弱音を吐く男性の心理
男性とは一般的に人に弱みを見せるのを嫌います。弱音を口にすることにも抵抗を持つ人が多いのです。
しかし、そんな男性でもつい弱音を口にしてしまうことはあります。それはどのような心理状態なのでしょうか。
過去を引きずっている
男性は女性に比較し過去を引きずる傾向が強いです。男性は感情を心の底にしまい込むことが多く、そのために一旦傷つくとなかなか完全に立ち直ることができないのです。
男性は基本的に弱音を吐くことにも抵抗感を持つ人が多いのですが、引きずっている過去に関係する弱音が何かの拍子に口をついて出てくることがあります。過去に経験したつらい思いを制御しきれなくなってしまうのですね。
疲れている
男性が仕事に疲れて身近で親しい女性に励ましてほしいと思った時、弱音を口にすることがあります。
実はほとんどの男性は、心の中では愛する女性に励ましてもらいたいと願っています。しかし、あまりに弱音ばかり言っていると弱い男だと思われて嫌われるのではないか、と心配しなかなか口に出せないものなのです。
普段しっかりして見える男性が弱音を口にする時はよほど疲れていると見ていいでしょう。優しく励ましてあげましょう。
単に子どもっぽい性格
弱音を頻繁に口にする男性の中には、子どもっぽい性格をしていて好きな女性に構ってほしいと期待する人がいます。ほとんどの成人男性は女性の前で弱音を言うことに抵抗があります。
好きな女性に強くて頼りになる男性であると思ってほしいからです。しかし子どもっぽい性格をしている男性の場合は、必ずしもそうではないようです。
弱音を吐く女性の心理
女性と男性とでは弱音を口にする心理に大きな違いがあります。男性と同じだと考えると対応の仕方を間違えてしまう可能性があります。女性が弱音を口にする時の代表的な心理状態を説明します。
臆病な気持ちになっている
女性は臆病な気持ちに陥っている時に弱音を口にすることがあります。思い切ってチャレンジしてみたいお仕事があるのだが、踏み切る勇気が出ない。好きだと伝えたい男性がいるのだが、うまくいかなかったらと思うと怖い。
そんな時に、臆病になってしまっている自分の気持ちを誰かに聞いてもらいたい、受け止めてもらいたいと思って弱音を口にするのです。弱音をきちんと聞いてあげるだけで、女性は勇気を取り戻すこともありますよ。
慰めて欲しい
女性は誰かに慰めてもらいたい時に、弱音を口に出します。上司にいじめられたこと、家族と最近うまくいっていないこと、頑張って仕事をしているのになかなか収入が増えないことなど、辛い体験を誰かに聞いてもらいたいのです。
女性は弱音を正直に口に出し、親しい友人や彼氏に慰めてもらうことでストレスが発散されて元気を取り戻します。身近な女性が弱音を口にした時は、しっかりと聞いて慰めてあげましょう。
相手と仲良くなりたい
相手と仲良くなりたいと思った時に女性は弱音を口にします。完全無欠の強い人間であることをアピールするよりも、少し弱い自分を見せた方が人は心を開きやすいことを女性はよくわかっているのです。
弱音のように聞こえますが、本当の弱音ではないということです。
弱音を吐く男性への接し方
男性が弱音を口にする時の心理状態にもいろいろあるということがおわかりいただけたと思います。
男性が女性に対し弱音を口にした時に、女性はどのように接すればいいのでしょうか。状況別に見てみましょう。
まずは慰める
男性が女性に弱音を言う時には、好意を寄せている女性に優しく慰めてもらいたいと思っていることが多いのです。ライバルである他の男性に弱みを見せるわけにはいきません。安心して弱音を口にすることができるのは、あなたの前だけかもしれないのです。
もし男性があなたの前で弱音を口にしたなら、よく話を聞いてあげて慰めてあげましょう。それだけで男性はもう一度頑張ってみようと思うはずです。
必要なら具体的なアドバイスを送る
よく男性の弱音を聞いてあげて、もし必要だと感じたら具体的なアドバイスを送ってあげましょう。
普段は強くしっかりした男性が弱音を口にするということは、何らかの理由で精神的に参ってしまっている可能性が考えられます。どうすればいいのかわからず途方に暮れているのかもしれません。そんな時には具体的なアドバイスをしてあげるといいかもしれませんね。
時には強い言葉で叱る
男性が弱音を口にした時、状況によっては強い言葉で叱責してあげた方が良い場合もあります。例えば、男性が今まで一所懸命頑張ってきた仕事を、後一歩のところであきらめかけている場合。
弱っていた男性の心が、あなたの真剣な眼差しと厳しい一言で鞭うたれもちろん厳しい言葉にも愛情を込めてあげることを忘れないでください。
弱音を吐く女性への接し方
弱音を口にする理由は男性と女性では大きく異なるため、効果的な接し方も随分と違います。
弱音を口にした女性に対する、いくつかのアプローチの方法を紹介します。
落ち着いて話を聞く
女性が弱音を口にしたら、まず何も言わず静かに落ち着いてしっかりと話を最後まで聞いてあげましょう。
