宿曜占星術を初心者にも分かりやすく説明!基礎知識や相性の占い方

いろいろな占星術がありますが、宿曜占星術は数ある占いの中でも的中率の高さが評価されています。宿曜占星術はインド発祥の占星術であり、現在でも広く使われていますがその概念は難しく、初見ではなかなか鑑定できません。宿曜占星術についていろいろと知っておきましょう。

  • 宿曜占星術の概要
  • 宿曜占星術の「宿」について
  • 宿曜占星術に使う占星盤について
  • 相性診断に使われる三九の秘法について
  • 距離と相性について
  • 六曜について
  • 12宮について

などを解説します。

宿曜占星術とは?

宿曜占星術とは、東洋のホロスコープともいわれており、的中率の高さから古来より多くの人に支持されていました。生年月日をもとに区分した宿から占うもので、運勢はもちろんのこと性格や相性まで深く占うことができます。

空海が日本にもたらしたインド発祥の占星術


宿曜占星術の歴史は古く、その歴史は古代インドにまでさかのぼります。日本へは、弘法大師である空海が翻訳しもたらされ、密教徒などが研究してきました。宿曜占星術と日本の歴史とのかかわりも深く、一週間の語源になったと言われています。

歴史的にはあまりに的中率が高いころから、一部の権力者が独占したと言われています。織田信長が戦に活用したという説や、影響が大きいので徳川幕府が禁止したという説もあります。

生年月日をもとに区分した宿から運勢や相性・性格を占う

宿曜占星術は「宿(しゅく)」という概念が最も大切です。宿曜占星術は、生まれた日のそのときの月の位置を二十七の「宿」に分けて運勢や相性、性格などを割り出すものです。二十七の宿にそれぞれ名前が付けられています。

占星盤を使用して三九の秘法と距離の概念で占う

宿曜占星術で使用される「宿」が円周上の定位置に並んでいるものを占星盤といいます。その占星盤を使用して、「三九の秘法」と「距離」の概念で占います。三九の秘法とは、占星盤を「命、業、胎」から始まる3つのサイクルに区分したものであり、独自の概念で占います。

宿の性質の分類・七曜などを加味して総合的に判断

宿曜占星術においては、27ある宿の性質の分類や、のちの曜日の名称ともなる七曜なども加味して総合的に判断し、運勢などを鑑定することになります。相性と運勢に対しては、ほかの占いには見られないような独自の概念を使い、総合的に判断します。

宿曜占星術の「宿」とは

そもそも、宿曜占星術においてまず抑えておきたいのは、「宿」とはどういったものかということです。宿とは、生まれた日とその日の月の周期を27に分けて名前を付けたものです。宿曜占星術では自分の生年月日から割り出した宿を本命宿といいます。

方位で分類


宿曜占星術においては、占星盤を方位で分類します。東西南北を守護する宿と、象徴となる四神で分類します。宿曜占星術の神様は、東・青龍、北・玄武、西・白虎、南・朱雀とありますが、それぞれに意味があります。

性質で分類

次に、27宿を同じような性質で分類するという方法があります。性質は、○○宿というように表現しますので、27宿そのものと混同しないように注意します。宿曜占星術によっては二十八宿で占う場合もあります。

宿は毎日変わる

実は宿はもともと月のサイクルから来ているものですので毎日変わります。生まれた日が同じであっても、その時の宿はまた違いますので、生まれ年によって違う宿になります。宿曜占星術においては、まずは自分の宿が何であるのかを調べることが大切です。

宿曜占星術に使う占星盤とは


宿曜占星術においては、相性や運勢を占う際に必ず占星盤が必要になります。占星盤を用いて宿同士の関係を明らかにしたり、その日の吉凶を占ったりすることになります。占星盤とはどのようなものか、知っておきましょう。

円に東西南北が定められている

占星盤とは丸い大きな円周に漢字が並べられているものです。そこに27宿、七曜、12宮が配置されており、7つの関係性に区分されます。そのなかで27の宿が、東西南北の方位に定められています。

たとえば、東は、角宿から箕宿が分類されており、四神のうち青龍があてられています。このように、宿と四神がそれぞれの方角を守るとされています。一方で27の宿はそれぞれ命の関係、業の関係、胎の関係、栄・親の関係、友・衰の関係、安・壊の関係、成・危と関連付けられています。この7つの区分が、宿曜占星術を知るうえで大切になります。

「命」の下に自分の本命宿を配置する

最初に、自分の本命宿の下に「命」の字をあわせます。命は、7つに分類された関係性の一つでありますが、ほかにも業や胎などといった関係を占星盤から導きます。その次には距離という概念が加わり、自分の本命から見る距離で関係性がわかります。

相性診断に使われる三九の秘法とは?


宿曜占星術では、自分の運勢や日々の吉凶を占うだけでなく、相性診断をすることもできます。ここでは、その相性診断に使われる三九の秘法について知っておきましょう。

占星盤で27宿の内側に位置する命から親の周

宿曜占星術においてはまず、占星盤をみるところからおさえましょう。内側にある、命から親までの命、栄、衰、安、危、成、壊、友、親で一周回ります。そのため、占星盤においては、この周が3回回ることになります。

三九の秘宝

まず、三九とはなにかですが、それは運勢をあらわす3つの週のことです。命からはじまり、命→栄→衰→安→危→成→壊→友→親の9番目までを一九といいます。次に、業からはじまる業→栄→衰→安→危→成→壊→友→親の9番目までを二九、最後に、胎からはじまる胎→栄→衰→安→危→成→壊→友→親までを三九といいます。

