どくだみの効果や栄養素は?活用法もご紹介します

どくだみ茶は、苦い特有の臭いが特徴的な植物ですが、含まれている栄養分は豊富です。生薬と言われるだけあって、さまざまな分野で活用されています。
  • どくだみの概要
  • どくだみの栄養
  • どくだみの効果
  • どくだみの活用法
  • どくだみ茶について

をみていきましょう。

どくだみとは?

お茶のイメージが強いどくだみは、国内でも多く見かける多年草の植物です。独特な臭いが特徴の植物ですが、古くから薬草として親しまれてきました。ここでは、どくだみの基本的な概要について紹介します。

中国や東南アジア原産の多年草

どくだみは、中国や東南アジア原産の多年草です。独特の薬臭さがある野草で、木の間や家の陰などの半日陰に群生しています。6月から7月にかけて白い花を咲かせますが、独特な臭いとはイメージがかけ離れた美しい花を咲かせるのが特長です。

開花期になると、地上部の草を鎌で刈り取り、紐で束ねて雨が当たらないところで保管していきます。雨が多い東南アジアが原産となっているため、湿度が高い環境を好む植物です。日本でも栽培されており、どくだみを使ったお茶は身近な飲み物の一つと言えるでしょう。

名前の由来は独特の匂い

どくだみは、強い臭いを放つ植物として知られていますが、草全体から臭いが放たれることから毒溜めと呼ばれており、派生してどくだみという名称で呼ばれるようになりました。毒という言葉が使用されているものの、毒とは真逆の健康や美容効果が期待できます。

また、一説には毒を抑えるという意味からどくだみと呼ばれるようになったとも言われています。魚の臭いに似ていることから、外国では魚に関係する名称がいくつもつけられているのが特徴です。

「十薬(じゅうやく)」と呼ばれる生薬

どくだみは十薬と呼ばれる生薬で、日本では漢方としても広く使用されている植物です。10種類の薬効を有しており、古くから解毒のお茶として飲まれてきました。日本固有のげんのしょうこやせんぶりと同じように、経験としてさまざまな効果を得てきたことが伝書に記されています。

どくだみは踏んでしまうと思わず鼻をつまみたくなる臭いがありますが、この苦いニオイにも体に効果的な成分が含まれているのです。健康を目的にどくだみを摂取している人は少なくありません。

女性に嬉しい効果も期待できる

どくだみは臭いが強い植物なので雑草とされていますが、摂取すると女性に嬉しい効果が期待できる薬草です。

お茶として飲んで体の中から美容効果を促すだけでなく、どくだみを直接肌につけて美容効果を期待することもできます。

また、冷え症や貧血のように女性に起こりやすい症状にもどくだみは効果が期待できます。

どくだみの主な栄養成分

どくだみには豊富な栄養成分が含まれており、これらの栄養分が健康や美容効果をもたらします。ラウリルアルデビド・カリウム・マグネシウム・イソクエルシトリの4つが代表的な成分です。ここでは、それぞれの成分の特徴についてみていきましょう。

ラウリルアルデヒド

臭い

どくだみの特有な臭いを発しているのが、ラウリルアルデヒドという成分です。臭いだけだと健康に悪そうなイメージがありますが、この臭い成分には抗菌作用があります。雑菌が体内に侵入するのを抑え、病気になるのを抑制する効果が期待できるでしょう。

また、抗カビ作用があるため、カビが原因で起こる白癬菌やブドウ球菌が原因の症状にも効果が期待できます。どくだみは乾燥させると臭いが無くなりますが、これはラウリルアルデヒドの効果を失うことになるので注意が必要です。

カリウム

カリウムは成人の体内に200gほど含まれており、大部分は細胞内に存在している成分です。ナトリウムと相互作用しながら、細胞の浸透圧を維持することや水分を保持するに欠かせない成分になっています。

カリウムはむくみの原因となっている水分や老廃物を体外に排出すると言われています。

マグネシウム

どくだみには豊富なミネラル分が配合されており、マグネシウムもその一つになります。マグネシウムはカリウムに次いで細胞内液に多く存在しており、多くの酵素を活性化させて、生命を維持するために欠かせない代謝に関与している成分です。マグネシウムは補酵素として、300種類以上の酵素の働きを助けています

イソクエルシトリン

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イソクエルシトリンはトクホアイテムで見かけることが多い成分で、体脂肪を減らすのを助けるとされている成分です。イソクエルシトリンはケルセチン配糖体で、中性脂肪の分解を促すため、ダイエット効果も期待できるでしょう。

また、抗酸化作用やコレステロールの分解、抗炎症作用の効果も期待できます。基本的に副作用のリスクも小さいと言われています。

どくだみの効果

どくだみに含まれる豊富な栄養成分が、健康や美容効果をもたらします。ここでは、どくだみに含有されている栄養分がもたらす具体的な効果についてみていきましょう。

デトックス作用

どくだみに多く含まれるカリウムの働きにより、デトックス効果が期待できます。これはカリウムが体内の毒性物質や老廃物を排泄するためですが、それにより、肌の調子が良くなることや病気になりにくいという効果が期待できるでしょう。

さらに、細胞を老化させる活性酸素を取り除く働きも期待できます。活性酸素が減ると体内の錆を防ぎ、老化予防にもつながるでしょう。また、老廃物を取り除くことができるため、口臭や体臭予防の効果も期待されます。

腸内環境の改善

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どくだみには、腸内に棲息している悪玉細菌を減らす働きが期待できます。

腸内環境は悪玉細菌や善玉細菌のバランスによって成り立ち、悪玉細菌が優位になっていると腸内環境は乱れてしまいます。悪玉細菌を減らして腸内環境を整えるためにも、どくだみを意識的に摂取しましょう。

