加湿器にはどんな種類がある?種類の違いとそれぞれのメリット

加湿器は空気の乾燥から守ってくれる家電ですが、大きく分けると四つのタイプの方式があります。加湿器を選ぶときは、加湿方式から選ぶことも大切です。

今回は、

  • 加湿器を選ぶポイント
  • それぞれの加湿器の特徴

について紹介していきます。

加湿器を選ぶポイント

加湿器を選ぶポイントは、お手入れがしやすいことやタイマーの機能が搭載されていること部屋の広さに適したものを選ぶことです。ここでは、加湿器を選ぶポイントについてみていきましょう。

部屋の広さに合わせて適用畳数から選ぶ

加湿器には数多くの種類がありますが、選ぶときは部屋の広さに合わせて適用畳数から選びましょう。部屋の広さに加湿器が合ってないと、加湿不足になることや余分な電気代が発生することになります。

畳数は木造和室とプレハブ洋室では大きく異なるため、加湿器を使用する部屋タイプから選びましょう。ちなみに、適用畳数は加湿器を使ったときに室温20℃、湿度60℃が維持できる能力があることを示すので、選ぶときの参考にしてください。気になるときは、購入する前に販売店に確認しておくと安心です。

お手入れの仕方

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加湿器はお手入れが必要な家電になるため、お手入れの仕方についても事前に確認しておきましょう。タイプによってはフィルター交換が必要になることもありますが、この場合はフィルター交換の頻度を確認しておく必要があります。タンクを洗うときは、広口になっている方が手入れはしやすいです。自動清掃機能の有無も確認しておきましょう。

ちなみに、フィルターやタンクのお手入れを怠ると雑菌が繁殖して、加湿器から放出されるミストに雑菌が混じって部屋に拡散することがあります。健康や美容のために使用している加湿器が、逆効果になってしまうので注意しましょう

タイマーなどの機能

加湿器を選ぶときは、タイマーの機能も確認しておきましょう。タイマーの機能は、使用してから1時間、2時間、4時間後に運転を停止させることや稼働させる機能になります。睡眠中や過剰に加湿するのを防止するときに、使用するのがタイマー機能です

また、高性能な自動運転機能が搭載されているタイプであれば、事前に設定しておいた湿度や室温に達すると自動で運転が停止するので、温度や湿度調整のためのタイマーは不要になります。自動運転機能の有無も合わせて確認しておきましょう。

加湿器の種類ごとの特性から選ぶ

加湿器には、スチーム式と気化式と超音波式とハイブリッド式の4種類があります。それぞれの加湿方式によって特性は変わるため、加湿を選ぶときは4つのタイプの違いを知っておくことが大事です。加湿方式が変わるだけで加湿能力や電気代が大きく変わるため、自分にあった加湿方式の加湿器を選んでいきましょう

スチーム式加湿器の特徴


スチーム方式の加湿器は、沸騰させた蒸気を使用して加湿するのが特徴です。熱を発生させて加湿させるのが、他の加湿器との大きな違いになります。ここでは、スチーム方式の加湿器の特徴についてみていきましょう。

もっともパワフル

スチーム方式は、勢いよく水蒸気が出てくるため、加湿効果が高くもっともパワフルです。

スチーム方式は、加湿器の中にヒーターが搭載されており、水をヒーターで熱して水蒸気にして湿度を上げる仕組みになります。蒸気は暖かくて軽いため、空間の上部からまんべんなく加湿させていけるのがメリットです

加湿するまで時間がかかる

スチーム方式の加湿器は、ミストが照射できるようになるまでに時間がかかります。これはヒーターで水を温める時間が必要だからです。沸騰させることができれば、その後はどんどん加湿ができますが、すぐに加湿ができるわけではないので注意しましょう。加湿の時間は一概に言えず、ヒーターの能力や商品電力によって変わってきます。

電気代が高い

スチーム方式は加熱させて蒸気を出すタイプなので、加湿効果が高い代わりに電気代は高いです。毎日使い続けた場合、一ヶ月あたりの電気代は1000円前後になります。ただし、電気代が高い代わりに保湿効果が高いことや暖房効果があることを考慮すると、電気代の高さ=デメリットとは言えない部分もあるでしょう

室内の温度も上がる

スチーム方式の加湿器は、水を沸騰させて発生する蒸気を空間に放出するため、室内の温度は上がります。冬時期の低温で空気が乾燥する時期に使用する場合、室内の温度が上がる効果はメリットが大きいでしょう。室内の湿度を適正に保つだけでなく、室温を保つ場合にもスチーム方式の加湿器は重宝します。

超音波式加湿器の特徴


超音波式の加湿器はコスパに優れており、アロマを使えるタイプも数多くあります。また、おしゃれなデザインが多くインテリアにもなるのが特徴です。ここでは、超音波式の加湿器の特徴についてみていきましょう。

おしゃれでインテリア性の高いデザイン

超音波式の加湿器は、オシャレでインテリア性のデザインが多い特徴があります。超音波式は超音波を発生させる装置と水を入れるタンクがあればいいので、設計をする上でコンパクトな形状を実現させることが可能です。デザインを柔軟に変えることができるため、おしゃれでインテリア性の高いデザインを実現することができるでしょう

