木製食器の魅力
木製の食器には、ガラスや陶器の食器にはない独特の魅力があります。見た目の美しさはもちろんですが、そのほかにも食器としての機能面でも注目されています。そこで、数々の木製食器ならではの魅力をまとめました。
軽くて使いやすい
木製食器の魅力の一つに、軽くて使いやすいという利点があります。食器といえば、木製のほかにもガスや金属や陶磁器などが使われますが、それらよりも軽くて丈夫です。また、熱も伝わりにくいので、熱い汁ものなどの持ち運びも簡単にできるという点が挙げられます。使い勝手の非常に良い素材といえるでしょう。
割れる心配がなく一生使い続けることも可能
木製食器は、基本的に割れる心配がありません。強すぎる負荷を加えることなく大切に使って行けば、一生使い続けることも可能です。
天然素材のために管理にはポイントがあり、後ほど紹介します。しかし、そうしたポイントも決して難しいものではないので、誰でも長く使うことのできる素材といえます。
料理や飲み物が冷めにくい
木製食器は熱伝導率が低いので、料理や飲み物が冷めにくいいという魅力があります。木の熱伝導率は、鉄の500分の1、コンクリートの10分の1といわれています。それだけ熱を伝えないために、熱いものを飲む場合でも手に取って飲むことができます。
また、外気の温度も通しにくいので食べごろの温度を保ちやすいのです。木製の食器のこうした特徴に加えて、多孔性素材の木は空気をたくさん閉じ込めているので一層保温効果があるのです・
木のぬくもりがありお洒落
木製食器は見た目もとてもおしゃれです。木独特のぬくもりが感じられます。科学的に、木肌を手で触るとリラックスできるという点も証明されています。木製の食器は、金属などと違い手の温度を奪うことがありません。そのため、ぬくもりのある優しい手触りに感じます。
木目も人口の模様とは異なる自然の美しさが際立ちますし、どんな部屋にもマッチしやすいすてきな素材といえるでしょう。
木製食器のおすすめブランド3選
木製食器は世の中にたくさんあるものの、特におすすめのブランドを3つ紹介します。どのブランドも木の本来の良さを十分に理解した上で、食器としての可能性を最大限に引き出してくれるブランドといえるでしょう。
まずは、気になったブランドのアイテムから手に入れてみるのはいかがでしょうか。
ACACIA
シンプルかつ機能的なデザインが人気のブランドです。ナチュラルな素材感の魅力を十分に生かし、人体に無害な塗料を使用しているので、安心して使用できます。
ラバーウッドと呼ばれる計画的に植林される木材を使用しており、エコの面でも注目されています。また、価格もリーズナブルなので、どなたでも気軽に使えるブランドといえるでしょう。
薗部産業
職人が一つ一つ丁寧に仕上げて完成させる木製食器が人気のブランドです。一点できるまでに数か月要するものもあり、随所に職人のこだわりが見られます。そのこだわりの一つとして、和洋どんなものを入れても違和感なく様になるお椀があります。
口に当てた時の口当たりもとても優しく、木製食器ならではのぬくもりを感じさせてくれることでしょう。グッドデザイン賞も受賞したこともあり、長年多くの人に愛されている食器ブランドです。
高橋工芸
北海道の木々から造られた器はほかにはない存在感を醸し出します。忙しい毎日の中に、ほっとする瞬間を演出してくれるすてきな食器の数々は、シンプルかつ機能的です。
木の本来の質感を生かしながらも現代的な佇まいを実現しているデザインは、あらゆるインテリアにも溶け込む芸術性を持っています。
ACACIAのおすすめ木製食器3選
ACACIAは体に無害な塗料を用い、木本来の木目の美しさを引き出すブランドとして人気です。リーズナブルな点も魅力でしょう。ラインナップも様々ありますが、どれもシンプルかつ機能的です。いつも使うものだからこそ、上質な使用感を体験したいという方にぴったりのアイテムをご紹介します。
ACACIA ウッドプレート
木目が美しく、様々な用途に使用できるウッドプレートです。ナチュラルな木目から、6種類の淡い色合いのカラーがそろっています。器を乗せてプレートとして使うのも良いですし、直接料理を乗せて使うのもおすすめです。
笏食している塗料も人体に無害で赤ちゃんが使っても安心です。とても軽いので、女性でも扱いやすいプレートといえるでしょう。
ACACIA ラウンドボード
おしゃれな取っ手が特徴的なプレートです。そのまま食材を乗せて、お皿代わりに使ってもおしゃれです。木製独特の柔らかさが包丁を傷めることがなく、高級な包丁でも安心して使えます。
乾きも早いので、清潔に管理しやすいというのもうれしいところです。テーブルの上で、チーズやソーセージを切って使うにも、使いやすいサイズ感で人気があります。
ACACIA カフェ プレート
3つの区切りがある使いやすいプレートです。主食、野菜、デザートなど、料理に合わせて区切りを使うことができます。好きなものを少しずつ組み合わせて盛り付けができるので、ブランチにも最適なデザインといえるでしょう。ワンプレートですので洗い物を少なくできるというメリットもあり、使い勝手の良さが注目されています。