むくみや冷え症の改善

どくだみを摂取することで冷え症の改善効果やむくみ解消効果が期待できるでしょう。どくだみに含まれているカリウムはむくみの原因の水分を取り除き、マグネシウムが体内の酵素の働きを活発化させます。

また、血行を促進して体が冷えやすい体の末端まで血液を流れやすくして、冷え症の改善効果も期待できるでしょう。体の冷えは万病の元とも言われているため、冷え症を改善することは病気予防にもつながります。特に冷え症になりやすい女性に、どくだみ茶はおすすめです。

美肌効果

どくだみに含まれている栄養分が血行を促進し、肌が必要とする栄養分を届けてくれるでしょう。さらに、肌の新陳代謝を促し、ターンオーバーを正常化させることでも美肌効果が期待できます。

また、ターンオーバーを促すことによってシミ対策にも期待できます。新しい肌に入れ替わるため、シミ予防につながるのです。肌の調子が気になる人やアンチエイジングに興味がある人は、どくだみを摂取する習慣をつけましょう。

どくだみの人気の活用法

どくだみは入浴剤やお茶、化粧水、虫よけスプレーとしても活用されているのが特徴です。ここでは、どくだみの人気の活用法について紹介していきます。

お風呂の入浴剤

どくだみの美肌効果を得る方法として、おすすめするのがどくだみ風呂です。どくだみ成分が配合されている入浴剤をお風呂に入れると、簡単にどくだみ風呂に入ることができます。

どくだみ風呂に入って体を芯から温めることで、お風呂上りの湯冷めを軽減する、代謝を上げてダイエット効果を得るといったことが期待できます。リラックスもできるでしょう。

化粧水

どくだみから抽出されたエキスが配合されている化粧水を肌に浸透させることで、肌の新陳代謝を促して美容効果が期待できるでしょう。

どくだみ成分は刺激が少ないため、敏感肌や乾燥肌の人でも使用しやすいメリットがあります。また、抗菌作用が期待できるので、ニキビが気になる人にもおすすめです。

どくだみ成分が配合されている化粧水は市販でも多く販売されています。市販の化粧水を買うときは他の配合成分に刺激成分がないかどうかを確認しておきましょう。

虫よけスプレー

どくだみから発せられる独特な臭いは、人間だけでなく虫も同じように嫌うので、虫よけスプレーとして使うこともできます。販売されている虫よけスプレーの中にも、どくだみ成分が配合されているタイプは少なくありません。

どくだみ成分由来の虫よけスプレーは、肌にかかる負担が小さいので、子供から高齢者まで幅広い年齢層の人にとって使いやすいでしょう。100均のスプレーボトルに、アルコールでつけたどくだみ水を入れると、虫よけスプレーの自作も可能です。

どくだみ茶

どくだみ茶には豊富なビタミンやミネラルが含有されており、健康や美容効果が期待されます。独特な味ですが、慣れてくるとクセになる人も少なくありません。

どくだみ茶を飲むときの注意点として、腎疾患を患っている人が飲むとリスクがあると言われています。気になる場合は医療機関で相談しておくと安心です。

どくだみ茶なら簡単にどくだみ生活を取り入れられる!

どくだみを効果的に摂取する方法として、おすすめなのがどくだみ茶です。どくだみ茶は簡単に作ることができて、なおかつ高い効果が望めます。ここでは、どくだみ茶を生活に取り入れるコツについてみていきましょう。

急須ややかんですぐ作ることができる

どくだみ茶のメリットは、急須ややかんを使ってすぐに作ることができることです。

急須ややかんでどくだみ茶を作る場合は、1回10〜15gを目安に500〜700gの水で煎じて飲みましょう。また、どくだみ茶の味に飽きてきたときは、ビワ葉やハトムギ、ハブ茶などをブレンドして味を変えるのもおすすめです。

体に直接取り入れるのでダイレクトに効果を感じられる

お茶

どくだみ茶を飲めば、ドクダミの栄養分を体に直接取り入れられるため、効果がダイレクトに感じられるでしょう。

また、普段の飲む用のお茶として飲用することができるため、意識せずに摂取することができるのもメリットです。毎日続けやすく、どくだみの栄養分を効率的に摂取することができるでしょう。

カフェインを含有しないのでいつでも飲める

どくだみ茶のメリットは、カフェインが含有されてないため、誰でも安心して飲めることです。カフェインには興奮作用や利尿作用があり、小さい子供や高齢者、妊婦さんなどの過剰摂取は推奨されません。

夜寝る前に飲んでも目が冴えることがないため、安心して飲むことができます。お茶のカフェインが気になる人は、カフェインが含まれてないどくだみ茶を常用お茶にするとよいでしょう。

温かいものだとより冷え性&むくみに効果的

温かいどくだみ茶は、冷え症やむくみに効果が期待できます。温かいどくだみ茶は血行を促し、体の末端まで血液を流して体温を上昇させ、冷え症の解消してくれると言われています。さらに、代謝を上げて免疫力のアップにもつながるんだとか。

むくみの解消効果が期待できるのは、カリウムによる水分の排泄効果が高まるためです。冷え症やむくみが気になる人は、冷たいどくだみ茶ではなく、温かいどくだみ茶を摂取するようにしましょう。温かい方が胃腸にも優しく、消化器系にかかる負担も小さくなります。

まとめ

どくだみには豊富な栄養分があり、健康や美容面で多くの効果が期待されます。どくだみは身近な植物でありながら、さまざまな活用法があるのも特徴です。高いどくだみの効能を得るためにも、どくだみを生活の中に取り入れていきましょう。