また、USB電源の車内用やオフィス用の加湿器も超音波式に多くあります。持ち運びができる加湿器のデザイン性も高いのが特徴です。デザイン重視で加湿器を選ぶ場合は、超音波式がよいでしょう。

本体価格が安い

超音波式の加湿器は、本体価格が安い特徴があります。比較的小型なことに加えて、必要な機能も多くないためです。ただし、アロマの機能や空気清浄器の機能が付加されているタイプになると金額は上がるので注意しましょう。シンプル機能のタイプと多機能タイプでは、大きく価格が異なるのも特長になります。

アロマと併用できる商品が多い

超音波式の加湿器の中には、アロマを併用できる商品が数多くあるのも特長です。アロマオイルを垂らすことで、アロマの香りが漂うミストを発生させて空間に素敵な香りを拡散できます。コンパクトタイプであれば、卓上アロマとして使用することも可能でしょう。加湿器の製品によっては、専用アロマが付加されているものもあります。

火傷などのリスクがなく安全

超音波式は超音波を発生させて、水に振動を与えてから加湿させていくタイプです。水蒸気を発生させる過程で熱を発生させることがありません。火傷のリスクがなく、安全に使うことができます。小さい子供がいる家庭や、ペットがいる家庭にも超音波式の加湿器はおすすめです

気化式加湿器の特徴


気化式加湿器は、安全性が高く少ない電力で加湿ができるのが大きなメリットです。一方、加湿能力が小さく、フィルター交換がこまめに必要なデメリットもあります。ここでは、気化式加湿器の特徴についてみていきましょう。

電気代が安い

気化式は濡れたフィルターに風を通して加湿するため、加湿をする工程の中で熱を発生することがありません。使用する電気と言えば、風を送り出すときに発生する電気やモニター、タイマーなどが中心なので、加湿させるために必要な電気はほとんどありません。数ある加湿器の加湿方式の中でも、特に電気代が安いタイプになります

結露しない

気化式タイプの加湿器は、少しずつ湿度を上げて湿度を調整していくため、急激に湿度が上がる場合に比べると結露しにくいメリットがあります。その代わり、加湿能力は高くありません。結露は湿度が100%を超えると発生しますが、温度が低下することでも発生します。

結露するとカビの原因になるため、空気を加湿するよりも健康面ではマイナスです。結露が気になる場合は、結露しにくく温度変化が小さい気化式タイプの加湿器を選びましょう。

安全性が高い

気化式加湿器は、フィルターに風を通して加湿していくため、熱を発生することなく湿度を上げることができます。ヒーターが搭載されているタイプに比べると、安全性は格段に高いと言えるでしょう。もちろん、加湿器から蒸気が噴き出す部分が熱くなることもありません。小さい子供やペットがいる家庭にもおすすめの加湿方式です。

加湿能力が弱い

気化式加湿器は、フィルターに含まれている水分を風で空間に拡散させていくため、他の加湿方式と比較すると加湿能力は低めです。そのため、広い範囲を短時間で加湿させたい場合や、湿度を大幅に上げたいときには不向きになります。また、室温が低いときは加湿能力がさらに低下するため、冬時期に使用する場合は気をつけましょう。

ハイブリット式加湿器の特徴


気化式とヒーター方式がミックスしているハイブリッド式加湿器は、高い加湿効果が期待できます。また、音も静かでランニングコストが安いのも魅力です。ここでは、ハイブリッド式加湿器の特徴についてみていきましょう。

音が静か

ハイブリッド式加湿器は、気化式とヒーター方式を採用していますが、基本的に気化式を使っているため音は静かです。水を沸騰させることやモーターを動かす必要がないためですが、就寝中や赤ちゃんがいる家庭でも音を気にすることなく使うことができるでしょう。他にもハイブリッド式加湿器は静穏設計が施されており、さらに静穏効果は高くなります。

パワーが強い

気化式とヒーター方式のいいところを採用しているのが、ハイブリッド式加湿器なので、ヒーター方式と同じで加湿パワーは強い特徴があります。効率的に広範囲の空間を加湿することができるでしょう。また、ハイブリッド式加湿器はパワーを調整できるタイプが多く、状況に応じて加湿の強さは調整できるので安心です。

電気代のムダを抑えて経済的

ハイブリッド式加湿器はヒーター方式に気化式を組み合わせることで、電気代のムダを抑えることに成功しています。ヒーター方式に比べると、電気代は大幅に安く経済です。ただし、気化式タイプと違って状況に応じてヒーターを使用するため、気化式に比べると電気代は高めになるので注意しましょう。

本体価格が高め

ヒーター方式と気化式を取り入れているタイプになるので、本体価格はそれぞれの方式に比べると高めです。また、加湿器の中で安価で高機能なモデルが多い超音波式の加湿器に比べると、価格が高く感じてしまう感じは否めません。ランニングコストは安いですが、導入コストがかかってしまう点に注意しましょう。

まとめ

加湿器には気化式、ヒーター方式、超音波式、ハイブリッド式があり、それぞれの加湿方式で加湿効果やコストは変わります。どの加湿方式にもメリット、デメリットがあるので、加湿器を使用するシーンや予算、スペースに応じて自分に合った加湿器を選んでいきましょう。