圧力鍋の正しい使い方と圧力鍋を使った絶品料理の作り方

調理器具として広く普及しているのが、圧力鍋です。圧力調理機構がついていることで、高い温度と圧力を食材にかけて、短時間で調理をすることができることから、煮込み料理などに使われています。

これまで圧力鍋を使ったことがないけど、気になっているという人も多いのではないでしょうか。

そこで

  • 圧力鍋が人気の理由
  • 圧力鍋の基本的な正しい使い方
  • 圧力鍋で作るおすすめレシピ
  • 圧力鍋の注意点

と、圧力鍋の魅力や正しい使い方、使用する際の注意点、そして圧力鍋を使った絶品料理のレシピを紹介します。

圧力鍋が人気の理由とは?


メジャーな調理器具の一つとなっている圧力鍋はなぜ人気なのでしょうか。

時短調理ができるのはもちろんですが、他にも圧力鍋が人気の理由はあります。ここでは圧力鍋の魅力を具体的に紹介します。

短時間で調理ができる

圧力鍋の一番の魅力とも言えるのが、短時間で調理ができる点です。空気や液体などが逃げないように密閉した容器と圧力機構によって、大気圧以上の圧力を加えることができ、通常の加熱よりも高い温度と圧力をかけて食材に火を通すことができます。

製品や火力、具材の量などにもよりますが、一般的な比較としては通常の鍋での加熱時間と比べると圧力鍋の場合は通常の鍋の1/3程度の時間で調理をすることができます。例えば通常の鍋であれば一時間かかるところが、圧力鍋であれば20分程度で加熱を終了させることができます。

光熱費を削減できる


時短調理ができるということは、それだけガスやIHなどを使用する時間が短くて済むということです。

圧力鍋を使用することで、ガス代や電気代などの光熱費を削減することができるようになります。

魚は骨まで食べられるくらい柔らかくなる

大気圧以上の圧力と通常よりも高い温度を食材に加えることができる圧力鍋は、例えば魚を調理すると骨までホロホロに柔らかくなります。

骨まで食べることができるようになるので、魚の栄養を余すことなく取り入れることができます。

全てお任せできるので調理しながら他の作業ができる

圧力鍋は決まった時間加熱してしまえば、後は圧力が下がるのを待つだけなので火を止めたら、後は放置することができます。

加熱が終わってしまえば圧力鍋に全てお任せすることができるので、調理をしながら他の作業をすることができます。

圧力鍋の基本的な正しい使い方


こんなにたくさんの魅力がある圧力鍋を使ってみたいという人も多いのではないでしょうか。そこで圧力鍋の基本的な使い方を紹介します。

なんとなく使い方が難しいと思っている人も、基本的な使い方をおさえておくことで使いこなせるようになります。

鍋に入れる具材をカットする

まずは圧力鍋に入れる具材をカットしましょう。基本的には適当な大きさにカットするだけでいいのですが、あまり小さすぎると高い温度や圧力などで煮崩れてしまう可能性もあるので、形を残したいものについては大きめに切っておくのがよいでしょう。

ただし、圧力鍋は鍋の大きさの2/3程度までしか水や具材などを入れることができないので、使用する圧力鍋の大きさに合わせて調整するようにしましょう。

カットした具材や水を入れ、蓋を閉める

カットした具材と水を入れて、圧力鍋の蓋を閉めます。例えばカレーなどの煮込み料理は水を入れる前に炒める工程がありますが、圧力鍋で調理をする場合は炒めなくても問題ありません。

カットした具材と水を入れてセットするだけで準備は完了します。ただし、具材の量が多すぎると上手く蒸気を逃すことができなかったり、蓋を正しく閉めていないとトラブルの原因になったりするので注意しましょう。

火にかける


蓋を閉めてセットが完了したら、圧力鍋を火にかけます。最初は圧力鍋の鍋底からはみ出さない程度の強火にかけて加熱しましょう。強火にすることで加圧が行われます。

加圧後に火の調整をする

蒸気が出てくると圧力がかかっているサインです。圧力鍋にはピンがついているので、ピンが上がって蒸気が出始め、オモリが勢いよく揺れだしたら、火を弱めてレシピに合わせて加熱時間を調整します。

料理するものによっては、そのまま火を落としてしまうものもあるので、最初はレシピ通りに加熱しましょう。

タイマーが鳴ったら火を止める

弱火での加熱が終わっても、圧力鍋の中では加熱が進んでいます。鍋の中は圧力がかかりパンパンになっている状態なので、この時に蓋を開けないようにしましょう。

蓋を開けてしまうと鍋の中の蒸気が吹き出して、火傷などの大けがをする可能性があります。ピンがしっかり下がっていない間はできるだけ圧力鍋を触らないようにしましょう。

蓋を開け中身を確認し調味料を加える


ピンがしっかり下がったのを確認したら、圧力鍋の蓋を開けて中身を確認し、味付けのための調味料などを加えましょう。

最初の加熱の際は基本的には焦げ付きなどを防ぐため、調味料を入れることはほとんどありません。カレーなどもこのタイミングでルゥを入れていきます。

ひと煮立ちさせて完成

最後は調味料を馴染ませるために、ひと煮立ちさせましょう。具材にはしっかりと火が通っているので、軽く火を通すだけでかまいません。

圧力鍋で作るおすすめレシピ


カレーなどの煮込み料理に使用するというイメージの強い圧力鍋ですが、実は様々な調理に使用することができます。え?こんなものまで?と驚かれるようなものもあるでしょう。

ここでは圧力鍋で作るおすすめの絶品レシピを紹介します。

ご飯の炊き方

普段は炊飯器でご飯を炊いているという人は圧力鍋でご飯を炊くことができるの?と驚くのではないでしょうか。圧力鍋を使うことで、ツヤのあるふっくらとしたご飯を簡単に炊くことができます。