本命宿を「命」として、逆時計回りに数えるのです。

運勢はサイクルを27日間とし一九・二九・三九のどこに属するかで占う

宿曜占星術において運勢を占うのであれば、サイクルを27日間として一九、二九、三九のいずれに属すかで考えます。一九は躍動の週ともいわれ、目の前の課題や目標に積極的に取り組む期間です。努力や成果が実り活躍できる週でもあります。

同様に、二九は過去の失敗や問題に対して向き合う期間で運勢は下降気味です。この二九はうまくいかない物事に真摯に向き合う破壊の週と呼ばれています。その後にくる再生の週が三九であり、破壊の週で疲弊した心身を再生し、躍動に向けて準備を整える期間なのです。

相性は命から親を6つのグループに分けて関係性を読み解いて占う

相性を占うのであれば、命から親を6つのグループに分けて占います。命の関係であれば自分と同じ宿です。業・胎の関係はとてもよい関係、栄・親もまあまあ良い関係です。一方で友・衰は場合によりますし、安・壊はやや悪い関係です。

危・成の関係は悪い関係ということになります。自分と相手の宿がどういった配置になるのかが重要です。

距離と相性ついて

関係性だけでなく占星盤上でも距離についても一つのファクターとなります。占星盤を3つに分けて、本命宿からの距離がどうなっているか、すなわち本命宿とほかの宿との位置関係(距離)と関係性(相性)を組み合わせて占うことになります。

関係性は占星盤上の配置から6つに分類される

それぞれの宿の関係性は、占星盤上の配置で6つに分類されます。同じ配置なら命の関係、業・胎の関係、栄・親の関係、友・衰の関係、安・壊の関係、成・危の関係といったように分類されており、それぞれ関係性が変わってきます。

距離は3種類に分類される

一方で本命宿からの距離については3つに分けられます。自分を含み左右4つ、近い9つを対象にした近距離、ちょうど半分くらいに属する左4つ、右4つの8文字を中距離、残りのほぼ反対側の8文字を遠距離といいます。

距離の判断方法

距離をどのように判断するのかは、基本的に簡単です。まず、本命宿から「命、業、胎」を除いた各宿への距離で判断します。近い方から近距離、中距離、遠距離となりますが、命、業、胎の3つには距離の概念はありません。

栄から親は占星盤上に3つ存在

距離は本命宿から各相性への距離で判断するのですが、占星盤上には命、業、胎の3文字以外はそれぞれ3つずつ存在します。「栄」という文字であれば、近距離の栄が畢宿、中距離の栄が女宿、遠距離の栄が軫宿となります。

相手の宿の下にある文字が本命宿

本命宿というのは、相手の宿の下にある文字のことです。宿曜占星術にて相性を占うのであれば、相手の宿の下にある本命宿を抑えておくようにしましょう。

七曜について


七曜は本命宿と深いつながりがあります。ここでは、自分の七曜の見方について見てみましょう。

本命宿に影響を与えるエネルギーの種類

七曜とは、本命宿に影響を与えるエネルギーの種類のことで、日曜・月曜・火曜・水曜・木曜・金曜・土曜をあわせて七曜といいます。現在の曜日に使用されているのでおなじみです。

自分の七曜は出生曜日から判断する

自分がどの七曜からエネルギーを受け取っているかは、自分が何曜日に生まれたかで判断することになります。生まれた日によって、どのようなエネルギーが影響を与えるかが違ってきます。

12宮について

もともと、27宿をもとに鑑定する宿曜占星術は、月が27.3日で起動を一周することから設けられた宿をもとにしています。一方でもう一つの基準があります。それは太陽を基準にした「宮」というものです。12星座とは根本的に違う12宮はどのようなものか知っておきましょう。

12宮は太陽の軌道を12等分したもの

12宮は、太陽が1年で1周することからその軌道を12等分したものです。そうすると1か月ごとに「宮」が設けられることになります。その12ある宮の中でも、太陽に属する6宮と月に属する6宮に分けられています。

27宿に宿曜が配されている


宿曜占星術の占星盤上には、27宿だけでなくそれぞれに宿曜12宮があてられていいます。27宿に12の宮がありますので、1つの宮は、2宿と4分の1を占めることになります。宿曜では、その4分の1を最小単位として数えています。ですので、一つの宿に、2つの宮が配されることもあります。

12宮それぞれに七曜が当てはめられている

そのように配された12宮それぞれに、月曜から土曜までの七曜が当てはめられています。より詳しい鑑定をするのであれば、12宮と7曜が配された占星盤を使うとよいでしょう。

1つの宮は9足・1つの宿は4足で構成

宿曜占星術においては、27宿に12の宮が置かれていますが、1つの宿は4足で構成されています。足というのは、27を12で割った単位の最小、4分の1を言います。1宿は4足、1宮が9足となります。1つの宮が全部を占める宿もあれば、2つにまたがるものもあります。

まとめ

宿曜占星術とは、空海が日本にもたらしたインド発祥の占星術です。生年月日をもとに27の「宿」に区分し、自分の生年月日から割り出した宿を「本命宿」として相性を見たり、運勢を見たりします。宿は毎日変わりますので、誕生日によっても、誕生年によっても変わっています。

宿曜占星術は占星版を使いそれには、それぞれの宿や方位、四神などが配置さており、まずそれを理解することから始めるとよいでしょう。

運勢を表す三九の秘法をつかえば、物事を始めるのにふさわしい時期がわかりますし、距離と関係を使えば、相手との運勢も占えます。古来より親しまれている占星術あなたもになりますので、あなたもやってみてはどうでしょうか。