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むかつく上司あるある
上司がむかつくと感じるのは、どんなときでしょうか。もちろん、上司だからといって誰もがむかつくわけではありません。苛立たせる言動があるからです。主には以下のような特徴が挙げられるでしょう。
自分を正当化&立場を利用して全面否定してくる
上司には、部下であるあなた以上の権限があります。そんな優位性を利用して、自分の間違いを正当化したり、立場を守るため全面否定したりしてくると、何とも腹立たしくなるでしょう。相手が上司だけに、言い返せないというのももどかしく感じられます。
小さなミスをいつまでも言ってくる
ささいなミスであるにもかかわらず、ネチネチ何度も指摘してくる上司はストレスに感じるでしょう。ミスの内容うんぬんでなく、ただ罵倒したい、マウンティングしたいという気持ちも含まれるかもしれません。
何もしてくれない
上記はむかつくことをしてくる上司ですが、何もしてこないタイプも腹立たしい場合があります。上司として業務のフォローをしてくれない、不真面目である、気分次第でしか動かないといった上司は、頼りがいが感じられません。信頼に欠ける姿に、苛立ちを覚えるでしょう。
むかつく上司とうまく付き合う考え方
むかつくという感情は、思考がそのように判断することで起こります。そのため、考え方を少し変えるだけで、むかつく上司とうまく付き合うための有効な対策になる場合があります。たとえば、以下のような考え方です。
上司は可哀想な人だと同情する
上司は立派な人だと思い込みすぎると、むかつく言われ方が続いた場合、自尊心を失いかねません。上司ほどの人間に悪く言われているなら、そうに違いないと認識してしまうためです。むかつく接し方しかできない可哀想な人間だと思うことで、自分メンタルを守れるでしょう。
感情的にならずに冷静に判断する
むかつく発言や行動をされると、相手が上司とはいえイライラしてくるでしょう。ですが、イライラを溜め込むと、その分ストレスが蓄積されます。更にそれを爆発させてしまえば、上司との関係性はますます悪くなってしまいます。感情的にはならず、上司がどのような意図なのかを冷静に判断しましょう。
自分は間違えていないのだから堂々としている
冷静になれれば、正しいのはどちらなのかを見極めやすくなります。むかつく上司に否定や叱責をされても、本当に自分が間違っていたのかどうか考えてみてください。自分が正しいのであれば、上司の発言や行動にいちいち左右されず、堂々としておくようにしましょう。感情が揺さぶられない分、心労を抑えられます。
あえてむかつく上司に感謝をする
むかつくという感情は、自分の心の中で起きている感情です。そのため、上司のむかつく行為を、本当はむかつかないものであると認識できれば、気分は楽になるはずです。
たとえば、むかつく上司に対して感謝をしてください。わざとイライラさせて嫌われ役を率先している、いやみを言われたり叱責されたりしても、自分をしっかり見てくれている、そんな風に前向きに受け止めれば、上司への見方も変わるでしょう。
むかつく上司とうまく付き合う方法
具体的に、むかつく上司と付き合う方法を紹介します。考え方だけでも十分有効ですが、以下のような方法を試すとより上司の印象が変わってくるかもしれません。コミュニケーションが円滑になり、働きやすささえ感じられるでしょう。
説教などは最初だけ聞いて後は受け流す
むかつく上司にみられる特徴として、説教の多さが代表的です。本当にこちらに非がある場合だけでなく、理不尽に叱られるとなるとなおさらむかつきます。中身はあまりない場合が多いので、要点だけ聞いたら他は受け流す程度で問題ないでしょう。
なるべく関わらない
上司である以上、仕事の上でそれなりのコミュニケーションはとるはずです。しかし、なるべく遠ざけるようにすれば、必要最低限のコミュニケーションに抑えられます。あまり関わらないようにして、むかつく頻度を減らしてみましょう。
資格を取得するなど転職の準備をしておく
これは、実際に転職をするという方法ではありません。転職に適した資格を取得しておく、ただそれだけでも効果的です。転職という選択肢がすぐにでも選べる状態にしておくことで、苦手な上司との付き合いにも心に余裕を持てるでしょう。
反論できない証拠を揃えた上で言い負かす
