簡単に作ることができるので、みんなでワイワイたこ焼きパーティーをするときに、実践してみてはいかがでしょうか。