この点は女性も男性も違いはありません。人は困っている時、話を最後まで聞いてくれる相手を求めるのです。たとえ多少パニックに陥っていたとしても、話をきちんと聞いてあげるだけで随分と気持ちが落ち着くものです。
優しい言葉を掛ける
しっかりと話を聞いてあげた後は、「あなたの気持ち、よくわかるよ」「よく頑張ったね」などの優しい言葉をかけてあげましょう。
弱音を口にする女性は、辛い思いをして傷ついた自分を慰めてもらいたいと願っているのです。優しい言葉をかけて、安心させてあげましょう。
具体的なアドバイスは送らない
女性が弱音を口にした時には、「落ち着いて話をよく聞いてあげる」「そのままの彼女を受け止めて、優しい言葉をかけてあげる」この2つで十分な場合が多いことを憶えておきましょう。
ここで具体的なアドバイスを送ったりすると、わかったようなふりをして余計なことを言わないで、と嫌な顔をされることがあります。
男性の場合は、具体的なアドバイスが功を奏する場合がありますが、女性の場合は逆効果となる可能性があるのです。
弱音を吐く人と接するコツ
人間、誰もが弱音を口にしたくなる時があるものです。思わず弱音を口にしてしまった時、傍らにいる人が上手に受け止めてくれたなら、うれしいと思いませんか?弱音を口にする人と接するコツを紹介します。
ねぎらいの気持ちを持つこと
あなたの前で弱音を口にする人は、これまで精いっぱい頑張ってきたのです。そしてどうしようもなくなってつい弱音を言ってしまいました。
まずはねぎらいの気持ちを込めて「よく頑張ってきたね」と声をかけてあげましょう。その一言で相手の気持ちは大きく癒されるはずです。
優しい相づちを打ってるあげる
弱音を口にしている人に対し、話を遮ったり、話が終る前に励ましの声をかけたりしてはいけません。とにかく、最後まで話を聞いてあげることが大切です。弱っている人の心は、話を最後まで聞いてもらえるだけで癒されるのです。
話を聞いている時は、「大変だったね」「つらかったね」と優しい相槌を打ってあげましょう。話をきちんと聞いてもらえているという満足感と安心感を、相手は何よりも欲しているのです。
同情はしないこと
弱音を口にしている人に対し、同情を示すのは逆効果となる場合がありますので注意が必要です。あなたに何がわかるのか、と反感を買う可能性があるのです。今まで真剣に聞いているフリをしていたが、フリだけだったんだなと怒り出すこともあります。
相槌を打つ時も、あくまで「大変だったね」「つらかったね」と相手の気持ちを表現することにとどめておきましょう。
頻繁に弱音を吐く人とは距離を置く
弱音を口にすることが決して悪いことではありません。時には弱音を口にして、周囲の人に助けてもらう方がいい場合もあるのです。
しかし、あまり頻繁に弱音を口にする人とは距離を置くようにしましょう。頻繁に弱音を口にする人が近くにいると、どうしてもネガティブな雰囲気が周囲に醸成されてしまいます。また、甘えの感情が強くて弱音を頻繁に口にする人と生活していると、どんな面倒に巻き込まれるかわかりません。君子危うきに近寄らずです。
弱音を吐いてしまう人の2つの対処法
自己分析をしてみる
自分の5つの強みを知る
ついつい弱音を吐いてしまうという人の中には、自分に自信がないという人もいるのではないでしょうか。そんな方はまず、グッドポイント診断を行ってみましょう。
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自分の欠点を改善する
弱音を吐いてしまうのは、自分の個性からくる「くせ」が起因しているかもしれません。ミイダスのパーソナリティ診断では、あなたの個性からくる「くせ」とその対処法を知ることができます。
弱音をついつい吐いてしまうくせを改善する方法をチェックしましょう。
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信頼できる人に相談してみる
ついつい弱音を吐いてしまうという人は、その気持ちを信頼できる人に話してみることをお勧めします。頭の中でもやもやと考えてしまうよりも、人に話した方が解決の糸口をつかめることがあります。
信頼できる人がなかなかいないという方は、cotreeでオンラインカウンセリングをしてもらうことがお勧めです。
まずは以下からあなたのお悩みにあったカウンセラーを診断してみましょう。
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まとめ
男性と女性とでは、弱音を口にする際の心理に大きな違いがあること。そして、効果的な接し方にも違いがあること。弱音を口にする人を相手にする時には男女を問わず共通する注意点があることをご理解いただけたでしょうか。
この記事を参考に、愛する男性や友人の女性が思わず弱音を口にした時、しっかりと受け止めてあげるようになってください。