相手が上司だからといって、言われっぱなしでいなければならないわけでもありません。理論的に筋の通った反論ができるなら、言い返しても良いでしょう。ただ、反論されてこちらが負けてしまうと、ますますむかつくような態度は大きくなるかもしれません。反論できない証拠を揃えられる場合のみ、検討してみましょう。
更に上の上司に相談する
相手が社長などトップでない限り、上司の上にもまたさらなる上司がいることでしょう。普段偉そうな上司であっても、更に上の人にはしっかり従っているはずです。上司がむかつくことを更に上の上司に相談すれば、態度を改めるよう注意してくれるかもしれません。スムーズな解決に、期待がもてるでしょう。
むかつく上司に仕返ししたいときは
むかつきが限界に達すると、精神的に我慢できなくなってしまいます。それでも強制的に我慢を続けてしまうと、心を病んでしまうかもしれません。さりげない仕返しで、こちらの不快感を示しましょう。
上司が困っているときに助けない
困ったときに助けてくれる部下は、上司にとって理想的な人材でしょう。むしろ、それが当たり前でもあります。そこであえて困っていても助けず突き放すという態度をとれば、上司はショックを受けるでしょう。
上司だけ飲み会に誘わない
チームの多くが飲み会に参加している中、上司である自分は誘われないとなると、孤立感を覚えるでしょう。部下に上から物を言える立場とは言え、基本的に嫌われたくはないものです。あえて飲み会で誘わないようにして、精神的ダメージを与えてみる方法もあります。
思いきって本部に報告する
むかつく上司がどうしても耐えられないなら、さらなる上の組織に報告すると良いでしょう。本部は、各組織の人事なども考えているわけですから、報告が通れば上司への注意や配置展開が実現されるかもしれません。ただ、反発的な部下に思われるかもしれない、解決にならないといった場合も考えられるので、慎重に行動しましょう。
転職という仕返しをするために
強力な仕返しを考えるなら、実際に転職するという方法が有効です。せっかく仕事を教えた部下がいなくなるというのは、大きなダメージとなるためです。ですが、ただ転職すれば良いというわけでもありません。以下のやり方が、仕返しに適しています。
今よりもレベルの高い会社に転職する
転職しやすいのは、今より低いレベルの会社でしょう。現在の会社で学んだスキルや経験により、即戦力となりやすいためです。ですが、あえて新たな資格を取得したりセミナーに通ったりして、今以上の会社へ転職しましょう。自分より上に行かれたと感じた上司は、ショックを受けるはずです。
上司に文句を言わせないほど仕事に没頭し必要な人材になってから退職する
前述の通り、仕事のできる部下がいきなりいなくなるというのは、上司としてかなり困ります。いきなりチームに穴が開くわけですから、新たな体制が組めるまで大変です。
そこで、上司が文句を言えないほどに仕事に取り組み、レベルを最大限に上げてから退職しましょう。あなたが辞めることで開く穴がより大きなものになるため、仕返しの効果は高まります。
あえて利用する!?むかつく上司にはメリットもある
むかつく上司がかならずしも悪かと言えば、そうでもありません。見方を変えれば、むしろ魅力的にすら思えてくる場合があります。上司がむかつくからこそ見出せるメリットには、以下のようなものがあります。
厄介な上司を持つことで自分の対人スキルが磨かれる
むかつくということは、その上司はあなたにとって苦手なタイプなのでしょう。そのため、むかつく上司と接し続けることで、苦手を克服する効果が期待できます。むかついた経験は、今後の人生に活かせるかもしれません。
反面教師として自分が上司になるときに備える
自分が上司になったとき、やはり部下からむかつかれたくないはずです。そこで、どのような振る舞いがむかつきに繋がるのか、部下時代に学んでおきましょう。現在のむかつく上司が反面教師として大いに役立ちます。それこそ、自分が上司になった暁には、感謝の気持ちすら湧いてくるかもしれません。
まとめ
上司がむかつくと、職場でのストレスが溜まりやすくなってしまうでしょう。ですが考え方や対策にこだわることで、そうしたストレスを軽減できます。どうしても腹立たしい場合は、上記のような転職や仕返しさえ考えても良いかもしれません。上司がむかつくからといって絶望する必要はないので安心してください。