テアニンの効果とは?適切な使い方も紹介します

テアニンという物質を聞いたことがあるでしょうか。実は、テアニンとはお茶独自の成分であり、植物の中でもお茶とその周りの植物にしか見つかっていない珍しい化合物です。

テアニンにはたくさんの栄養素が含まれており、それが「お茶が健康にいい」といわれる由縁の一つです。

今回は、

  • テアニンに期待できる主な効果
  • テアニンのおすすめの摂取方法
  • テアニンを摂取するときの注意点

についてご紹介したいと思います。ぜひ参考にてみてくださいね。

テアニンに期待できる主な効果

良質な緑茶や紅茶を飲むとうまみを感じるのは、テアニンの力です。テアニンはお茶のうまみ成分の一つで、わずかに甘みがあります。テアニンの効果や効率的にテアニンを摂取する方法について知っておきましょう。

気分をリラックスさせる

テアニンには、気分をリラックスさせる効果があります。テアニンには脳のα波という、リラックスしているときに出る脳波を増やすという働きがあります。

テアニンによってα波が増えることで、気分をリラックスすることができます。また、ストレスなどで脳がつかれているとき、興奮しすぎて中々寝られないときなども、テアニンを摂取することで気持ちを落ち着かせてくれる効果が期待できます。

睡眠の質を改善する

テアニンには睡眠の質を改善する働きがありますので、多くの睡眠導入剤などにも利用されていることが多いです。だからといってテアニンを摂取すれば眠たくなるものではなく、むしろ日中の眠気を抑制する作用もあります。

テアニンにはα波を増やす働きがありますが、Θ波を抑制する働きもあります。Θ波とは、うとうとしているときに出る脳波です。テアニンを摂取することで、うとうととした浅い眠りではなく、深い眠りにいざなうことができると言われています

毛髪のダメージを補修する

テアニンはアミノ酸の一種です。テアニンには毛髪のダメージを補修する働きがあるのも最近になって知られてきています。テアニンは傷んだ毛先に作用し、傷んだ毛先が失ったタンパクを補修してくれます。そのため、つややかな毛先にしてくれます。

だからといってお茶をたくさん飲むと美髪になるわけではありません。テアニンが配合されたシャンプーやトリートメントなどを使って毛先を修復するのがよいでしょう。

テアニンのおすすめの摂取方法

テアニンは、お茶をがぶがぶ飲めばよいというものではありません。テアニンは摂取されると小腸で吸収され、身体に良い影響をもたらしますが、テアニンはうまみ成分であり、渋み成分であるタンニンとはまた違うものです。

そのため、テアニンをたくさん摂ろうと思うと、注意しなければならないことがあります。テアニンを効率的に摂取する方法について抑えておきましょう。

新芽を摘んで作られる新茶を飲む

テアニンは、お茶の葉に運ばれたあと、タンニンなどのカテキン類に変化します。その過程でうまみが渋みに変わるのですが、テアニンをなるべく摂ろうと思うと、まだ日光にあまりあたり切っていない新芽を摘んで作られる新茶を飲むとよいです。

一番茶にたくさん含まれており、二番茶、三番茶になると含有量も減ってきますので、新茶の一番茶がよいでしょう。また、テアニンは日光に当たっていないときに作られていますので、玉露茶やかぶせ茶などでしたら、テアニンがたくさん取れます。

60度くらいの低い温度のお湯でお茶を淹れる

お茶

テアニンはカテキンよりも低い温度で抽出されます。ですので、お茶を抽出するときは温度が熱くなりすぎないようにしましょう。

ぬるめのお湯で入れることでテアニンの成分を確実に摂取できると言われています。適温は60度くらいになりますが、60度くらいまで冷ましたお湯でゆっくりとていねいに抽出するとよいでしょう。特に品質の良い玉露などの新芽にテアニンが豊富に含まれています。

サプリメントを利用する

効率よくテアニンを摂ろうと思うのであれば、サプリメントを利用するのも一つの方法です。カテキンとなる前のテアニンを摂ろうと思うと、玉露や抹茶などの一番茶で品質の良いお茶を飲まなければなりません。

手間がかかりますのでテアニンが配合されたサプリメントを摂取するのが手っ取り早い方法です。

テアニンを摂取するときの注意点

テアニンはたくさんの栄養効果がありますが、摂取すればするほど良いものでもありません。テアニンを摂取するときの注意点についても抑えておきましょう。

テアニンは、有害な物質ではありませんし健康被害も報告されていませんが、人によっては身体に不調をきたすこともありますので、そういったことについても知っておきましょう。

尿の出が悪くなる

トイレにいる女性

テアニンによる健康被害などは特にありませんが、人によっては、尿の出が悪くなることもあります。なぜなら、カフェインには利尿作用がありますが、テアニンはそれを抑える作用が認められるからです。

テアニンは飲み過ぎると尿の出が悪くなりますが、それを利用して頻尿の人にとっては夜中のトイレ回数を抑えられるなどよいように働きます。尿の出が悪くなったと感じる人は無理に摂取するのをやめましょう。

下痢を起こすことがある

テアニンには、人によっては下痢を起こすこともあります。そのため、飲み過ぎにはくれぐれも注意し、胃腸の調子が悪いときにはテアニンを摂取しないようにしましょう。テアニンによる下痢の症状は軽いものが多いのですが、万が一下痢になってしまった場合はテアニンを中止したほうがよいです。

まとめ

テアニンとは緑茶などに含まれる成分であり、気分をリラックスできる、ストレスを軽減させるなどの効果があります。アミノ酸の一種ですので毛髪のダメージを補修したりする効果もあります。

テアニンを摂取するときには、人によって尿の出が悪くなったり、下痢を引き起こしたりすることがありますので注意が必要です。