ご飯の量にもよりますが、3合の場合20分程度で炊くことができるので、調理時間が短くて済みます

サツマイモの蒸かし方

火が通りにくいさつまいもも、圧力鍋なら短い時間で蒸し上げることができます。そのまま蒸し芋として食べても美味しいですし、お菓子などに使用するときも時短調理で簡単に作ることができます。

牛すじカレーの作り方


じっくりと煮込むことが多い牛すじも、圧力なべで簡単にとろとろほろほろの食感にすることができます。

こちらのレシピは牛すじの脂もそのまま使用して、牛すじの旨味たっぷりのカレーです。

ホロホロ煮豚の作り方

煮豚と言えば、コトコトじっくり煮込んで味を染み込ませる必要がありますが、圧力鍋を使えば短時間で高温、高圧力をかけることでしっかりと味を染み込ませることができます。

作り方はとても簡単で、豚肉、香味野菜、水、調味料を加えて、圧力をかけ火を止めたら後は煮詰めて出来上がりです。

牛スジ煮込みの作り方

牛すじカレーと同じく、調理に時間がかかる牛すじ煮込みも圧力鍋で簡単に作ることができます。

これまで普通の鍋で時間をかけて調理をしていたという人は、圧力鍋で作る手軽さに驚くでしょう

柔らか豚の角煮の作り方


圧力鍋を使うことで、とろとろの豚の角煮を作ることができます。こちらのレシピでは、最初に豚バラ肉をフライパンで焼いてから余分な脂を取り除くことで、あっさりと味わうことができる角煮です。

ネギや卵などお好みで加えることもできます。

美味しい肉じゃがの作り方

味が染み込まない、煮崩れてしまうなど、なんとなく難しいと感じてしまう肉じゃがいも圧力鍋で手軽に作りましょう。

大きめに切った野菜と食べやすい大きさに切った牛肉、そして調味料を入れて圧力をかけます。最後は汁気がなくなるまで火を通して出来上がりです。

圧力鍋の注意点


短時間で様々な料理を作ることができるのが圧力鍋であり、使いこなすと料理のレパートリーはとても広くなります。

ですが、高温、高圧力になる以上、正しい使い方をマスターし、注意点をしっかりおさえておかなければ、火傷などのケガに繋がりますし、トラブルに発展する可能性もあります。そこでここでは、圧力鍋を使用する際の注意点をお話します。

鍋は余白を残して食材を入れる

圧力鍋を使用するときは食材の入れすぎに注意しましょう。通常の鍋であれば、鍋一杯に食材や水などを入れて煮込むことも多いのですが、圧力鍋の場合は、食材や水など中身を入れすぎてしまうと蒸気口から中身が飛び出してしまいます。

最悪の場合には蒸気口が詰まってしまうことで蒸気の逃げ場がなくなり、鍋が爆発してしまう可能性もあります。圧力鍋には最大調理量の目盛りがついていますので、必ず守るようにしましょう。

途中で開ける事ができないので味見ができない

圧力鍋での調理は一度圧力がかかってしまうと、ピンが下がるまで蓋を開けることができません。開けてしまうと高温の蒸気が噴き出し、火傷をしてしまう可能性があるので注意しましょう。

途中で蓋を開けることができないということは、味見もすることができないので、使い始めや初めて作るレシピなどは薄めの味付けで作ってみるようにしましょう。

重い物もあるので取り扱いに注意


高い圧力がかかることから、圧力鍋はとても頑丈にできています。実際に圧力鍋を持ったことがある人のほとんどは、通常の鍋と比べると重たいことに気づくのではないでしょうか。

鍋自体が重たいのに加えて、食材や水などが入るとさらに重たくなってしまいます。取り扱う際には十分注意しましょう。

野菜は原型が無くなってしまう事がある

あっという間に食材に火を通すことができ、魚の骨もホロホロにすることができるのが圧力鍋ですが、野菜を調理する場合は煮崩れてしまい、原型がなくなってしまうことも多くあります。

じゃがいもや人参、玉ねぎやかぼちゃなど、煮崩れやすい野菜の場合はなおさらです。野菜を調理する場合は加熱時間を調整するようにしましょう。

味を染み込ませたいなら完成後に煮込む必要がある

圧力鍋は加熱する時間が短くて済むことから、時短調理に非常に向いている調理器具ですが、煮込み料理の中には食材にしっかり味を染み込ませたいというものもあるでしょう。

そういった場合は圧力鍋の調理だけでは終わらず、仕上げに煮込み味を染み込ませる必要があります

蒸気が出てビックリする物もある


圧力鍋は様々なメーカーが販売されていますが、基本的な仕様は同じでも、蒸気の量などに違いがあることがあります。

初めて使った圧力鍋から思いのほか蒸気が噴き出すことで、びっくりしてしまうこともあります。

普通の鍋より嵩張る

圧力鍋は高温、高圧力に耐えることができるように頑丈に作られているのが圧力鍋ですが、その分高さも横幅も重さもあります。

どうしても通常の鍋に比べると保管する際も、嵩張るため場所を取ってしまいます

普通のお鍋より高い

圧力鍋は様々なメーカーが販売していることから、中には1万円程度で購入できるものも増えていますが、やはり通常の鍋と比べると価格も高く、サイズやメーカーによっては数万円ほどするものもあります。

圧力鍋を使いたいが、迷っているという人は価格で悩んでいることも多いようです。

まとめ

手軽に時短調理をすることができる圧力鍋は、正しい使い方をマスターすることで、とても便利に利用することができます。

ただし間違った使い方をしてしまうと思わぬトラブルの引き金になってしまうので、使い方や注意点をしっかり把握して圧力鍋での調理を楽しみましょう。