薗部産業のおすすめ木製食器3選
園部産業は何といっても職人のこだわりが反映された丁寧な作品が魅力です。デザインだけではなく、木の持つ素晴らしい特性を十分に発揮できるような使い心地も考え抜かれています。そこで、ぜひ揃えたいと思わせる魅力的なアイテムをまとめました。
銘木椀 さくら
手にすっぽりと収まるかわいらしい曲線が魅力的なアイテムです。1996年にグッドデザイン賞を受賞しており、シンプルさとナチュラルさが人気です。毎日使用するベーシックな食器として長年愛用できるでしょう。
木の使う部分によって木目の違いも楽しむことができ、同じものが2つとない天然素材の魅力を味わえます。
クラフト木の実 メープルカトラリーおかゆスプーン
木製ならではの優しい口当たりを実現したスプーンです。軽くて使いやすく、赤ちゃんにも安心です。一つ1000円ほどですので、複数集めるとそれなりの価格にはなりますが、手に取った時にはその品質の良さに驚くことでしょう。毎日口に入れるスプーンだからこそ、安心の素材のものをお探しの方におすすめです。
CRAFT KONOMI/Myはしセット
マイ箸でいつものランチタイムをちょっと豪華にしてみるのはいかがでしょうか。箸セットはシンプルな素材で持ち運びもしやすく、お弁当にぴったりです。
全て日本製の木が使われ、職人が手作りしています。太さも絶妙で、しっくりと手に馴染むことでしょう。サイズが2種類ありますので、ご自分の手の大きさに応じて選べます。
高橋工芸のおすすめ木製食器3選
北海道の木々を使った木製食器づくりを得意とする高橋工芸。その中でも人気のアイテムを3つ見てみましょう。
【高橋工芸】 Kakudo45°木のバターケースチェリー
どの角度も柔らかく角丸にされているので、優しいディティールが魅力的な逸品です。市販のバターが1本分丁度入る大きさですので使いやすさも魅力です。バターナイフもついているので統一感もばっちりといえるでしょう。
すてきなデザインゆえに、バター以外にも小物を収納するケースとしてもおしゃれにまとまります。
【高橋工芸】 Cara プレート25
とてもシンプルに気を薄く削って仕上げられたプレートです。周囲が少し高くなっているので、お皿として様々な料理を盛り付けることができます。また、アクセサリーなどを乗せておくプレートとして使ってもおしゃれです。
シンプルなデザインかつ、軽くて扱いやすいため、様々な用途に使えるアイテムといえるでしょう。
木製食器の扱い方
木製食器の美しさをいつまでも持続させるためには、管理のいくつかのポイントがあります。陶器の食器では特に問題ないことでも、木製の食器に行うと破損の原因にもなることがありますので、うっかりしないように十分に注意しましょう。基本的ないくつかのポイントをまとめました。
使った後はしっかり乾燥させて
木製食器は使った後にしっかりと乾燥させるのが管理のポイントです。食器用洗剤で洗うことは全く問題ありません。
ただし、食洗器を使うと、破損したり、美しい木のツヤがなくなったりする可能性もあります。洗い終わったら、すぐに水分を拭きとって、風通しの良いところで乾かしましょう。日陰で乾燥させるなら日焼けの心配もありません。しっかりと乾かせばカビを発生させることもなく、いつまでも衛生的に使えるでしょう。
冷蔵庫は避けたほうがベター
木製食器はできるだけ冷蔵庫での使用もやめましょう。理由は、木製食器は極端な温度変化に弱いからです。
冷蔵庫の中と、常温での温度差は木製食器にとっては負担となります。また、冷蔵庫の中は極度に乾燥します。そのため、木製食器にひびが入ってしまったり、塗装がはがれてしまったりするということになりかねないのです。
電子レンジは基本NG
木製食器は基本的に電子レンジでは使用してはいけません。うっかり電子レンジを使用してしまうと、木材が持つ水分や空洞が熱で膨張する可能性があるからです。
膨張するとひびが入ってしまいます。ほとんどの木製食器には電子レンジ不可の表記がありますのでよく確認しましょう。しかし、中にはPET素材にウッド調プレートをあしらったアイテムもあり、電子レンジで使用できるものもあります。
少量の油でツヤを取り戻す
木製食器のツヤは使用しているたびになくなっていきます。表面が白っぽくなり、本来の美しさが損なわれてしまうのです。なぜこのようなことが起こるかというと、油分が不足してしまうからです。
このような時には、家庭にあるオリーブオイルなどを少しだけ、食器全体に馴染ませるように塗ってみましょう。その後、日陰でしっかり乾燥させます。そうすれば、購入したときと同じような本来の美しさを取り戻せます。
まとめ
木製食器の美しい木目、使いやすさ、安全性は他の食器にはない独特の魅力を作り出しています。目視絵食器を食卓に取り入れることによって、よりほっとするひと時を作るのはいかがでしょうか。インテリアとしても成立するデザイン性も楽しんでいきましょう。